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心の時空

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a day in my life

ローズの秘密の頁(㌻) 後 編  シネマの世界<第817話>

前編から続く) プロテスタントのマイケルは、ナチスドイツと戦うためイギリス空軍のパイロットとして従軍、イギリス軍人になったことで地元のカトリック系武装組織アイルランド共和軍(IRA)に命を狙われることになりました。
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相手の目を見つめて話す(当時のアイルランド女性は、夫以外の男性と視線を合わせないという因習に縛られていた)若くて美しいローズは、自分の意に反しまわりにいる若い男性の心を惹きつける魅力が、ありました。
a0212807_05554072.png聖職者のカトリック神父ゴーント(テオ・ジェームズ 1984~)もローズに好意を寄せる一人で、地元IRAグルーブの若者らも例外では、ありませんでした。
保守的な小さな街のこと、ローズに相手されないと分かるや男たちは、手の平を返したようにキリスト教宗派間の対立もあって、結婚前の女性が、魅力的なことに対し不謹慎かつ不道徳なものとしてひどい仕打ち(嫉妬による逆ギレ)をしました。
a0212807_05123237.jpg住民に気兼ねしたローズの伯母は、彼女を森の中にある廃屋に独り住まわせました。
そんなある日、森の中に炎上した戦闘機が、墜落、脱出してパラシュートの紐に絡まり木にぶら下がっている重傷のパイロットにローズが、駆け寄ると恋人のマイケルでした。
ローズは、重傷のマイケルを匿い彼の治療しながら愛を育み近くの教会で二人だけの結婚式を挙げました。
a0212807_05123648.jpgしかし、二人の幸せは、長く続きませんでした。
ゴーント神父やIRAグループが、二人の隠れ家であった廃屋に現れました。
ローズは、マイケルを逃亡させますが、二人の最後の別れとなり、ローズは、マイケルの子供を妊娠していました。
厳格なカトリックの価値観に縛られるアイルランドでローズは、未婚の母とされ、いかなる理由(レイプされ妊娠したとしa0212807_05124167.pngても)であっても‘罪深い女性’として矯正(悔い改め)させられました。
映画は、ベートーヴェン「月光」のピアノ旋律が、流れる中、取り壊しの決まった精神病院に40年もの長い間、我が子殺しの罪による精神障害犯罪者として収容されているローズ・F・クリアという老女の元へ、今や大司教とa0212807_06105884.jpgなったゴーント元神父からの依頼で精神科医 スティーブン・グリーン(エリック・バナ 1968~)が、診察のために訪れるところから始まります。
老女は、自分の名前が、「ローズ・マクナリティ」であるとグリーン医師に強く訴えます。
そして、彼女は、我が子殺しの罪を全否定しマイケル・マクナルティの妻であること、自分の聖書の中に40年間の出来事を書き続けているとグリーン医師に伝え、マイケルと出遭ってからの自分の人生を語り始めました。
a0212807_05124930.jpgそして、あっと驚く感動のミステリー ‥ ジム・シェリダン監督のすばらしい演出(エンディング)に私は、心から感動しました。

(上と左写真 : 撮影中のムーニー・マーラとジム・シェリダン監督)

by blues_rock | 2018-03-01 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)