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映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>

映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>_a0212807_12382401.jpgフランス映画のレジェンドたるフランソワ・トリュフォー監督(1932~1984)は、ジャン=リュック・ゴダール監督(1930~)とともに世界の映画を革新した「フランス映画ヌーヴェルヴァーグの旗手」として有名なことは、いまさら私が、改めて述べるまでもありません。
トリュフォー監督は、映画を熱愛した映画監督で映画マニア かつ映画評論家(映画評論誌「カイエ・デュ・シ映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>_a0212807_12381602.jpgネマ」で先鋭にして辛辣な映画評論を行なう)としてフランス映画のヌーヴェルヴァーグ(新しい波)運動を推進、フランス映画の墓堀人とも揶揄されました。
1959年は、ヌーヴェルヴァーグにとって記念すべき年(ヌーヴェルヴァーグ元年)で、フランソワ・トリュフォー監督が、名作「大人は判ってくれない」を撮り、ジャン=リュック・ゴダール監督は、傑作「勝手にしやがれ」を発表しています。
映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>_a0212807_12382855.jpgリュフォー監督の1961年作品「突然炎のごとく」では、ジャンヌ・モロー(1928~2017)が、演じた性悪女ぶり(境界性パーソナリティ障害をもつ性に奔放な恋多き女を妖艶に演じる)と併せ、白黒トーン(モノクロ映像)、スピーディーなカメラワーク、ストップモーションの挿入、斬新な編集などヌーヴェルヴァーグの面目躍如です。
映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>_a0212807_12383032.jpgトリュフォー監督は、至極の恋、究極の愛をプロットにした映画を撮らせたら世界最高の映画監督です。
フランソワ・トリュフォー監督とジャン=リュック・ゴダール監督は、1960年代半ばに映画製作理念の相違により仲違いし対立、以来それぞれ別のヌーヴェルヴァーグ映画の道を歩みました。
映画を愛した映画監督 フランソワ・トリュフォー  シネマの世界<第880話>_a0212807_12383393.jpg私は、どちらかと云えば、トリュフォー監督作品の方が、好きで 1973年の「アメリカの夜」、1974年の「アデルの恋の物語」、1977年の「恋愛日記」、1981年の「隣の女」などは、ロマンス映画の名作です。

by blues_rock | 2018-09-25 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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