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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:金継ぎ/古美術/漆芸( 204 )

私の漆遊戯の新作です。 (下写真3枚、陶胎漆器)
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寝ても覚めても ‥ 漆姫君のことばかり、妄想(イメージ)するとこの恋心を掻き立てます。
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もうそうなると居ても立ってもおられずに、塗る、拭く、蒔く、磨く、の何かをせずには、おれません。
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まさに「遊びをせんとや 生れけむ、戯れせんとや 生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ 動がるれ。a0212807_13165063.jpg(と続き、写真が、結び)」の心境です。
新春のご挨拶が、遅れました。
まだ、春も夏も来ていないのに少し早いご案内ながら、日々是好日をわが口実にして、まったりと暮らす ‘怠け癖’ を今しばらく払拭するために自分の生前葬のつもりで、今年の秋、10月26日土曜日から11月4日月曜日(祭日)まで、クラフトの店「梅屋」(福岡市早良区石釜)ギャラリーKOYAにて「金継ぎ、陶と漆の作品展」を開催いたします。
夏の終わりのころ、詳しいご案内をいたしますが、たぶん最初で最後の個展(玄
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洋窯陶とあすなろ木工の主宰者の友人二人も新作出品で支援予定)なので、ぜひご覧くださりご批評いただけ
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ると光栄です。 (上写真2枚は、金継ぎ、下写真 右が、錫箔粉と青貝の絞漆「八角筒」、左は、小石の文鎮)
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普段、拙ブログは、映画(シネマの世界)が、メインながら今年は、そういう理由(わけ)で「金継ぎ、陶と漆」を多く
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掲載しますので、よかったら気楽にお立ち寄りくださいますようお待ち申しあげます。 (上写真 根来塗)

by blues_rock | 2019-01-21 00:00 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
2018年晦日、今年も拙ブログをご覧くださり ありがとうございました。
玄洋窯の主にして名陶工 冨永氏作陶の「焼締め 壁掛け 花入れ 氷柱(つらら)」です。
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これをお手本にしたものの私の氷柱は、本歌と似ても似つかぬ ‘火山の溶岩片のような氷柱’ になりました。
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私の部屋にある冨永氏作の花器(銘 さざれ石)を普段に弄(いじ)り過ぎたその祟(たた)りでしょう。
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私が、ロクロに専念する前に作陶した「手捻り(紐作り)茶碗」 2碗です。
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上は、伊羅保風の筒茶碗(銘:日の出) 下が、焼締め八角茶碗(銘:日没) です。
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自然乾燥中につぶれたたため放置されている壷を玄洋窯工房で目敏く発見、偏漆狂の私は、古田織部(1543~1615)の書状に「今後これほどのものはできないと思う」とあった安土桃山の古伊賀「破れ袋」(重要文化財)
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川喜多半泥子作「欲袋」のイメージが、妄想のように浮かび、陶胎漆壷にトライしようと冨永氏から譲っていただき無理やり‘素焼き’してもらいました。
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高温度(1200度~)で焼く‘本焼き’には、耐えられそうもない(窯の中で溶け落ち崩壊する)ので、素焼きからの挑戦となりました。 (上写真 : 古伊賀「破れ袋」重要文化財、安土桃山)
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数年の時間をかけて漆で塗り固め、私の遺作にするつもりでトライしますが、途中で壊れて失敗するか、あるいは、私の技量で太刀打ちできないと悟ったら潔く諦めたいと思います。
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(上写真 : 川喜多半泥子 作「欲袋」 金継ぎ 青波文蒔絵)
皆さま方にとって来年2019年が、良い年でありますよう祈念いたします。

by blues_rock | 2018-12-30 00:30 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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変塗りの新作です。
これは、‘白檀塗り’という 変塗り技法のひとつです。
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唐人町のワイン・バー P du V(パファム・デュ・ヴァン)の 焼締め平皿に銀箔で意匠し梨子地漆で拭きあげました。
漆工芸には、多種多様な技法が、ありますので、アイデア(発想)は、湯水のように湧いて出ます。
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これを具現する技術 ‥ これが、なかなか難儀、細長い敷板は、変塗りの、その上が、梨子地銀蒔き のテスト・ピースです。

by blues_rock | 2018-12-24 08:24 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
私は、毎日漆で勝手気ままに遊んでいます。
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革 胎  その昔、スペインを旅行したときに買った厚革のバッグを解体して(上写真)革胎漆器にしています。
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陶 胎  納得のいく陶胎漆器が、百個できたら終わりにしようと思います。
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紙 胎  紙に漆を塗り、強固にして軽い漆器(敷板とぐい吞み)を創ろうと思います。
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竹 胎  竹は、そのままでも美しい素材ですが、漆で拭くと雅で風流な漆器に変身します。
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縄 胎  麻縄やシュロ縄に漆を含ませカタチをつくり脱活乾漆すると縄胎漆器のできあがりです。
縄文人の血(DNA)を受け継いでいる方は、縄胎漆器に挑戦すると魂が、先祖返りすることでしょう。
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布 胎  いま私は、フェルトの布胎で氷柱(つらら)の壁かけ花入れを制作しています。
本歌は、玄洋窯冨永さんの「陶の氷柱花入れ」ながら私のは、フェルトを胎に本歌を写し漆で固めた乾漆
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氷柱の花入れです。
木 胎  いまさら説明するまでもなく漆器のほとんどは、木地(木胎)です。
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刻 苧(こくそ)  高台のある古唐津茶碗の陶片を少しずつ刻苧で固めて復元、再生しています。
漆工芸は、「拭き、塗り、蒔く」と技法のヴァリエーションも豊富、一旦「漆の世界」に足を踏み入れると漆に魂を
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奪われ彷徨う魔界です。
未完成の作品を掲載しましたのは、後日出来上がったものと比較していただきご批判いただくためです。
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刻苧については、こちらをご覧ください。

by blues_rock | 2018-12-16 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(4)
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漆に囚われ寝ても覚めても 食事していても プールで游いでいても、漆のことばかり考えています。
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漆の女神は、私のファムファタル、まるで偏漆狂あるいは変漆者のようで我ながら いささか呆れています。
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好きな映画を見る時間も今、漆作業の工程に費やす時間捻出のため少し抑制しています。
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金継ぎに夢中になっているころ ‛金継ぎしたくなる器’を見ると無性に壊したくなる衝動に襲われたものですが、
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今は ‘金継ぎする価値のある器’ (=ここが肝要)を直したくなるくらいの微熱まで解熱しました。
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その分、漆塗りは、木目麗しい(=漆の語源)素材が、目に入ると街なかでも ひと様のウチでも 無性にその素材に
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漆を塗りたく(あるいは漆で拭きたく)なるようになりました。
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地獄に墜ちるなら 漆地獄が、いいなあ。
11月から町屋ハコザキの金継ぎ工房へ移り、私のファイナル課題である ‘蒔絵’ に挑戦しています。

by blues_rock | 2018-12-01 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
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私は、先月まで博多漆芸研究所で漆工芸を学んでいました。
その博多漆芸研究所作品展が、国の有形登録文化財指定の箱嶋家住宅で開催され、私の卒業制作展となりました。
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作品展会場の箱嶋家住宅は、福岡市東区馬出の旧唐津街道沿いにあり、築140年の明治初期の旧い家が、当時のまま現存している貴重な住宅文化財でもあります。
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私が、博多漆芸研究所で学んだ一年と一か月、その間に手がけて仕上がった塗り漆、拭き漆、変わり塗り漆、青貝蒔絵漆、陶胎茶碗、漆塗り箸など10数点を出品しました。
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箱嶋家住宅のすぐ近くに史跡大社の筥崎宮が、ありますので、時間に余裕のある方は、作品展(11月2日~4日、13時から17時、最終日16時まで)の後、散歩されると ‘日日是好日’ の好き一日になることと思います。
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床の間に筑前琵琶が、事も無げに立てかけてありました。
時おり、筑前琵琶のコンサートも開催されているそうです。
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最寄り駅は、地下鉄貝塚線 馬出九大病院前で駅から歩いて5分くらい、旧唐津街道沿いの箱嶋家住宅の前と横にコインパーキングが、あり車で来られる方にも便利です。

by blues_rock | 2018-11-03 00:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_15400178.jpgたぶん幕末(江戸末期くらい)のころ、古伊万里の呉須深皿(経15㌢・立て5㌢)を「焼き継ぎ」したものでしょう。
呉須の釉(ブルー)が、少し薄いのは、良質な呉須(コバルト)釉薬が、幕末には、貴重となり 手に入り難くなっていたからと推察します。
三瀬のヴィレッジアンティークでいつものように掘り出し物を探していたら ‘キズ’ というシールに小さく価格を記してある格安古伊万里深皿を発見、キズの直し(接着)の痕跡(あと)が、少し気になったものの購入後、一旦外し、再度 糊漆できれいに繋ぎ直し「金継ぎ」しようと考えました。
深皿の汚れは、一時間ばかり漂白水に浸して中性洗剤で洗うときれいに落ちました。
接着部分を鋭利なカッターで弄ってみると非常に硬質で、いまの接着剤(ボンドなど)の類ではなく‘強固なガラス質のもの’であることが、分かりました。
磁器が、伊万里と呼ばれ一般庶民に高嶺の花であった江戸時代、現在(いま)では もう消滅した特殊な‘金継ぎ技法のひとつ’(金継ぎとは、陶磁器修理技法の総称)で、江戸時代普通であった「焼き継ぎ」の痕跡(あと)と気付きました。
「焼き継ぎ」について興味のある方は、こちら をご覧いただくとして、この貴重な江戸時代の文化遺産「金継ぎ生活史」の証拠品を私が、台無しにしてしまわな
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いよう保存することにしました。
骨董店(アンティーク・ショップ)に立ち寄ってみると時おりこんなレアな掘り出し物に出遭いますから骨董店覗きをなか
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なか止められません。

by blues_rock | 2018-10-28 00:08 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
普段使いのお箸は、どんなものをお使いですか?
私は、自分仕様の漆塗り(下写真)の、シンプルなお箸を普段から使っています。
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どうしても使い勝手の好いお箸を選んで使いますから、長年のうちに箸先が、傷んできますので、気づくとすぐ修理して使い続けています。
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漆のお箸は、きちんと直すと新品同様になりますので、生涯一膳、三度三度の食事を美味しくいただける漆塗りのお箸をお薦めいたします。 (上下の写真 : 「変わり塗り」による漆箸の新作)
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私は、若いお母さんたちにアドバイスしていますが、大切なわが子には、品質の良い子供の手になじむ‘お気に入り’のお箸を使わせて欲しいと思います。
a0212807_10443417.jpgこれもまた大事なことですが、お気に入りの食器でおいしい料理(やがて子供たちにとっておふくろの味になる)を囲み家族団らんで摂る食事、大人なら親しい人たちとの愉快な食事こそ(ミシュラン3☆でもイヤな人たちとの食事は、不味い)人生至福のひと時と私は、思います。
どんなおシャレをした妙齢の美人女性も食事するお箸の所作が、見苦しい(汚い)と百年の恋も一瞬のうちに消えてしまいます。
外食するとずっしり重いプラスチックのお箸、ささくれた割り箸などで食事する機会も多く、それは、仕方ないとしても、ご馳走の値打ちが、半減してしまうのは、残念なことです。
ともあれ、漆塗りのお箸は、一生もの、高額ならずとも‘お気に入り’のお箸を使い続けいつも美味しい食事をしていただきたいと思います。
お箸の食事文化は、アジア圏特有なもので日本のお箸が、今のようになったのは、普段の日本人の食事に欠かせない魚の小骨を箸先で摘まめるように改良されてきたからです。
中国では、竹の箸、木の箸、金属(銀)の箸、高級な象牙の箸など、韓国ならステンレス箸が、主流です。 (右写真 : 制作途中の漆塗り箸)
日本のお箸は、竹と木の素材が、主流ながら、この素材に漆を塗り加飾したお箸(日本の食事文化の象徴)も多く使用され、目にも美しい日本食をさらに美味し
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くいただけるよう箸置き(上写真)と併せ食事の場を演出しています。
箸先は、漆で固めると非常に強固になり漆の抗菌効果ならびに美しさと併せ、その利点が、絶大だからです。

by blues_rock | 2018-09-29 09:29 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
毎週月曜日の午後、玄洋窯でロクロを挽き‘陶胎漆器’用の陶器を作っています。
凍える冬、汗の噴き出す真夏、穏やかな春、爽やかな秋の午後、無心にロクロに向かい陶土(つち)を弄ってい
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ると、あっという間に夕暮れ時を迎えます。  (上写真 : 跳び鉋文 陶胎錫茶碗)
漆芸も陶芸も素人の私が、イメージした(誇大妄想した)作品の完成には、到底至りませんが、‘漆’というファム
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ファタルに憑(とりつ)かれていますので 時間(とき)は、止まったままのように感じられます。
来たる11月2日(金)から4日(日)の3日間、博多町屋住宅文化財「箱嶋邸住宅」ギャラリーで博多漆芸研究所
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の作品展が、開催されますので、拙作の‘陶胎漆器’と‘唐塗り(変わり塗り)の漆塗り箸’の数点を出品しようかなと目下思案中です。
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(上写真3枚 : 玄洋窯ギャラリー内、右側障子向こうが工房)

by blues_rock | 2018-09-23 00:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
今日掲載する器は、三瀬峠のアンティーク・モールや長住のACBユースド・ショップの片隅にあったものを購入、
漆で変身させました。
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中蓋の付いた八角木筒ながら塗りの状態(漆ではない)悪く、サンドペーパーで水研ぎしても木肌が、なかなか現れませんでした。
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内側を黒呂色漆で塗り、外側の上・下を唐塗りにして錫の微塵箔を蒔きました。
つぎは、テニスボールくらいの中央で上・下に分かれる円球の器です。
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香合か何かの容器と推察します。
もう少し透き漆で拭いて光沢を出そうと思っています。
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もう一つ、ウレタン加工された輸入材のサラダボールにサンドペーパーをかけ、ウレタンを砥ぎ落とし、黒呂色漆塗り(見込みに錫微塵箔を蒔いて梨子地)の器にしてみました。
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(付 録) 今年、春の終わり「クラフトの店 梅屋」を訪ね、庭先のテラスに 花入れか何かのために ‛輪切りされた竹筒’が、あったので焼き(伐採竹の油抜き)の色具合といい、小枝の張様といい、たいへん面白いので(ユニーa0212807_10425529.jpgクなので)しげしげ眺めていたら、オーナーから「おもしろいでしょ!? 庭の竹を切って焼いたのよ。 残ったのは、それだけ‥あげましょう。」と言われ、びっくり仰天、ありがたくいただいて来ました。
半年あまり、湿気のない室内で乾燥させましたので、偏漆狂の虫が、ムズムズしてきました。
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時間をかけて「拭き漆 壁掛け竹筒花入れ」(銘「お手あげ」早くも決まり)にしようと思っています。


by blues_rock | 2018-09-15 09:15 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)