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心の時空

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a day in my life

ポルトガルの長皿修理

a0212807_21220249.jpg「またやってしまいました。」と電話から意気消沈した韓国ビストロ‘七階のナム’の副シェフの声、器を上手に割る名人なので、いつものことと気安く「平気、平気、直してあげるから欠片(かけら)も全部集めて保管しておいてね。」と安請け合いしました。
後日、ナムを訪ねたとき、壊れた器を見ると見覚えのあるオーナーシェフ チョンさんポルトガル旅行記念のお玉杓子(おたまじゃくし、25㎝)形した長皿陶器数枚のうち二枚が、割れていました。
まず大きく 3つに割れたものを見せられたので、修理も簡単そうに見えOKし、食事をしようとしたら「じつは‥もう一枚あります。」と気落ちした副シェフからビニール袋を目の前に出されました。
a0212807_21215090.jpg袋の形とガシャガシャという音でイヤな感じは、していましたが、予感的中 ‥ 袋から出して小さく割れた欠片(かけら)をテーブルの上に並べると、まるでジグゾーパズルのピースのよう、思わず「エー! こりゃ手に負えんよ、捨てたらどう?」とつれなく(やりたくないが本音)伝えると今度は、妙齢の女性二人が、「エー!」、何とかして欲しいと二人から懇願されると私も鬼になれなくて「分かりました。帰るまでにジクゾーパズルを完成させ、ピースをセロテープで繋いでおいてね。」とお願いしました。
一枚目は、ひと月もしないで出来上がり届けましたが、ジクゾーパズルのほうは、出来上がるまで半年余り費やし心の中で‘サキちゃん、もう割らないでね’とつぶやきながら漆を塗りました。

by blues_rock | 2018-02-22 00:02 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)