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心の時空

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a day in my life

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玄洋窯の陶芸教室で いま挑んでいる‘破れ茶碗’の作陶に、手間取り、その合間にむらっ気で「灰釉木の葉皿」
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2枚を創りました。
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何とも野暮ったくシャープさに欠けますが、エアプランツとの相性は、良いようです。
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その日の帰り、玄洋窯 駐車場前(下写真 トンネルの向こう)の路上で、枇杷の落ち葉を拾いました。
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概ね乾いているものの少し柔らかいので、これ以上葉の形が、壊れないよう拭き漆(生漆を樟脳油で薄め柔ら
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かい筆で塗り綿棒で拭き固める)を二回してみました。
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これからさらに数回、拭き漆を続けてしっかり固めたいと思います。
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見渡せば、漆工芸(あるいは 漆遊び)の素材(ネタ)は、至るところに転がっているものです。
by blues_rock | 2017-09-11 01:19 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
私は、‘映画ならでは’ の傑作というのは、こういう作品のことを言うのだと思います。
2016年アメリカ映画「サーテン・ウーメン(ある女性たち)」は、何とも侘しい寂寥感を漂わせながら、4人の女性
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それぞれ(Certain Women)の普段の生活 ‥ 彼女たちの人生が、同時進行の群像劇として描かれ 人間なら誰にでもある根源的な孤独感は、映画を見ている者の心にもひしひしと伝わってくる心理ドラマの傑作です。
a0212807_11422074.jpg監督(・脚本・編集)は、インディペンデント系映画の才媛ケリー・ライヒャルト監督(1964~ 左写真中央の女性)で、彼女の秀逸な演出を16mmカメラで撮ったクリストファー・ブロベルト撮影監督(1970~、2014年秀作「ロウダウン」の撮影監督、ライヒャルト監督の左横でカメラ・フレームの確認している男性)映像(カメラワーク)が、実にすばらしくお見事です。
a0212807_11524680.jpg主人公4人の女性を演じる何れも名女優たち、ベテランのローラ・ダーン(1967~)、ライヒャルト監督お気に入りのミシェル・ウィリアムズ(1980~)、キャリア実力ともに演技派のクリステン・スチュワート(1990~)、無名ながら優れた存在感をもつリリー・グラッドストーン(1986~)の卓越した演技は、ライヒャルト監督の繊細な演a0212807_1155506.jpg出を見事に表現、彼女たち4人それぞれの孤独な心情が、自然でリアリティに溢れ見る者の心にじわじわと切なく迫ってきます。
この映画の製作総指揮を名匠トッド・ヘインズ監督(1961~)が、担っていることも見逃せないと思います。
a0212807_1156459.jpg日本語版のタイトルは、原題の「サーテン・ウーメン(Certain Women ある女性たち)」が、「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」に変えられプロットの説明になっているのは、いただけません。
主人公の女性たちは、自ら自分の人生を選択しているわけではなく、今在るその時どきの現実を受け入れ今日をただ黙々と生きている( ライフ・a0212807_1159241.jpgゴーズ・オン している)だけなのです。
映画は、アメリカ北西部モンタナ州の静かな田舎町を舞台に、ストーカーのように付きまとう厄介な依頼人に振り回されている弁護士のローラ(ローラ・ダーン)、家族と暮らす新居の建設で頭がいっぱいながら同時に夫と離婚することも考えている主婦のジーナ(ミシェル・ウィリアムズ)、数人かつ高齢のa0212807_1212622.jpg受講生しかいない夜間学校で労働法を教える若い弁護士のエリザベス(クリステン・スチュワート、小さな牧場で数頭の馬と暮らしエリザベス会いたさに夜間学校に通うネイティブアメリカンのジェイミー(リリー・グラッドストーン)‥この4人の女性たちの懸命に生きる今の姿を丁寧に描いています。
a0212807_1222085.jpgライヒャルト監督の静謐ながら暗くならない(希望のある)緻密な心情描写は、この映画の見どころで、映画が、好きな女性にお薦めしたい名作です。
「サーテン・ウーメン(ある女性たち)」は、脚本(=構成)、監督(=演出)、配役(=出演女優)と‘優れた映画の基本3原則’をすべてクリアする新作映画なのに映画会社が、わが国の観客a0212807_124154.jpgに人気ないと思ったのか 劇場未公開、これではあまりに情けなくジャンクな映画の氾濫する映画貧国ニッポンの現況を憂いています。
旧日本映画の熱烈ファンとして敢えて苦言を呈するのは、過って世界の映画界をリードした日本映画の復興を切に願うからです。
by blues_rock | 2017-09-09 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
軍事サスペンス映画「アイ・イン・ザ・スカイ」は、2015年イギリス製作の映画ながら、前年2014年のアメリカ映画「ドローン・オブ・ウォー」と併せてご覧いただくと、軍事偵察衛星ならびにドローンを駆使した「現代戦争の実態」
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をよく理解することが、できます。
映画をご紹介する前に、このところ物騒かつ不穏な北朝鮮の現況に関連して 「アイ・イン・ザ・スカイ」のことに
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ついて書こうと思います。
「アイ・イン・ザ・スカイ」と「ドローン・オブ・ウォー」、この2作品を見た方は、‘北朝鮮の愚劣な太っちょ(暴力団金a0212807_1355481.jpg組の組長)’を排除(暗殺)することくらいアメリカとその同盟国が、その気になれば、朝めし前であることに気づくはずです。
しかし、問題は、その後のことで、奴隷状態で抑圧され絶対支配され続けて考えることのできない飢えた2千5百万人の北朝鮮貧民(人民ではない)が、中国・韓国・日本の近隣国ほか世界中に難民として拡散することにあり、ただでさえグチャa0212807_1362615.jpgグチャな国際社会をこれ以上紛争の多い無秩序な世界にしてしまうことをアメリカ・中国・ロシアの覇権大国は、警戒(とくに東北3省に2百万の朝鮮族が住む中国は、治安上深刻)しています。
北朝鮮に原油や鉱物などの地下資源が、あれば、とっくの昔、アメリカは、アラブ世界のように制圧していたでしょうが、北朝鮮など最貧国(世界11位
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の韓国GDPのなんと45分の1)に鼻から興味などなく1950年に朝鮮半島で勃発した共産主義勢力との戦争に介入した後始末(休戦した朝鮮戦争も北朝鮮の認識は、今もなお戦争中)を未だに引きずっているのです。
a0212807_1392187.jpg北朝鮮のプロバガンダTVが、表向き大声でミサイルや水爆核弾頭は、アメリカ本土攻撃用だと喚(わめ)いていますが、戦争の最高軍事機密を敵国向けにペラペラ言うはずもなく、北朝鮮の軍事ターゲットは、叔父や長男を担ぎ中国の傀儡(かいらい)政権にしようとした中国共産党 習政権にあり「北朝鮮に手を出すと中国全土いつでも攻撃できますよ」との暗黙のメッセージでa0212807_1394872.jpgあると理解すると国際関係の緊張感と世界政治の本質を良く理解できます。
朝鮮民族は、5百年間 朝鮮半島に君臨した中国系女真族李氏朝鮮(李王朝)の支配から1910年の日韓併合(日本帝国による大韓帝国併合)により歴代中国王朝のクビキ(=朝鮮半島は有史以来中国の支配地)を逃れたものの旧日本帝国の植民地になりました。
a0212807_13102752.jpg1945年の日本(旧日本帝国)敗戦で朝鮮半島は、38度線を国境(非武装休戦ライン)として南北に分断され現在に(1953年朝鮮戦争休戦のままの状態で)至っています。
北朝鮮(国名の朝鮮民主主義人民共和国とは噴飯ものながら)の国家体制は、三男坊の祖父が、旧日本帝国の現神人(あらびとがみ)天皇制をそっくりコピーしたものでサイコパスな父親の跡目(DNA)をa0212807_13111083.jpg受け継いだ金組三代目の三男坊は、寝首を掻かれまいと躊躇なく叔父と長男を抹殺しました。
‥と云うことで「自衛隊合憲うんぬん」、「憲法第9条改正 うんぬん」など小賢しい議論でダッチロールしている平和ボケした日本国民一人でも多くの方に世界の現状をこの最新の戦争アクション映画「アイ・イン・ザ・スカイ」と「ドローン・オブ・ウォー」併せてご覧いただき
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覚醒して欲しいと切に思います。
「アイ・イン・ザ・スカイ」は、ケニアのナイロビ郊外、イギリス・アメリカ・ケニア3軍合同作戦によるイスラム原理主a0212807_1315846.jpg義テログループ アル・シャバブのアジト(隠れ家)を監視していた軍事偵察衛星とドローンMQ-9 リーパーが、現場で自爆テロの準備をしている証拠映像を捉えました。
監督は、南アフリカのギャヴィン・フッド監督(1963~)、ロンドンにいる主人公のイギリス軍パウエル中佐(ヘレン・ミレン 1945~)と上司のベイソン国防副参謀長(アラン・リックマン 1946~a0212807_1316949.jpg2016、1988年「ダイ・ハード」の冷酷なテロリスト役で長編映画デビュー、強烈な印象を残す)が、指揮するテロリスト捕獲作戦をアメリカ本国にある地上誘導ステーションから遠隔操作、監視センサー搭載のドローン偵察攻撃機を操縦するワッツ中尉(アーロン・ポール 1979~、2016年「トリプル9 裏切りのコード」主演)と標的センサーを操作するガーション上等航空兵(フィービー・a0212807_13164737.jpgフォックス 1987~)の2人は、パウエル中佐の指令で実行していました。
現地部隊の工作員ファラ(ソマリア出身の俳優 バーカッド・アブディ 1985~、2013年「キャプテン・フィリップス」のテロリストを好演、2017年「ブレードランナー 2049」に出演)と隠れ家の隣に住む少女アリア(アイシャ・タコウ)の存在感が、映画を見ている者にさらなa0212807_13172814.jpgるリアリティを感じさせてくれます。
現在アメリカは、世界一安全な戦場 と呼ばれる本国の地上誘導ステーション(軍事基地)から軍事偵察衛星(推定100機)とドローン偵察攻撃機(372機保有)に搭載した域監視センサーを遠隔操作、中国・ロシア・北朝鮮は、言うに及ばず世界各国の軍事情報を収集し、常時危機管理しています。  (上写真 : 映画ポスター前のギャヴィン・フッド監督)
by blues_rock | 2017-09-07 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_944580.jpg巣から落ちたまだ嘴(くちばし)の黄色い子雀を高齢者介護施設 森の家のスタッフが、保護し餌をやっていたら、すっかり人に慣れ、‘手のり雀’になりました。
スタッフたちの手や肩、頭にとまり、人を恐れる様子は、まったくありません。
自然にいるはずの雀が、施設の部屋を飛び回るので 高齢者の方々は、目の前に舞い降りた雀にびっくり、おやつを啄(つい)ばみ、イタズラするので歓声や笑い声が、絶えません。
森の家のまわりには、自由な自然が、いっぱいあるのに雀のお宿へ還る気もなさそう ‥ ともあれ、雀の自由にさせたいと思います。

(左写真 : 私の左手首にとまった雀)
by blues_rock | 2017-09-05 00:05 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
劇場(KBCシネマ)公開の初日に私は、フランスきっての名女優 イザベル・ユペール(1953~)の最新作「エル ELLE」を見ました。
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当年取って79歳のオランダの名匠 ポール・バーホーベン監督(1938~ 1987年「ロボコップ」、1990年「トータル・リコール」、1992年「氷の微笑」などの名監督)と当年64歳になるイザベル・ユペールが、スクリーン上で醸し出す
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このアナーキーにしてエロティックな(妖艶な)バトルをゾクゾクして見入りました。
映画は、冒頭イザベル・ユペール演じるゲーム製作会社の女社長ミッシェルが、高級住宅街の自宅で黒装束にa0212807_4393998.jpg目出し帽の暴漢にレイプされるシーンから始まり社内外に敵の多いミッシェルの人間関係とさらに複雑な家族関係をフラッシュバックさせながらバーホーベン監督は、ミステリアスにしてエロティックそしてサスペンスタッチ(サイコスリラーかも)で、見る者の心理を煽り最後までぐいぐい引きずり込んでいきます。
a0212807_511224.jpgそれにしてもイザベル・ユペールの60代半ばとは、到底思えないセクシー(エロティック)さ、に驚きます。
これは、バーホーベン監督の演出によるものとしても彼女の演じるミッシェルの放つ性フェロモンは、彼女のまわりにいる若い女性の性フェロモンが、色あせるくらい強烈です。
とにかくミッシェルは、レイプされても落ち込み悩む風でもなく、毅然として仕事を続け、元夫や友人、同僚に平a0212807_512871.jpg然とそのことを話す彼女をダークなカメラ映像が、スクリーンに映し出していきます。
フランスの名撮影監督 ステファーヌ・フォンテーヌ(2005年「真夜中のピアニスト」、2009年「預言者」、2012年「君と歩く世界」とジャック・オーディアール監督作品を多く撮る)のカメラワークとダークな色調が、すばらしく、ミステリアスにしてエロティックな「エル ELLE」のプロットを途中からサイコサスペンスなタッチに変奏するも‥とにかく映画は、最後まで展開が、どうなるのか分a0212807_5144188.jpgからないまま見る者をドキドキ緊張させながら終わります。
相当癖のあるミッシェルを演じる演技巧者のイザベル・ユペールに挑むのが、フランスのローラン・ラフィット(1973~ 「ミモザの島に消えた母」)、アンヌ・コンシニ(1963~ 「潜水服は蝶の夢を見る」、「灯台守の恋」)、シャルル・ベルリング(1958~ 「夏時間の庭」)、ベルギーの女優 ヴィルジニー・エフィラ(1977~)です。
a0212807_5184783.jpgミシェルは、自宅でレイプされながら警察を呼ぼうとせず、犯人の正体を突き止めようとしますが、自分の中に潜在していた性的嗜好や性衝動に突き動かされたミシェルは、封印していた少女のころに遭遇した壮絶な事件のトラウマを憶い出し、同時に身辺で不審な出来事が、頻繁に起きるようになりました。
a0212807_5194064.jpgレイプの被害者でありながら妙にふてぶてしく凄味を見せつつも、時に気弱さも感じさせるという難しい役どころをイザベル・ユペールは、癖のある女性を演じさせたら天下一品の見事な演技でバーホーベン監督の演出に応え「そういう役だと理解して演じただけです」とプレスのインタヴューにもさらりと答えています。
a0212807_5215589.jpg名女優イザベル・ユペールが、稀代の女優としてどこまで行くのか ‥ 一人のファンとしてこれから出演する作品を大いに楽しみにしています。
(左写真 : ポール・バーホーベン監督と打合わせるイザベル・ユペール)
by blues_rock | 2017-09-03 00:03 | 映画(シネマの世界) | Comments(1)
先月、福岡で開催された‘フランス映画祭2017’の最終日にゲストとして登場、クロージング作品「呼吸 ~ 友情と破壊」に主演したフランス新進気鋭の女優 ルー・ドゥ・ラージュ(1990~)の最新作「夜明けの祈り」(原題「Les
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innocentes」罪なき者たち)を見ました。
映画は、1945年のポーランド、ワルシャワから遠く離れた女子修道院が、舞台の、息苦しくも‘人は、人としてし
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か生きられない’ことを教えてくれます。
ルー・ドゥ・ラージュが、演じる主人公のフランス人女性医師マチルドは、第2次世界大戦末期、ポーランドにいるa0212807_234645.jpgフランス軍負傷兵救済のために派遣された実在の人物でフランス赤十字の医師 マドレーヌ・ポーリアックが、モデルです。
ポーリアック医師は、ポーランドで自分の従事した医療活動を克明に「治療の記録」として残しており、これを読んだフランスの名監督 アンヌ・フォンテーヌ(1959~)が、女性の立場から歴史から忘れ去られようとしているポーリアック医師の書き残a0212807_2352654.jpgした「治療の記録」(理不尽な性暴力による悲劇)を「夜明けの祈り」(Les innocents 罪なき者たち」として映画化、今でも世界中の至るところで起きている性暴力を告発し糾弾しています。
この映画の特徴は、‘女性’が、主人公であること、男性は、善人も悪人もすべて脇役でしかありません。
a0212807_2383675.jpg製作スタッフもアンヌ・フォンテーヌ監督(と脚本)始め 撮影監督のカロリーヌ・シャンプティエ(1954~ 2010年「神々と男たち」、2012年「ハンナ・アーレント」)、編集のアネット・デュテルトル(1961~)と女性中心、キャストもまた主人公のフランス人医師マチルド役のルー・ドゥ・ラージュ(1990~)、ポーランド人の修道女シスター・マリア役のアガタ・ブゼク(1976~ 2016年「イa0212807_2393781.jpgレブン・ミニッツ」)、修道院長マザー・オレスカ役のアガタ・クレシャ(1971~)、他に十数人の若いポーランド人修道女たちと「夜明けの祈り」は、ほとんど女性たちの手による映画と言って良いでしょう。
映画のプロットは、1945年のポーランド、聖母マリアに憧れ処女のまま修道女となり神に祈る毎日をおくるカトリック系女子修道院に戦争末期のある日3回にわたり、敵a0212807_23104236.jpg兵捜索と告げてソ連軍の小隊が、修道院に押し入り修道女全員を凌辱(レイプ)しました。
無宗教(共産主義は宗教を否定)の野蛮なソ連兵からすれば、修道女たちも一人の女でしかなく、突然何が起きたのか分からないままレイプされた修道女のうち7人の修道女が、妊娠しました。
a0212807_23112032.jpgおぞましい性犯罪の犠牲になり悪夢を見て怯え身を寄せ合い、憎むことも恨むこともしないで、ただ神に祈り赦しを請う修道女たちでしたが、1945年の冬12月、臨月となった7人の若い修道女たちが、いました。
ポーランドのフランス赤十字施設で医療活動に従事するフランス人医師のマチルドのもとにポーランド人のシスター(アガタ・ブゼク)が、沈痛な面持ちで現われ‘私たちa0212807_2312577.jpgを助けて欲しい’と懇願しました。
寝る間もないほど多忙な毎日のマチルドは、ポーランド赤十字かソ連の赤十字施設に行くようシスターに告げますが、シスターは、頑なに拒否し雪の降り積もる極寒の森でひたすら祈り続けていました。
a0212807_23133739.jpg尋常ならざるその姿に心動かされたマチルドは、赤十字のジープで遠く離れた修道院を密かに訪ねました。
そこでマチルドが、目にしたものは、戦争末期ポーランドに侵攻したソ連兵によるレイプで身ごもった7人の修道女が、出産を控えあまりにも過酷な現実と残酷極まりない信仰の狭間で極限の苦しみにあえぐ姿でした。
a0212807_23141064.jpg修道女たちを救うため激務の間を縫い睡眠時間を削って修道院に通うマチルドですが、困難は、次々に彼女のうえに降り注ぎました。
息苦しくなるようなシーンの連続ながら無神論者の医師 マチルドが、わが身の危険も顧みずに修道女の宿した尊い命を救おうとする使命感は、やがて孤立無援の修道女たちにとり唯一の希望になりました。
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やがてマチルドと修道女たちは、宗教や信仰を超え人と人との強い信頼で結ばれました。
対照的なのが、教会の権威と修道院を守るため、母性を自覚し始めた若い修道女から赤子を奪い、秘かに修a0212807_23172731.jpg道院から遠い極寒の湖畔にある十字架の前に置き去りにして殺す修道院長マザー・オレスカです。
オレスカ修道院長の偽善と傲慢さは、保身しか頭になく、神の名を平然と騙(かた)り 自分の判断が、神(主イエス)の判断でキリスト教の正義であると他者に無理強いするところにあります。 (上と下写真 : 撮影の打合せをするアンヌ・フォンテーヌ監督)
a0212807_23251130.jpgこの傲慢さと偽善は、すべての宗教の根底にあり、これに民族と利権が、絡むので 宗派間の諍いや宗教戦争は、未来永劫なくならないでしょう。
(付録) よかったら「イワシの頭も信心」も読んでいただけると光栄です。
by blues_rock | 2017-09-01 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)