天安門前の車両炎上と北京の青い空
そして現在、持続不可能な経済政策と理不尽な政治体制を続けようとする中国共産党の国策の未来は、大気汚染されたダークな北京の空に象徴されているように思います。
10月28日、北京の天安門にウイグル族過激派グループの乗用車と推察する車両が突入、炎上しました。新疆ウイグル自治区では、今年の4月と6月、少数民族ウイグル族による大きな暴動が二度発生しています。
‘なぜウイグル民族の大暴動が起きるのか?’‥3月13日の拙ブログ「中国4千年の中華思想‐第11夜(ウイグル民族の独立運動)」にその理由を書きましたので、興味のある方は、こちらをご覧ください。
中国共産党政府は、事件の調査も終わらないうちからウイグル民族主義過激派による自爆テロと決め付けて
いますが、自爆テロにガソリンだなんて‥子供でも信じないでしょう。この車両が炎上しただけの自爆テロ事件は、あまりに唐突で動機も今一つ釈然としません。
世界中のメディアが、この事件に大きな関心を持ちビッグ・ニュースとして取り上げているのとは対照的に、中国政府から情報管理されている中国のメディアは、形だけの簡単なニュースでお茶を濁し終わらせようとしています。
もし今回の天安門に車両が突っ込み炎上した事件が、少数民族ウイグル族過激派グループの犯行ではなく、
漢民族でも虐げられた貧困層不満分子の犯行としたら中国政府のショックは、ウイグル族過激派の犯行よりずっと大きく、中国共産党にとって都合の悪い知りたくない真実となります。国家公安当局は、ウイグル族過激派の犯行と断定するでしょう。
中国人口の92%を占める漢民族の貧困層の‘格差拡大への不満’が爆発、反体制運動の激化により暴動が拡大したら中国共産党体制にとって正に悪夢となります。
PM2.5で大気汚染されたダークな北京の空のように、中国国内には「貧困と格差」・「一党独裁と民主化」・「持続不可能な社会発展と環境汚染」などの暗雲が広がり、中国の近未来をダークにしています。

