清河(チョンハー)への道
新井英一の本名は、朴英一(パクヨンイル)、父親が韓国人、母親が日本人で福岡県出身、彼は自分自身を‘コリアン・ジャパニーズ’と呼んでいます。
その旅の思い出と併せ、自分の半生を真っ直ぐ赤裸々に歌った「清河への道~48番」を一枚のアルバムに収め1995年に発表、新井英一の地を這うような力強い声が、人生の哀歓と大地の悠久を歌いあげ、一大叙事詩の日本のブルースが誕生しました。
◇ 新井英一 : 作詞・作曲・歌 ◇
「清河(チョンハー)への道」(ハングル・ヴァージョン)
アジアの大地が 見たくって 俺はひとり
旅に出た 玄界灘を船で越え 釜山の港を前にして 夜が明けるのを 待っていた
釜山の街でバスに乗り 海雲台の海を見た ここが親父のふるさとと 思えば道行く人たちの 顔がなにやらなつかしい
言葉のわからぬ悲しさか 身ぶり手ぶりで話しした 俺はここへ行きたいと 半島の地図をさし出して 慶尚北道と指をさす
バスをいくつか乘りついで やっと慶洲へたどりついた リュックかついで人波を 右へ左へ步いてた 心は遠いノスタルジア (下の地図)朝鮮半島(韓国)と慶尚北道(清河)
腹をすかせて飛び込んだ ハングル文字の食堂で 人がうまそうに食っていた あれと同じを下さいと すまない気持ちで顔を見た
親父の生まれは清河で まだまだここから遠いとこ ふたたびバスに乗り込んで 山をいくつか越えた時やっと清河で降ろされた
どこまでもつづく遠い道 はるかむこうに山がある
親父も昔この道を 歩いてきたかと思ったら 心がだんだん熱くなる
やっと来たかと ふるさとが 両手広げてよろこんで 迎えてくれているような 愛しい大地の風が吹く
一人で歩く 清河への道
アリアリラン スリスリラン アラリヨ
アリラン峠を俺は行く
英一と迎日〔湾)は別物。
コメント、ありがとうございました。
私は、PIAOXIZANさんや新井英一さんたちの経験された時代背景を真に理解していないので、PIAOXIZANさんの述べられている「曲を聴いたときの違和感」を感じないのかもしれません。
今年の夏、プサンで私たち金継ぎ工芸会が、作品展をするので行ってみようかなと思案しているところです。
ハングル文字?「ハングル」はそれだけで「偉大な文字」という意味で」、わざわざ「文字」を付けなくていい。
コリアンジャパニーズ?コリアンジャパンニーズは帰化した「韓国系日本人」という意味で、新井は帰化していないようなのでジャパニーズではありません。