金継ぎ作品展 2016 in 唐津
が、好評のうちに無事終了しました。
7日間で3,500名くらいの方にご来場いただき厚くお礼申しあげます。
作品展は、私にとっても講師や会員皆さん方の作品を一つひとつ自分の手にとりゆっくり研鑽できますから千載一遇のチャンスです。
私は、15口出品いたしましたが、その一部を掲載したいと思います。
Ⅰ.古唐津 無地釉
青金呼び継ぎ皿
‥ 形、色合い、厚さの合う陶片を選び、ルーターでカットし、ぴったり合わせるのが、難儀で四苦八苦しました。
Ⅱ.古絵唐津
梨子地銀に金網
文(あじろもん)
蒔絵
‥ 蒔絵名人講師の作品をお手本に四苦八苦して描いた三つ目の網文(あじろもん)です。
Ⅲ.古絵唐津
錫地に銀網文
蒔絵
‥ これもⅡと同じく四苦八苦した二つ目の網文皿です。
参考: 網文デビュー作はこちら
Ⅳ.古唐津 無地釉
梨子地銀継ぎ皿
‥ 金継ぎのほうが良かったかなと思っています。
唐津市近代図書館で開催の「古唐津のぐい呑み展」も逸品ぞろいでなかなかの見応えでした。
私は、単眼鏡を持参し弩アップで眺めました。
古唐津のぐい呑みは、4百年の歴史の中で愛用され伝承されてきたので半数近くに‘金継ぎ’ ほか修理跡が、見られその直しも含め一点一点じっくり鑑賞しました。
なかなか追いつけませんが頑張らなきゃ、と毎回叱咤激励してくれるのが『金継工芸会作品展』です。
作品展は、私にとって講師の方々や先輩諸氏の優れた作品をわが手に持ってしげしげ見ることのできる絶好のチャンス‥技術を盗むのは、ドロボーじゃないので作品展のたびに技術をゴッソリ盗んでいます。(は、ウソながら、いつもチョッピリ課題をいただいています。)
松尾さんの刻苧(コクソ)の霊(執念)が、隣りの私にのり移り、いま私は、刻苧のキツネ憑き状態‥めでたく作品に憑依したらこれ松尾さんのおかげです。