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主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >

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アメリカのドキュメンタリー映画「主戦場」(原題「The Main Battleground of the Comfort Women Issue、日本語に翻訳するなら、慰安婦問題の主戦場)を見ました。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21473975.jpg「主戦場」は、フロリダ州出身の日系二世のアメリカ人で、キュメンタリー映像作家にしてYouTuber(ユーチューバー)の若者ミキ・デザキ(1983~、36歳)が、監督・脚本・撮影・編集し映画のナレーションとプロデューサーも兼ねて撮った初監督作品(2時間余の長尺ドキュメンタリー映画)です。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21474305.jpgでは、なぜアメリカで生まれ育った日系二世の若者デザキ監督が、現在(いま)日韓両国の間にわだかまる、そして激しく対立する「従軍慰安婦問題」を 2時間余の長編ドキュメンタリーとして撮ったかは、映画を見ていただけると分かりますが、少しだけ触れると韓国と日本の二国間の問題であるはずの「従軍慰安婦問題」を中国は、強かな外主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21481638.jpg交戦略でアメリカ国内の女性性被害(セクハラ)撲滅運動を陰で支援、アメリカ各地で設置される「旧日本軍による従軍慰安婦像」をアメリカにおける女性の性被害者のシンボルとしてアメリカの世論(メディア)を煽ることで、性奴隷の加害国日本、その被害国韓国の構図を作りあげ日韓両国の友好に深い亀裂を入れる戦略です。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21482875.jpgアメリカは、この激しい日韓の対立に慌て始め、もし中国、北朝鮮、ロシアに対する三国の軍事同盟が、歪むとアメリカの極東軍事戦略は、深刻な打撃を受け、重大な問題を引き起こすことになります。
この原稿を書いているとき、案の定、日韓で領有権を争う ‘竹島(韓国名独島)’ を中国の爆撃機 2機と相前後してロシアの爆撃機
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2機が、領空侵犯、韓国の戦闘機(威嚇機銃掃射していることから深刻な緊急事態が、発生していたと推察)と日本の航空自衛隊の戦闘機が、緊急発進しています。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21484256.jpg中国とロシアは、明らかに三国軍事同盟をテストしていることが、このことで良く分かります。(中国とロシアお互い不信感を持っているのに ‘敵の敵は、味方’ という実に分かりやすい軍事戦略です。)
閑話休題、さて、映画は、アメリカ製作のドキュメンタリーですが、映画冒頭のタイトル・クレジットには、漢字で「主戦場」と主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21484806.jpgスクリーンに大きく表示され、原題の「慰安婦問題の主戦場」の「主戦場」の部分が、大きくクローズアップされています。
慰安婦たちは、「性奴隷」だったのか? 「強制連行」は、本当にあったのか? なぜ慰安婦たちの証言は、ぶれるのか? 日本政府の謝罪と法的責任は? と、アメリカ人の若者であるデザキ監督は、アメリカ各地に設置されて主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21485145.jpgいる「従軍慰安婦像」を切り口に、韓国、日本、アメリカで多くの当事者、関係者たち、若者たちにインタビューしているので、これが、非常におもしろく、私は、デザキ監督のメッセージが、「私のできることは、ここまでです。 後は、自分で考え 自分の意見を持ってください。」と受け止めました。
立場や意見の違う大勢の人たちの表情が、スクリーンに大写しされるので、発言者の品性や人格、知性、理性などの人柄は、隠しようもなく、調子に乗ってペラペラと得意げに持論を語る日本会議に所属する皇国主義者の7人(ちなみに現政権の大臣20人のうち16人が、日本会議メンバー)が、映画の反響に驚き、名誉毀損と上映中止をもとめる抗議声明を発表し、映画上映の差し止めを東京地裁に提訴しました。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21490768.jpg日ごろからペラペラとカンナ屑が、燃えるようにわが天下国家を論じている方々が、「名誉を毀損された」だの「いわれなき誹謗中傷」だのとは、チャンチャラ可笑しく嗤ってしまいます。
私の印象に残ったのが、渡辺美奈さん(女たちの戦争と平和資料館事務局長)の冷静で明晰な発言、アメリカのケネディ・日砂恵さん(元日本会議のメ主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21492306.jpgンバーの論客、アメリカ在住で3人の子供の母親、一時櫻井よしこ氏の後継者と注目されるも南京事件に於ける日本会議のウソに怒り脱退)の「私にもう敵は、いないので、やっと解放され、自由になりました」という言葉に私は、「真理は、人を自由にする」のだなあ、としみじみ思いました。
主戦場 (従軍慰安婦問題ドキュメンタリー)  シネマの世界 < 2019夏 特別編 >_a0212807_21500169.jpg映画の最後のほうに登場された勇気ある95歳の元日本兵の方は、軍令で従軍慰安婦の管理に関わった自分のことを苦しそうに語られ、不条理な戦争とその理不尽さ、邪悪さついて、「戦争をしては、いけない。 なぜ悲惨な過去に学ばないのか」と吐露されていたのが、私の印象に残りました。
映画「主戦場」の‘場外乱闘’が、これまた面白い(こちら)のでご参考に貼付いたします。

by blues_rock | 2019-07-27 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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