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心の時空

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a day in my life

枇杷の葉っぱ

昨年秋、拙ブログ「作陶 木の葉」の記事(後半)で、拾った枇杷の枯れ葉に、拭き漆していることを書きましたが、あれ以来、枇杷の葉っぱを見ると無性に ‘枇杷の葉器’ を創りたいと想うようになりました。
そこで、枇杷の木をしげしげ眺め、大きくて形の良い、あまり疵のないものを選び、新聞紙に一枚一枚挟むよう
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に包み重石(ウエイト)を乗せて水抜きと葉の反りを均すために半月(2週間)くらい押し花の要領で下準備しました。
2週間くらい経ったら‘器になりそうな’葉っぱを選び(10枚押し花して3、4枚残れば好い方)、枝に付いていたほうの先端を糸で括り、室内の乾燥している邪魔にならない場所に吊るして 1か月くらい乾燥させました。
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色は、緑ながらカラカラに乾いたら下地の出来上がり(上写真、カラカラに乾いた緑の枇杷の葉)、それから生漆なり木地呂漆なりを塗り漆室で乾かしまた塗り乾かしを納得できる(気に入る)まで繰り返します。
一回の作業工程は、概ね一週間が、目安です。
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10回(2か月くらいかな)も漆を塗り重ねれば、枇杷の葉っぱも漆のチカラで強固になり美しい光沢になります。
上写真の枇杷の葉っぱが、欠けているのは、落ち葉を拾ったからながら、これもまた風流、侘び寂びです。
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん ‥ です。

by blues_rock | 2018-03-19 00:09 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)