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モネ・ゲーム  シネマの世界<第168話>

モネ・ゲーム  シネマの世界<第168話>_a0212807_20244162.png現在、博多で公開中の映画「モネ・ゲーム」(原題:Gambit‥仕掛け、先手)を見ました。
新作「モネ・ゲーム」は、1967年映画「泥棒貴族」(原題:Gambit)のリメイクながら、映画リメイクのためにジョエル&イーサン・コーエン兄弟が、脚本を担当しています。
「さすが、コーエン兄弟!」と唸るくらい映画の筋立てとストーリーの展開さらに最後の顛末(どんでん返し)といい、実に脚本(シナリオ)のすばらしい映画です。
マイケル・ホフマン監督(1956~)の映画を見るのは、この「モネ・ゲーム」が、初めてながら、私は、コーエン兄弟の脚本を丁寧に撮ったな‥と言った印象をうけました。
映画は、コリン・ファース(1960~)とキャメロン・ディアス(1972~)演じる二人のサギ師凸凹コンビが、アラン・リックマン(1946~)の演じるモネ・ゲーム  シネマの世界<第168話>_a0212807_2027435.jpgイギリスの絵画コレクター(メデイア王の大富豪)に印象派の巨匠モネのニセモノ名画をあの手この手で売りつけようとするコメディ映画です。(予告編はこちら
イギリス人2人の名優とアメリカ人女優が、サギ師とカモの役を肩のカチラを抜いてコミカルに演じ、時々プッと吹き出すシーンも交え最後のオチ(どんでん返し)まで楽しめる面白いコメディ映画でした。
コリン・ファースは、「真珠の耳飾りの少女」(2003)のフェルメール、「英国王のスピーチ」(2010)のジョージ6世(アカデミー賞主演男優賞受賞)、「裏切りのサーカス」(2011)のスパイと、どの役でも名優ぶりを発揮していますが、「モネ・ゲーム」で見せたコミモネ・ゲーム  シネマの世界<第168話>_a0212807_20302298.jpgカルな演技は、彼の俳優としての新境地といえるでしょう。
傲慢で猜疑心が強い美術コレクターを演じるアラン・リックマン(1946~)は、「ダイハード」での冷酷な強盗団のボスを演じたときの印象が、私に強く残り、コメディ映画に出演している彼の顔を見ているとそのギャップについ笑ってしまいます。
モネ・ゲーム  シネマの世界<第168話>_a0212807_20593754.jpgニセモノ・モネの名画を所有するテキサス女性を演じるキャメロン・ディアスは、やはりコミカルなコメディ映画が、良く似合う女優と改めて思いました。
by blues_rock | 2013-05-21 00:32 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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