巷に雨の降るごとく 我が心にも涙降る
フランスの詩人 ポール・ヴェルレーヌが、恋人の詩人 アルチュール・ランボーと 痴話げんかの末、彼をピストルで撃って手首に怪我をさせ、獄中で編んだ詩の一つです。Il pleure dans mon coeur Comme il pleut sur la ville
Quelle est cette langueur Que pénètre mon cœur?
O bruit doux de la pluie Par terre et sur les toits!
Pour un coeur qui s'ennuie O le bruit de la pluie!
Il pleure sans raison Dans ce coeur qui s'écoeure
Quoi! nul trahison? Ce deuil est sans raison
C'est bien la pire peine De ne savoir pourquoi
Sans amour et sans haine Mon coeur a tant de peine!
巷に雨の降るごとく わが心にも 涙降る
かくも心ににじみ入る このかなしみは 何やらん?
やるせなき心のために おお雨の歌よ!
やさしき雨の響きは 地上にも 屋上にも!
消えも入りなん 心の奥に ゆえなきに雨は 涙す
何事ぞ! 裏切りもなきにあらずや?
ゆえしれ ぬかなしみぞ げにこよなくも 堪えがたし
恋もなく 恨みのなきに わが心 かくもかなし
by blues_rock
| 2020-11-23 00:03
| 詩/短歌/俳句/小説
|
Comments(2)
少し本筋から離れて恐縮ですが、波紋が美しくて・・・
作品になったらいいなぁ~と・・・。
コロナ、少し厳しい数字をたたき始めていますが
ご自愛ください。
作品になったらいいなぁ~と・・・。
コロナ、少し厳しい数字をたたき始めていますが
ご自愛ください。
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いま、漆の蜻蛉(せいれい)塗りにトライしてみようかな・・と ふと思っていたところです。
水の表面に、漆を落とし、その波紋を板に写し、金粉で蒔絵する技法で、紋様が、蜻蛉(トンボ)の羽に似ていることから、蜻蛉(せいれい)塗りと呼ばれています。
油絵を描いていたころから、雨は、私の永遠のテーマです。
最初の雨の波紋を見て、実は、難しい蜻蛉塗りをやめ、雨紋様の白檀塗りの敷き板か 平盆を考えていたところ、でした。
コメント、感謝します。
水の表面に、漆を落とし、その波紋を板に写し、金粉で蒔絵する技法で、紋様が、蜻蛉(トンボ)の羽に似ていることから、蜻蛉(せいれい)塗りと呼ばれています。
油絵を描いていたころから、雨は、私の永遠のテーマです。
最初の雨の波紋を見て、実は、難しい蜻蛉塗りをやめ、雨紋様の白檀塗りの敷き板か 平盆を考えていたところ、でした。
コメント、感謝します。



