ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

2018年 09月 09日 ( 1 )

a0212807_17272140.jpg
アメリカの作家 ヘンリー・ミラー(1891~1980)が、1934年に発表し処女作にして代表作ともなった「北回帰線(Tropic Of Cancer)」を読んだわけではないので、性愛描写うんぬんは、分かりません(当時アメリカでは、赤
a0212807_17273772.jpg
裸々な性描写が、問題となり発禁)が、名匠フィリップ・カウフマン監督(1936~、1988年作品「存在の耐えられない軽さ」は、映画の最高傑作)の1990年(監督・脚本)作品「ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女(Henry & a0212807_17272717.jpgJune)」は、「北回帰線」を執筆中の無名作家ヘンリー・ミラーと、2番目の妻で女優にして作家のジューン・ミラー(プロファィル不詳)、そしてヘンリー・ミラーの愛人で、銀行家の妻にして性愛作家アナイス・ニン(1903~1977)とジューン・ミラーとの同性愛をアナイス・ニンの無修正日記「愛の日記」(1931~1932)をもとに描いています。
a0212807_17522826.jpgアナイス・ニンは、11歳のときから60年間日記を書き残していることでも 有名で愛人ヘンリー・ミラーとの情事(性愛)や それを隠して彼の妻ジューンとの同性愛、さらに自分の日々のことだけではなく、心の内や創作した小説のこと、当時の著名な作家、芸術家、心理分析家たちなどのことが、書かれていた(彼女と関わった男性たちは、内心a0212807_17531388.jpg穏やかではなく ヒヤヒヤしたでしょうね)そうです。
日本では、8番目の妻で 46歳年下の日本人ジャズシンガー ホキ徳田(1937~)と75歳のとき結婚したことのほうが、ずっと有名でヘンリー・ミラーは、何者であるか ‥、作家であることを知る人のほうが、少ないと推察します。
a0212807_17274015.jpg「ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女」の主人公は、バイセクシャルで「愛の日記」の作者 アナイス・ニンで、ポルトガルの新人女優マリア・デ・メデイロス(1965~、デビュー作品、出演時25歳で美しく魅力的)が、熱演しています。
頭髪のない当時のヘンリー・ミラーを名優のフレッド・ウォード(1942~)、妻のジューンを当時20歳の ユマ・サーマン(1970~、実にa0212807_17530180.png美しい)が、好演しています。
売れない作家で 夫のヘンリーと、パリへ移住したものの収入のない貧しい暮らしに妻のジューンは、金持ちのパトロンに体を売り、二人の生活を支えていましたが、夫ヘンリーとアナイスとの関係を知り、その日を境に二人の前から姿を消しました。
それを知ったアナリスもヘンリーと別れ、銀行家の夫のもとへ戻りました。
a0212807_17392246.jpgヘンリー・ミラーの処女作「北回帰線」に大きな影響を与えたアナリスと銀行家の夫は、ヘンリー・ミラーと生涯友人であったと言いますから 三人とも人生を達観していたのでしょうね。
映画ファン冥利なのは、いま亡き往年の美人女優やいまや押しも押されぬ大女優、ならびに老いたりとはいえ円熟した惚れ惚れする演技を見せてくれa0212807_18033572.jpgる名女優たちの 20代から30代の人生で最も美しかった時代(今でも十分美しい女優もいますが‥)のうっとりする艶姿(女性写真家 蜷川実花は、美しい女性を 国宝であると絶賛、私も同感です)をいつも ‘リアルタイム’ で見ることが、できることです。

by blues_rock | 2018-09-09 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)