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心の時空

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a day in my life

一 古志野、二 古唐津、三 古織部

あえて云えば、私の好きな古陶茶碗の順序ながら、全国各地いずこの古窯茶碗であれ、ぐっとくる碗の好さが、すべてで 古窯のランク付けなどは、どうでもよいというが、私の正直な気持ちです。
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現在、唐津近代図書館ギャラリーで開催中の「古唐津 もうひとつの桃山」展を見てきました。
茶道の世界では、「一 楽、二 萩、三 唐津」と、云うようですが、どうして古唐津の前に、一 楽、二 萩 なのか、私a0212807_05355120.jpgには、まったく理解できません。
茶人たちの陰謀じゃないのかな ‥ お点前の最中に アッチッチと茶碗を取り落としたら家元(師匠)の恥、つまり できるだけ熱伝導しない茶碗、つまり粗い陶土(つち)の茶碗は、熱伝導が、遅く、よって茶の湯は、冷めにくく、手にもつ茶碗も熱くないのでお点前もしやすく、さらに茶碗のもろさ(壊れやすさ)が、利休の茶の理念である‘侘び寂び’と相通じることもあり一石複鳥だかa0212807_05353982.jpgらだろうな、と邪推しました。
ともあれ、どこの無粋な茶人が、講釈したのか、「三 唐津」などという古唐津の中里コレクションと田中丸コレクションから選りすぐられた逸品 51点を単眼鏡片手にゆっくり堪能しました。
古唐津は、愛でられ伝承され使われているうちにできたひび割れや欠けを金継ぎした陶器とくに茶碗が、多い(展示51点中16点)のも特徴です。
古唐津茶碗の金継ぎは、修理ではなく‘景色’であること、美の価値を損なわない金継ぎの奥義は、底なし沼のa0212807_05355638.jpgようです。

古唐津茶碗 写真
上から
・ 絵唐津木賊 (とく
 さ)文茶碗
・ 奥高麗茶盌
 銘「かすがい」
・ 奥高麗茶盌
 銘「閑窓」

by blues_rock | 2018-05-13 00:13 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)