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心の時空

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a day in my life

2018年 07月 13日 ( 1 )

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スリラー映画の巨匠 ロマン・ポランスキー監督(1933~、1968年作品「ローズマリーの赤ちゃん」は、スリラー映画の傑作)とミステリー映画の名匠 オリビエ・アサイヤス監督(1955~、2014年作品「アクトレス 女たちの舞a0212807_20140846.jpg台」、2016年作品「パーソナル・ショッパー」ともに秀作ミステリー)二人の鬼才が、共同で脚本を書き、ポランスキー監督は、アサイヤス監督のミステリー性を取り入れた演出で新作「告白小説、その結末」を撮っています。
「告白小説、その結末」のフランス語原題のタイトルは、「D'après une histoire vraie(ある実話の結末)」で、フランスの女性作家 デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガンの小説「デルフィーヌの友情」が、ベースになっていて主人公も女性作家でデルフィーヌa0212807_20141654.jpg(エマニュエル・セニエ 1966~、ポランスキー監督夫人)という名前です。
スランプと鬱病に苦しむ作家のデルフィーヌに絡むのが、彼女の‘熱烈なファン’で最大の理解者と自称、著名人のゴーストライターを仕事にしているというエル(エヴァ・グリーン 1980~、2006年「007 カジノ・ロワイヤル」の美しさは抜群)です。
a0212807_20143687.jpgポランスキー監督もそういえば、2010年にスリラー映画「ゴーストライター」を撮っています。
このミステリー映画「告白小説、その結末」は、作家デルフィーヌが、自殺した自分の母親について書いたデビュー小説のサイン会で始まります。
a0212807_20144079.pngサイン会場でエル(Elle 彼女)と親しくなり、次作の執筆に入れず鬱々としているデルフィーヌにエルは、次々に新作構想のアドバイスをしますが、同時に、デルフィーヌは、「自分の家族の恥(母親の自殺)をさらして喜んでいる」と彼女を非難した匿名の手紙が、送られてくるようになりました。
a0212807_20145290.jpgやがてデルフィーヌのまわりで不可解な事件が、起き始めました。
エルの行動もまた‘熱烈なファン’の範疇を超える振舞いをするようになりました。
アメリカのスリラー映画「ミザリー」(1990)で、キャシー・ベイツ(1948~、「ミザリー」でアカデミー賞主演女優賞受賞)が、演じたような狂気を エヴァ・グリーンは、a0212807_20145578.jpg彼女の美しい眼でサイコパスな表情(目元が、美しいだけに秀逸)を見事に演じていました。
映画は、デルフィーヌの新作出版サイン会で終わります。
デルフィーヌは、神秘的なエルが、自分に話したことを秘かにメモし新作の準備をしていたところ書いた憶えのない新作は、すでにベストセラーとなっていました。
a0212807_20145780.jpg撮影は、ポランスキー監督作品でおなじみの撮影監督パベル・エデルマン、音楽が、映画音楽のスペシャリストで名作曲家のアレクサンドル・デスプラ(1961~、2014年「グランド・ブダペスト・ホテル」、2017年「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞音楽賞受賞、ほかにも名作映画の音楽を多数作曲)で 二人が、ポランスキー監督とa0212807_20273027.jpgアサイヤス監督によるスリラー&ミステリーの名演奏(コラボ)に参加しジャズのセッションをしているような 心地よい見事なアンサンブルを披露しています。
「告白小説、その結末」は、ミステリー映画であり 現在公開中なので、ここまでにします。

by blues_rock | 2018-07-13 00:03 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)