高齢者介護 ‥ 親子


子供が、親をみるのが当然という時代は、終わり、年を取ったら妻(夫)や子が、何とかしてくれるだろう、年金や財産もすこしはある、も通用しません。
認知症や寝たきりになれば、親の権威は、地に堕ち、自分の財産の管理もできなくなります。
若い時、どんな立派な仕事をしてきても、ボケれば、財産の管理どころか、人の手も借りなければ、生きられず、何事も黙って従わなければなりません。
子は、親の財産を当てにし、親は、子に当然のように、介護を求める、というもたれあいの関係が、トラブルの元です。
私たちは、人生100年を覚悟しなければなりません。
「存在」するだけではなく、老後をどう生きるかを自分自身で考えなければならないのです。
ボケないうちにやらなければならないことは、老後の生活費のことですが、任意後見制度をボケないうちに選ぶのも賢い選択だと思います。
また、死後の相続の問題もあります。
介護の苦労は、やったものでないとわからないと言われますが、相続というのは、親の介護の責任を果たした者のみに与えられる権利だと思うのです。
介護している子に「私が死んだらあなたに全部あげます」と言っておきながら、遺言も書かないで亡くなり、遺産相続で子供たちが、相争っているケースもよく聞きます。
介護もしない子供たちにも平等の相続の権利を与える民法は、争いの元です。
「死後は、自分の介護をしてくれた子に遺産相続する。」とさっさと遺言を書いてあげることが、大変な介護への労に報いることだと思います。
子供たちとは、経済的にも精神的にも自立した関係で、思いやりでつながればいいと思うのです。(田)


