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心の時空

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a day in my life

2018年 02月 26日 ( 1 )

桃山の本阿弥光悦や昭和の川喜田半泥子の茶碗に憧れ、陶界に棲む魔物を恐れない‘めくら蛇に怖じず’の出鱈目凡夫が、昨年の春、玄洋窯に押しかけ弟子入りして一年経ちました。 (下写真 : 伊羅保筒茶碗)
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私の好きな古唐津のカケ茶碗や古陶片を利用して金継ぎ(共継ぎ、呼継ぎ)するには、四百年前の古唐津陶片が、どうしても必要です。 (下写真 : 信楽茶碗)
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今や古唐津陶片は、貴重な埋蔵文化財の指定となり骨董業界でもお宝、簡単に手に入れることが、できなくなりました。 (下写真 : 粉引茶碗)
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ならば、自分の手で金継ぎ用の茶碗を焼こうと旧知の玄洋窯にお世話になった次第です。
陶土(つち)のこと、釉薬の知識など何も知らず、ましてロクロを回したことのない素人が、本阿弥光悦や川喜田
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半泥子の名碗写真のコピー片手に「これと同じものを作りたい。できれば、窯キズのあるものを‥」と無謀勝手なお願いするわけですから追い返されても仕方ないのに師の冨永陶工から手練り(紐作り)による作陶で、この
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一年間丁寧に指導していただきました。 (上の上写真 : 片身釉焼締筒茶碗、上写真 : 焼締茶碗)
この間、私の金継ぎも漆と遊戯しているうちに漆の底なし沼にはまり、漆工芸の世界に関心が、広がりました。
a0212807_14544984.jpgそして、茶碗フェチの私が、至ったのは、釉薬をかけず本焼きした陶に漆を塗り作陶することでした。
漆で加飾するとなると手練りの陶胎では、厚みと重さに難があり、イメージした陶胎漆茶碗を作るには、胎を木胎漆器のように薄く軽くする必要が、ありました。
この春から私は、陶胎漆の名碗を創りたい、の一心で苦手なロクロを回し、無釉本焼きの陶胎茶碗を焼成、桃山光悦の楽茶碗ならぬ油山恐悦の漆茶碗を創りたいと思っています。

(右写真 : 灰釉湯呑茶碗)

by blues_rock | 2018-02-26 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)