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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:金継ぎ/古美術/漆芸( 224 )

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会場への交通図は、こちらの「梅屋ギャラリー KOYA 」をクリックしていただくと地図が、表示されます。
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作品展のご案内は、先日「今は夢、明日は過去~私の金継ぎ、漆と陶の作品展」に掲載いたしましたが、フライ
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ヤーに書き切れない 会場までの交通図(ならびに交通機関と併せ)を詳しくお手元のスマホから フライヤーに
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掲載のQRコードから リンクしていただけるよう再掲いたしました。
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1.会 期 : 令和元年 10月26日(土)から 11月4日(月、祭日)、11時~18時(最終日 17時)まで。
  但し、10月28日(月)、29(火)の両日は、梅屋休日のため休館いたします。
a0212807_20322071.jpg2.会 場 : クラフトの店 梅屋 ギャラリー KOYA福岡市 早良区 石釜 870-1
駐車場有
   * * * * *
10年前、私は、漆工芸の一つである ‘金継ぎ’ を念願かなって始めました。
それ以来、「漆」という縄文時代からの素材に関心をもち、様々な ‘金継ぎ’(器修理の総称)のほか 拭き漆、鞘塗り(唐塗り、変わり塗り)、陶胎・縄胎・布胎・紙胎の乾漆、塗り箸、簪(かんざし)などを制作してきました。
その10年の間にできた作品からご覧いただくに堪える 50点くらいを選び、皆さま方から厳しいご批判をたまわり次のステップにしたく私の「金継ぎ、漆と陶の作品展」を開催いたします。
  * * * * *
本作品展には、私が、日ごろたいへんお世話になっているプロのお二方、陶芸家の冨永保雄さん(福岡市西区)と木工作家(指物a0212807_20324202.jpg師)の井上裕之さん(唐津市)に、ご支援をお願いし友情出品していただきましたので併せてご覧ください。
a0212807_20324841.jpgお二人の作品も併せると 70作品くらい(展示総数 100点余り)になろうかと思います。

掲載写真は、作品展でご覧いただく作品の一部ですが、遠方にお住まいの方(会場に足を運べない方)に先行a0212807_20325813.jpgしてご紹介(映画で云う予告編みたいなもの)したいと思い掲載しました。
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by blues_rock | 2019-09-11 00:00 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
金継ぎ’を初めて10年余りになりますが、未だに試行錯誤しながら 制作しています。
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金継ぎが、上達するためは、‘漆の特性を知る’ 必要が、あります。
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当時、自分が、どうしても金継ぎしたくなるような壊れた古陶や古陶片を探してもなかなか見つからず、偶然見
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つけても、すでにどれも高価なので ならば ‘予め壊れた金継ぎ用の陶器’ を自分で作陶しようと安直に考え、3
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年前、玄洋窯に弟子入りしました。
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さらに「漆を知るために本格的に漆工芸の基本技術(様々な漆工芸の技法と知識)を学び始めたのが、2年前、
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そして1年前から名漆芸家の関野晃平氏(名匠黒田辰秋氏の愛弟子)の元で 漆芸の修業(弟子入り)をされた
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小松知子さん(福岡市東区箱崎で金継ぎ工房と教室主宰)に ‘拭き漆’ と ‘蒔絵’ の指導を受けています。
a0212807_18351938.jpgその10年の集大成(というか恥さらし)を私は、陶芸家の 冨永保雄氏(福岡市で玄洋窯主宰)と 木工家(指物師)の 井上裕之氏(唐津市で木工房あすなろ主宰)お二人のご支援(友情出品)をいただき下記により開催いたします。
もしお時間あれば、お立ち寄りいただき 厳しい眼で、ご批評やご意見、ご感想などをお聞かせくだされば、誠に光栄に存じます。
1.会 期 : 令和元年10月26日(土)~11月4日(月、祭日) ただし、10月28日(月)と29(火)は、休みです。
2.時 間 : 11時か
  ら18時まで(最終日は、17時まで)
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3.場 所 : クラフトの店梅屋 ギャラリー「koya」
  福岡市 早良区 石釜 870-1  梅屋の案内は、こちら をご覧ください。
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4.展示作品の内容 : 古陶(古唐津・初期伊万里・古伊万里)の金継ぎ、拭き漆、陶、布、縄、紙などを胎にした漆器など、さらに玄洋窯冨永氏ならびに木工房あすなろ井上氏の新作数点を友情出品していただきます。
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5.その他 :(1) 駐車場は、会場横にあります。 
        (2) ご希望あれば、販売いたしますので、当日お尋ねください。
a0212807_18380330.jpg会期まで 2か月を切り、少しずつ新作も含め、出品予定の作品を整理中で、50点くらいの展示を予定しています。
会期まで時どき、作品展のご案内も兼ねて拙作をご紹介(すでに手元にないものもありますが)して参りますのでご参考にしていただけたら光栄です。
(備 考)赤い文字をクリックすると記事に入りますので参考にしてください。

by blues_rock | 2019-09-01 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_09324282.jpg超レアのクラシック・カー部品を探し出し、創意工夫しながら自分で修理、整備して愛車にすることを「レストア」というそうで(こちらのコメント欄をご覧ください)、ブログ「九州ロマンチック街道」の方から教えていただきました。
ならば、金継ぎは、まさしく「元祖レストア」で、レストア・スピリットの先祖と称して良いでしょう。
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鎌倉時代に中国から禅宗と伴に、茶の湯の原点である ‘喫茶(きっちゃ)’ が、古代中国の陶磁器と併せて日本(倭国)へ持ち込まれました。
a0212807_09325735.jpg‘唐物’と呼ばれ珍重された古代中国の陶磁器は、全部貴重品(御物)で極めて高価な喫茶道具でした。
金継ぎ」、「古瀬戸筒茶碗 銘 呼継」、「天下の大名物 唐物茶入 談」この三つの例は、このことを今に伝える‘茶の湯レストア’史の良い事例です。
古代の名工(匠)たちが、遺した逸品の茶道具類を修理再生しながら使い続けた茶の湯の先人たちの、レストア精神(美意識)に今改めて敬服いたします。
我が犬棒スピリットは、元祖レストア精神にある、なんて我田引水、子犬の遠吠え(の真似)でした、はい、すみません。

by blues_rock | 2019-08-14 00:04 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(4)
好い新作映画の公開が、続くので私は、上映時間を組み合わせながら、時には、ハシゴをして見ています。
「シネマの世界」で、ご紹介したい作品も多く(見てつまらないと思った作品は、ボツにし)、次々に書き始めたものの、これまた未定稿記事のハシゴしているため、どれもまとまらず、ドツボに嵌(はま)ってしまいました。
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もしかしたら2019年(和風に云えば、令和元年)は、映画の当たり年になるやもしれません。
このことは、2019年大晦日の「シネマの世界」で、私の勘が、当たるか否か、総括したい(全共闘世代が、当時乱用した金科玉条ながら今や死語、同世代の喪失した ‛魂' と同意語の旧い言葉)と思います。
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今夜は、九州ロマンチック街道で拝見したストロベリー・ムーン(こちらに、ストロベリー・ムーンと呼ばれる言葉の由来が、掲載されています)にインスパイアされ制作した漆(変り塗り蒔絵)の ‘ストロベリー・ムーン’ の敷板(使用時は、横向き)です。
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敷板にしてお茶碗とお菓子を置いたら ‘月蝕ムーン’ になるので、漆絵かな、と思案しているところです。

by blues_rock | 2019-07-21 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
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天国と地獄の間にあるのが、煉獄(れんごく)だとか、分かりやすく云うなら‘現世’のことながら、どちらに近いかと云えば、地獄のほうに近いのではないか、と私は、思います。 (写真:上4枚 陶の茶巾絞り かんざし立て)
a0212807_04181889.jpg余談ながら、愚かな宗教の卑劣な指導者らは、酒池肉林のハーレム(わが身の安全地帯)から聖戦なぞとホザき、圧倒的な恐怖心で洗脳した まだ恋も女性の肌も知らない無邪気な青少年たちに神にその命を捧げ、無差別自爆テロで異端者(同じ宗教でも宗派の違う信者たち)や異教徒の女子供たちを神ため(つまり指導者と自らを語る詐欺師らのため)大勢殺せば、天国で100人の処女娘が、お前を迎え、彼女らを自分の妻(もの)にできるとうそぶいて死なせ数多の母親を悲しませています。
a0212807_04182793.jpg先日、私が、見たフランス映画の登場人物のセリフに、自爆テロを「カミカゼ」と はっきりと分かるフランス語で話していましたので 神風特別攻撃隊(自爆死)が、後世に残したインパクトは、相当大きかったようです。
「カミカゼ」とは、先の戦争末期、敗戦が、分かっていながら死んでいった神風特攻隊員のこと、彼らもまた神国ニッポン、現人神天皇の御名で自分の命を捨てさせられ死んでいきました。
いくらその尊厳を御霊(みたま)などと詐称し明治天皇が、建立した(もしかしたらこれは、仏教用語かも、としてもまあ、わが国は、神仏混交だから由としましょう)靖国神社に名誉の戦死したら御柱(お墓)として祀るなどとは愚の骨頂、昭和天皇は、ご自分の祖父が、建立した靖国神社にあの日(東京裁判でA級戦犯とされた合祀された日)以来参拝されなa0212807_04183812.jpgくなり、平成天皇も参拝されず、きっと令和天皇もまた参拝することは、ないでしょう。
なのに、天皇を奉じ天下国家をイケシャアシュアと論じるゲスな国会議員らが、のこのこ靖国に出かけ参拝したり、玉串(たまぐし)料を献金したり ‥ 天皇の臣民を自称しているのにこの面従腹背、何という大ウソつきの愚劣な政治家たちでしょう。
だが、待てよ、彼らを選んだのは、有権者国民なのだから私たち自身が、天に唾しているのでした。
間もなく、参議院選挙、もう天に唾するのは、そろそろ止めませんか?
ともあれ、この二つの死は、決定的に違うと私が、思うことは、二十歳前後で旧制大学の高等教育を受けていた旧日本帝国の若い特攻隊員たちに逃げ場が、なく 当時の愛国スパルタ教育の洗脳以外にも彼らは、古来(いにしえ)より日本男子の
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「武士(もののふ)たれ」という葉隠れ(「武士道は、死ぬことなり」の精神)教育が、徹底的になされていたから「散華=潔い死=決死」の美学に酔うしか生きる道は、ありませんでした。 (上写真 : 伊羅保くらわんか茶碗)
a0212807_04194872.jpg明治維新以前まで切腹が、最高の死であり、武士であること、武士として認められたの証として最大の名誉でした。
明治以降は、この切腹の代わりが、靖国への道(報国殉死)だったわけです。
私は、過去の不幸な戦争犠牲者、そして将来不幸にも紛争や事件に巻き込まれ犠牲になる人たちを想定し、故人の遺言や家族の意思に基づき「国立墓地」に葬るべきと提案いたします。 (下写真: 灰釉ぐい吞み)
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母は、与謝野晶子の「君死にたもふことなかれ」のように、我が子の死など望むはずが、ありません(と思いたいところながら近年これも怪しくなりました。)  (下写真 : 粉引湯呑茶碗 2口)
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閑話休題、煉獄の話が、大脱線していまいました。
私が、玄洋窯に通うようになり早や三年、まだ土殺し、ロクロ、削りのどれもヘナチョコながら拙作の施釉と焼成
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は、窯元の冨永師匠におんぶに抱っこなので「えっ!? これ私の?」と自分でも信じられない傑作ならぬ怪作が、時おり窯から出て来ます。 (上写真:見込み鉄釉、肩と胴を漆、腰から畳付きを土見せにする陶胎茶碗)
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私が、ひとり夜更けに悦に入っても僭越ですので今宵、御開帳いたします。
(上・下写真 : 上は、灰釉のコーヒー・カップ、下が、灰釉彫りぐい吞み)
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下の写真は、冨永師匠に特注して「焼き締め箸置き ムツゴロウ」を3口、作陶してもらいました。
ムツゴロウは、有明海にしか生息しない固有種で、このムツゴロウ特有のユーモラスな表情表現が、とくに難し
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く、私は、「白檀塗り」の箸置きムツゴロウに変身させるべく依頼した次第です。
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「人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて死んじまえ!と 云いますが、ムツゴロウの世界では、はて?
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(備考) 青文字をクリツクすると項目に関連した詳しい記事に飛びます。
      デリケートな内容ですので ぜひご参考にしてください。

by blues_rock | 2019-07-03 03:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_09574666.jpg令和元年、今年もまた博多祇園山笠が、賑々しく始まりました。
博多の街に7つある‘流れ’(地域の山笠グループの呼称)には、自慢の「飾り山笠」が、設えてあり、福岡市民には、夏の風物詩として、観光客(近年外国からの観光客が増加)もまた鎌倉時代から連綿と続く歴史的祭事を愉しんでいるようです。
こっそり云うと私は、福岡市民ながら市内のあまりの混雑に‘どんたく’と‘山笠’の期間中、博多市内に近付かないようにしている不届き者です。
7月1日に始まった博多祇園山笠は、二週間後の7月15日早朝(4時59分)、7つの‘流れ’の舁(か)き手により「追い山笠」が、櫛田神社に奉納されて終わります。
a0212807_09580944.jpg櫛田神社の縁起物(祝めでたの杓文字と箸)が、近くのユースドショップで 超格安(値段は、ナイショ)売られていたので 迷わず購入、根来塗杓文字と漆塗箸に変身させました。
きっと櫛田の神さまも「よか、よか」とお許しくださると思っています。
コンビニ・コーヒーのLサイズ紙カップを胎に細めの麻縄で脱胎乾漆カップを制作しました。
麻縄素材なので滑らず熱もあまり伝わらず、陶のマグカップや金属のタンブラーよりずっと軽いので使いやすいと思います。
カマンベール・チーズの入っていた厚手の紙パックを胎にコーヒーの紙カップ同様脱胎乾漆の根来塗小鉢を制作しました。
竹を編んだ使い捨ての平た
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い器を二つ見つけたので和紙を張り、色合いの異なる根来風(一閑塗)籃胎漆器に仕上げました。
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肌合いの荒れは、‘野趣として’大目に見てください。
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by blues_rock | 2019-07-01 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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島田市を訪ねた初日、単眼鏡片手にどんなことも見逃すまいと緊張し 時間をかけてゆっくり関野晃平さんの漆作品を 一点一点見たせいか、作品展の会場を出るころ 全身の筋肉とくに肩が、やけに硬直(普段、弛緩した生
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活をしているので特にそう感じたのかも知れません)しているので、ホテルにチェックインすると 大井川をバスで遡(さかのぼ)ること約30分、島田市郊外山の中の伊太にある ‘伊太和里の湯’ に行き、帰りのバスの出発まで
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2時間、翌日のために心身を解しました。
島田市は、髪結いの島田髷(しまだまげ)発祥の地として有名で、出土した弥生時代の埴輪からすでに弥a0212807_19465481.jpg生の女性が、島田髷を結っていたことも分かっています。
私たち日本人なら誰でも知っている「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」は、白無垢の花嫁衣裳に不可欠の髪を高結いした高島田髷(たかしまだまげ)としてあまりに有名です。
いま「簪(かんざし)作り」に夢中になっていることが、昂じて私は、島田市の博物館に島田髷(しまだまげ)を見に行ったわけでは、ありません。
a0212807_20060814.jpg前編で述べましたとおり、いま島田市博物館で知る人ぞ知る漆工芸の名匠(故)関野晃平さんの作品を展示した回顧展が、開催されているので、居ても立ってもおられず見に行きました。
6月18日朝のFDAで福岡空港を出発、富士山を左に眺めながら富士山静岡空港に到着すると真っ直ぐ島田市博物館の「関野晃平作品展」へ向かいました。
幸い私のほかに来館者もなく独り占め状態なので単眼鏡片手に一点一点(全35点)じっくり、そしてゆっくり見ました。
翌19日も島田駅前から博物館行きのバス(何せ一時間に一本なので乗り遅れたら一時間のロスタイム)に乗り、まず島田市博物館分館に立ち寄りました。
江戸時代、徳川幕府は、東海道の要所であった大井川に内乱の防衛と治安対策のため、一切橋を掛けさせなa0212807_19470150.jpgかったので島田宿が、大井川越えのビジネスで大繁盛し賑わいました。
その時代の大井川越えの宿場町としての面影が、島田市博物館と分館のまわりには、たくさん残っています。
いま島田市博物館が、建っている場所は、大井川越えの跡地で、博物館分館のあるところが、江戸時代当時の大地主の立派な屋敷跡です。
a0212807_19470762.jpgそして、川越街道筋には、宿場が、ずらり並んでいた(現在、宿跡の家屋だけ)ようです。
私は、島田市が、日本髪島田髷発祥の地とは、知りませんでしたが、博物館には、島田髷の資料と併せ、前述した大井川越えの当時の資料や川越えに使用された道具類も展示されていました。
a0212807_20055181.jpg江戸時代の大地主旧家跡を活用した分館には、版画家 海野光弘(1939~1979没、享年39歳)の版画や明治・大正・昭和の頃に島田市民が、当時の暮らしの中で使っていた旧い仕事道具類や 昔懐かしい生活日用品など民族資料が、ずらりと並んでいました。
島田市博物館からすぐの大井川の広い河川敷に下りて遊歩道を木造の橋としては、世界一長いという蓬莱橋
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(900㍍くらい)まで、3㌔くらい歩き茶屋で島田茶を飲み、ほっこりして帰路に着きました。
関野晃平さんが、お住まいであった伊久美の空は、見に行けませんでしたが、前日に途中の大井川上流 島田
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市郊外の 伊太まで行き、伊太和里温泉の露天風呂から島田の夕焼け空を眺めながら 伊久美の空に想いを馳せました。
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富士山静岡空港の総合案内所ならびに島田駅観光案内所のスタッフ、ホテルのフロント、博物館と分館スタッフ、蓬莱茶屋の方々など、皆さんどの方も親切で、わずか2日間ながら おかげさまで思い出深い島田滞在になa0212807_18343981.jpgり感謝します、ありがとうございました。
そうそう 上の写真は、蓬莱橋茶屋でお土産に買った 'おもしろい' 炭酸飲料です。
富士山ラムネ、しずおか茶 コーラ、みかん コーラくらいは、分かるとしても わさび ジンジャエール 、うなぎ コーラに興味津々、普段 旅行しても手ぶらで帰るのに、ずしりと重いお土産を 自分のため に買いました。
えっ !? お味? まだ飲んでいないので分かりません。

by blues_rock | 2019-06-23 00:03 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(4)
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寡黙にして寡作であった漆工芸家、故関野晃平氏(1943~2014没、享年70歳)の漆作品回顧展が、静岡県島田市博物館で開催されているので ‘関野晃平の作品展は、これが、たぶん最初で最後であろう’と思い何として
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も見たいと思いました。
一泊二日の駆け足旅行でしたが、十年ぶりに乗る飛行機は、過って乗り慣れた福岡空港もリニューアルされ、
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すっかり変わり、搭乗チェックも一段と厳しくうんざりでしたが、私は、一昨年(2017年)秋に京都で見た漆芸の人間無形文化財(人間国宝)黒田辰秋漆作品回顧展を見て非常に感動しましたので 黒田辰秋氏の弟子であっ
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た関野晃平さんの漆作品回顧展も、どうしても見たいと思っていました。
関野さんは、二十代半ばに黒田辰秋氏の螺鈿漆の作品を見て弟子入りし、人間国宝となり忙しくなった師黒田
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辰秋氏のもとで12年間制作に励みました。
その間、師黒田辰秋氏の信頼が、厚い関野さんは、とくに黒田辰秋漆芸の漆と螺鈿制作を担い、このことが、や
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がて ‘秀逸な関野晃平漆作品’ を創りあげることになります。
独立(普通弟子は、3~4年で独立)した関野さんは、生まれ故郷の神奈川県藤沢市に帰り、実家の小屋を工房
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にして制作しますが、漆作品制作に集中専念するため 1999年大井川上流の山深い静岡県島田市伊久美に移住され 亡くなられるまでこの地で、2年に一度、東京で開かれる個展で、その間に制作された20~30点の拭き
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漆、螺鈿漆、沃地漆を発表されました。
生前の関野さんは、名を追わず 無名のまま(記事にされることもイヤだったようで「作品だけを見て欲しい」と作
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品に銘も入れずサインや箱書きもしない関野さんを無我の人と呼ぶ方もいました)、ただ自分の漆器を普段の生活で使用してもらいたいという一念で日々制作に励まれた方でしたが、白洲正子さんは、いち早く関野晃平さ
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んの漆作品を見出し高く評価、「黒田辰秋さんの漆芸には、どこか民芸を感じるが、関野晃平さんの漆芸には、それがない。 今一番の漆芸家である。」と絶賛していました。
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関野さんは、伊久美に借家を借り(工房にし)、分業が、普通の漆工芸の世界で、木地作りから螺鈿(らでん)まで一人で行ない(師であった黒田辰秋氏が、最初の漆芸家と云われている)匠として円熟された70歳のとき生涯a0212807_19214543.jpgを終えられました。
あと10数年お元気で、その稀有な漆工芸の才(魂)を作品(カタチ)にしてもう少し残しておいて欲しかったとファンの私は、願っても叶わぬことをつい考えてしまいます。
私は、美しいものを見ると胸が、ときめきドキドキします。
「ドキドキさせるものが、美しい」とは、白洲正子さんの言葉ですが、芸術品とは、そのどきどきする心(魂)を入れた道具であると私は、信じています。
a0212807_19215432.jpg2日間、2度に亘り、島田市博物館を訪ね、展示された関野晃平さんの作品総数 35点をじっくり堪能させていただきました。
できれば、両手に持って指で漆の感触も味わいたいと思いましたが、これもまた叶わぬ夢でした。 (後編、島田宿叙景に続く)

by blues_rock | 2019-06-22 00:02 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
これが、布胎漆器の壁掛け花入れ 氷柱(つらら)です。
なんだか蓑虫の抜け殻のようなので、銘を「みのむし」にしました。
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1.玄洋窯主人冨永陶工の壁掛け花入れ(無釉焼締め氷柱、下写真)は、まずロクロで造形したものを指とヘラ
 で成形し、無釉で焼締めたセンス抜群の花器です。
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2.上の氷柱型の花入れを ‘本歌’にした私の写しが、下写真の還元焼締めの陶花入れ 銘「さなぎ」です。
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3.本歌の氷柱をお手本に布(フェルト地)の胎で、布胎漆器の花入れ(氷柱)にトライしました。
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4.本歌を紙で型採りしフェルトに写して裁断、それを縫い合わせ漆で、少しずつ塗り固めました。
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5.これを繰り返して半年、できあがりが、できるだけ本歌に似るよう整形しました。
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6.水漏れが、ないか確認し錫粉を蒔き、完全に乾いたら下地を整えます。
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7.最後に梨子地漆で拭いたら氷柱型の布胎漆器花入れ 銘「みのむし」の できあがりです。

by blues_rock | 2019-06-10 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
私は、男でしかも頭髪薄く、自分の髪を結って ‘かんざし’ が、挿せるわけでもないのに、そしてまた年頃の娘や幼い孫娘もいないのに、今せっせと ‘かんざし’ 創りに励んでいます。
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漆で変わり塗りのお箸制作をはじめたのが、きっかけながら、何を隠そう私は、元来、‘かんざし’ フェチで昔、写真で見た外国人女性が、髪を束ね結いあげて お箸を挿したその美しい姿を懐い出し、漆塗り箸を「かんざし
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の一本挿し」に見立て、かんざしにしようと思い付いて制作を始めました。
小野セツローさん(右下写真)の芸術作品のようなかんざしは、私にセンスが、なく無理ですので、遊び心いっぱいのかんa0212807_20153614.jpgざしにしました。
昨年秋、住まい近くの上長尾テラスで 月に一度開催されている ‘癒しカフェ’ で小物アクセサリー作家の女性に冬に備え、寒いベランダで、漆の作業をするときジャマにならないような温かい被り襟巻き(スヌード)を特注、その時彼女が、制作したいろいろな小物のアクセサリー類を見て、かんざし飾りにできないかと提案しました。
そして、4月の癒しカフェで、お互いのテスト・ピースを持ち寄り、「俄かコラボレーションかんざし」の仕上がりをイメージしました。
a0212807_20153265.jpgそこに博多人形絵付け師で日本画家でもありネイリストでもある妙齢の女性が、現れたので 彼女のセンスある緻密な絵と色彩を見て「飛んで火に入る夏の虫」とばかり、私の準備するかんざしの軸に絵を描いてもらうことにしました。
近いうちに ‘三者三様のピース(個性)’ を合体させた ‘コラボレーションかんざし’ が、できると思います、乞うご期待。
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右の写真は、前述の博多人形絵付け師ネイリストが、女性の爪に描くネイルアートの見本です。



by blues_rock | 2019-05-15 00:05 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)