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心の時空

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a day in my life

博多の山と海、そして街

博多で暮らし始め早10年、それまで2年から5年間隔での転勤に伴い転居(引っ越し)していましたから、生活環境の変化しない10年という歳月は、私にとって不思議な時間の感覚です。
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私の住まうところは、博多と云っても博多湾のイメージとほど遠く、口の悪い友人から 福岡市のチベット と揶揄される南区柏原で、油山の東裾野に位置します。
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福岡市に住む人でも柏原の地名を知る人は少なく、知る人でも「バスの終点の‥あの柏原!?」と聞き返すくらいの低知名度ながら自然環境は、抜群で元福岡県農業試験場跡地を利用した広大な「花畑園芸公園」、福岡市
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の「桧原総合運動公園」、「油山市民の森」、「もーもーらんど 油山牧場」と、これらが、自分の庭にあると思えば、億万長者に劣らぬ気分です。
博多の山と海、そして街_a0212807_15093897.jpgその 地の利 を生かし私は、蕎麦を食べたくなったら車で40分、三瀬トンネルを抜け脊振山中にある「そば遊山」を訪ねます。
途中、土・日しか営業していない「屋根に花壇のある店」というパン屋、金・土・日3日間営業の骨董雑貨の店「アンティックモール」などにも立ち寄りながらなので気分転換には、持ってこいのドライブです。
車なら山裾から博多湾まで30分くらい(油山から眺望できます)なので四季折々、志賀島や糸島半島へドライブします。
冬になると博多湾沿いの漁港には、「牡蠣小屋」が、オープンします。
先日、パイプオルガンコンサート実行委員会の打上会が、糸島市福吉港の牡蠣小屋であり、委員でもないのに声をかけていただいたので厚かましく参加しました。
玄界灘の牡蠣篊(かきひび)で育った牡蠣を目の前で焼き、熱々の牡蠣にレモン汁をかけて食べる美味しさは、もう最高、格別の味でした。
焼き牡蠣の出汁は、食べる前に鉄板の隅に置いたアルミホイル中のご飯にたっぷりかけておき、あとで焼き立ての牡蠣を混ぜて食べる牡蠣ご飯の美味しさもこれまた格別でした。
帰宅の途中、105歳の書家(美術家かな)篠田桃紅(1913~)の作品展が、天神三越のギャラリーで開催と知り
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(友人の薦めもあって)私は、お名前を知るくらいで世界的に高名な書家と知らずその「書」も見たことが、ないので好奇心もあって見に行きました。
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篠田桃紅は、父親の指導で5歳のときから「書」を始め、105歳になる今も元気に書き続けておられます。
100年間!書き続けた書家 篠田桃紅が、「書」で至ったのは、古代人(こだいびと)が、象形や亀甲文字で表わ
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したカタチ(意味)を「墨の線」で表現することでした。
書家と云うより墨の画家、と云っても絵描きではない墨のタブロー象形作家 篠田桃紅105歳の作品展でした。
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今年の12月、博多の山と海、そして街から人生へのエネルギーをたくさん注入してもらいました。

by blues_rock | 2018-12-18 00:08 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(2)
Commented by Gassekuu at 2019-01-07 19:16 x
あら〜、行きたかったな〜!知りませんでした(ーー;)
Commented by blues_rock at 2019-01-08 00:58
篠田桃紅さん 105歳、曽有の高齢化社会 うんぬんと世間は、騒ぎますが、これは、70年前から 自明の理 であったこと、天変地異の災害みたいに 今更騒ぐポピュリズム(民度の低さ)を軽蔑しています。
それにしても、105歳になったいまも 篠田桃紅さんは、ご自分を認識され、凛として自立(もう完全な 自助は、難しいでしょうが‥)、意思を以って 毎朝、墨を摺り、毛筆を手に紙に向かう 日日是好日の毎日 ‥ 私には、到底無理で、今更ながらですが、私もこれからの余生を何とかせねばと、心底 憧れます。
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