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心の時空

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a day in my life

水の話

「水」は、地球に生きるすべて生命(いのち)の源です。
化学記号ではH2Oと表わし水素二つと酸素一つが、結合してできた物質です。
宇宙天体の中で地球を「水の惑星」と呼び、宇宙から地球を見た宇宙飛行士は「地球は青かった」と表現しています。
地球上の生物体は70%~80%が、水でできています。
人体も60%~70%が水、海水と同じ濃度です。
太古の昔人類が生まれた故郷(ふるさと)海の濃度をいまでも人体は、記憶しているのでしょう。
水の常識として水を温めると湯となり沸点100度で水蒸気になります。
水は、融点0度で結晶し氷となります。
水の比重は、摂氏4度で最も高く1gの基準となっています。
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水の惑星地球のすべて水を1リットルのペットボトル1,000本に換算し淡水は、わずか3本(0,3%)です。
ほとんど海水で972本(97,2%)氷河21本(2,1%)その他4本(0,4%)です。
残り3本(0,3%)の淡水のうち、人類は2本を農業用水として使用し最後の1本から工業用水・生活用水と利用、70億人の人類に残された飲料水は、ペットボトルから落ちる一滴しずくに等しい微量しかありません。
水は、大気の中を循環しています。水の話_a0212807_23264659.jpg
太陽の熱により蒸発した水は、水蒸気となり大気圏で雲となり降水(雨や雪)して地表を流がれ(河川・湖水・海)あるいは地中深く浸透して数千年数万年の地下水として蓄えられます。
水は、地表に噴出した火山を冷やし、岩石を侵食しながら土砂を運搬さらに有機物を堆積して肥沃な大地(表土)を生成しています。
1日あたり普通の人で2,300mlの水分‥1,200mlの尿・200mlの糞・900mlの汗を排出しています。
一方1,200mlを飲料水として、800mlを食事で300mlを呼吸で吸収しています。
日本人の一日平均(成人)の水使用は242ℓ、なんと1ℓペットボトル242本を一日に使っています。(ちなみにアフリカの水のない地域は、1日2ℓで生活しています。)
日本では毎日トイレに68本(28%)、風呂に58本(24%)、炊事56本(23%)、洗濯41本(17%)‥の順で飲める水を生活用水として浪費しています。
なんと贅沢な暮らしをしているのでしょう。
水の話_a0212807_23111710.jpg
私たち日本人は、古くから水にまつわる多くの言葉を使ってきました。
水くさい・水商売・水に流す・水かけ論・水もしたたる・水を注す・湯水のように・水入らず、などなど、日々の暮らしに溶け込んだ言葉ばかりでした。
温帯モンスーンの気象は、日本列島に四季折々の雨・雪を降らせ、全国いたるところに豊かな河川・湖(池)・地下水(湧水)をつくりました。
そんな私たち日本人の豊かな水のある暮らしも過去の話になりました。
by blues_rock | 2011-06-09 22:58 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
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