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心の時空

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a day in my life

a0212807_20203185.jpg先夜、唐人町のワインバー「parfum du vin (ワインの馨り)」に立ち寄った際、「袖すりあうも他生の縁」のような出遭いが、ありました。
私の座ったカウンター席に一人の妙齢の女性の方が、いてオーナーの友人でした。
いつものように、映画の話題となり「万引き家族」の話をしたら、その方が、「私、見ました。」と言われましたので感想を伺ったら、彼女の感想は、絶賛する私と少し違った視点でいたってクールなコメントでした。
a0212807_20204384.jpg映画の話は、そこまでで「私にも障害児が、いますから‥」とぽつり、わずか小一時間の短い時間でしたが、別れ際に教えていただいた彼女のブログ「学習障害児を持つ親のブログ」を帰りのバスの中で読み始めたらたいへん興味深いものでした。
先夜は、ひと仕事(JALのCA)終えて、親しい友人のバー(parfum du vin)で寛いでいる時にお遭いしたのでした。
a0212807_20205619.jpg一期一会とは言え、お名前も聞かず短い時間で私が、伺ったのは、東京でご主人と二人のお子さん(息子と娘)と暮らし、息子さんが、学習障害(LD)と分かり、その病気治療をしていることだけでした。
ブロクを拝見すると 家族(忙しいご主人、病気の息子と幼い娘)を抱え、CAの仕事を続けながら、言うことを聞いてくれない息子さん相手に日々奮闘、その深刻なはずの日常生活の喜怒哀a0212807_20210060.jpg楽をリアルな観察力と明晰な洞察力で奮闘する自分を笑い飛ばすように綴られておられます。
ブロクを読んで私は、彼女に遭った時の明るく屈託のない印象と違ったストイックな生活と、自分の現実をそのまま受け入れて即断即決で対応していく姿は、すばらしく(そう言われるのが、きっと彼女は、嫌いであろうこと推察するも)、せめて私にできることは、彼女が、望む「‘学習障害児を持つ親’は、一人で悩まず、a0212807_20211034.jpg親同士ありのままの姿をオープンにして、それを共感できるようにしたい、そのことで学習障害児を持つ親が、少しでも救われるよう自分のブログを拡散して欲しい」との願いを叶えてあげることくらいなので今夜は、彼女のブログを紹介しました。
これを読まれた方で、まわりに‘学習障害児を持つ親’が、いたら、ぜひ彼女のブログを教えてあげて心の支援をして欲しいとa0212807_20220030.jpg思います。
笑うと彼女に怒られるかもしれませんが、「息子の留守番」は、思わず笑ってしまいました。
子育ては、何が、起きるか分からない不測の事態の連続で疲れ果てるけど、子供の仕出かす感動で離れられない(3回見た感動の秀作「ギフテッド」)をふと思い出しました。
発達障害は、大きく3つ、自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD) に分けられてa0212807_20220445.jpgいるとか、いま思えば、私も子供のころ ディスレクシア(読み書き話す障害児)だったような気が、しています。
言語学習障害である ディスレクシア について日本では、ほとんど調査研究が、進んでおらず現在、海外生活や海外留学で初めてそれと分かる日本人の若者もいるとか、旧い世代の中には、還暦や古希を過ぎてディスレクシア症と診断される例もあるのだとか、私のa0212807_20221313.jpg場合、幼児のころ習字教室で字が、書けず直されても注意されてもダメで紙は、真っ黒、小学生のころは、吃音(どもり)のため人前で話せず無口で引っ込み思案(いまの私を知る人は、ウッソーと思うかもしれませんが、本当です)でした。
中学生となり乱筆と併せ、マス目や罫線の中に納まる文字が、書けずひと苦労、良く大学を卒業し就職できたものだと、今更ながら自分の来し方に驚いています。   (花火写真 : 「九州ロマンチック街道」から許可を得て掲載しました。)
a0212807_20221714.jpg私は、ワープロという魔法の文字入力印刷機械の誕生に歓喜し、さらにウィンドウズのマイクロワードの進化に今どれほど助けられていることか ‥ 「檸檬(レモン)」という漢字をスラスラ書けて日本語始め数か国語に精通した言語学者のベルギー人の友人から私は、「読めるのに何で書けないの?」と怪訝そうに言われましたが、そんなこと言われても、と私は、返事に窮しa0212807_20513492.jpgました。
パソコンやスマホのおかげで、結構むずかしい漢字も読むのは、ヘッチャラになりましたが、手書きでは、長い訓練でやっと書けるようになっていた簡単な漢字すら、また書けなくなってきています。
さりとて、一番の変化は、子供のころ ディスレクシア(吃音無口の失語症)だった私が、成長するに従ってディスレクシアと真逆のノンストップ「ハイパーレクシア(おしゃべり)」になったことかなと懐かしんでいます。

# by blues_rock | 2018-08-04 00:04 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(2)
a0212807_17312022.jpga0212807_12585257.jpg私は、日ごろテレビを見ないしラジオも聴かないので世事に疎く、世の中の主な出来事は、一日遅れの新聞記事で知ることになります。
先日の新聞に、福岡県の日本最高齢115歳の方が、ユーモアたっぷりに「死ぬ気がしない」とコメントされている記事を見ました。
私は、まず見出しにさっと目を通し関心ある記事(ニュース、コラム、特集)を食事しながらゆっくり読み、ほとんどが、記憶に残ることは、ありません。
映画紹介の記事だけは、別で、精読しています。
115歳の方の「死ぬ気がしない」は、社会面のごく小さな記事でしたが、目に留まり、いままで‘死ななかった人間’は、一人もいないことを考えると、この方なかなかのユーモアセンスです。
さて、先日1980年代から90年代にかけて卑劣なカルト狂人集団による強殺や無差別サリン殺人事件の犯人で 死刑の確定していた13人の死刑囚(正確には14人であったが、1人獄中自殺)に死刑が、執行されたという記事を見ました。
日本は、法律(刑法)で「死刑制度」を施行している国家であり、現在(いま)も大多数(9割以上)の国民が、「死刑制度の存続」を支持しています。
私の意見とは、相違しますが、「死刑制度の廃止」を唱えて活動するグループもいます。
私と違う見解であってもそれは、それで日本国憲法で保障された「言論の自由」を認め、「死刑制度の存廃」については、幼い感情的な口論ではなく、自由闊達にお互い相手の意見に耳を傾けながら沈着冷静な議論(ディベード)を続け、国民の総意で自分たちが、決めた法律により「死刑制度の改廃」を決定すれば良いと私は、思います。
a0212807_12294254.jpg余談ながら、「原子力発電所」についても同じこと、沈着冷静な議論(ディベード)を続けましょう。
私は、刑法に規定された殺人罪を犯した者に対する裁判の結審で、殺人罪の罰則で極刑となる死刑の判決が、確定したら法の番人である法務大臣は、死刑執行責任者(刑法第475条第1項))として可及的速やかに「特別な理由のない限り6か月以内に死刑が、執行されなければならない」(刑法第475条第2項)を実行して欲しいと思います。
戦中戦前の‘無法な’軍事独裁国家であった旧日本帝国時代ならいざ知らず1945年a0212807_17312409.jpgの敗戦後、今まで「刑の確定した死刑囚に対し6か月以内に死刑執行されたことが、一度もない」という驚くべき法律の軽視に対し私は、日本国家の政治システムに根源的な欠陥が、あると思っています。
法治国家日本の刑法と三審制度の裁判で、現在の日本a0212807_12293862.jpg国民の9割が、支持する(国民総意の)法の死刑制度に則って死刑執行されても諸外国とくにEU諸国(皆なキリスト教国)は、日本(=日本国民)を非難(死刑執行へ抗議)しますが、他の国(=日本)の法律にいちゃもん付けるなど内政干渉も甚だしく、外交上非礼極まるものです。
そういう国に限って国内治安は、悪く、銃による殺人や爆弾テロなどの犯罪a0212807_12590733.jpg国家で殺人事件が、発生すると出動した武装警察の特殊部隊は、一応説得するも問答無用とばかり実力行使(武力)で犯人を射殺してしまいます。
警察が、犠牲のリスクを冒し犯人逮捕しても、その後の長いa0212807_18100709.jpg裁判と悪漢(ギャングやテロ・グループ)仲間の支援および彼らとつるんだ悪徳政治家や高額マネー目当ての辣腕弁護士による司法取引で犯人は、短い刑期ですぐ出所、彼らが、また元の犯罪仲間と組んで、さらなる大きな事件を起こすことを外国の警察は、自国の刑法と裁判システムの不備・不具合を過去の経験則から先刻承知しているので手っ取りa0212807_18101264.jpg早く‘問答無用’の解決をするのでしょう。
ともあれ、他の国の問題は、棚に上げるとしても法が、機能していないような諸国から日本の法律(刑法=死刑制度)についてとやかく言われる筋合いは、なく、ヒトの頭のうえのハエより 自分の頭のうえのハエを追え、です。
このことは、自分の無様(ぶざま)を棚にあげ、ヒトのなり振りばかり、とやかく批判し非難する私たちにも言えること、耳の痛い話です。

# by blues_rock | 2018-08-02 00:02 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
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アメリカ中西部3州に広がるイエロー・ストーン国立公園の野生動物を監視しているハンターのコリー(ジェレミー・レナー 1971~、2008年傑作「ハート・ロッカー」の主人公を名演)は、山中深い雪の中で血を吐いて倒れて
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いる失踪中の少女の死体を発見、すぐに、友人でもある保留地警察署長のベン(グレアム・グリーン 1952~、1990年作品「ダンス・ウィズ・ウルブズ」の酋長役は秀逸でした)に連絡しました。
a0212807_13361872.jpgワイオミング州と周辺2州にまたがるイエロー・ストーン公園内ウインド・リバーでの事件であったため郡警察(保留地は管轄外)でなくFBI(連邦警察)の所管となり新人の女性捜査官ジェーン(エリザベス・オルセン 1989~、2011年「レッド・ライト」に出演)が、一人派遣されました。
a0212807_13381425.jpg遺体を検視した保留地警察の検視官が、暴力の傷痕とレイプの証拠を発見するも死因は、極寒の野外で氷点下(マイナス)30℃の冷気を吸った息が、肺を破壊し出血、その凍結した血による窒息死と報告しました。
死因が、殺人によるものでないので保留地警察は、捜査しない、暴行とレイプが、死因の殺人事件なら所管は、郡警察となるが、保a0212807_13381923.jpg留地ウインド・リバーは、連邦警察FBIの所管であるも死因が、事件性はあるものの氷点下30℃の野外での窒息死なので殺人事件では、捜査できないという法の壁にぶつかりました。
ジェーンは、厳しい環境下の保留地に閉じ込められたインディアンの男性たちが、失業と貧困による絶望感でアルコール中毒やコカインなどの薬物中毒者a0212807_13514708.jpgとなり、やがて若い女性や少女たちの失踪事件(ほとんどの場合レイプ殺人ながら捜査すらされない現実)の容疑者となることを知りました。
当初、四角四面で場違いな新人FBI捜査官ジェーンでしたが、厳しいイエロー・ストーンの大自然を知り尽くしたハンターのコリーに協力を求め、コリーは、法の及ばない保留地内の悲惨なa0212807_13374840.jpg現実をジェーンに見せ、彼女が、法と正義の葛藤の中で次第に変わってくところも見どころの一つです。
シェリダン監督の演出は、明晰(知的)で司法とその法を執行する組織の矛盾を明確に指摘、それに応えた俳優陣の演技が、すばらしいものでした。
とくに沈着冷静ながら憤怒を内に秘めたハンター コリーを演じたジェレミー・レナーが、秀逸でした。
a0212807_13382503.jpgコリーもまた過去に愛娘を失い未解決のまま心に深い苦悩を抱え「犯人は、絶対に許さない」という怨念と悲痛な感情をコントロールし、愛用のスコープ装備の高性能ライフルでまるで獲物を追うように犯人たちを冷静に追い詰めていく終盤のシークエンスは、必見です。
a0212807_13382953.jpgシェリダン監督は、映画の中の犯人たちも通り一遍な凶悪犯という切り口ではなく、社会からも国家からも見棄てられ氷点下30度の過酷な環境の中で娯楽も何もない極限の保留地(無法地帯)で絶望感を抱え生きている様子を描いています。
コリーの親友マーティン(ジル・バーミンガム 1966~、2016年「最後の追跡」)、冒頭に登場し雪原で血を吐いてa0212807_13384472.jpg倒れたマーティンの娘ナンシー(ケルシー・アスビル 1991~)、ナンシーの恋人マット(ジョン・バーンサル 1977~、2016年「ザ・コンサルタント」出演)など名キャストでした。
エンディングの、コリーとマーティンの二人が、並んで座り、自分たちの住んでいる保留地「ウインド・リバー」を眺めるカットは、そこでしか生きる場所のない彼らの「やさしさと希望」を暗示させ、脚本家テイラー・シェリダン監督(上写真)の演出が、冴えるラストシーンです。

# by blues_rock | 2018-08-01 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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現在KBCシネマで公開中のクライム・サスペンスの新作映画「ウインド・リバー」は、今年(2018年)のカンヌ国際映画祭で、たぶん「万引き家族」(4回見ました)とパルムドールを競った作品であろう(候補作品だったのではなa0212807_13132745.jpgいか)と推察、さっそく公開初日に見て来ました。
後ほど詳しく記述しますが、「万引き家族」に比べても映画の質は、敗けず劣らずの傑作でした。
このアメリカ映画「ウインド・リバー」が、すばらしいのは、アメリカ国家と国民多数の意識(現大統領の言動を見ればよく理解できる)が、未開地であった150年前の旧いアメリカ合衆国、南北戦争(1861~1865)による分断国家a0212807_13133187.jpgであった当時のまま、現在(いま)も なお何も変わらない“銃社会”である現実(=絶大な権力をもつ全米ライフル協会は北軍の退役軍人が‘身を護る’ために結成)に加え、先住民のインディアン(彼らはネイティブ・アメリカンと曖昧に呼ばれるのを嫌う)を除き、世界中からの移民を先祖にもつ多民族社会、そして今もなお移民なしでは、成り立たない人工国家の矛盾(他民族・多宗教の多様な価値観が混在しかつ排他し合う国体)を払拭できない大国アメリカが、不治の病(病巣)を癒せない原a0212807_13134504.png因、つまり ‘袖すり合うも他生の縁’ という意識の中で暮らす私たち日本人には、到底想像できないアメリカ国民が、それぞれ相互に抱く不信(疑心暗鬼)を払拭できないところにあります。
アメリカ国民の多くが、見知らぬ隣人(他生)は、敵とみなし常に警戒し、時に殺し合う社会、銃でしか身を守れない国家システム、つまり自己の生存が、自分の責任でしか護れないという国是(合衆国憲法修正第2条)を ‘誰かが護ってくれる’ と安直に信じている私たち日本人にも理解a0212807_13134957.jpgできるよう映画は、ワンシーン、ワンカット、リアルに描いています。
監督は、この「ウインド・リバー」が、監督デビュー作となる名脚本家のテイラー・シェリダン(1970~)です。
シェリダン監督は、アメリカ国家の未成熟を声高に叫ばず、この傑作「ウインド・リバー」で、アメリカの現実を冷徹なリアリズムで表現(演出)、その永遠に続くかもしれない国家としての闇の深さをリアルに喝破(指摘)したびっくり仰天の逸材(天才監督)です。
a0212807_13135598.jpg脚本家としては、カナダの異才ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、2015年に撮った傑作「ボーダー・ライン」の見事な脚本、2016年の「最後の追跡」(日本では劇場未公開、DVDスルーもないなんて、どうかしている)の脚本を書いた脚本家として有名でしたが、脚本を書いて自ら監督(演出)したのは、「ウインド・リバー」が、初めてです。
a0212807_13140036.jpg撮影は、2012年の秀作「ハッシュパピー バスタブ島の少女」ならびに 2014年秀作「カットバンク」の撮影監督 ベン・リチャードソン(1983~)、音楽が、このところ次々に名作の音楽監督を務め、今や名音楽監督になった感のあるオーストラリアのロックミュージシャン ニック・ケイヴ(1957~)が、務めています。
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製作と製作総指揮に20人以上ものプロデューサーが、参加、それくらい多くの映画製作者たちは、脚本家 テイラー・シェリダンの初監督作品に期待していたということの証左でしょう。
a0212807_13145108.jpg映画は、アメリカ中西部 イエロー・ストーン国立公園にある先住民のアメリカインディアン保留地「ウインド・リバー」が、舞台です。
保留地のウインド・リバーで暮らすインディアンの若い娘や少女の失踪事件が、多発するも広大なウインド・リバー(鹿児島県の広さ)の治安は、保留地警察の警察官6名の手に委ねられていました。(後編に続く)

# by blues_rock | 2018-07-31 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_19342008.jpg前回(「軽蔑」)、映画製作のメインスタッフ ‘スクリプター’ について述べましたので今夜シネマの世界は、映画のポストプロダクションの一つ、製作国以外の映画館に配給され上映される時スクリーンに表示される「字幕(サブタイトル)」の翻訳家について書きたいと思います。
先日、韓国ビストロ「七階のナム」の月例食事会に若い友人の新婚夫婦と連れ立って行き、美味しいナムの料理を味わい、センマッコリを飲むほどにいつものように私は、相手のこと委細構わず一方的に‘映画の話(万引き家族の話)’をしていると夫人が、「戸田奈津子という映画の仕事をしている親戚がいる。」と私にぽつり ‥ ん!? とだなつこ、えっ、えー! 戸田奈津子、あの字幕翻訳家の戸田奈津子(1936~)さん!と 彼女の字幕ファンである私は、大興奮、素っ頓狂な叫び声をあげてしまいました。
即刻、夫人に個人情報(戸田奈津子さんとの繋がり、子細ナイショ)を根掘り葉掘り 尋ねました。
旧い時代、映画は、「洋画」か「邦画」の二つのカテゴリーに括られ、「洋画」には、必ず「字幕」が、付いていました。
「字幕」は、今でも必ず付きますが、現在では、日本語に吹き替えた吹替版を上映する映画も多いことから映画館が、掲示板に「字幕版」、「吹替版」と案内しているものの 映画に出演した俳優の声を吹替版で聞くなんa0212807_19344355.jpgぞ ‘愚の骨頂’、名シェフ(名監督)の逸品料理(名作)をマヨネーズや醤油・ソースに浸して食べるような真似(吹替版を見る)は、私にはできませんが、ともあれ各自お好み(comme vous voulez)で映画を見る権利はあります。
とは云申せ、例えば アル・パチーノの声をアル・パチーノ以外の声で聞くなんて 私には、絶対できないこと、名優 アル・パチーノの映画が、死んでしまいます。
ミシュランの高級レストランに喩えて云うなら、「字幕翻訳家」の仕事は、外国映画を「字幕版」にして美味しく観客に饗するベテランサービス係のような存在なので、前述の字幕翻訳家 戸田奈津子さん(1936~)の名前が、映画エンディングクレジットの最後に「字幕 戸田奈津子」と表われると私は、‘やっぱりな’ と妙に納得いたします。
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戸田奈津子さんが、字幕翻訳家としてデビューするのは、1979年の傑作映画「地獄の黙示録」で、それ以来アメリカ(ハリウッド)映画の大作(名作)を中心に、年間50本くらいの字幕を担当しているようです。
a0212807_19352807.jpgとくに戸田奈津子さんの功績は、映画の長いセリフのニュアンスを日本の映画ファンが、字幕を見て瞬時に理解できるよう「1行10文字くらい、2、3行」で伝える技術(戸田節といわれる意訳)を確立したことでしょう。
外国留学や外国駐在の帰国子女(旧い表現かな)が、珍しくない昨今、外国映画の長いセリフを聞いて分かる観客も多く、意訳翻訳の戸田字幕を見て‘誤訳’と指摘する無粋な映画知らず も多いようながら 映画のプロット(長いセリフのニュアンス)を外国語の分からない多くの日本人映画ファンに瞬時に短い字幕で伝えるその難しさを知る戸田奈津子さんは、そういうアホウな戯言(たわごと)を無視、そこが、また彼女の好いところでもあります。
a0212807_19352382.jpg字幕翻訳家の草分けは、清水俊二氏(1906~1988)、その弟子が、戸田奈津子さんです。
7か国語を操る岡枝慎二氏(1929~2005)は、外国語セリフの日本語表示を字幕と呼ばず、愚直に「翻訳」と言い続け、戸田奈津子さんのように独自な(戸田節の)字幕表現をする字幕翻訳家を「蜜派」、岡枝慎二氏のように字幕に独自の色(表現=翻訳スタイル)が、表われるのを嫌い、翻訳にこだわった字幕翻訳家を「水派」と呼んで区分しました。
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近年上映される映画のクレジットでよく見る字幕翻訳家の名前は、戸田奈津子さん始め、菊地浩司氏(1947~)、松浦美奈さん、戸田奈津子さんの教え子岡田壯平氏(1953~、俳優岡田英次の子息)、フランス映画でa0212807_19353136.pngは、古田由紀子さんなどです。
これから AIの字幕翻訳機 も登場するかもしれませんが、映画プロットのニュアンスを理解し、登場人物の言う喜怒哀楽(感情の機微など)の長いセリフを「一行10文字以内2、3行の字幕」にして観客の心に伝えるワザは、やはり聡明な頭脳と血の通った精神構造(エスプリ)をもつ人間の字幕翻訳家でなければ、できない芸当だろうと思います。

# by blues_rock | 2018-07-29 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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1963年のフランス映画「軽蔑」は、第二次世界大戦後のフランス映画に新しい感性(新時代の息吹)を持ち込んだ‘ヌーヴェルヴァーグ’の代表的な監督である鬼才 ジャン=リュック・ゴダール(プロファイル こちら参照)が、
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当時29歳の絶世の美女 ブリジット・バルドー(1934~、BBの愛称で慕われた大女優)を主演女優に迎え撮った哲学的な心理劇映画です。
a0212807_15362134.jpgこの映画「軽蔑」を一言で云うなら年齢的に二十代後半と女性としてフェロモン全開の絶世の美女 ブリジット・バルドー(難しい心理劇を女優としても名演)をじっくり目に焼き付けるために見る映画です。
当時、ゴダール監督も新進気鋭の映画監督として意気軒高、戦前戦中の暗鬱な時代が、終わり戦後の開放的な新しい波(ヌーヴェa0212807_15362681.jpgルヴァーグ)に乗り、1959年に斬新な作品「勝手にしやがれ」を発表、1965年には、異色作「気狂いピエロ」を発表しますが、その前の1963年に撮ったのが、「軽蔑」です。
映画は、古代ギリシャの詩人ホメロスの「オデッセイア」を製作している映画関係者の劇中劇として展開していきます。
a0212807_15365858.jpg劇中の登場人物(脚本家・監督など)のセリフに、ホメロスの叙事詩「オデッセイア」からの引用や賢人たちの名言・箴言などが、頻繁に出てくるので難解のようながらプロットは、相思相愛であった脚本家の妻(ブリジット・バルドー)が、夫の脚本家(ミシェル・ピッコリ 1925~)を突然‘軽蔑’するようになり、そのことで二人の間に起きる事件(エンディング、これが クールです)を描いています。
登場人物は、脚本家夫婦のほかに、製作中の「オデッセイア」の脚本が、難解なので大衆受けをする脚本に書き直せと傲慢な態度でミシェル・ピッコリ演じる脚本家にa0212807_15370238.jpg迫る傲慢にして軽薄なアメリカ人プロデューサー(ジャック・パランス 1919~2006、1987年傑作「バグダッド・カフェ」に出演)と彼の通訳兼秘書の愛人(ジョルジア・モル 1938~、出演時25歳、美人女優ながら30代に引退し写真家となる)、傲慢なプロデューサーの命令を‘柳に風’とばかり、のらりくらりと対応する監督(フリッツ・ラング 1890~1976、オーストリアのサイレント時代の名監督、本人役で出演、ゴダール監督は、助監督としてラング監督の下で働いていた)a0212807_15371590.jpgの三人です。
製作者の一人にイタリアの有名なプロデューサー カルロ・ポンティ(1912~2007、ポンティ夫人は、名女優のソフィア・ローレン)、撮影が、‘ヌーヴェルヴァーグ’を代表する名撮影監督 ラウール・クタール(1924~1916、数多くのゴダール監督作品、トリュフォー監督作品を撮っている)、音楽もこれまたトリュフォー監督作品の音楽監督として名を馳せた作曲家のジョルジュ・ドルリュー(1925~1992)と名匠と名優の名前が、ずらりクレジットに並んでいます。
そのクレジットが、映画の冒頭、ナレーションで紹介されるのもユニークです。
a0212807_15372418.jpg今でこそ映画製作のメイン・スタッフの役割の一つとして「スクリプター(監督の代わりに映画製作の進捗のすべてを管理する記録役=書記、女性に多い)」の名は、良く知られていますが、映画製作現場業務(の職業)として世界的に有名にしたのは、ヌーヴェルヴァーグ映画製a0212807_15372723.jpg作をスクリプターとして陰で支えたフランス人女性のシュザンヌ・シフマン(1929~2001)でした。
日本の偉大な映画監督にも有能な女性スクリプターが、いて 黒澤明監督なら野上照代(1927~)、溝口健二監督には、坂根田鶴子(1904~1975)、伊丹十三監督は、堀北昌子、新藤兼人監督には、白鳥あかね(1932~)といった方々です。
a0212807_16560048.jpg最後に、映画の劇中、たしかラング監督のセリフだったと思いますが、「神が、人間を創ったのではない。 人間が、神を作ったのだ。」というセリフに感動、実にすばらしい箴言でした。
私が、これをフォローするなら「くだらない人間らが、くだらない神を騙(かた)り、収奪、強奪、凌辱、殺戮、そして破壊する。」かな 。  (上写真 : ブリジット・バルドーとゴダール監督)

# by blues_rock | 2018-07-27 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
二十歳のころ、寝食を忘れて油絵を描くことに夢中になり、自室で描けないような大作(50号~100号)は、大学美術部の専用アトリエで描いていましたので制作のため日曜日も含め毎日通学、授業には出席しなかったものの、この大学生活の4年間が、もののけにとり憑かれたように人生で最も集中して絵を描いた時間でした。
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当時は、今のように高性能デジカメやスマホで何でも気楽に撮れる時代ではなく、気になる モチーフが、目に入るとスケッチブックやクロッキー帖を出し写生(デッサン)して記録するしかなく、その分、自分の眼で対象をしっかり観察していました。   (下写真 : 「山口薫の絵」に憧れ「田んぼ」を描いた10号の油絵)
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私の心をかき乱し、‘絵を描くこと’ に熱中させたのが、画家 山口薫の絵でした。
今でも最も敬愛する画家を一人挙げよ、と云われたら「山口薫」と私は、即座に答えます。
しかし、私が、当時描いていた心象風景画は、描けば描くほど山口薫の絵の‘呪縛’から逃れられず、いつしか
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絵具箱を閉じ絵筆を仕舞い 気を紛らわすかのように 漆工芸の「黒田辰秋」・「松田権六」の作品を眺め、若かいころより敬愛する白洲正子さんの美意識と慧眼に改めて触発され古志野や古唐津の茶碗に魅かれ、六古窯古陶の簡潔な美しさに心ときめくようになりました。
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今年になり、私は、押し入れの中にあった二十歳のころの油絵を取り出し改めて眺め、これを漆の変わり塗り(唐塗り)にしてみたいとの衝動に駆られました。
漆の特性や漆芸技法を知らない私は、「今日は 残りの人生 最初の一日」(1999年映画「アメリカン・ビューティ」
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の中のセリフ)と思いながら漆に塗(まみ)れています。

# by blues_rock | 2018-07-25 00:05 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
2017年映画「ザ・ウォール」は、非常に地味な 戦争映画ながら サバイバル・スリラー(あるいは、シチュエーション・スリラー)映画の秀作です。
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監督のダグ・リーマン(1965~)は、‘ジェイソン・ボーン’というジェームス・ボンド(007)以来のスパイ・アクション映画のスーパー・ヒーローを生んだ「ボーン・アイデンティティー」(2002年)で有名になった監督です。
a0212807_04214532.jpg映画は、2007年アメリカ軍が、敵対するフセイン政権打倒のためイラクに侵攻、砂漠に建設中の石油パイプラインの走るその砂漠の戦闘で消滅した村を舞台にしています。
リーマン監督は、新作映画「ザ・ウォール」を わずかに村の面影を残す瓦礫(がれき)の残骸と倒壊寸前の壁(ウォール)の後ろに一人残され、アメリカ兵の間で悪魔の狙撃手として恐れられるイラク軍a0212807_04213718.jpg伝説の狙撃手ジューバ(無線の声だけで姿なし)から狙われる孤立無援の狙撃手アイザック(アーロン・テイラー=ジョンソン 1990~、2016年「ノクターナル・アニマルズ」、2009年「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」の監督で写真家のサム・テイラー=ジョンソン 1967~ は、アーロン夫人)のサバイバルを描いています。
a0212807_04224989.jpg映画は、1時間21分と長編映画にしては短めながら冒頭、全滅した石油パイプライン建設グループ作業員とアメリカ軍援護部隊兵士、数多の死体が、横たわる戦闘現場をアメリカ軍の狙撃手アイザックとマシューズ軍曹(ジョン・シナ 1977~)の二人は、状況把握のため22時間監視、動きがないので現場に近づいたとき突然狙撃されるところから始まります。
a0212807_04225369.jpgマシューズ軍曹が、狙われ、アイザックは、右ヒザを撃たれ、水筒に穴をあけられ無線機を破壊され、崩れそうな壁(ウォール)の後ろにどうにか身を隠しましたが、敵の姿は、見えず狙撃手が、どこに潜んでいるか分かりませんでした。
アイザックが、無線機の部品をつなぎ、どうにか修理したとき、「仲間だ。 すぐに助けに行くから名前とIDをa0212807_04221647.jpg言え。」という男の声を受信しました。
アイザックが、現場の状況を伝え救援を求めているとき彼は、男の話す言葉が、男の言った出身地の訛りと違うことに気付いたアイザックは、声の主(無線の男)が、味方ではないことを知りました。
アイザックが、ジューバの居所を探すために、丁々発止の駆け引きをするシーンやジューバの居所を特定したアイザックとの一対一のa0212807_04403588.jpg狙撃戦は、緊張感に満ちてスリルが、ありました。
イラクの狙撃兵ジューバは、アイザックから聞き出した情報でアメリカ軍の後方部隊へ無線で救援を求め、アイザックが、それは、自分を囮(おとり)にしたジューバの罠(わな)と知り、必死でアメリカ軍のヘリコプター部隊が、現場に近付くのを阻止しようとするシーンエンスは、見どころです。
a0212807_04384756.jpgヘリコプター部隊は、ジューバに狙撃され墜落しますが、映画は、撃墜されたヘリコプター部隊の生き残りを装い、後方にいるアメリカ軍部隊に救援を求めるジューバの声を流して終わります。
ほとんど荒涼した砂漠の映像ながらロシアの若手撮影監督 ロマン・バシャノフ(1980~)が、撮った寂寥とした砂漠のリアリティと緊張感は、すばらしいものでした。

# by blues_rock | 2018-07-23 00:03 | 映画(シネマの世界) | Comments(3)
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福岡伝統芸能文化塾(主宰 「いし原」オーナー 石原恭子さん) 主催の‘狂言会’を 昨夜、大濠公園能楽堂 で観賞しました。
a0212807_17523638.jpg私は、結婚式で 'お謡い' を聴いたことはありましたが、狂言の観賞は、初体験でしたので興味深く観賞いたしました。
演目は、六つ、狂言好きなアマチュアの皆さん方が、福岡伝統芸能文化塾で狂言師の指導を受けての公演(第9回)なので、なかなか本格的なものでした。
私が、とくに印象に残ったのは、袴狂言「茶壷」でした。
その中で茶買人を舞われた方の謡いと仕舞が、すばらしく、私の目を惹きましたので帰り際、石原さんに「舞われた方は、どなたですか?」とお尋ねしたところプロの狂言師(福岡大蔵会 渋田さん、狂言塾の指導者)とお聞きし、とても納得した次第です。
つぎは、能面をつけた能楽(できれば薪能)を見てみたいと思いました。

# by blues_rock | 2018-07-21 17:50 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
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マイケル・クエスタ監督(1963~)の映画は、初めてながら新作の「アメリカン・アサシン」は、スパイアクション映画で、CIAに ‘アサシン(暗殺者)’ としてリクルートされた若者ミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン 1991~)a0212807_15112582.jpgを主人公に、ご多分にもれず、リベンジ(アクション) × CIA × テロ × 核兵器(プルトニウム)と、ベタなプロットながらこの映画が、おもしろいのは、終盤の展開(シークエンス)で「本当に15㌔のプルトニウム型核爆弾」を爆発させたことと、エンディングのクールさです。
a0212807_15112722.jpg早世したアメリカの作家ヴィンス・フリン(1966~2013病没、享年47歳)は、執筆した小説10数冊の主人公すべてをCIAの暗殺者 ‛ミッチ・ラップ’ にしたスパイアクション小説にしています。
「アメリカン・アサシン」のミッチ・ラップは、ポスト ‘ジェイソン・ボーン’ としてシリーズ化されることでしょう。
a0212807_15113050.jpg何せミッチ・ラップを演じるディラン・オブライエンは、まだ27歳、締まったボディといい、マスクといいあと10年数くらい行けるような気がします。
2016年の「ジェイソン・ボーン」に主演したマット・デイモン(1970~)が、今や46歳、先の映画を ‘これが最後のジェイソン・ボーン’ (マット・デイモン以外のジェイソン・ボーンは存在しない) という思いで私は、見ていました。
a0212807_15120407.jpgアラカンのトム・クルーズ(1962~、56歳)は、この夏公開される新作「ミッション・インポッシブル」を主演していますが、年齢的にもうムリ、相変わらずVFXを多用し、グリーン・バックのワイアー・アクションCG(「ミッション・インポッシブル」が、面白かったのは、2作まで)で荒唐無稽なスリルとサスペンスを無理やり演出するなんざぁ、空々しく見ている方は、白けてしまいます。
a0212807_15120810.jpg閑話休題、この「アメリカン・アサシン」の見どころは、実写撮影を多用したリアルな 現実感と体を使ったアクション(主演俳優が若く俊敏でないとムリ)で、主人公のミッチ・ラップを演じた若手俳優 ディラン・オブライエンと CIAの鬼教官スタンを演じたベテラン俳優 マイケル・キートン(1951~)、さらにアラブのテロリストを陰で操a0212807_15122385.jpgる黒幕 ‘ゴースト’ 役の中堅俳優 テイラー・キッチュ(1981~、冷酷な悪役ぶりが秀逸)の三世代名優のコラボレーションにあります。
現実の国家間の戦争リスクとして、地政学的にシリアをはさんで 一触即発のイランとイスラエル、イランとシリアの間にイスラム教義で 犬猿の仲(戦争するくらい深刻)のシーア派イランとスンニ派イラク間の紛争、シリアの北には、トルコ、さらにイラクとトルコの領内広域に、国境を持たない最大民族のクルド人が、それぞれ民族とイスラム宗派の対立を抱えています。
a0212807_15122850.jpgこれに領内地下に埋蔵する膨大な原油の利権、核兵器を保有するイスラエルとそれを支援するアメリカ、イスラエルの隣国シリアと核兵器保有を目論むイランを支援するロシア ‥ こちらの地図をご覧いただき、中近東の地政学的パワー・バランスを頭に入れ、この映画「アメリカン・アサシン」を見ていただくと現実の国際情勢と核兵器によるテロリズムは、a0212807_15124073.jpg絵空事ではないことが、心底実感できると思います。
映画のプロットは、ロシアで盗難に遭ったプルトニウム15㌔が、イタリアの武器商人の仲介でイスラム過激派のテロリストに渡り、イスラエルへの核攻撃を準備するも、黒幕の‘ゴースト’(アメリカに恨み骨髄の元CIAの暗殺者)は、テロリストからプルトニウム・核融合装置を強奪、拉致した物理学者に核兵器を作らa0212807_15124850.jpgせ 地中海にいるアメリカ第6艦隊に攻撃の矛先を変えました。
今まで核爆弾を使用するこの手の映画は、爆発寸前で主人公が、起爆装置を止め、地球(世界)は、救われて 一件落着でしたが、「アメリカン・アサシン」では、プルトニウム15㌔の核が、爆発します。
a0212807_15125012.jpg核爆弾は、海中で爆発し海上の巨大空母始め第6艦隊の全戦艦を海中に引きずり込こもうとする衝撃破の大津波は、必見です。
いまや核爆弾によるテロリズムの発生は、プルトニウムと核融合装置、物理学者が、そろえば、いつどこでも、だれでも容易に核兵器は、作れますから極めて危険な時代です。
ちなみに、アメリカの高校生が、自分で製造した「手作りの小型原子炉」の部品や材料は、近くのホーム・センターとサイト通販でa0212807_16112578.jpg手に入れたそうです。
善良な市民が、理不尽な事件に突然遭遇し不条理な死を迎える、そんな不幸な時代の到来は、善良な一市民ひとり一人の普段の努力で阻止するしかありません。

# by blues_rock | 2018-07-19 00:19 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)