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心の時空

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ナチュラルウーマン  シネマの世界<第822話>

現在公開中(KBCシネマ)のチリ映画「ナチュラルウーマン」は、主人公マリーナを演じたトランスジェンダー(LGBT)の俳優(女優かな) ダニエラ・ベガ(1989~)を見る映画です。
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チリのセバスティアン・レリオ監督(1974~、脚本・共同製作)が、同国の性同一性障害の歌手 ダニエラ・ベガを主人公のマリーナに抜擢、初老の恋人を深く愛し、一生懸命自分らしく女性であろうとし、まわり(社会)の差別a0212807_21570983.jpgや偏見と闘う性同一性障害の男性(性転換せずにありのままの姿で女性であろうとするファンタジック ウーマン)マリーナを描いています。
チリ代表の作品としてアカデミー賞外国語映画賞を受賞、ベルリン国際映画祭では、レリオ監督が、脚本賞を受賞しています。
主人公マリーナは、ウェイトレスをしながらナイトクラブの歌手として働くトランスジェンダーの女性でした。
a0212807_21571661.jpgマリーナは、歳の離れた恋人のオルランド(フランシスコ・レジェス 1954~)と幸せに暮らしていましたが、オルランドは、誕生日を祝った夜、脳溢血で倒れました。
最愛のオルランドの突然の死で、警察や病院、オルランドの元妻や子供たちから容赦ない攻撃(差別や偏見による侮辱)をマリーナは、受けました。
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教会に安置された最愛の人への‘最期の別れ’もさせてもらえず‘変態’とか‘化け物’など罵詈雑言を浴びながらも理不尽な現実への怒りは、自室のパンチボールにぶつけていました。
a0212807_21573300.jpgマリーナは、葬儀後に誰もいなくなってから故人のゴーストに導かれオルランドが、安置されている部屋へ行き最期の別れをしました。
そして、凛としてあるがままな女性(ナチュラルウーマン)として生きていく決意をしました。
フランスの撮影監督 ベンハミン・エチャサレッタ(1975~)が、撮ったシャープな映像も秀逸です。
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(上写真 : 日本の若者とディスカッションするトランスジェンダーの俳優ダニエラ・ベガ)

by blues_rock | 2018-03-21 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)