ロックの化身 ジミ・ヘンドリックス
彼の奏でるブルースロックを聴いていると、気持ちがとても静かに安らぎます。
ジミ・ヘンドリックスの天才的ギター演奏は、ロックミュージシャン・ブルースギタリスト・ジャズマン・ロックファン誰もが絶賛し、その唯一無二の才能を認めています。
彼はデビュー後4年の間に3枚のレコード(海賊盤や非公式なものは除く)をリリースし亡くなりました。
わずか4年の短い活動期間でしたが、ジミ・ヘンドリックスほどオリジナリティ溢れ、斬新な音楽「ブルース+ロック+ジャズ」をフュージョン(融合)したギタリストはいませんでした。
しかし、当時のアメリカでは前衛すぎて、異端として受け入れられず、不運のうちにイギリスに渡ります。
イギリスでは、ブルース・ロックの全盛期にあり、ジミ・ヘンドリックスの斬新で超絶技巧のギター・テクニックは、イギリスのロック・ミュージシャンたちを驚愕させロックファンを熱狂させました。
当時のエリック・クラプトンもその一人‥「ジェフ(ベック)と自分が一緒に演奏してもジミにはかなわない」といっていたそうです。
ブライアン・ジョーンズもキース・リチャーズもピート・タウンゼントも‥ジミ・ヘンドリックスのギター演奏に心酔していました。
その絶頂期のジミ・ヘンドリックスは、ドラッグ・アルコール・睡眠薬を同時服用しており、常に酩酊していましたので命をいつ落としてもおかしくない状態でした。
ジミ・ヘンドリックスはストラトキャスターギターを愛用、エフェクターを操りファズ・ワウワウ・アーミング・チューニング・チョーキングと、今ではブルース&ロックの世界では普通になったギターの演奏技術を、ジミ・ヘンドリックスはすでに即興演奏していました。
1969年ウッドストック・ロックフェスティバルで、アメリカ国歌を演奏したジミ・ヘンドリックスのパフォーマンスには鳥肌が立ちました。
この演奏を聴いたローリングストーンズのミック・ジャガーは、1960年代最高のロックだと絶賛したそうです。
参考:1969年ウッドストック・ロックフェスティバルでアメリカ国歌を演奏するジミ・ヘンドリックス(こちら)