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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:金継ぎ/古美術/漆芸( 210 )

制作していて次の工程に行き詰まるとわが技量の至らなさに気持ちが、沈み爆発しそうになるので「白檀塗」
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を私は、「爆弾塗」と自虐的にシャレて そう呼んでいます。
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まだ完成には、ほど遠いのですが、恥を忍んで制作中の「木胎漆変わり塗り四角平皿( 裏に「=」のゲタ高台)」
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2枚をあえて掲載しました。 (上下写真 : 変り塗りの表と裏)
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どなたか この白檀塗のグレード・アップ法をアドバイスくださると光栄です。

by blues_rock | 2019-03-13 00:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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‘行書体の祖’王羲之(303~361)は、「書」を芸術にまで高めた書家として、夙(つと)に有名、普遍の存在です。
a0212807_08310587.jpg古代の中国のみならず日本でも奈良時代よりすべての書家が、王羲之の書を御手本にしてきたと伝わります。
過って古代中国(隋から清まで)の王朝に仕える科挙(高級官僚の雇用試験)では、王羲之の書体で答案しないと不合格だったそうです。
さて、私は、刻苧で直した古唐津茶碗に「心」の高蒔絵をしたいと王羲之の書から‘心’の漢字を探しましたら、二つの異なった書体の「心」を発見しました。
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一つは、行書体で、もう一つが、草書体と思われます。
a0212807_08310866.jpgまず一つ、王羲之の行書による「心」を‘青貝と梨子地銀’直しの古唐津茶碗(武雄系古唐津茶碗)に高蒔絵(初高蒔絵作品です)しました。
もう一つの草書の「心」は、‘呂漆塗立て’直しの古唐津茶碗(古山瀬窯茶碗)に高蒔絵しようと思っています。

by blues_rock | 2019-03-03 00:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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いま、陶土(つち)と轆轤(ロクロ)に翻弄されながらも、なんとか 真っ当な陶胎漆茶碗や陶胎漆器の「陶胎」を焼成したいの一念で奮闘中です。
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ロクロの前に座ることなど考えもしなかったのに、ロクロで作陶始めて間もなく一年、手捻り(紐作り)とは、異次元のロクロでの作陶に「こんなはずではなかった」へたり込んでいます。
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陶土とロクロの連合軍は、手強い相手で悪戦苦闘しています。
二年前、福岡市西区徳永の山中(と云っても徳永の交差点から1㌔ですが)にある玄洋窯の名陶工である冨永
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氏に師事し(それから毎週、押しかけ)、初心(うぶ)な気持ちで手捻り(紐作り)していたころの初心に還るために当時の拙作(茶碗好きの茶道知らずが、作陶した 伊賀風の 鉄釉飛び茶碗)を取り出してみました。
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この伊賀風茶碗(経12.5㌢、高さ8㌢、高台経6㌢)に私は、ちょっぴり苦い初恋ブレンド(ファディの初恋バレンタイン・スペシャル・ブレンド)コーヒーを注ぎセルフお点前しました。
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by blues_rock | 2019-03-01 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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根来塗り’の歴史は、古く、本来 根来塗りと云えば、朱色漆器の下から、長年の暮らしで普段使用した証である擦れ(傷み)てできた黒漆の表れを根来塗りと称してきました。
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その艶やかなコントラストの美しさを愛でた古人たちは、その反対のコントラストである黒漆の下から朱の漆が、ほんのり顕われたものは、黒根来と呼ぶようになり、これもまた愛好してきました。
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ならば、と私は、焼き締めた四角反り皿に 朱色漆を幾重も塗り重ね最後に、白漆を塗り固め、磨ぎ出して「白根来」にしてみました。
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‘せせらぎ’のような 反り皿(この皿の銘)表面の陶文様が、この皿の見どころです(とは、ちと自画自賛過ぎかもしれませんが‥)。



by blues_rock | 2019-02-26 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
絞漆(しぼうるし)は、アカデミックな漆芸から見たら少し変わった技法なので ‘変わり塗り’ とも言います。
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豆腐(絹)と漆を混ぜて塗り固めた下地(他にも卵や上新粉でも、また一味違った下地になります)に、色々な漆を塗り重ね磨ぎ出す(ときに錫粉を蒔いて下地を砥ぎ出す)と漆器蒔絵の精巧にして緻密な神業(このストイック
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な世界は魔界)から解放された魅惑的な漆器や漆塗りのいろいろな小道具(箸やかんざし)が、創れます。
いろいろな素材(木・陶・布・紙・竹・皮など)の胎に絞漆(しぼうるし)で自由に漆と戯れる時間は、別格です。
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写真は、上から「木胎マグカップ」、「陶胎茶碗」、「ステンレス胎タンブラー」の絞漆(変わり塗り)です。
もう少し艶っぽく摺り漆しようかなと 思案中 ‥ 離れて眺め、心迷うのも 漆遊び の楽しさです。

by blues_rock | 2019-02-24 06:30 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
普段使っている食器のキズを「色漆直しの金継ぎ」で修理してみました。
普段使いの修理は、色漆による直しが、気楽に出来て重宝です。
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古伊万里の呉須「千鳥文松竹梅窓絵」7寸皿に長く深い窯疵が、ありましたので錆漆で埋め呂色漆で整え浅葱漆で直しました。
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三角反り皿(一辺15㌢)に一箇所、窯疵が、ありましたので錆漆をいれ、全体の色調に合わせコバルト・ブルーの浅葱漆で直しました。
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高蒔絵小菊文の配(あしら)われたアンティーク小皿(経7㌢、たぶん明治期の有田窯)の縁のカケを刻苧で埋めて弁柄漆の下地に白漆で草文を描きました。
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今どきの丸皿ながら縁のカケが、おもしろくパテで元のように成形し呂漆で固め、弁柄漆のうえに白漆の露草文を蒔きました。
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どこにでもあるリキュール・グラスとビール・グラスのステム(軸=持ち手)が、味気ないので朱漆のうえに錫箔微塵粉を蒔き、梨子地漆で固め生正味漆を摺りました。
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木目の美しい四角盆を見つけましたので拭き漆にしました。
五枚が、それぞれ異なった木目で小ぶりながら裏表使える(リバーシブルな)菓子盆です。
a0212807_14250590.jpg犬も歩けば、棒に当たる です。
‘漆目’で街を歩けば、棒だらけ ‥ 時おり百均より安い万円棒(超掘り出し物)に ぶち当たったりするので アンティーク店(ユーズド・ショップ)覗きは、止められません。
コツは、「こんにちは、見せてください。」と気楽に入り‘衝動買い’をしないこと、グッと来る‘超掘り出し物’が、なければ、潔く立ち去ること、これを繰り返していれば‘超掘り出し物’は、向こうからあなたの前に出現します。

by blues_rock | 2019-02-18 00:08 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
私の漆遊戯の新作です。 (下写真3枚、陶胎漆器)
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寝ても覚めても ‥ 漆姫君のことばかり、妄想(イメージ)するとこの恋心を掻き立てます。
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もうそうなると居ても立ってもおられずに、塗る、拭く、蒔く、磨く、の何かをせずには、おれません。
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まさに「遊びをせんとや 生れけむ、戯れせんとや 生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ 動がるれ。a0212807_13165063.jpg(と続き、写真が、結び)」の心境です。
新春のご挨拶が、遅れました。
まだ、春も夏も来ていないのに少し早いご案内ながら、日々是好日をわが口実にして、まったりと暮らす ‘怠け癖’ を今しばらく払拭するために自分の生前葬のつもりで、今年の秋、10月26日土曜日から11月4日月曜日(祭日)まで、クラフトの店「梅屋」(福岡市早良区石釜)ギャラリーKOYAにて「金継ぎ、陶と漆の作品展」を開催いたします。
夏の終わりのころ、詳しいご案内をいたしますが、たぶん最初で最後の個展(玄
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洋窯陶とあすなろ木工の主宰者の友人二人も新作出品で支援予定)なので、ぜひご覧くださりご批評いただけ
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ると光栄です。 (上写真2枚は、金継ぎ、下写真 右が、錫箔粉と青貝の絞漆「八角筒」、左は、小石の文鎮)
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普段、拙ブログは、映画(シネマの世界)が、メインながら今年は、そういう理由(わけ)で「金継ぎ、陶と漆」を多く
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掲載しますので、よかったら気楽にお立ち寄りくださいますようお待ち申しあげます。 (上写真 根来塗)

by blues_rock | 2019-01-19 00:00 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
2018年晦日、今年も拙ブログをご覧くださり ありがとうございました。
玄洋窯の主にして名陶工 冨永氏作陶の「焼締め 壁掛け 花入れ 氷柱(つらら)」です。
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これをお手本にしたものの私の氷柱は、本歌と似ても似つかぬ ‘火山の溶岩片のような氷柱’ になりました。
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私の部屋にある冨永氏作の花器(銘 さざれ石)を普段に弄(いじ)り過ぎたその祟(たた)りでしょう。
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私が、ロクロに専念する前に作陶した「手捻り(紐作り)茶碗」 2碗です。
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上は、伊羅保風の筒茶碗(銘:日の出) 下が、焼締め八角茶碗(銘:日没) です。
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自然乾燥中につぶれたたため放置されている壷を玄洋窯工房で目敏く発見、偏漆狂の私は、古田織部(1543~1615)の書状に「今後これほどのものはできないと思う」とあった安土桃山の古伊賀「破れ袋」(重要文化財)
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川喜多半泥子作「欲袋」のイメージが、妄想のように浮かび、陶胎漆壷にトライしようと冨永氏から譲っていただき無理やり‘素焼き’してもらいました。
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高温度(1200度~)で焼く‘本焼き’には、耐えられそうもない(窯の中で溶け落ち崩壊する)ので、素焼きからの挑戦となりました。 (上写真 : 古伊賀「破れ袋」重要文化財、安土桃山)
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数年の時間をかけて漆で塗り固め、私の遺作にするつもりでトライしますが、途中で壊れて失敗するか、あるいは、私の技量で太刀打ちできないと悟ったら潔く諦めたいと思います。
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(上写真 : 川喜多半泥子 作「欲袋」 金継ぎ 青波文蒔絵)
皆さま方にとって来年2019年が、良い年でありますよう祈念いたします。

by blues_rock | 2018-12-30 00:30 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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変塗りの新作です。
これは、‘白檀塗り’という 変塗り技法のひとつです。
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唐人町のワイン・バー P du V(パファム・デュ・ヴァン)の 焼締め平皿に銀箔で意匠し梨子地漆で拭きあげました。
漆工芸には、多種多様な技法が、ありますので、アイデア(発想)は、湯水のように湧いて出ます。
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これを具現する技術 ‥ これが、なかなか難儀、細長い敷板は、変塗りの、その上が、梨子地銀蒔き のテスト・ピースです。

by blues_rock | 2018-12-24 08:24 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
私は、毎日漆で勝手気ままに遊んでいます。
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革 胎  その昔、スペインを旅行したときに買った厚革のバッグを解体して(上写真)革胎漆器にしています。
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陶 胎  納得のいく陶胎漆器が、百個できたら終わりにしようと思います。
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紙 胎  紙に漆を塗り、強固にして軽い漆器(敷板とぐい吞み)を創ろうと思います。
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竹 胎  竹は、そのままでも美しい素材ですが、漆で拭くと雅で風流な漆器に変身します。
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縄 胎  麻縄やシュロ縄に漆を含ませカタチをつくり脱活乾漆すると縄胎漆器のできあがりです。
縄文人の血(DNA)を受け継いでいる方は、縄胎漆器に挑戦すると魂が、先祖返りすることでしょう。
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布 胎  いま私は、フェルトの布胎で氷柱(つらら)の壁かけ花入れを制作しています。
本歌は、玄洋窯冨永さんの「陶の氷柱花入れ」ながら私のは、フェルトを胎に本歌を写し漆で固めた乾漆
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氷柱の花入れです。
木 胎  いまさら説明するまでもなく漆器のほとんどは、木地(木胎)です。
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刻 苧(こくそ)  高台のある古唐津茶碗の陶片を少しずつ刻苧で固めて復元、再生しています。
漆工芸は、「拭き、塗り、蒔く」と技法のヴァリエーションも豊富、一旦「漆の世界」に足を踏み入れると漆に魂を
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奪われ彷徨う魔界です。
未完成の作品を掲載しましたのは、後日出来上がったものと比較していただきご批判いただくためです。
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刻苧については、こちらをご覧ください。

by blues_rock | 2018-12-16 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(4)