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心の時空

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a day in my life

恋に落ちて  シネマの世界<第174話>

今夜は、アカデミー賞主演男優賞の名優 ロバート・デ・ニーロ(1943~、出演時41歳)と同主演女優賞の名女優 メリル・ストリープ(1949~、出演時33歳)が、偶然出遭った大人の(中年男女の)抑え切れない ‘恋心’ を切なく演じる1984年の名作「恋に落ちて」(Falling in Love)は、監督 ウール・グロスバード(1929~)、a0212807_126448.jpg脚本 マイケル・クリストファー(1945~)、撮影監督 ピーター・サシツキー(1941~)の5人が、クインテットで奏でる極上のアンサンブル映画です。
ニューヨーク郊外に住むフランク(ロバート・デ・ニーロ)とモリー(メリル・ストリープ)は、クリスマスの日、家族へのプレゼントをマンハッタンの書店でショッピング、贈り物を抱えて帰る途中、混雑する店内で身体が、ぶつかりプレゼントを床にまき散らしてしまいました。
お互い笑いながら拾い自分のヘマを詫びて別れました。
家に帰り家族にプレゼントした本が、二人とも自分の買ったものと違い、相手のものあることに気づいたものの名前は、おろかどこに住むのかも分かりませんでした。
それから数日後、フランクとモリーは、偶然通勤電車の中で再会しました。
a0212807_133448.jpg家族(愛する妻と子供二人)と幸せに暮らすフランク、建築士の夫と二人静かに暮らすモリーは、車内での何気ない会話に、お互い相手を意識するようになりました。
これから行き帰りは、いつも同じ電車に乗ろうとフランクが、モリーに提案し彼女も躊躇いながらも承知しました。
いつしか二人は、電車の中で会い話すうちに少しずつ胸の中で相手へのときめき(Falling in Love)を感じるようa0212807_134238.jpgになりました。
それから二人は、配偶者に内緒でデートを重ねるようになりました。
フランクとモリーの恋は、二人とも相手への気持ちを抑えながらの精神的なものでしたが、次第に感情を抑えきれなくなっていきました。
それでも二人は、一線を越えることが、できませんでした。
フランクの様子が、変なことに気付いた妻は、夫に問い質します。
a0212807_1344610.jpg「モリーという好きな女性が、いる。 だが精神的なものだ。 彼女とは、何もない。」と答えるフランクに妻は、「それの方が、なお悪い。」と怒り、子供を連れて出て行きました。
一方、モリーの夫が、彼女の恋を責めることは、ありませんでした。
ヒューストンに転勤することになったフランクが、モリーに別れの電話をかけて来たのに自分に伝えず無言で切ったことを知ったモリーは、夫の制止を振り切って土砂降りの雨の中車で、空港に向かいますが、途中電車a0212807_1352339.jpgの遮断機にさえぎられ間に合いませんでした。
そして、フランクもモリーも離婚、二人が、別れて一年経ったクリスマスの日、運命に導かれるように二人は、偶然立ち寄ったマンハッタンの書店で再会しました。
笑顔で挨拶する二人 ‥ 「やあ久しぶり、元気?」とフランク、「あなたは?」とモリー、そして、二人は、「じゃ、ここで」と言って書店の前で別れ、ニューヨークの雑踏の中に消えていきました。ここからは、あくまで私の独断ながら、不毛な恋ばかりしてきた我が人生a0212807_1355515.jpgにおいて私が、至った結論は、「恋は自己中心で非常識」ということでした。
二律相反(矛盾)するかもしれませんが、私の中に「人生に価値あるものが、あるならば、それは、感動する心である。 ならば、恋こそ人生最高の感動ではないか!」ともう一人の私は、確信をもって喝破しています。
ともとあれ、小椋佳詩曲の「恋、してしまうもの」を聴き恋する者の心が、伝わる方ならば、きっと人生を無駄に過ごして来られなかった方と私は、推察いたします。
by blues_rock | 2013-06-09 00:20 | 映画(シネマの世界) | Comments(2)
Commented by j-machj at 2018-01-01 16:39
あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いいたします。

僕は、ロバート・デ・ニーロ出演の映画で、この映画だけは観ていないのですよ。
こうやって、振り返ってみてみると若いころのロバート・デ・ニーロもイケメンでメリル・ストリープも美人ですね。

その後、ロバート・デ・ニーロは怪優と言われ、メリル・ストリープは文句なしにハリウッドを代表する大女優になりましたね。
Commented by blues_rock at 2018-01-01 18:58
TSUTAYAにDVDが、ありますので、もし機会あらば、お薦めいたします。(必見です。)
アナログ世代の私は、もはや ‘恋’ という概念が、何でもアリのデジタル人類には、もう存在しない(消滅した)のではないかと思えてなりません。
上手く説明できませんが、恋という概念のもつ脳内のエネルギーこそ有史以来、哲学・芸術(美術・音楽)・文学など精神世界創造の源泉(パワー)になってきたように考える私ももはや絶滅種なのかもしれません。