アリス シネマの世界<第1073話>


動物の人形やオモチャをストップ・モーションで撮影(特殊撮影=ひとコマ撮影)されたアニメーション映画です。
少女アリスの実写映像とストップ・モーションのアニメーション映像を融合させた作品「アリス」は、 ‘戦闘的シュールレアリスト’ ヤン・シュヴァンクマイエル監督の一筋縄では、行かない 反社会主義・反全体主義・反商業主義のパラダイム(信念=哲学)が、仕込まれていますので、まさしくチェコ版の原題「Něco z Alenky ‘アリスの何か’」のように意味深長で 国家権力の検閲(言いが
映画は、そのユニークな映像と相俟って 物が、触れあう音、軋む音、歯車のカチカチという音、金属のぶつかる音など 奇妙な物音ばかり耳に入り見ている者は、音のリアリティと相俟って幻想の世界に翻弄されるので、目と耳の両方で映画を鑑賞することになります。
その食べ物たるや どれもマズそうで、カメラが、執拗に食べる時の口元をズーム(強調)し、音響は、不快な効果音を頻繁に入れ、さらにプロダクション・デザイン(美術)が、両開きのタンスや引き出し付きの机、動く肉片や衣装などに、性的(エロティック)なメタファーを持たせています。

何故かって!?
この日、調度娘からこの映画の一部を(ご紹介の辺り)
観せてもらっていたんですよ。
何年も前から観ていて、彼女の好きな映画の一本です。
逸品のようですね。
私はディスに作品でもアリスは怖いんです。
私の友人の娘さん、いま高校三年生の受験生ですが、3、4才くらいのとき「アリス」見せたら大好きになり、以来2、3百回は、見ているそうです。
簡単なアニメ動画を作るので、ちゃんとその方向を目指しなさい、「アリス」を超えなさい、と言ったら「寄生虫」にみいられているらしく、そちらの分野に進むんだとか、3、4才からこの「アリス」を見ていたら、分かるような、気がします。
まだ、18才、前途洋々です。



