2025年問題‥パラサイト・シングル(前編)
も相当数います。団塊の世代の親である戦争を体験した旧世代の親たちは、戦前・戦中の艱難辛苦と滅私奉公を強いられた生活の反動で我が子たち(団塊の世代)には、二度と同じ苦労をさせまいとの思い強く‘自由・権利・義務’を人権教育の理念としてきました。
戦後70年、私たち日本人は、自分の自由と権利(要するにワガママ)だけは、しっかり主張する国民になりました
が、同時に負うべき‘義務’と‘自立・自助・自己責任’のない異形の国民になりました。団塊の世代は、子供のころから自由と権利を主張、やがて都会に出て親の仕送りで大学を卒業、企業に就職し結婚、子供が生まれ、核家族をつくり、田舎の親は、次第に老いて我が子夫婦と孫の盆正月の帰省を楽しみに生きて来ました。
団塊の世代の80~90才代の親たちの中には、過疎化した限界集落で老夫婦の‘認認介護’か‘認知症独居’を
している方も大勢おられます。日本の経済発展を担った団塊の世代も高齢になり、間もなく老いた親と同じ身の上、2025年~2050年に日本の抱える深刻な諸問題の中心にいます。
パラサイト(=寄生虫)・シングル(=独身)という表現には、少し毒があり言葉の響きに確かにトゲはありますが、このパラサイト・シングルたちもまた「2025年問題‥老いる団塊の世代」(こちら)と密接な関係があり、現在すでに大きな社会問題となっている日本の少子化や高齢者介護の問題に大いに関係しています。
団塊の世代を親にもつ団塊ジュニアの世代は、日本経済のバブル期に何の不自由もなく贅沢三昧に育ち、その彼らもいまや‘アラフォー(30代後半から40代)’となり、彼らは一人っ子も多く、親の溺愛と自立できない中年子供の共依存関係にあります。独身の40才代で親元で暮らし‘オンブにダッコ’の共依存中年が、典型的なパラサイト・シングルです。
(後編に続く)

