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500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>

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ベン・リューイン監督(1946~、1995年「シャイン」、2012年「セッション」の監督、ともに主人公は、障碍者)が、天才少女も今や25歳の女優ダコタ・ファニングと組み主人公を自閉スペクトラム症(アスペルガー症のうち
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05024912.jpg学習障害と緊張症パニックが、顕著)の女性にした2017年映画「500ページの夢の束」(原題「Please Stand By」 じっとしていて)を撮りました。
ダコタ・ファニング(1994~)は、2001年「アイ・アム・サム」のとき7歳で映画デビュー、名優ショーン・ペンと共演、その類まれな演技力で天才少女として有名になり、2004年「マイ・ボディガード」に出演時10歳、共演の名優デンゼル・ワシントンを驚かせました。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05025694.jpg2019年公開予定のクエンティン・タランティーノ監督(1963~)が、監督・脚本・製作するホラー映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でダコタ・ファニングは、レオナルド・ディカプリオ(1974~)、ブラッド・ピット(1963~)、アル・パチーノ(1940~)という大物俳優と共演、妹のエル・ファニング(1998~、2歳8か月のとき「アイ・アム・サム」に出演した姉ダコタの幼女時代を演500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05030870.jpgじる)共々、天才少女が、成長し大人になっても二人に対する名監督たちの評価は、高くオッファ(出演依頼)が、引っ切り無しなのですからファニング姉妹の実力(演技能力)は、いささかも衰えていないのが、分かります。
「500ページの夢の束」の原題「Please Stand By」は、‘じっとしていて’ という意味で、精神障碍(自閉症)のある娘ウェンディ(ダコタ・ファニング)が、社500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05031092.jpg会生活訓練施設のグループホーム(自立を目指す精神障碍者施設)にいるときパニック(緊張症)発作を起こしたらウェンディ担当のソーシャルワーカー、スコッティ(トニ・コレット 1972~、2018年「ヘレディタリー/継承」は、アカデミー賞主演女優賞級の演技)が、彼女に「Please Stand By」と呼びかけてパニックを鎮める言葉です。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05032943.jpg
妹のウェンディを愛し子供のころからずっと一緒だった姉オードリー(アリス・イブ 1982~)は、結婚し子供もでき幸せでしたが、妹ウェンディの行く末だけは、いつも心配で心から離れませんでした。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05035261.jpgウェンディは、オードリーが、面会のためグループホームを訪ねると、いつも一緒で共に育った母の家(姉のオードリーが、ずっと守り結婚後も住まうも借金のために売ることを決意)に帰りたがりました。
オードリーは、妹ウェンディに「まだ病気が、治っていないので帰れないこと」、「借金返済のため家を売ることにしたこと」を伝えました。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05040253.jpgウェンディは、パニックを起こしますが、彼女のケアマネージャースコッティの介護で鎮静化したある日、ウェンディは、パラマウント・ピクチャーズが、「スター・トレック」の新脚本募集コンテストを開催、優勝賞金10万ドルのフライヤーをグループホーム自室に貼っていたことに気づきました。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05035467.jpgアスペルガー自閉症のウェンディは、「スター・トレック」が、子供のころから大好きでしたので「スター・トレック」についての知識と情報は、誰よりも豊富でした。
自室にいるとき彼女は、「スター・トレック」を空想し自分なりに物語の続きをノートに書くのが、趣味で、ウェンディは、姉のオードリーに「スター・トレック」脚本コンテストの賞金10万ドルで家を買い戻すこと500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05035822.jpgを提案しますが、オードリーは、妹ウェンディをなだめるだけでした。
ウェンディは、500ページに及ぶ「スター・トレック」脚本の原稿を書きあげますが、自分のまわりで起きたトラブルで郵送していたらパラマウント・ピクチャーズの締切り時間に間に合わないと気づき直接届けようと愛犬を連れハリウッドを目指しました。
500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05035609.jpg途中、乗ったバスから追い出されたり、降りた町でわずかな所持金を盗まれたり、親切な黒人の老女に助けられたり、別のバスにやっと乗れたのにそのバスが、大事故を起こしたり‥そして血だらけのウェンディは、病院のベッドで目覚めました。
信号も渡れないウェンディが、いないのに気づいたスコッティは、オードリーに連絡、ウェンディ失踪による保護要請を受けた警察500ページの夢の束   シネマの世界<第947話>_a0212807_05034102.jpgが、バス事故のケガで救急病棟にいるウェンディを発見するも病院を抜け出しハリウッドへ向かっていました。
ここからもまだいろいろハプニングは、続きます。
さて、ウェンディは、無事ハリウッドに着きパラマウント・ピクチャーズの締切りに間に合うのか、と今この記事を読まれている方の興味が、尽きないのは承知ながら、この続きは、映画をご覧ください。
きっとホロリとすると思います。

by blues_rock | 2019-05-29 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(1)
Commented by naga_sas at 2022-12-17 20:51 x
具合が悪く、寝床のなかから'シネマの世界'。これみました。
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