金曜日の俳句会
11月2日金曜日の「句会」には、16名のお客様(高齢者介護施設利用者の皆様)が、参加されました。
皆様が、詠まれた俳句の中からお一人1句を選び、作者名を伏せて、その俳句を大きな紙に書いて参加者全員に披露いたします。
選者は、俳句を学んだ施設長です。
三時のお茶を飲みながら、全員の俳句16句を詠みあげ紹介しますが、この時点で既にほとんどの方は、自分の俳句を憶えておられません。
お茶のあと、「句会」に参加した全員で‘今日の1句’を選ぶ全員審査会を開き、選者の総評を聞きながら賑やかで愉快な「句会」は、終わります。
今回の「句会」からお三方の句をご紹介します。
お三方とも程度の差こそあれ認知症を発症されていますが、いつものことながら感性豊かで俳句センスの良さに感心いたします。 (上写真 : JR佐賀駅近く、茶舎「空」の看板)
しかし、当のご本人たちは、小1時間前に、自分が作った俳句のことなど、すっかりお忘れでした。
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「 ぬきんでて 強き日射しや イチョウの木 」 (要介護3/91才女性) ‥ ‘今日の1句’に選ばれました。