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心の時空

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a day in my life

<   2014年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧

a0212807_22592673.jpg函館出身の作家 佐藤泰志(1949~1990没 享年41才自死)の長編小説を原作とした映画「そこのみにて光輝く」が、天神KBCシネマで公開されています。
私が、今年になって見た2作目の日本映画ながら、すばらしい作品でした。
個人的な意見ですがカンヌ国際映画祭コンペティション部門に日本映画として出品したらパルムドール候補になりえる傑作映画と思います。
佐藤泰志が、小説の執筆に悶々しながら精神の病に苦しみ自死してから24年、無名であった彼の小説は、一度廃刊になりましたが、佐藤泰志の小説に登場する閉塞した社会の底辺で肩寄せ合って生きる人びと‥毎日、日々の暮らしに追われ、行き場を失いながら、明日もそこしか居場所のない人間を描いた彼の透徹したリアリズムは、いまも生活保護給付者が増え続ける日本社会を象徴しています。
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十年くらい前から‘夭折の小説家 佐藤泰志’ を知る人たちにより、彼の小説が見直され復刊されました。
2010年、彼の絶筆短編小説集となった「海炭市叙景」が、佐藤泰志「海炭市叙景」映画製作実行委員会の手で映画化、「海炭市叙景」については、‘こちら’を参照いただくとして2014年4月、佐藤泰志の長編小説「そこのみa0212807_23173332.jpgにて光輝く」が第2作目映画として公開されました。
映画の舞台は、「海炭市叙景」と同じ佐藤泰志が、生まれ育った函館です。
映画の企画・製作は、「海炭市叙景」と同じ菅原和博氏(函館の映画館シネマアイリス館主)で、彼が代表を務める佐藤泰志「そこのみにて光輝く」映画製作実行委員会が、総製作指揮しています。
菅原和博氏は、「そこのみにて光輝く」のメガホン(監督)を若手女性監督の呉美保(1977~ オミポ 三重県出身 a0212807_23191356.jpg在日韓国人3世)に託しました。
主演するのは、綾野剛(1982~ 2011年「あぜ道のダンディ」のカメラ店店員)、池脇千鶴(1981~ 2013「凶悪」主人公の妻)、菅田将暉(1993~)の若手俳優三人‥彼ら三人が、それぞれ屈折した難しい役どころを呉監督の演出に立派に応えており「すばらしい!」の一言(主演男優賞・主演女優賞級の演技)です。
映画は、シリアスながらも儚く切ない男と女の愛、追い詰められて行き場のない家族の愛の物語です。
a0212807_2321850.jpg石切り場の事故で同僚を失い自責の念で仕事を辞め、貯金で喰い繋ぎ無為徒食の日々を過ごす達夫(綾野剛)は、ある日場末のパチンコ店で粗暴ながら人懐っこい前科のある拓児(菅田将暉)に出遭います。
達夫は、拓児から「ウチに来い。メシ喰わせてやるから‥」と誘われるまま人里離れたバラック小屋に行くと無愛想な姉の千夏(池脇千鶴)を紹介されました。
千夏は、昼間食品加工場のパートとして働き、夜は場末のスナック(実は売春宿)で体を売って家族4人(脳卒中a0212807_2326547.jpgを患い寝たきりの老いた父、アルコール中毒の老いた母、前科持ちで保護観察中の弟)の暮らしを支えていました。
寝たきりながら性欲旺盛な老いた父を田村泰二郎(1948~「状況劇場」出身)、その世話に疲れアルコール中毒の老いた母を伊佐山ひろ子(1952~)、達夫を現場に復帰させたい元上司に火野正平(1949~ 事故に遭った達夫を何かと気遣う渋い演技が秀悦)、千夏の愛人を高橋和也(1969~)が、しっかり脇を固め、日本社会の底辺に横たわるシリアスな現実をリアa0212807_23322325.jpgリズム溢れる表現力で演じています。
函館出身のミュージシャンあがた森魚 (1948~)もワンシーンながら出演、うれしくなりました。
「海炭市叙景」は、冬の函館を舞台にしていますが、「そこのみにて光輝く」では、函館の短い夏が舞台です。
名作映画には、上質な脚本、才能ある監督、演技力のある俳優この三要素が不可欠ながら、これに加え「海炭市叙景」の撮影監督であった近藤龍人(1976~)が「そこのみにて光輝く」でも撮影監督を担っています。
a0212807_2333859.jpg撮影カメラは、函館の哀感ある美しい情景と併せエキストラで映画に参加した函館市民の自然な佇(たたず)まいもリアルな映像で捉えていました。
エンドロール最後に映される「そこのみにて光輝く」の映画タイトルは、佐藤泰志の原稿に書かれた自筆文字を写したもので、彼の少し角張ったクセのある書体も印象に残りました。(上写真: 左 菅原和博プロデューサーと、右 呉美保監督)
by blues_rock | 2014-04-30 00:30 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した映画「アデル、ブルーは熱い色」が、いま博多駅9Fの映画館T-ジョイにて公開中なので見て来ました。
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カンヌ国際映画祭審査委員長を務めたスティーヴン・スピルバーグは、カンヌ国際映画祭に出品された映画から最優秀作品に授与するパルムドールを「アデル、ブルーは熱い色」(La vie d'Adele Chapitres 1 et 2、アデルa0212807_2134433.jpgの人生 1章と2章)に授与すると発表、監督のアブデラティフ・ケシシュ(1960~ チュニジア出身 監督・脚本・製作)だけでなく、カンヌ国際映画祭史上初めて主演した女優のアデル・エグザルコプロス(1993~)とレア・セドゥ(1985~)二人にもパルムドールが、同時に贈られました。
ケシシュ監督が書いた脚本の原作は、フランスで大ヒットしたコミック「ブルーは熱い色」で女性同士の情熱的でシリアスな愛(レスビアン)の始まりと終わり、二人の激しいリアルな性愛シーンをケシシュ監督は、顔の表情とくに‘眼差し’をクローズアップしたショットの多用でフレームとその構図に納まるようカメラの長回しに細心の注意を払いながら美しい絵画のような映像に仕上げました。
「アデル、ブルーは熱い色」は、3時間にも及ぶ長い映画ながら、二人の女優、若いアデル・エグザルコプロスと女盛りのレア・セドゥをじっと見ているだけで3時間が、あっという間に過ぎました。
私は、二人の豊満なヌードは云うに及ばず、アデル・エグザルコプロスのいつも少し開いている口元(キュートな唇と少し見える白い歯)、美しいレア・セドゥの眼差し
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(愁いのある目)に釘付けとなり、じっと魅入ってしまいました。(公式サイトは こちら
ボーイフレンドとセックスしても空虚な心が埋まらない高校生のアデル(アデル・エグザルコプロス)は、ある日街でa0212807_21132479.jpg青い髪の女性エマ(レア・セドゥ)とすれ違った瞬間、目が合い彼女に心奪われてしまいました。
ある日アデルは、友だちと行ったバーで偶然エマと再会しました。
タイプも性格も異なる二人ですがそれ以来激しく愛し求め合うようになり、二人の家族や友人たちとの関係も交えながら二人の性愛シーンは、映画の重要な見どころです。
ケシシュ監督は、「レア・セドゥは、彼女自身教養高く知的な女性で演じたエマと近いイメージ、一方アデル・エグa0212807_2119689.jpgザルコプロスは、まだ若く好奇心強いチャレンジ精神旺盛な女性なので、二人にはそれぞれ違う接し方で演技指導しました。」と語っています。
二人は、同棲しますが、お互いの気持ちにズレも生まれ、やがて激しく口論するようになりました。
ケシシュ監督の演出は、二人の女優にアドリブを許さず同時に自然な演技を要求、何十回も同じシーンを撮りa0212807_21224679.jpg直し主演女優の二人だけではなく撮影現場のスタッフたちにもテンションを高めさせ、重っ苦しい空気が漂う中で撮影を行ないました。
そうした皆の努力でイメージしたとおりの映画が撮れたとケシシュ監督は、語っています。
映画の中にハングドラム(こちら)の路上演奏シーンがあり注目、サウンドトラックにもハングドラムの音楽が、効果的に使われ、ケシシュ監督の音楽センスにも感心しました。
by blues_rock | 2014-04-29 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
私の住まう柏原地区は、福岡市南区で最も広い面積ながら人口密度が最も低く、持ち家率は80%と高齢者世帯の多い地域です。
私が5年前、東京から福岡に転居するとき、福岡市南区柏原で暮らすと人に伝えると「エーッ!なんでまた福岡のチベットに‥」と呆れられましたが、その福岡のチベットというイメージに惹かれました。
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油山の東裾野に広がる丘陵地帯で確かに公共交通は、バスしかなく不便な地域ながら、東京圏で20年近く暮らした私は、この地域の自然豊かでのんびりとした風情が気に入っています。
私は毎朝、ゆっくり新聞を読みながら、パンとコーヒー、ヨーグルト(自家製)の朝食を摂りますので、美味しいパンは、必需品です。
a0212807_2241931.jpg車で少し走れば近隣には、いくつもスーパーやコンビニがあり、パンコーナーもありますが、なかなか私好みの食味食感のあるパンに出会えません。
私は、金継ぎ教室の帰り時どき「ベークショップ イワハシ」に寄り少し多めに買って帰ります。
私のお気に入りは、イワハシのフランスパン(大中小のバケット)ですが、食パンやメロンパンなども美味しいと思います。
ともあれ嗜好(好き嫌い)は、個人の味覚なので自分の食味食感にフィットするパンを選ぶことが肝要です。
お店の場所は、日赤通りの高砂2丁目交差点から西鉄平尾駅のほうに向かい、最初の四つ角を左折してすぐのところにあります。
by blues_rock | 2014-04-28 00:08 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
a0212807_2203158.jpgある日、精神科医サム(ヘンリー運転する車の後続車に乗り事故を目撃していた)の元にヘンリーが診療に訪れ、ここは自分の主治医の診療所でサムは主治医ではないと抗議します。
サムが診療室にかけたライラの絵を見てヘンリーは、「誰の絵か」(実はヘンリーが描いた絵)と訊ね、自分の尊敬する画家は、18才のとき後3年生きると言い残し作品を全部焼いて自殺したとサムに話しました。
ヘンリーは、診療室の窓から晴天の空を眺め間もなく雹(ひょう)が降ると予告、さらにサムの机の上にある指輪a0212807_2211851.jpgを見て自分の失くした指輪にそっくりだとつぶやきます。
それは、サムが同棲している恋人で画家のライラに贈ろうと準備した婚約指輪ですが、過去に自殺未遂をした元患者ライラの不安定な精神に躊躇いがあり、なかなか彼女にプロポーズできないでいました。
ヘンリーは、サムに3日後の21才の誕生日に自殺すると予告し立ち去りますが、それをヘンリーの精神疾患による妄想虚言と考えました。
a0212807_2263414.jpgサムが、ライラと会うため外に出ると天候が急変し大粒の雹(ひょう)が降り、それ以降サムの身に不可解なことが、起き始めました。
自殺予告したヘンリーの精神状態を心配したサムが、行方不明のヘンリーを訪ね不在の部屋に入ると白い壁一面に小さな字で「Forgive me(許して)」とびっしり、隙間なく書かれていました。
「ステイ」を一度見ただけでは、たぶんさっぱり分からないと思います。
フォースター監督とベニオフ脚本が、企てた複雑で重層した心理描写、頻繁に行き交う過去と現在、現実と空想a0212807_2272033.jpgの不条理な描写に翻弄され、何が何だか分からなくなり、そのうち退屈して睡魔に襲われる方も多いと思いますが、二度三度見るうちに何度も見たくなる傑作映画です。
「Forgive me」と必死に許しを乞う悲痛なヘンリーに「Stay」と叫ぶサムとライラ、映画の最後に分かるリアルな事実を知ると見る者の心は沈み、切なく哀しい気持ちなります。
映画が終わりエンドロールに映る映像も重要な意味を持っています。
by blues_rock | 2014-04-27 00:27 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
名作「君のためなら千回でも」(2007年公開 こちら)の監督マーク・フォースター(1969~)と彼の製作チームは、「君のためなら千回でも」を撮る2年前の2005年、シュールな映像美にあふれた摩訶不思議なミステリーともサイコサスペンスとも付かない傑作映画「ステイ」を発表しました。
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どんなふうに摩訶不思議かというと、過去と現在、生と死、現実と空想が、交互に行き交い、さらに劇中同じシーンが繰り返し出てくる、時空がゆがみ、ニューヨークの違う場所を瞬時に移動する、無限に続く螺旋(らせん)階段、登場人物の交友関係に違和感(同一人物なのに別人)がある‥など「これは現実だ。これが現実で無けれ
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ば、現実は夢の中だ。」と主人公が云うシーンは、映画を象徴的しています。
「ステイ」の監督マーク・フォースター、脚本デイヴィッド・ベニオフ(1970~)、撮影監督ロベルト・シェイファー、編集マット・チェシー(1965~)は、「君のためなら千回でも」と同じ映画製作メンバーです。
a0212807_21434568.jpg主演するのは、ユアン・マクレガー(1971~)、ライアン・ゴズリング、ナオミ・ワッツ(1968~)の三人、マーク・フォースター監督と脚本のデイヴィッド・ベニオフが、この映画「ステイ」で表現しようとする難しいプロットを理解し、フォースター監督の演出にすばらしい演技で応える主人公役の三人‥精神科医サム役のユアン・マクレガー、サムの患者で自殺願望をもつ画家ヘンリー役のライアン・ゴズリング、サムの元患者で過去に自殺未遂を起こした画家ライラを演じたナオミ・ワッツ(私が見たナオミ・ワッツ出演映画では最高、哀しげな表情が美しい)、彼ら主人公三人の過去とa0212807_2145139.jpg現在、空想と現実が、幾重にも複雑に交錯するシーンを視覚効果あふれる映像で撮った撮影監督のロベルト・シェイファー、数多のカットを滑るような巧みな動きで印象に残る映像で構成した編集のマット・チェシー、「ステイ」は、当時20代半ばから30代後半の才能ある精鋭たちが、結集し創りあげたニューウェイブ映画です。
私は、「ステイ」を1999年に公開された異色スリラー映画「シックスセンス」に似た感性で見る者の意表をつく筋立てと併せビジュアルな映像美を撮り入れた傑作映画と思います。
a0212807_2158990.jpg映画は、冒頭ニューヨークのハドソン河にかかるブルックリン橋のうえでヘンリーの運転する車が、タイヤの破裂で横転、大破し炎上するところから始まります。
車外に投げ出されたヘンリーは、瀕死の重傷を負いましたが、どうにか自力で立ち上がりヨロヨロしながら現場を立ち去りました。(後篇に続く)
by blues_rock | 2014-04-26 00:26 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
糸島半島、西の突端に「またいちの塩 製塩所 工房とったん」はあります。
唐津街道(国道202号線)西町交差点から県道54号線に入り「芥屋志摩」方面へ直進、途中目安になるポイントは、花掛神社の分起点で、そこを左方向へ、野辺崎の海岸線をひたすら走り福の浦漁港を通り抜けると砂利道
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になり、凸凹道をさらに進むと糸島半島の西突端にある「またいちの塩 製塩所 工房とったん」に着きます。
海水を引き「立体式塩田」(下写真)で天日に干し、さらに根気よく煮つめ‘塩の結晶’になるまで製塩します。
先週4月19日土曜日の午後、友だち3人と訪ね玄界灘を眺めながら食べた「塩釜ゆで卵」と「花塩プリン」は、海
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のミネラルを食べているような申し分のない味でした。
製塩所の場所が、場所だけに「悪天候の日はお休み」なので、予め天気を調べ(こちらに問い合わせて)出かけられたほうが、行き損じることはないと思います。
by blues_rock | 2014-04-25 00:09 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
原題は「The Notebook」、2005年に日本公開されるや当時の純愛ものブームに「君に読む物語」のタイトルがマッチし大ヒットした映画です。
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重度の認知症を患い特別養護老人ホームに入居した老妻アニーに付き添う老人デューク、彼こそアニーの老いた夫ノアながら、彼女にはそれを認知することができません。
ノアは、同じ老人ホームに入居するデュークとして認知症の老妻アニーに付き添い、彼女が、若いころに書いたノートブック(The Notebook 手記)を少しずつ読んで聞かせています。
a0212807_21153946.jpgアニーは、ずっと自分に付き添いながら純愛物語を読み聞かせてくれる見知らぬ老人デュークこそが、自分の最愛の夫ノアであるとほんの瞬間、憶い出すもののそれもつかの間の出来事、すぐに何も記憶のない闇の世界に還っていきます。
監督は、ニック・カサヴェテス(1959~)、老いて重度の認知症を患うアニーを演じた女優ジーナ・ローランズ(1930~)の子息です。
映画は、二人が初めて出会う1940年に遡り、アメリカ南部の田舎町を舞台に「君に読む物語」が始まります。
確かに、筋立て(ストーリー)は、甘ったるいお涙頂戴の純愛物語の域を出ませんが、シリアスな人生の現実‥a0212807_21175043.jpgとくに製材所で働く貧しい青年ノアへの恋を諦めさせようと娘のアニーを製材所に連れて行き、今も汗を流して働く初老の男の姿を遠くから眺め、母親アンは、娘アニーに彼こそ若いころ自分が命懸けで愛した昔の恋人であると涙を流しながら教えました。
アンは、娘のアニーに「あなたの恋する若いノアもいずれああなるから良く見ておきなさい」と諭しました。
娘のアニーに自分の過去を教える母親アンの痛々しくもどこか懐かし気な顔の表情が秀悦でした。
老いて重度の認知症を患うアニーをジーナ・ローランズ(1930~)が、名演しています。
a0212807_21182712.jpgアニーに付き添いノートブックを読んであげるデューク老人(夫のノア)をジェームズ・ガーナー(1928~)、そのノアの若いころを演じるのがライアン・ゴズリング(1980~)、アニーの娘時代をレイチェル・マクアダムス(1978~)が、演じています。
この「君に読む物語」で若き日のノアを演じたライアン・ゴズリングは、一躍有名になりました。
天性の演技センスをもつライアン・ゴズリングは、カナダ出身の俳優で子役として数本映画出演していますが、二十歳の時2000年映画「タイタンズを忘れない」で俳優として長編デビュー、端役ながらすでに彼の存在感あるa0212807_21202446.jpg個性的な演技は光ります。
2002年「完全犯罪クラブ」、2003年「16歳の合衆国」、2004年「きみに読む物語」、2005年「ステイ」、2007「ラース、とその彼女」、2010年「幸せの行方」、「ブルーバレンタイン」と立て続けに優秀な監督のもと秀作映画に出演、それぞれ難しい個性な主人公を名演しているライアン・ゴズリングは、現在34才、彼が演じる善人悪人どんな役柄も彼にしかできない役と感じさせる天性の表現力は、希代の名優ロバート・デ・ニーロのようです。
今後は、監督にも挑戦するとか、ライアン・ゴズリング監督作品の公開を楽しみにしています。
by blues_rock | 2014-04-24 00:24 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
福岡市西区徳永に陶工 冨永保雄氏の主宰する「玄洋窯」があります。
現在、冨永氏の作品は、陶肌の感触と色合いが‘伊羅保’のような作風ながら私の手元にある若いころの冨永氏作‘高取5寸中鉢’(こちらの下段参照)もなかなか魅力的な作品です。 (下写真:「玄洋窯」入口)
a0212807_1958299.jpg陶芸のシロウトの私が、陶器うんぬんを評するのは大変失礼な話ながら、陶土を‘薄地の硬質な器’に成形するのは、ロクロを習熟した卓越した腕がないとできない技術(わざ)と推察します。
さらに釉薬の妙技、焼成の熟練など陶工として高度な技術がないと作品をもつ手にグッとくる良いものはできないと思います。
「玄洋窯」は、九大学研都市駅から南山手のほうへ徒歩で30分くらい、タクシーで10分、車の方は、徳永の交差点から山の中に5分くらい入った右側にあります。
金・土・日の週末3日間、窯元の工房で陶芸教室を開講しておられますので興味のある方は、見学に行かれたらいかがでしょうか?
by blues_rock | 2014-04-23 00:55 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_21382.jpgライアン・ゴズリング(1980~)2007年の主演作品で、映画を見て吹き出し笑いしながらも心に沁みて見終えるとほんのりする映画です。
この「ラースと、その彼女」の主人公ラースの特異なキャラクターを演じるためかライアン・ゴズリングは、少し太り、口ひげを伸ばし、ラースの心深くに潜むトラウマを共演の‘ラブドール’(日本ではダッチワイフ)相手に見る者の心にしんみり沁みる演技を披露します。
監督は、オーストラリア出身のクレイグ・ギレスピー(1967~)で「ラースと、その彼女」が、長編映画監督デビュー作品です。
アメリカの小さな田舎町にダレからも好かれる心優しいラース(ライアン・ゴズリング)という青年がいました。
ラースは、町はずれの簡素なガレージハウスに暮らし、隣の家に彼の兄夫婦が住んでいました。
純粋で極端にシャイなラースは、会社の同僚や女性とまともに話すことができませんでした。
義姉のカリン(エミリー・モーティマー 1971~ イギリスの女優)は、やさしく何かとラースに気を配り、ラースもまたカリンを慕っているものの彼女のハグにパニックを起こし苦痛の表情を浮かべました。
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ラースは、自分を産み亡くなった母へのトラウマを抱え、妊娠している義姉カリンの出産に死の不安を感じており、そのことから精神のバランスを失っていました。
ある日ラースは、兄夫婦にインターネット(アダルトサイト)で知り合った‘彼女’を紹介したいとやって来ました。
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彼が連れて来た彼の恋人は、車イスに乗った等身大のリアルなラブドールのビアンカでした。
ビアンカを元宣教師でブラジルとデンマークのハーフであると自分たちに紹介したラースの言動に固まり困惑した兄夫婦が町のバーマン医師(パトリシア・クラークソン 1959~)にそのことを相談するとバーマン医師は、当面
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ラースを否定せず‘ラースの妄想’に話しを合わせるよう助言しました。
そこで町の人たちに協力してもらいリアルドールのビアンカを一人の女性として相手することにしましたが‥大変おもしろい映画です。
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ラースに恋心を抱く会社の同僚女性マーゴ(ケリ・ガーナー 1984~)の立ち位置がとてもおもしろく、その眼差しのやさしさに心温まります。
映画ファンの方には、是枝裕和監督の2009年作品「空気人形」(こちらも秀作です)と見比べることをお薦めいたします。
by blues_rock | 2014-04-22 01:56 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
天神南駅の交差点から路地裏に入った狭い通りに商売っ気のない簡素な看板(下写真)が、立っています。
看板の⇒方向へ10mくらい入った右に「カレー店 TiKi」はあります。
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私の通う金継ぎ教室(地産ビル天神)の目の前にあるのに4年間気付きませんでした。
そのくらい素っ気なく、金継ぎ工芸会事務局の方が、「美味しいよ!」と教えてくれなければ、今でも私はきっとa0212807_15325060.jpg気付いていないでしょう。
確かに美味しい‥カレーのスパイシーな辛さとインディカ種ライス(ジャスミンライス)のコンビネーションが、‘so good !’。
11時半に開店し、カレーが、無くなるまでの営業時間、店は、不定休(いつ休むか分からないの)だそうです。
by blues_rock | 2014-04-21 00:21 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)