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心の時空

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ONE LIFE  シネマの世界<第1254話>

ONE LIFE  シネマの世界<第1254話>_a0212807_21512349.jpg名優 アンソニー・ホプキンス(1937〜)主演の新作映画「ONE LIFE」は、珠玉の作品です。
ジェームズ・ホーズ監督(TVのドキュメンタリー・ディレクター出身、プロファィル不詳)は、‘ONE LIFE’に「ある人生」と「一つの命」の意味を重ね合わせ(ダブルミーニング)て、アンソニー・ホプキンス演じる 老イギリス人と、映画の背景となる 1988年の 49年前 1938年、ナチスドイツ支配下のプラハで 救おうとして救えなかった ユダヤ人の子供たち何千人もの、一人ひとりの命を プロットにしています。
日本での上映時、原題のままにしたのは、正解ですが、その代わりに付けた「奇跡が 繋いだ 6000の命」という長ったらしい サブタイトルは、間違いで、映画「ONE LIFE」の プロットを曖昧なものにし、6000もの命を救ったのだと見る人の目を曇られてしまいます。
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プロットは、アンソニー・ホプキンス演じる主人公が、救えなかった子供たち何千人もの命へ 無念と 苦悩を何十年も引きずり呻吟している心理ドラマですから、何とも残念で 情けなく思いました。ONE LIFE  シネマの世界<第1254話>_a0212807_21534338.jpg
ジェームズ・ホーズ監督の長編映画監督デビュー作品ながら 劇作家で脚本家の ルシンダ・コクソン(1962〜、2015年「リリーのすべて」脚本)の 史実に基づく脚本と相俟って ジェームズ・ホーズ監督が、ドキュメンタリー映画制作で培った 臨場感センス(リアリティ)は、1938年、ナチスドイツ侵略下のチェコ(プラハ)で 起きた残酷非道な歴史の悲劇を描きながら 今もなお 世界各地で起きてONE LIFE  シネマの世界<第1254話>_a0212807_21535481.jpgいる戦争の犠牲者たちの悲劇を見ているような 臨場感が、ありました。
映画は、1938年、チェコを侵略しプラハを支配した ナチスドイツから迫害され、殺されるか 強制収容所へ送られていた ユダヤ人の子供たちを救出するため 自らの命も顧みず、戦争難民として 自国のイギリスに出国させ、命を救おうとし実際に 669人のユダヤ人子供難民を救済した実在の市民 ニコラス・
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ウィントン氏(1909~2015)が、主人公です。
アンソニー・ホプキンスは、それから49年後の1988年、半世紀経ってもなお自分が、救えなかった数多の子供たONE LIFE  シネマの世界<第1254話>_a0212807_21551740.jpgちの命に思いを馳せ、悲嘆し苦悩する ニコラス・ウィントン氏を その表情と佇まいで名演、さすがアンソニー・ホプキンス、見事です。
ONE LIFE  シネマの世界<第1254話>_a0212807_21561513.jpg戦後、家に引きこもり、救出できなかった子供たちのことで 自責の念 癒えず、戦時中のプラハでの、この活動について一切沈黙し、独り苦悩し続けていたニコラス氏をある日、一人の高齢の女性が、彼を訪ねて来ました。
彼女は、彼が、多くのユダヤ難民子供たちの 出国申請ファイルを廃棄せず 大切に保管していることを知り、BBCでこの史実の番組制作を企画していたのでした。
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BBC特別番組制作チームは、そのファイルを基に、当時の子供たちの生死と 彼らの行方を調べました。
1938年当時の若い ニコラス・ウィントン氏を若手俳優の ジョニー・フリン(1983〜)が、好演、49年後の老いた
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ニコラス・ウィントン氏を演じる アンソニー・ホプキンスと ジョニー・フリンの目元が、何となく似ているため ドキュメンタリーのような リアリティを感じました。
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ただ純粋に 目の前に苦しむ人が、いたら 手を差し伸べるという、根源的な 人間愛に満ちた青年を ジョニー・フリンが、見事に演じています。
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良識に基づく行動と 他者への優しさと 敬意を 息子に教えたと 胸を張り、プラハにいる息子からの 無理難題に近い要望を イギリス政府相手に交渉する 凛としたニコラスの母を名女優の ヘレナ・ボナム=カーター(1966〜)
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が、ニコラスの苦悩を理解し ユーモアをもって 支え続ける妻 グレーテを スウェーデンの名女優 レナ・オリン(1955〜)が、脇をしっかり固めて 映画を濃くのあるものにしています。
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by blues_rock | 2024-09-28 00:08 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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