私は、毎日漆で勝手気ままに遊んでいます。
革 胎 その昔、スペインを旅行したときに買った厚革のバッグを解体して(上写真)革胎漆器にしています。
陶 胎 納得のいく陶胎漆器が、百個できたら終わりにしようと思います。
紙 胎 紙に漆を塗り、強固にして軽い漆器(敷板とぐい吞み)を創ろうと思います。
竹 胎 竹は、そのままでも美しい素材ですが、漆で拭くと雅で風流な漆器に変身します。
縄 胎 麻縄やシュロ縄に漆を含ませカタチをつくり脱活乾漆すると縄胎漆器のできあがりです。
縄文人の血(DNA)を受け継いでいる方は、縄胎漆器に挑戦すると魂が、先祖返りすることでしょう。
布 胎 いま私は、フェルトの布胎で氷柱(つらら)の壁かけ花入れを制作しています。
本歌は、玄洋窯冨永さんの「陶の氷柱花入れ」ながら私のは、フェルトを胎に本歌を写し漆で固めた乾漆
氷柱の花入れです。
木 胎 いまさら説明するまでもなく漆器のほとんどは、木地(木胎)です。
刻 苧(こくそ) 高台のある古唐津茶碗の陶片を少しずつ刻苧で固めて復元、再生しています。
漆工芸は、「拭き、塗り、蒔く」と技法のヴァリエーションも豊富、一旦「漆の世界」に足を踏み入れると漆に魂を
奪われ彷徨う魔界です。
未完成の作品を掲載しましたのは、後日出来上がったものと比較していただきご批判いただくためです。
刻苧については、
こちらをご覧ください。