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心の時空

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a day in my life

12月5日の日本経済新聞夕刊コラムに、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、大ヒット、その背景としてクイーンのロック音楽は、オリジナリティが、高いことと、いま世界中で社会的な話題を提供している ‘LGBT’ について、フ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」 大反響_a0212807_17314424.jpg
レディ・マーキュリーの先験的な存在も大きいとありました。
クイーンは、デビュー当時から日本女性のファンが、多く、フレディ・マーキュリーのヴィジュアルなその人気は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」 大反響_a0212807_17315551.jpg今も衰えておらず、クイーンの楽曲を大勢のミュージシャンたちが、カヴァーし歌っているので若い世代にもクイーンの知名度は、高くファン層が、広がっているとなかなかマトを得たコラムでした。
クイーンについては、私も6年半前にブログで、映画のタイトルにもなっている楽曲「ボヘミアン・ラプソディ」のことを、その翌日、クイーンの名ギタリスト ブライアン・メイについて いちファンとして、わが熱き胸のうちを連綿と書いています。
先の拙ブロク、シネマの世界「ボヘミアン・ラプソディ」で、クイーンの4人を演じる俳優たちの熱演と生き写しのようなパフォーマンス
映画「ボヘミアン・ラプソディ」 大反響_a0212807_17315221.jpg
が、感涙ものと映画の印象を書きました。
別な日に掲載された日本経済新聞の映画評論もこのことについて触れ、映画として高く評価していましたので
映画「ボヘミアン・ラプソディ」 大反響_a0212807_17315881.jpg
わが思いと同じとうれしく思いました。
次回は、名ギタリストのブライアン・メイが、神と崇めたエリック・クラプトンのドキュメンタリー映画(これもファン必見、感涙もの)について述べたいと思います。

# by blues_rock | 2018-12-08 00:08 | 音楽(Rock ほか) | Comments(0)
認知症の病名は 4つ_a0212807_07533822.jpg認知症の主な原因疾患は、アルツハイマー病、脳血管障害、レビー小体病、前頭側頭型認知症の4つが、ほとんどながら、他にも3、4つの原因疾患は、あります。
アルツハイマー病患者が、最も多く、おおむね6割以上(3人に2人くらい)を占め、脳内に蓄積したアミロイドβやタウと呼ばれる異常たんぱく質の悪い影響で脳の神経細胞は、死滅しながら減少していきます。
神経が、伝わらなくなると 記憶を司る海馬(かいば)の脳神経細胞に「記憶障害(覚えられない)」、「見当識障害(物や動作が分からない)」や「多動(徘徊する)」など認知症を疾患した人、特有の症状を顕わし始めます。
アルツハイマー病を治す治療は、ありませんが、抗認知症薬を使うことで、病気の進行を抑え遅らせることは、可能です。
認知症は、病名ではなく、まだ病名が、決まっていない認知症症候群の総称で、例えば、風邪にも咳・喉・鼻詰まり・発熱・頭痛など様々な症状が、あるように風邪を引いた患者の症状により医師は、対症療法治療(症状を軽くする治療)しますが、当然、認知症も、その症状(原因疾患)ごとに対症療法の治療となります。(詳しくは、こちらをご参照ください。)  (下写真3枚 : 森の家 の絵画教室で通所の方が、描かれた絵です。)
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認知症は、いま元気な老若男女すべての人にリスクとして共通する「明日は わが身」の病気ながら早期発見し、対症療法の治療をすれば、生涯折り合いを付けて人生を全うできる病気です。
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私が、ブログを書くのは、わが認知症の発症を早期発見するためなので、拙ブログを読まれた方で もしチンプンカンプンの文脈や ヘンテコリンな内容 さらにトンチンカンな意見など‥お気づきになりましたら、私の認知症
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初期周辺症状が、考えられますので慈愛を以って急ぎご連絡くださいますお願い申しあげます。
ともあれ、拙ブログは、私の独断と偏見ばかりの記事ですので、すでに周辺症状が、顕われていますよ、と感じ
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ておられる方もありましょうが、それは、私の生まれつきの性根の悪さゆえ、どうか広い御心でお許しください。
(上写真 : 高齢者在宅介護事業所 森の家 に通われる高齢者の皆さんの俳句、もう一枚あります。)
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(上写真 : 拙作 漆絵「中秋の名月」 横がやや短いA4サイズ)



# by blues_rock | 2018-12-06 00:06 | 高齢者介護(認知症) | Comments(0)
ハンガー  シネマの世界<第902話>_a0212807_07145138.jpgイギリスの名映画監督トニー・スコット(1944~2012没、うつ病による自死)は、画家でしたが、兄リドリー・スコット監督のCM制作会社でコマーシャル・ディレクターとしても活躍、1983年映画「ハンガー」(原題「The Hunger」飢え)は、長編映画初監督作品です。
トニー・スコット監督は、CMで培った細かいカット割りと派手に装飾された映像で個性を発揮、1986年に撮った監督デビュー2作目「トップガン」のヒットで世界的に有名な監督になりました。
他の作品で私の印象に残るのは、1995年「クリムゾン・タイド」、1996年「ザ・ファン」、1998年「エネミー・オブ・アメリカ」、2004年「マイ・ボディガード」、2006年「デジャヴ」、2009年「サブウェイ123」、遺作となる2010年「アンストッパブル」で、いずれも大作にして秀作ばかりです。
ハンガー  シネマの世界<第902話>_a0212807_07183689.jpg「ハンガー」は、吸血鬼(ヴァンパイア)を題材にしたスリラー映画ながら優秀なコマーシャル・ディレクターであったトニー・スコット監督の手にかかるとヴァンパイア・ストーリーも(2018年流行語風に例えると)‘半端ない’くらい華麗かつ斬新な映像美の退廃的スリラーに変身いたします。
主演は、フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴ(1943~)、イギリスのグラムロックミュージシャン デヴィッド・ボウイ(1947~2016)、アメリカの名女優スーザン・ハンガー  シネマの世界<第902話>_a0212807_07190086.jpgサランドン(1946~、1990年「ぼくの美しい人だから」、1991年「テルマ&ルイーズ」)の三人、劇中2カットだけ電話ボックス横の若者役で今や名優のウィレム・デフォー(1955~)が、出演しています。
舞台は、深夜のニューヨーク、不死の生命力を持つヴァンパイアのミリアム(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、生きるために時代ごとに伴侶(同棲する愛人)を見つけ不老不死の血と永遠の美を与えてきました。
ハンガー  シネマの世界<第902話>_a0212807_07314538.jpg伴侶のジョン(デヴィッド・ボウイ)は、ミリアムが、18世紀にヴァンパイアにした愛人で二人は、ニューヨークの豪華な館で、美と贅の限りを尽くし暮らしていました。
しかし、200年以上生きたジョンに突然 老化の兆候が、顕われ始めました。
ジョンは、ミリアムに自分の老化(死の予兆)を訴えますが、とり合ってもらえず、人間の老化について研究している医師のサラ(スーザン・サランドン)ハンガー  シネマの世界<第902話>_a0212807_07311565.jpgを訪ね、自分の老化現象を訴えるも、サラから老人の戯言(たわごと)として扱われ追い返されました。
ジョンの容貌は、急速に衰えてゆき、ミリアムも老化衰退の激しいジョンの後釜としてサラに目を付けました。
美しい吸血鬼(ヴァンパイア)の刹那を三人の美女と美男が、妖しく艶やかに演じています。
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先に退廃的スリラーと述べましたが、さらにもう一つ耽美的ホラーと書き加えたいと思います。

# by blues_rock | 2018-12-04 07:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06491035.jpg福岡市総合図書館映像ホール「シネラ」12月は、インド映画特集です。
12月1日初日は、インド映画の最高傑作である映像作家で映画監督のサタジット・レイ(1921~1992)が、1955年に盟友の撮影監督スブラタ・ミットラ(1930~2001)と共同で撮った初長編映画で映像叙事詩ともいうべき「大地のうた」(原題「Pather Panchali」 ベンガル語で「小さな道の歌」)でした。
レイ監督は、イタリア・ネオレアリズモの名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の1948年作品「自転車泥棒」を見て感動し「大地のうた」の脚本を書き、映画を撮る機会を待ちました。
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06492434.jpgフランスの写真家 アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908~2004)の自然光を生かした作品(映像詩写真)に心酔していたミットラ撮影監督は、レイ監督と出遭い初めて撮った長編映画「大地のうた」(こちらの Pather Panchali をクリックすると美しい映像詩 6分55秒 をご覧いただけます)で才能が、一気に開花、その映像センスは、光ります。
音楽監督をインドの音楽家 ラビ・シャンカール(1920~2012、シタール奏者 アヌーシュカ・シャンカルと ジャズ・大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06492896.jpgミュージシャン ノラ・ジョーンズは、実の娘、ビートルズやローリンングストーンズにインド楽器シタールを指導)が、務めていることも重要なポイントです。
このインド映画「大地のうた」は、1956年ヴェネツィア国際映画祭でグランプリ(金獅子賞)を受賞したほか世界各地の映画祭で数多くの賞を受賞しています。
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06493184.png映画は、1920年代のインド、ベンガル地方の貧しい小さな村が、舞台です。
主人公の家族4人は、その村の朽ちたあばら家で暮らしていました。
父親のハリホル(カナ・バナールジ 1905~1983)、母親のサルバジャヤ(コルナ・バナールジ 1919~2001)、娘のドゥルガ(ウマ・D・グプタ)、息子のオプー(スビル・バナールジ)は、貧しい生活をしていますが、先祖は、インドカースト制の最高位バラモンでした。
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06493862.jpgハリホルは、バラモン教の僧侶となる高等教育をうけながら詩の創作や大衆劇の作家になることを夢見るばかりで定職に就かず、先祖から受け継いできた果樹園も借金のために人手に渡ってしまいました。
妻で母親のサルバジャヤは、家族を養う能力のない夫に我慢しながら貧しさに耐え、二人の子供に1日2度の食事を与え1年に2枚の服を着せることをささやかな望みとして暮らしていました。
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06500987.jpgしかし、ハリホルの親戚という老婆が、同居し貧しい生活は、ますます苦しくなるばかりでした。
そんな母親の気持ちも知らず娘のドゥルガは、食べることだけが、楽しみの老婆のために、人手に渡った果樹園から果物を盗み老婆に与えるので娘のドゥルガは、泥棒扱いされ、サルガジャヤの我慢も限界でした。
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06501214.jpg映画は、父ハリホルへの母サルバジャヤの愚痴と娘ドゥルガの病死をからめながら息子オプーの無垢な目を通して、インド、ベンガルの自然(森羅万象)と貧しくとも健気に暮らしていく人間普遍の営み(生死観)を美しく描いています。
借金と極貧から脱出しようと出稼ぎに行き、何か月も帰らない夫ハリホルを待ちながら飢えを凌ぐため家財一切を売り尽くす妻サルバジャヤ、モンスーンの冷たい雨に濡れ肺炎となり高熱で死ぬ娘のドゥルガ、自分のまわり
大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06502447.jpg
で起きるそんな出来事をじっと見つめ幼いながらそして受け入れていくオプー、長い間不在だった父親のハリホルは、愛娘ドゥルガのために新しいサリーを買って帰って来ましたが、母親サルバジャヤの慟哭で、すべ大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06502727.jpgてを察しました。
ハリホルは、先祖代々暮らしてきた土地と夢を捨て都会のベナレスで出直そうと妻サルバジャヤと息子オプーと共に夜明けの道を牛に牽かせた荷車に乗り向かいました。
サタジット・レイ監督の演出とスブラタ・ミットラ撮影監督の静謐なカメラが、実に秀逸です。
インドで歌も踊りもない映画が、上映されるなどそれまで考えられず、まして大ヒットするなど予想外の出来事大地のうた  シネマの世界<第901話>_a0212807_06503995.jpgだったようで「大地のうた」は、インド映画を初めて世界に知らしめた記念すべき名作映画です。

# by blues_rock | 2018-12-02 06:44 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03074362.jpg
漆に囚われ寝ても覚めても 食事していても プールで游いでいても、漆のことばかり考えています。
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03075989.jpg
漆の女神は、私のファムファタル、まるで偏漆狂あるいは変漆者のようで我ながら いささか呆れています。
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03081186.jpg
好きな映画を見る時間も今、漆作業の工程に費やす時間捻出のため少し抑制しています。
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03083341.jpg
金継ぎに夢中になっているころ ‛金継ぎしたくなる器’を見ると無性に壊したくなる衝動に襲われたものですが、
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03084310.jpg
今は ‘金継ぎする価値のある器’ (=ここが肝要)を直したくなるくらいの微熱まで解熱しました。
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03094402.jpg
その分、漆塗りは、木目麗しい(=漆の語源)素材が、目に入ると街なかでも ひと様のウチでも 無性にその素材に
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03095457.jpg
漆を塗りたく(あるいは漆で拭きたく)なるようになりました。
久しぶりの金継ぎ ~ 偏漆狂あるいは変漆者の業(ごう)_a0212807_03101755.jpg
地獄に墜ちるなら 漆地獄が、いいなあ。
11月から町屋ハコザキの金継ぎ工房へ移り、私のファイナル課題である ‘蒔絵’ に挑戦しています。

# by blues_rock | 2018-12-01 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)

by blues_rock