9月の金継ぎ

ご近所から茶盌と香合の金継ぎ（＝器修理）依頼され、色漆直しをしました。

深緑（ﾓｽ･ｸﾞﾘｰﾝ）の茶盌なので、当初ベンガラ漆直しにするはずでしたが、紫漆に変更しました。

香合は、白漆と決めていたものの、あまりにもベタな直しなので、紫漆で一旦仕上げましたが、やはり紫色では、全体の雰囲気に強すぎるので白漆を塗り重ねました。

数年過ぎると下塗りの紫漆が、上塗りした白漆を透し、ほんのり薄藤色になるでしょう。