プレデスティネーション シネマの世界「第634話」

に関わる人たちに起きる時間の歪みによるタイムパラドックス(時空の逆説)を映画は、描いています。バーテンダーに身を偽りバイオリンのケースに似た時標変換装置を使いタイムスリップを繰り返す時空警察官をイーサン・ホーク(1970~)が演じ、バーテンダーの時空警察官を管理する上司をノア・テイラー(1969~ 「シャイン」で主人公デイヴィッド・ヘルフゴットの青年時代を好演)、この映画で秀逸な名演技を見せたのが、オーストラリアの新進気鋭女優サラ・ス
ヌーク(1987~)で、映画の冒頭、サラ・スヌーク演じるジョンと名乗る男は、ふらりとバーに現れ初対面のバーテンダーに自分の身の上話をします。ジョンは、昔、街で偶然出遭い恋に落ちた若い女性ジェーンの話をしました。
サラ・スヌークは、ジョンとジェーンの二役を名演しています。
一つだけネタバレを紹介するとジョン=ジェーンは、同一人物(二人の自分がいる)、えっ!? 何? どう云う意味?と訊ねられても、それは、映画を見てのお楽しみです。時空警察官のバーテンダーは、上司に自分の後任として連続テロ爆弾魔フィズル・ボマーの追跡逮捕の時空警察官にバーで遭ったジョンを指名、そのジョンが、昔街で出遭って恋をし結婚する相手のジェーン、
そして二人の間に生また子供、この映画の狂言回しである連続テロ爆弾魔フィズル・ボマー、ポイントは、この4人の関係です。これ以上は、ナイショにします。
タイムパラドックス(時空の逆説)とは、例えて云えば、自分の生まれる前に時間を遡り(タイムトラベルし)自分の親を殺したとしたら、親を殺した自分は、何者なのか?(理解できますか?)
1984年映画「ターミネーター」でAIコンピューターが、支配するデストピア社会に反旗を翻し、人類救済と解放
のために革命指導者となるジョン・コナー、その未来の革命指導者ジョンをやがて身ごもり母となるサラの命を狙う殺人マシンのターミネーター、革命指導者ジョン・コナーからサラの護衛に任ぜられ過去に送られたジョンの部下カイル‥不死の殺人マシン、ターミネーターからサラを必死で護るうちに愛し合うようになり身ご
もったのは、後の革命指導者ジョン・コナーです。1985年からの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作にも、過去にタイムスリップした主人公が、若くチャーミングな自分の母親に恋をするなどタイムパラドックス(時空の逆説)のシーンが、登場します。
拙ブログで紹介した「インターステラー」、「インセプション」、「12モンキーズ」などもタイムトラベルとタイムパラ
ドックスのシーンが多く登場します。マッツ・ミケルセン主演のSF映画「ザ・ドア 交差する世界」のプロット(物語)は、パラレルワールド(別の次元=時空に並行して存在する同じ世界)をプロットにタイムパラドックス(時空の逆説)を映画の道具立てにして描いた秀作です。
今夜ご紹介した映画は、頭に刺激が、欲しい方にうってつけの好い映画と思います。

