私の好きなルネサンス期の画家フェルメール(プロファィルを知りたい方は、
盗まれたフェルメール「合奏」の ‛フェルメール’ をクリックしてください)は、自作(フェルメールの作品で現存するのは34点、怪しい1、2点を含む)に多くの楽器を描いています。 (下写真 : ヴァージナルを弾く女性)
私は、これまでフェルメールの絵を見るたびに絵の中の楽器は、どんな音を奏でていたのか、ずっと気になっていました。
知識として知っているのは、楽器の名前くらい、バロック音楽のレコードやCDで音を聴いていました
が、楽器の生音を直接聴いたことは、ありませんでした。
そのヨーロッパの古代楽器、リュート、バロックギター、チェンバロ、リコーダーなどの生のアコースティック音を太田耕平さんのコンサート(今まで3回ながら)で聴かせていただき、フェルメールの絵の空気感に浸りました。
16、17世紀当時のヨーロッパ、ルネサンス期の人たちは、こんな音色を聴いて生活していたのか、今のように、いつでもどこでもでは、なかったでしょうから、新鮮で美しい音に感動したことでしょう。
いま耳障りな雑音が、氾濫し過ぎているので、自分の好きな音、美しいと感じる音を聴くために自分の意思で余計な音を遮断する(断捨離する)ことも必要です。
つまらない人間関係やくだらない情報、いわんやテレビなど即刻、断捨離しましょう。
音楽に話を戻して云うならば、私は、聴いてどきどきワクワクする 心ときめく音だけが、音楽と思っています。
フェルメールの絵にパイプオルガンを描いたものは、ありません(フェルメールのアトリエに入らないからです)
が、パイプオルガンの音色もフェルメールの静謐な世界に導いてくれます。
今までキリスト教の教会や映画のシーンで、何気に聴いていたパイプオルガンですが、数千本の筒(パイプ)で構成された楽器で奏でる重低音から高音域までの音色は、いつ聴いても天上の音楽のよう ‥宇宙の旅をしながら宇宙船の中で聴いているような悠久な気持ちにさせる音色です。
どこにであるような楽器ではなく、福岡でコンサートできるパイプオルガンは、福岡女学院の講堂、西南学院ランキンチャペルとホテル日航福岡の教会(左写真、私も実際 聴いたのは、ホテル日航福岡で一度だけ)の 3か所しかなく、パイプオルガンの生の音を直接聴く機会が、ありませんでした。
私は、友人のパイプオルガン奏者 野美山由加里さん(2014年のYouTubeから、
リハーサル風景と
コンサートの
模様を貼付しました)にコンサートの早い実現をお願いしているところです。
もし、実現した暁には、拙ブロクにお立ち寄りくださる皆様方にお知らせしたいと思います。
(付録 : 外国の方が、タイムラプス撮影した野美山由加里さんの
普段の練習風景 です。)