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心の時空

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a day in my life

収斂(しゅうれん)する人生 蜘蛛の巣(沈金)

a0212807_23260657.jpg中学生の夏休み、宿題をしようと机の前に座ったものの、いつものようにヤル気なく、ぼんやり窓の外を眺めていたら蜘蛛が、一匹 ‘蜘蛛の巣’ を一生懸命作っていました。
軒先の天上から、蜘蛛の糸を出しながら、スーッと下に降り、風の力を利用して横の壁に掴まると糸の先を固定し、その糸をよじ登って、また天上の別の位置から下へ ‥ と時に糸を交差させながら同じ動作を繰り返し、どれa0212807_23262457.jpgくらい経ったのか、蜘蛛の巣の基礎工事(グランドデザイン)を終えました。
そして、蜘蛛の巣の中心を決めると等間隔とは言えないものの一定の間隔を保ちながら外に向かって獲物を捕らえる網、蜘蛛の巣(網の目)を編んでいきました。   (下写真 : 唐塗り敷板 新作2枚、表と裏)   
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出来上がると蜘蛛は、蜘蛛の巣の真ん中で身動きせずに、じっと獲物(エサ)が、かかるのを待ちます。
その罠に首尾よく昆虫が、かかると蜘蛛の巣にまとわりつく獲物の動きで蜘蛛は、瞬時の動きで仕留め、体液をa0212807_23265853.jpg吸いエサとして不要になると蜘蛛の糸から上手に外しポイと棄て多少の網の目(蜘蛛の巣)の破れなど仔細かまわず次の獲物が、かかるのを待ちます。
私は、ノートの端を千切り丸めた紙切れをポイと蜘蛛の巣に投げると網に何かが、かかったのは、察知しているようながら、生きた獲物のように動かないので 「ん!? 何だ!?」といった風で
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ゆっくり近づき、獲物らしきものを吟味、エサではないと分かると「チッ!何だぁ、こりゃ!?」とばかり、異物を外しポイと下に落とします。
a0212807_23273229.jpgそれをしばらく繰り返していると学習しているのか(怒っているのか)だんだん見向きしなくなり ‥ 私の蜘蛛の巣観察も終わり、確か夏休み宿題の課題としてレポートした記憶が、あります。
閑話休題、長い前置きになりましたが、この少年期に長い時間、飽かず眺めた蜘蛛の巣を懐い出し ‘沈金’ にトライしてみました。

by blues_rock | 2018-08-22 00:02 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)