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心の時空

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a day in my life

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スペインの名監督アレハンドロ・アメナーバル(1972~ 現在42才)が、弱冠29才のときに撮った2001年ゴシック・ホラー(スリラー)映画の秀作です。
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アメリカ・スペイン・フランスの合同製作映画(製作総指揮にトム・クルーズも参加)で、アメナーバル監督は、自分のプロット(着想)を脚本にして映像化‥当時すでにスター女優であったオーストラリアの女優ニコール・キッドa0212807_322998.jpgマン(1967~)を迎え、有名女優に臆することなく彼女の美しさを生かしたホラー映画「アザーズ」を撮りました。
映画は、イギリス領ジャージー島を舞台に島に古くからある由緒ありそうな屋敷内で起きた摩訶不思議な物語です。
この屋敷の主グレース(ニコール・キッドマン)は、特異な病気の子供二人、娘のアン、息子ニコラスと暮らしていました。
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夫のチャールズは、ドイツとの戦争に志願し戦争が終わっても帰らず行方不明でした。
広大な屋敷で働いていた使用人たちが、突如理由を言わぬまま屋敷を出て行き、グレースの困窮を察したか
a0212807_371714.jpgのようにミルズ夫人(フィオヌラ・フラナガン、アイルランドの女優1941~)と名のる初老の女性と庭師の老人、口の利けない下働きの若い女性の三人が、仕事を求めて訪ねて来ました。
気難しいグレースですが、ミルズ夫人の落ちついた態度を気に入り、三人を雇うことにしました。
グレースは、二人の子供が、光アレルギーの特異体質で光に触れると発作を起こすこと、屋敷のカーテンは、常に閉めておくことなど細かく指示をしました。
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映画にグロテスクなシーンは、ほとんどなく主人公のグレースや子供たち二人の恐怖、ミルズ夫人ら召使いたちの緊張した表情、カーテンを使った屋敷内の明暗のコントラスト、ズームによる顔の表情描写、突如空間を断ちa0212807_3102453.jpg切るカットの挿入などアメナーバル監督の演出が、冴え見る者の不可解な心理状態の恐怖感を煽ります。
アメナーバル監督は、「アザーズ」の音楽も自ら作曲しました。
その音楽的な才能は、映画の随所に生かされており、ミステリアスなシーンを見えないところでしっかり支えています。
a0212807_3114254.jpgちなみに、スペイン映画の傑作「蝶の舌」(1999 こちら)の音楽も映画音楽家アレハンドロ・アメナーバル(左写真)の作曲です。
コジック・ホラー映画「アザーズ」は、スペイン映画のアカデミー賞であるゴヤ賞で作品賞を含む8つの賞を受賞しています。
この映画の後、2004年アメナーバル監督は、監督自ら製作総指揮・脚本・監督・音楽・編集した「海を飛ぶ夢」(ハビエル・バルデムの演技がすばらしかった)を発表、「海を飛ぶ夢」は、アカデミー賞外国語映画賞・ベネチア国際映画祭審査員特別賞・ヨーロッパ映画賞監督賞・ゴヤ賞14部門受賞などを受賞しました。
by blues_rock | 2014-02-28 02:56 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_7252357.jpg私が、お薦めするホラー映画の秀作に、1999年公開のアメリカ映画「シックス・センス」があります。
映画狂いの私にも映画の好き嫌い(見る映画、見ない映画)はあり、奇をてらうコケ脅しの‘ホラー映画’やバッタものの‘SF映画’、お涙頂戴の‘恋愛映画’、ヘタなポンチ絵の‘アニメ映画’なども、最初から見る気にならず対象から外します。
ホラー映画は、大体においてコケ脅しのものが多く、タイトルとポスターをチラッと見れば中身が、ほとんど分かるようなものばかりでフライヤーを手にしてみるむほどの作品はほとんどありません。
しかし、この「シックス・センス」や「エクソシスト」(1973)、「シャイニング」(1980)、「ミザリー」(1990)、「アザーズ」(2001 アレハンドロ・アメナーバル監督 ニコール・キッドマン主演)は、ホラーながら映画の質(監督・脚本・俳優a0212807_7303667.jpgなど映画の基本)が格段に違い、いまご紹介した5本の映画は、ホラー映画の秀作と思います。
「シックス・センス」の脚本・監督は、インド系アメリカ人のM・ナイト・シャマラン(1970~)で、この映画を撮ったとき、彼はまだ29才ながら映画の着想(プロット)といい脚本(シナリオ)の出来といい、すばらしいセンスの持ち主です。
「シックス・センス」とは、第六感のこと、他の人に見えないものが見えたり、他の人が感じないものを感じたりする特異な能力(インスピレーション)のことです。
a0212807_7311243.jpg主人公二人の交流が、この映画の重要なポイントで、一人は、心の病を抱える多くの子供を救ってきた児童心理学者マルコム・クロウ博士(ブルース・ウィリス 1955~)、もう一人は、死者の姿が見えるため、回りから「化け物」と蔑まれ、イジメにあっている第六感(シックス・センス)をもつ少年コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント 1988~ 2001年「A.I.」の主演も見事)です。
マルコムは、児童心理学の仕事に追われ、長い間美しい妻アンナ(トニ・コレット 1972~)を一人にさせ、家庭をa0212807_7315586.jpg顧みなかったことで、妻アンナの心が、自分から離れたことに悩んでいました。
コール少年の母親リン(オリヴィア・ウィリアムズ 1968~)もまた息子コールの特異な能力(シックス・センス)を理解できず苦しんでいました。
「シックス・センス」は、ストーリーを知らず、まず一度見て、また見るとこの映画の‘おもしろさ’とシャマラン監督の優れたホラー・センスが分かると思います。
シャマラン監督は、2001年再度ブルース・ウィリスと組んで‘シックス・センス’をプロットにした映画「アンブレイカブル」を撮りました。
「シックス・センス」を見て‘おもしろい’と感じられた方には、「アンブレイカブル」もお薦めいたします。
by blues_rock | 2014-02-27 05:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
天神のKBCシネマで上映中の韓国映画「新しき世界」を見ました。
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「韓国映画は、作品も俳優も日本映画より数段上だ」と言った日本のベテラン俳優の論評を待つまでもなく、この韓国版フィルム・ノワール「新しき世界」を見て確かに比較にならんと思いました。
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映画のプロットは、韓国最大の犯罪組織(韓国マフィア)に潜入した刑事を主役にして、犯罪組織に侵入した彼に極秘裏に冷酷な命令をする警察の上司と、一方彼を信頼し‘ブラザー’と呼ぶ組織NO.2の男との切ない人間a0212807_1531985.jpg模様をきちんと書き込んだ脚本に加え、見る者に‘危ない雰囲気’を映画の最後の最後まで持続させる演出力、さらに見る者の予想するストーリー展開を裏切り続ける構成が、実にすばらしく世界のハードボイルド、クライム・サスペンス映画の一級品と言えるでしょう。
監督・脚本は、「悪魔を見た」(こちら)の脚本で知られるパク・フンジョンです。
「新しき世界」は、早くもアメリカ(ハリウッド)でリメイクが決定したとか、さもありなんと思うくらいキレといいコクとa0212807_154740.jpgいい文句なしの面白い映画でした。(「新しき世界」予告編 こちら
凶悪な犯罪組織に潜入し8年、組織NO.2の右腕(弟分)になった捜査官ジェソン役をイ・ジョンジェ(1973~)、8年前に無名の一警察官であったジェソンを犯罪組織に侵入させ、‘これが最後だ’と言いながら極秘指令を次々に命じ組織壊滅のチャンスを伺う警察の上司カン課長役にa0212807_1552676.jpg韓国を代表する俳優チェ・ミンシク(1963~「悪魔を見た」主演)、犯罪組織NO.2でジェソンと同じ中国系韓国人チョン・チョン役をファン・ジョンミン(1970~)といった韓国の名優たちが、がっぷり四つに組んで見事な演技を披露しています。
侵入捜査官ジェソンは、二つの組織の間で緊迫した関係を続けながら両者とシリアスな心理戦に挑んで行きます。
a0212807_15101697.jpgパク・フンジョン監督は、映画に登場する人物たちが、お互い疑心暗鬼となる‘危ない雰囲気’を映画の最後に一気に組織の内部抗争というカタチ(演出)で爆発させました。
映画最後に映し出される組織の跡目をめぐる激しい内部抗争のシークエンスは、パク・フンジョン監督の‘ゴッドファーザー’(こちら)へのオマージュと思います。
a0212807_15125411.jpg「アジョシ」といい「ベルリン・ファィル」」(こちら)といいフィルム・ノワールの分野で日本映画は、到底韓国に敵わないでしょう。
ハリウッド・リメイク版の監督と配役は、まだ発表されていませんが、今から楽しみにしています。
by blues_rock | 2014-02-26 01:52 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
「大統領の執事の涙」で主人公の執事役を名演したフォレスト・ウィテカー主演の映画をもう一つ紹介します。
2006年に主演したイギリス映画「キング・オブ・スコットランド」で、その年のアカデミー賞ほか名だたる映画賞でフォレスト・ウィテカーは、‘主演男優賞’を受賞しました。
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「キング・オブ・スコットランド」の監督は、ケヴィン・マクドナルド(1967~)と言い、スコットランド出身の映画監督にしてドキュメンタリー作家です。
2009年監督作品のサスペンス映画「消されたヘッドライン」も印象に残っています。
さて、この映画「キング・オブ・スコットランド」でフォレスト・ウィテカーは、ウガンダの独裁者アミン大統領を正気a0212807_0463654.jpgの沙汰ではない凶暴さ、残忍さと同時に子供のような精神の脆(もろ)さ、弱さを併せ持つ傲慢で情けない男として演じました。
映画のストーリーは、ウガンダを何も知らず気楽な冒険心で訪ねたスコットランド人青年医師ニコラス(ジェームズ・マカヴォイ 1979~)が、軍事クーデターでウガンダを支配したアミン将軍と偶然知り合い、アミン将軍の怪我を治療したことで気に入られ、やがてアミン将軍が大統領になると強制的に大統領付きの主治医になるところから始まります。
ウガンダ駐在のイギリス外務省弁務官は、アミン大統領の主治医となったニコラスを何かと利用しようとしますa0212807_821771.jpgが、スコットランド人のニコラスは、大のイギリス(イングランド人)嫌いで露骨な態度でその要請を拒否しました。
自分の命令に絶対服従する大臣や部下たちに囲まれたアミン大統領は、はっきり意見を言うスコットランド人のニコラスを気に入り重用するようになりました。
大統領官邸で開く豪華なパーティにもニコラスを必ず同席させ、3人の妻と子供たちの主治医も任せるようになりました。
a0212807_0522944.jpgクーデターで大統領になったアミンは、身辺を異常に警戒し反対勢力を虐殺、また暗殺に怯えるアミンの猜疑心は、大臣や部下を次々に粛清する行為に走らせました。
アミンは、大統領の自分に絶対服従する冷酷な軍人だけを側近にして、ウガンダの非人道的な行為は、イギリス・アメリカほか国際世論から非難されるようになりました。
そんな中ニコラスは、アミンの第3夫人ケイ(ケリー・ワシントン 1977~)と関係をもち、ケイが妊娠しました。
殺されると怯えるケイをなだめ自分にも危険がおよぶことを知ったニコラスは、アミンの前主治医でウガンダの医療に献身的に尽くすジュンジュ医師(デヴィッド・オイェロウォ 1976~ 大統領の執事の涙」で執事の長男を演a0212807_0542389.jpgじる)に密かに中絶を依頼しますが拒否されました。
だが、ケイの妊娠をアミンはすでに知っており、ケイは残酷極まりない姿で殺されました。
ニコラスは、ケイを殺したのが、自分であると知り、アミン大統領を毒殺しようとしますが、ニコラスの行動を不審に思ったアミンの側近に捕まりました。
そんな時、ウガンダ空港にアラブ過激派のハイジャック機が強制着陸しました。
西欧諸国の圧力にアミンは、イスラエル人以外の外国人人質を即時解放することにしました。
ジュンジュ医師は、拷問され瀕死のニコラスを助け「私は、あなたが嫌いだ。だが、生き延びてウガンダの悲惨をa0212807_12125.jpg世界に知らせて欲しい。あなたの言うことなら世界は信じる。なぜなら、あなたは白人だからだ。」と応急措置をしてハイジャック人質に紛れさせ出発寸前の飛行機に乗せました。
ニコラスを逃がしたジュンジュ医師は、アミン大統領の部下に銃殺されました。
だが、時すでに遅くアミンは、空港を飛び立つニコラスの乗った飛行機を呆然と見送りました。
アフリカの乾いた大気を感じさせるアンソニー・ドット・マントル撮影監督(1955~ 2008年「スラムドッグ・ミリオネア」、2009年「アンチクライスト」の撮影監督)の映像がすばらしく、ウガンダの殺伐とした現実をリアルに捉えていました。
by blues_rock | 2014-02-25 00:36 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
中洲の大洋映画劇場で公開中のアメリカ映画「大統領の執事の涙」、原題「The Butler(執事)」を見ました。
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ホワイトハウスで1950年代のアイゼンハワー大統領から1980年代のカーター大統領まで34年間、7人のアメリカ合衆国大統領に仕えた一人の黒人執事の人生を描いた映画です。(公式サイト こちら
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映画のプロットは、綿花畑の黒人奴隷からホテルの給仕を経てアメリカ大統領の執事(バトラー)になった主人公セシル・ゲインズの人生に重ね合わせて、彼の生きた時代のアメリカ合衆国現代史の光と影をリアルに描いa0212807_22455669.jpgています。
とくにジョン・F・ケネディ大統領の暗殺と次期大統領候補と見られていた弟のロバート・ケネディ司法長官暗殺、非暴力による黒人解放公民権運動を指導したマーチン・ルーサー・キング牧師暗殺と当時の暗澹たるアメリカ社会の原風景を見せられ、アメリカ建国の精神を喪失した白人支配社会に閉塞感が漂い‥時おりしもベトナム戦争の泥沼化に反戦運動の全米への広がりと黒人解放公民権運動とが、融合し変革していくアメリカ国家をリー・ダニエルズ監督(1959~)は、歴史を俯瞰しながらクールに演出、ホワイトハウス執事セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー 1961~)の人生と彼の家庭を通してアメリカの負の歴史をリアルに描きました。
自らもアメリカ社会のマイノリティ(ゲイ・黒人)であるダニエルズ監督は、アメリカの人種差別や奴隷制度の歴史、社会に存在する差別に人一倍敏感で、差別問題に反感をもつ気持ちが、演出に過度に表われる時、執事セシル・ゲインズ役のフォレスト・ウィテカーは、ダニエルズ監督に「リーだa0212807_22463625.jpgめだよ、もっと魂を解放しなければ。それに拘る気持ちを抱えていると圧し潰されてしまうよ」と人種差別問題に関わる演出でアドバイスしたそうです。
ダニエルズ監督は、執事セシル・ゲインズを軸にアンサンブル・キャスト(群像劇)演出により映画を撮っています。
セシルは、奴隷として人種差別され続けホワイトハウスで7人の大統領に忠実に仕えますが、彼は、それまでのa0212807_22513733.jpg人生の中でどんな辛い仕打ちをされても白人を憎みませんでした。
そんな父を恥じる長男は、黒人解放運動に身を投じ、何度も刑務所に入れられました。次男は、自分がアメリカ人である誇りを示すためベトナム戦争に志願し戦死しました。
歴代の大統領から厚い信任を受け34年間ホワイトハウスで働いた執事セシル・ゲインズを名優フォレスト・ウィa0212807_22533066.jpgテカーが、見事に演じています。
執事セシル・ゲインズの妻役にアメリカTV界の有名司会者オプラ・ウィンフリー(1954~)、セシルの母で綿花畑の奴隷役に歌手のマライア・キャリー(1970~)、ホワイトハウスの同僚役でロック・ギタリストのレニー・クラヴィッツ(1964~)が出演、味のある名演技を披露しています。
a0212807_236298.jpgアイゼンハワー大統領をロビン・ウィリアムズ(1951~)、ケネディ大統領にジェームズ・マースデン(1973~)、レーガン大統領はアラン・リックマン(1946~)、同夫人をジェーン・フォンダ(1937~)が演じ、脇をビシッと絞めていました。
映画のラストに、アメリカ建国以来初めての黒人大統領、オバマ大統領が、象徴的な意味で登場し映画「大統領の執事の涙」の最後を締めくくります。
by blues_rock | 2014-02-24 00:40 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
福岡市油山北の麓(ふもと)、城南区梅林1丁目に「梅林緑道」はあります。
国道49号線の福岡大学病院南口交差点から山裾を登るとすぐ「梅林緑道」に出ます。
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国道49号線を挟んで福岡大学病院側は、梅林2丁目になりますが、昨日地元梅林2丁目の方々と「梅林緑道」の話題をしたら「梅林食堂?‥今、おむすび屋ですよ」とか「どこ?それ?」と返答されました。
‘九州ロマンチック街道’ブログに「梅林緑道頂きから撮影する福岡市街と博多湾の花火スポット」の紹介記事に
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「さもありなん」と思いました。(上写真:「梅林緑道」頂きからの眺望、右の白い建物が福岡大学病院、その向こう遠くに能古島、福岡ドームが見えています。)
えーっ!? 博多の内陸にある油山の麓から博多湾‘百道浜の花火’をカメラに収めるなど信じられんとお疑いの
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方は、ぜひ今年の夏挑戦してみてください。
ただし、夜ともなると辺りは真っ暗闇で、坂道の(階段の多い)「梅林緑道」は危険も多く、運が悪ければ野生のイノシシに出遭うかもしれませんので‘自己責任’でお願いいたします。
by blues_rock | 2014-02-23 00:57 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
日本人にとってサイパン島もまた太平洋戦争で生き地獄の戦場となり、多くの戦死者を出した悲しみの島です。
戦後サイパン島は、アメリカ合衆国の自治領として北マリアナ諸島の中心的な島となりました。
いまサイパン島は、中国から飛行機で4~5時間、「ビザなし」で行けるので富裕層にたいへんな人気です。
アメリカ合衆国自治領のサイパン島で生まれた外国人の子供は、将来アメリカ国籍を取得できる‘出生地’主義(アメリカ憲法で保障)が、適用される(当然中国人の子供も)ので、中国の未来に希望を失くした富裕層の若夫婦が、‘サイパン出産ツアー’に殺到しているからです。
a0212807_22203129.jpg費用は、200~300万円と高額ですが、中国国内の有害な大気汚染(PM2.5)、水質悪化に加え深刻な水不足など住環境の悪化、さらに中国共産党幹部や中国政府トップの汚職、民主化運動の弾圧なども中国人富裕層にとって将来に対する不安は、せめて我が子だけは、将来アメリカ国籍を取得し幸せになってもらいたいという切実な願いによるもので、そのためのコストなら安いものだからです。
この3年間で中国からサイパンへの出産ツアーは、なんと35倍!になったそうです。
このニュースを読んで私は、針の落ちたささいな音にも過剰に反応(事例こちら)し、厳しく取り締まり、弾圧する中国共産党と中国政府が、ナゼこれ(中国人富裕層の子孫がアメリカ人になること)を黙認放置し取り締まらないのか不思議でなりません。
私は、世界覇権を目論む中国共産党による「極秘 世界の中国化政策」の一貫として‘合法的移民’を裏で奨励
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しているからからに他なりません。
中国共産党の次なるターゲットは、少子化が進行する日本への出産ツアー奨励と併せ、限界集落での格安不動産(土地)漁りや水源のある土地確保(現在すでに進行中 こちら)と推察します。
中国4千年の中華思想」からみたら100年200年など瞬(まばた)きのようなもの、秘密裏にすでに中国「日本省」の百年プラン、千年プランが、完成しているのかもしれません。(バカな!?とお疑いの方にこちらご参考まで)
中国の現在の首都北京は、やがて住環境の破壊で廃市され中国の首都が、東京へ遷都され‥その頃もう中国・朝鮮・日本の間に国境が無かったりして‥ね。
by blues_rock | 2014-02-22 00:22 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
a0212807_1958432.jpgアメリカの女性映画監督タマラ・ジェンキンス(1962~)が、ドイツの劇作家‘ブレヒト’の叙事的演劇メソッドにより脚本を書き、2007年にフィリップ・シーモア・ホフマン主演のトラジックコメディ(悲喜劇)映画「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」(The Savages」サベージ家の人びと)を撮りました。
映画のプロットは、ジェンキンス監督自身が、体験した親の認知症介護を不条理劇として映像化した作品で、サベージ家の家族(父親と兄妹)それぞれが、抱える現実問題をトラジックコメディ(悲喜劇)仕立てにした映画です。
ある日、長い間疎遠であったアリゾナに住む父親が、重度の認知症で身寄りも財産もないので兄妹(きょうだい)で引き取り、二人で面倒見るハメになりました。
a0212807_19584068.jpg兄妹の母親は、二人が子供のころ暴力な父親に愛想尽かし愛人と逃げ、父親は、残された兄妹を虐待し捨てた過去がありました。
成長した兄のジョン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、演劇学で博士号をもつ大学教授で、妹のウェンディ(ローラ・リニー 1964~)は、契約社員をしながら脚本家を目指していました。
a0212807_19592529.jpg兄妹は、仕方なく認知症の父親をバッファローに引き取ったものの二人とも父親の介護をする気はなく、自分の生活が壊れることを恐れ、認知症老人を受け入れる施設を探しました。
認知症で環境順応できず混乱している老いた父親とそれに関わりたくない兄妹の自己都合(わがまま)が、交錯しながらサベージ家親子関係の悲喜劇に現代日本の高齢化社会の現実を見る思いでした。
a0212807_2051362.jpg映画に登場する各種老人ホームや認知症介護施設の介護員は、何処もアフリカ系アメリカ人か貧困国からの移民ばかりで、やがて日本の高齢者介護施設の介護員もアジア系移民で占められる近未来を見た思いです。
「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」は、インディペンデント・スピリット賞の独立系映画コンクールで、フィリップ・シーモア・ホフマンが主演a0212807_2055881.jpg男優賞、ジェンキンス監督が脚本賞を受賞しました。
アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優フィリップ・シーモア・ホフマンが、主演した秀作映画が、劇場未公開(ビデオ・スルー)扱いとは‥日本の映画配給会社に‘映画の目利き’がいない証左でしょう。
by blues_rock | 2014-02-21 23:12 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
今夜は、名優フィリップ・シーモア・ホフマン(1967~ こちら)が、渾身の名演技を披露しアカデミー賞主演男優賞を受賞した2005年映画「カポーティ」を紹介します。
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アメリカの作家トルーマン・ガルシア・カポーティ(1924~1984)の伝記映画でフィリップ・シーモア・ホフマンが、著名作家にしてゲイのカポーティを好演しています。
a0212807_20355724.jpg作家カポーティを一躍有名にしたのが、1958年発表の「ティファニーで朝食を」です。
この映画のプロットは、カポーティが、1965年に発表したノンフィクション小説「冷血」を一応ベースにしているものの‘カポーティ’自身の内面を描いた映画です。
「冷血」は、ベストセラーとなり、作家カポーティの名をさらに有名にしましたが、この後カポーティは、新作を書きa0212807_20405696.jpg上げることはできませんでした。
映画「カポーティ」は、作家カポーティが「冷血」を書き上げるまでの心理的な混迷と精神の葛藤をフィリップ・シーモア・ホフマンが、見事に演じています。
監督は、ベネット・ミラー(1966~)、脚本と製作総指揮は、ミラー監督の高校時代からの友人ダン・フッターマン(1967~)、製作総指揮には、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンも参加しています。
a0212807_20474954.jpg主人公カポーティ役を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンは、アカデミー賞主演男優賞のみならず、その年のゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、全米映画批評家協会・ニューヨーク・ロサンゼルス・ボストン・シカゴなど各映画批評家協会賞の主演男優賞を総なめにしました。
映画のストーリーは、1959年アメリカ中西部カンザス州の小さな町で一家4人を惨殺するという殺人事件から始まります。
カポーティは、ニューヨーク・タイムズ新聞で殺人事件を知り興味をもちました。
早速、幼なじみのハーパー・リーと事件のあったカンザスに向かいました。
この事件をノンフィクション小説にしようと取材を進めるうち犯人の一人が、カポーティと同様、子供のとき親に捨てられた境遇を知り、理解しようと努めました。
カポーティの中に、死刑判決の出た犯人の死刑執行でこの事件が終わり、早く作品を完成させたい作家としての自分と、死刑囚となった殺人犯を何とか助けようとa0212807_20585589.jpgするもう一方の自分との葛藤で、カポーティの心理状態は、次第に不安定となり精神を疲弊させていきました。
ゲイの作家カポーティに成りきった名優フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は、役を演じるとは、どういうことを言うのかを教えてくれる必見の映画です。
このカポーティの小説「冷血」にインスパイア(触発)されたのが、日本のノンフィクション作家佐木隆三(1937~)で1976年にノンフィクション小説「復讐するは我にあり」(1979年主演緒方拳で映画化 こちら)を上梓しました。
by blues_rock | 2014-02-20 20:20 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
博多湾を「つ」の字に見立て、「つ」の書き出しにある陸繋島(りくけいとう)が、志賀島(しかのしま)です。
陸繋島とは、古く島であったところが、長い年月をかけて堆積した砂州の成長により陸側の海岸線と繋がった土地を言います。 (下写真:中央の‘海ノ中道’を挟んで右側が玄界灘、左側が博多湾、中央右上が‘志賀島’)
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志賀島も玄界灘の打ち寄せる波が、砂を堆積させできた砂州‘海ノ中道’により現在の東区和白と繋がってできた陸繋島です。
志賀島は、古代日本(倭国)の中国大陸・朝鮮半島との海上交易の出発点として歴史的に重要な場所でした。
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1784年、志賀島で発見された金印「漢委奴國王印」(上写真:記念碑)は、その証しでしょう。
私は、志賀島を何度か訪ね、志賀島国民休暇村に宿泊したこともありました。
いまでは、雁の巣から海ノ中道は、福岡市民の身近なリゾート地になりました。
by blues_rock | 2014-02-19 23:19 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)