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心の時空

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数寄者の美術館「丹波古陶館」

六古窯のひとつ丹波窯は、800年くらい前、時代が平安から鎌倉に移るころ穴窯(あながま)による焼成で当時の生活必需品であった甕(かめ)や壺(つぼ)を多く生産しました。
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陶土を煉り紐状にして甕(かめ)や壺(つぼ)に成形し穴窯(あながま)に入れ、同時に多くを焼成する技術を発達させた丹波は、桃山時代まで400年くらい続きました。
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人々の暮らしの必需品であった米や塩を貯蔵し、水を汲んで貯め、梅干を漬けたりするのに不可欠であった甕や壺は、京都・大阪の庶民に広まり丹波窯を次第に有名にしていきました。
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その古丹波窯で焼成された古陶の数々を篠山市の丹波古陶館で見ることができます。
数寄者の美術館「丹波古陶館」_a0212807_21111670.jpg丹波古陶館が、所蔵している古丹波のコレクションは、どれもすばらしく年代別・形状別・釉薬別に分類され、そのうち312点が、兵庫県指定文化財になっています。
古丹波窯の特徴は、変化に富んだ緑色の自然釉(しぜんゆう)にあり、とくに自然釉三筋壺などは、古丹波の見どころでしょう。
丹波古陶館は、JR福知山線篠山口駅からバスに乗り篠山バス停下車、そこから徒歩3分のところにあります。
近くに篠山城跡があり、丹波古陶を堪能した後ゆっくり散策してみるのも良いでしょう。
by blues_rock | 2012-08-07 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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