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心の時空

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a day in my life

ノーキー・エドワーズ‥ベンチャーズ

ノーキー・エドワーズ‥ベンチャーズ_a0212807_1111657.jpg夏といえば、ベンチャーズ‥セピア色の懐かしい青春の音エレキギターが発するテケテケテケ‥サウンド、インストゥルメンタル・バンドですが、日本の元始的ロックンロールバンドに絶大な影響を与えました。
1959年の結成で、1960年「ウォーク・ドント・ラン」でデビュー、1964年「パイプライン」がヒット、1965年ベンチャース・サウンドの代表作となる楽曲「ダイアモンド・ヘッド」・「10番街の殺人」・「キャラバン」・「クルーエル・シー」‥と数々のヒット曲を続けてリリースしました。
リード・ギターのノーキー・エドワーズが脱退する1968年までが、私にとってのベンチャーズでした。
「パイプライン」の演奏中に「キュ、キュ」という音が入り「あの音はなんだろう?」と不思議で仕方がありませんでしたが、後年友人からリード・ギターのノーキー・エドワーズが、指の爪で弦を引っ掻いて演奏している音と聞き驚きました。
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「ダイアモンド・ヘッド」での「テケテケテケ‥テケ」と弦をスライドさせピッキングするクロマティックラン奏法(私にはテケテケテケ奏法ですが)も、ノーキー・エドワーズの天才的で卓越したオリジナル・テクニックでした。
有名になった日本人ギタリストの多くが、ベンチャーズを聴いて胸をときめかせてギターを習い憶え、とくにノーキー・エドワーズのギターのコピーをすることで、きっと夢を膨らませていただろうと想像できます。
以前ギターの上手い友人に尊敬するギタリストはダレかと訊ねたことがありました。
すると彼は迷わず‥ノーキー・エドワーズ!自分にとっては神様だ、と答えました。
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1970年代になるとベンチャーズは、ファンの多い日本人向けにつまらない歌謡曲を数曲作曲しヒットさせ、以来日本公演を毎年続けていますが、1965年~1968年当時、エレキ・ギターで不思議な演奏をするノーキー・エドワーズのいるベンチャーズが、今でも私にとってのベンチャーズです。
by blues_rock | 2011-08-10 01:13 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
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