寝ても 覚めても
寝ても 覚めても、創作のことばかり 夢想しています。

私の 創作の夢想(イメージ)とは、頭の中に ふと現れ、脳内を這いずりまわる 虫のようなものたちのこと‥、この虫のようなものたちを 脳の外に出さないと 頭の中が、騒乱し 精神の安定を失うはめになります。


されど、根っからの ‘絵好き’なのと、社会人となり転勤族であったことも 幸いし、国内各地の主な美術館に出かけ、自分の好きな絵を探し、全国各地の美術館やギャラリーで、興味ある作品展の開催を知ると出かけ、さらに
長期休暇(年休)を取って、ヨーロッパへ出かけ 主要な美術館の名作を 観て回り(四度訪欧)、たくさんの絵を観てきました。


もう油彩画を描くことは、ありませんが、16年前から ‘金継ぎ’を始め、一昨年の夏、糸島半島に金継ぎスタジオを借り、作業していると突然、不可解な虚脱感(虚無感)に襲われ、一体、自分は、ここで何をしようとしているの
か、何を探しているのか?と、精神の無重力感に襲われ息苦しくなることが、あります。

未だ癒えない私の強迫観念症は、「選美眼(観る目を磨くこと、透徹した美意識)を 鍛えよ」であり、「審美眼(=こ
れまで観てきた美の記憶、美への明晰な観察眼)を研ぎ澄ませよ」と云う我が内なる精神の圧迫です。

ひとすじに 生きて目標 うしなへり
解放されたい ‥ 今の私が、至りたい心境は、黒田さんのこの句にあるかもしれません。
by blues_rock
| 2025-08-10 00:01
| 糸島生活/博多叙景
|
Comments(0)



