ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

<   2013年 11月 ( 30 )   > この月の画像一覧

経済評論家で作家の堺屋太一氏(1935~元経済企画庁長官)が、昭和22年から24年の3年間に生まれた世代を‘団塊の世代’と1976年に名付けてから早37年、‘団塊の世代’全員が高齢者(65才)の仲間入りをします。
a0212807_17404678.gif
男性諸氏のほとんどが、すでに定年となり40年近く馴染んだ‘職域社会’オンリーの生活に別れを告げ、つまり滅私奉公した会社からわずかばかりの手切れ金(退職金とも言います)で追放され、これから人生の最期を迎えるまで自宅のある‘地域社会’で暮らさなければなりません。
a0212807_17443723.gif家族や隣近所との付合いをしっかりしてこなかった男性には、長く辛い孤独な時間との闘いです。
とくに自分の会社にしか通用しない‘肩書き’を社会的なものと勘違いし、社内でチヤホヤされ、それに酔い痴れた職位の高いズレ男ほど定年後に直面する現実との落差ダメージは大きく‥家庭でうとまれ、地域に友だちはなく、元の会社からも当然何の音信もなく、その現実は、次第に本人の心を蝕み、やがて認知症を発症、家族が気づいた時には、要支援・要介護の認定を受けることになります。
女房族は、毎日‘濡れ落ち葉’のお相手をする羽目になり、亭主元気で留守がいいと笑い飛ばし、友だちとのお気楽ランチ外出もできなくなり、井戸端会議もご法度となれば、ストレスは溜まるばかり、自分の気づかないうちにa0212807_1745829.gif悪化した骨粗鬆症で寝返りした途端に骨折したり、下肢筋力の衰えが、転倒骨折リスクを高め、打撲による亀裂骨折でも数カ月に及ぶ長期入院となり、高齢での長期入院という日常の変化は、やがて認知症を発症させます。
日本経済新聞に堺屋太一氏のコメント記事として「国(元厚生省、現厚生労働省)の無策放置により少子高齢化社会の歪みが生まれ、いまの「嫌老社会」を生んだ。(‘団塊世代’を地域社会に巻き込む)「好老社会」に改革しなければ、わが国の発展はない。」とありました。
a0212807_17583686.gif幸い‘団塊世代’には、資産がありますから、子や孫に美田を残さず、自分の葬式代だけ信託して残し、自分の人生最期に必要な「介護と病気」のために使い切りましょう。
人生は、過去も現在(いま)も、これからも「自立・自助・自己責任が原則」です。
何より自分の精神を自律させ、身内への要らぬ気兼ねや自分を卑屈にする介護の押し付け、生活上の経済的な甘え(ぶら下がり)は、極力避けましょう。
地獄の沙汰も金次代、いわんや人間の棲む三千世界では、老後を支えるのはお金、その経済的なゆとりが、やがて介護を必要とする時、自分の選択肢に合った介護を保障してくれることでしょう。
by blues_rock | 2013-11-30 00:30 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
a0212807_15441483.jpgミック・ジャガー(1943~現在70才)が、曾祖父(great-grandfather‘ひいおじいちゃん’)になるとサイト・ニュースが伝えていました。
ミックは、4人の女性との間に7人の子供がおり、孫も4人います。
来年2014年にローリングストーンズは、オーストラリア公演の計画があるいるとか、ミックには、高祖父(great-great-grandfather‘ひいひいおじいちゃん’)になり、杖が必要になってもステージ上で“♪アイ・キャン・ゲット・ノーサティスファクション”とロックをシャウトして欲しいと思います。
ミック・ジャガーのニュースで、私がいま一番関心あるのは、ミックがプロデューサーになり‘エルヴィス・プレスリー’を映画化するという話題です。
映画の原題は、「Last Train to Memphis」、監督を「ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド」(2012 こちら)のケヴィン・マクドナルド監督が担当するそうなので大いに期待しています。
by blues_rock | 2013-11-29 23:50 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
タルコフスキー監督は、「惑星ソラリス」を監督した40代あたりから54才で亡くなるまでの晩年にかけて映像表現に深い精神性が顕われ、人類の救済をプロットにした映画を撮っています。
a0212807_13345749.jpg
分厚い雲(宇宙飛行士は粘着性の霧と証言)と海に覆われた「惑星ソラリス」を探索していたソラリスの宇宙ステーションが、地球との交信を絶ち、急きょ心理学者クリス・ケルヴィン(ドナタス・バニオニス1924~ ソ連国外の映画で名脇役として活躍)が、その原因調査のため宇宙ステーションに派遣されました。
a0212807_13374840.jpgクリスが、宇宙ステーションに到着すると80名居たはずの乗組員は残る3名、うちクリスの旧友がクリスへ自殺メッセージを遺しすでに死亡、残り2名の乗組員しか居ないはずの宇宙ステーションに他に生存する人間がいる痕跡を発見、さらに「ソラリスの海」は、かなり高度の知性を有した生命体のようで、クリスの記憶に侵入、数年前服毒自殺したクリスの妻ハリー(ナターリヤ・ボンダルチューク1950~「惑星ソラリス」が映画初出演、美しく演技もすばらしい)を出現させるなど宇宙ステーションの中で数々a0212807_13391313.jpgの不可解な現象が顕われました。
この不可解な現象は、ニュートリノ(電荷のない微細素粒子)の集合体‘ソラリスの海’が知的活動をしているからなのか、人類は「惑星ソラリス」を探査するため‘ソラリスの海’に強力な放射線を照射しながらソラリスとのコミュニケーションが可能なのか、活動する‘ソラリスの海’の高度な知性を人類は、果たして理解することができるのか‥タルコフスキー監督は、この形而上学的ともいえる難解な命題である‘永遠の生命’・‘普遍の真実’・‘不変の愛’の表現にタルコa0212807_13425279.jpgフスキー監督ならではの映像感覚を駆使して‘ソラリスの海’の神秘的なシークエンスや宇宙ステーション内の人体浮遊シーンを上手に撮っています。
映画の終盤、‘ソラリスの海’が再生させたクローンのハリーとクリスが‘ブリューゲルの農村風景画’(こちら)を見るシークエンスも意味深長です。
映画のラスト・シーンは、タルコフスキー監督の皮肉が効いたおもしろい結末です。
a0212807_13461770.jpgクリスは、‘ソラリスの海’の変化(活動の活発化)を感じ、宇宙ステーションにいる2人に自分と一緒に地球に帰還することを提案しますが、イヤだと拒否されました。
クリス一人、地球に帰還し古里の家に還りましたが、そこはクリスの記憶から‘ソラリスの海’が創造した海の島(上写真にある島)にあるクリスの古里の家でした。
そもそもプロットが難解なうえ、タルコフスキー監督は、カットをカメラの長回しで撮影するので、スローテンポな
a0212807_13465712.jpg
展開と相俟って「惑星ソラリア」を敬遠している映画ファンも多いようですが、カンヌ国際映画祭では、審査員を魅了し「審査員特別グランプリ」を受賞しました。
スタンリー・ギューブリック監督の1968年傑作SF映画「2001年宇宙の旅」(こちら)と併せてご覧になるとよりおもしろいと思います。
 
by blues_rock | 2013-11-28 00:25 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
奇才アンドレイ・タルコフスキー監督(1932~1986)は、国際共産主義を標榜する全体主義国家ソ連(現ロシア)に生まれながら終生、芸術家の精神と表現の自由を求めた稀代の映画監督です。
ソ連(現ロシア)を代表する映画監督として今でも世界中に熱狂的なファンを持つ‘映像の詩人’です。
a0212807_12312739.jpg私の思うタルコフスキー監督の代表作品は、1972年発表のSF映画「惑星ソラリス」です。
映画は、二部構成で2時間45分‥ゆっくり展開していく映像(スローテンポのシークエンス)に、初めて映画を見た時、冒頭のクレジットに流れる電子オルガン バッハコラール(讃美歌)前奏曲(映画のラスト・シーンにも流れます)の調べ、水の映像、自然の音(小鳥の鳴き声など)が、過去と現在を表現するカット・バックにモノクロとカラーを織り交ぜた映像と相俟って、私は催眠術にかかったかのように眠たくなりました。
タルコフスキー監督は、のちに「惑星ソラリス」の観客を意図的に退屈させるような作品にしたと述べていますが、私の場合、退屈感とは少し違い、見ていてだんだん気持ち好くなりました。
反面その心地好さが、映画を見る集中力を緩ませ、タルコフスキー監督の表現したい「惑星ソラリス」の主題(プロット)が、しっくり胸に落ちず、映画を見終わった後の満足感より心中のモヤモヤした感覚が気になりました。
二度目は、2時間45分しっかり目を見開き‘なるほど’と納得、大いに映画を堪能しました。
a0212807_1330643.jpg映画を見ていない方に「惑星ソラリス」のストーリーを説明してもきっと退屈なだけと推察しますので‘タルコフスキー映像美’を愉しむつもりで、この傑作映画をご覧になるのが良いでしょう。
タルコフスキー監督は、ソ連が1991年に崩壊する6年前の1984年、ソ連政府からの帰国要請を拒否し亡命、パリで客死しました。
長年ソ連政府当局が、行なってきた芸術と言論の‘表現の自由’対する検閲と弾圧へのタルコフスキー監督の怨みと嫌悪は、相当なものでした。
同じ国立映画大学出身で同朋のニキータ・ミハルコフ監督(1945~ こちら)は、国内に留まり海外(西側)の映画a0212807_13305355.jpg資本と提携し優れた映画を撮りましたが、タルコフスキー監督の祖国に対する怨念と嫌悪感は、最期まで癒えませんでした。
1972年にタルコフスキー監督が撮った映画「惑星ソラリス」のプロットは、難解でストーリーもあってないようなもの、映画と言うよりタルコフスキー監督の映像詩を見ているようでした。
a0212807_13313120.jpg映画の中に象徴的なシーンとして繰り返し出てくるのが、抒情的な水の流れと水中で揺れる水草、海の大きな渦、荒廃した無機化した宇宙ステーションの内部で、タルコフスキー監督は、このシーンを繰り返し延々とカメラの長回しで撮影しています。(後編に続きます)
by blues_rock | 2013-11-27 00:25 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_2304543.jpgブラジルのエイトール・ダリア監督(1970~)が、アメリカに呼ばれ新進女優アマンダ・サイフリッド(1985~)を主演に撮ったサスペンス・スリラー映画です。
映画「ファインド・アウト」の原題は、「 Gone(失踪)」で主人公の若い女性ジルは、一年前何者かに誘拐拉致されましたが、誘拐犯のスキを見て自力で逃げ警察に助けを求めました。
警察の捜査では、どこにも誘拐事件の痕跡がなく、被害に遭ったというジルの主張を裏付けるものも発見されませんでした。
その誘拐未遂事件は、ジルの妄想とされ事件の恐怖から精神のバランスを崩したジルは、一時的に精神病院に強制入院させられました。
未遂事件から一年経ってもトラウマが、癒えることはありませんでした。
犯人の顔をチラッと見ていたジルは、犯人の気配に怯えながら暮らしていました。
a0212807_2392921.jpg
姉ジルのトラウマを心配した妹は、ジルを安心させるため一緒に暮らしていましたが、ある夜今度は同居している妹が、パジャマ姿のまま姿を消してしまいました。
自分を誘拐した同一犯と直感したジルは、すぐ警察に連絡しますが、警察はジルの精神の病からくる妄想と
a0212807_23102235.jpg
片付けました。
妹の命が、危険に曝されていると焦るジルは、警察の警告を無視し銃を持ち、一人で誘拐犯を追いました。
警察は、ジルの妹を誘拐した犯人よりジルを銃所持の危険な精神病患者と見做して彼女を追跡しました。
a0212807_23105465.jpg
サスペンス・スリラー映画「ファインド・アウト」の種明かしは、無粋で興ざめしますからここまでにします。
この映画のプロットは、かなり好いので、ジルと犯人との対決があっさり決着すること、ジルを追う警察(刑事たち)とサイコチックな誘拐犯との関わりがまったくないこと、など見ていて消化不良気味、サスペンス要素の演出をもう少し強調したら、さらにスリラー効果が出て面白い映画になったと思います。
by blues_rock | 2013-11-26 23:00 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
福岡県浮羽町流川(ながれかわ)山裾の斜面は一面の柿畑で、その柿畑に農家を改築した「CAFÉ たねの隣り」があり、まわりの‘自然環境’をフルに生かしたオーナーのセンスは、なかなかのものです。
山裾の駐車場に車を入れて、柿畑の坂を少し上がると「CAFÉ たねの隣り」を示す小さな案内が目に入ります。
a0212807_957128.jpg
電話やインターネットでの事前予約を受付けていないので「CAFÉ たねの隣り」が開店する11時半前までに「CAFÉ たねの隣り」に入らないと1時間くらい待たなければなりません。
満席の時は、予約簿に名前を書いて辺りの柿畑を散歩していると1時間は、瞬く間に過ぎます。
a0212807_9575096.jpg
私が行った当日も11時40分くらいの到着ながら早くも満席でした。
待っている間いつものとおり散歩しようと「CAFÉ たねの隣り」にあるシャレた陶器の店に入るとカゴに盛られた大きな富有柿が、目に入りました。
a0212807_9581114.jpg
樹齢60年の柿の木に生った朝採りの柿が、なんと1個100円なのでカゴに盛られた柿から7個を取ったところ残り4個‥日ごろヒトのことなど構わない私もさすがに気がひけ7個を買い4個残しました。
収穫される朝まで木成りの富有柿は、実が硬くしまり歯応え好く最高の食味感をもった柿でした。
a0212807_9591157.jpg
「CAFÉ たねの隣り」は、レストランではないので多くの料理メニューはありませんが、あしらいの上手いモダンなランチ、地元特産の蓮根を素材にした料理‘たねの隣り膳’は、お薦めメニューです。
豊かな自然環境を商品に生かし価格に転嫁しない付加価値として売るビジネスを主宰するオーナーの経営セ
a0212807_10575523.jpg
ンスは、久留米市三潴町にある「ふかほり邸」で私が感じたものと同じものを感じました。
by blues_rock | 2013-11-25 23:55 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
そのころ亡き牧師のもと敬虔な信仰に生きていた村人たちも老いて、自分の不幸や隣人への嫉妬心、猜疑心により村人同士がお互い諍(いさか)い言い争うようになっていました。
a0212807_2120428.jpg姉妹は、亡き父の生誕百周年の晩餐会を行うことで牧師の信徒であった村人たちの心を再び一つにしようと考えました。
そんな時、バベットの元にパリの友人から委託されて買っていたバベットの宝クジが、1万フランを引き当てたと知らせて来ました。
バベットは、身を寄せている姉妹に二人の父で牧師の生誕百周年晩餐会の食事を自分に料理させて欲しい、費用も自分に負担させて欲しい、長い間家政婦として働き何かお願いしたことはないが、この願いだけは叶えてa0212807_2132884.jpg欲しいと要望しました。
バベットの料理に使う材料の贅沢さに清貧で質素な暮らしをしてきた姉妹は、天罰が下るのではと恐怖を抱きました。
晩餐会には、若いころ姉に魅かれた将軍も村人の老叔母と一緒に招かれました。
晩餐会が始まり、姉妹や村人たちは恐る恐る食前酒(アペリティフ)で乾杯、スープを口に運びました。
晩餐会に招かれた将軍が、上質なアペリティフの味わい、本物の海亀スープの味に驚きました。
次から次に饗される料理と料理に合わせた年代物のワインに将軍が、この料理は、パリ・コミューン以前パリにあった「カフェ・アングレ」の女性料理長で料理の天才であった女性(ひと)の味だと晩餐会に居合わせた姉妹や村人たちに伝えました。
贅を尽くした料理と極上のワイン・シャンペンの晩餐を終えた村人たちは、昨日までの諍(いさか)いがウソのように打ち解け合い和むようになりました。
a0212807_21323817.jpg亡き父を偲ぶ晩餐会も終わり、姉妹は、1万フランという大金を手にしたバベットが、自分たちを置いて辺鄙な村から出て行くのではないかと心配しました。
バベットは、二人に晩餐会のために1万フラン全部を使ったこと、自分に身寄りはなく、これからもこの村に留まりたいことを伝えました。
姉妹は、バベットの思いに胸熱くし彼女の願いを温かく受け入れました。
by blues_rock | 2013-11-24 23:23 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
デンマークのガブリエル・アクセル(1918~)監督・脚本による1987年作品(日本公開1989年)「バベットの晩餐会」は、何度見ても愉しめる傑作映画です。
a0212807_2115559.jpg原作者アイザック・ディネーセン(またはイサク・ディネーセン)と聞くと男性のようですが、これは英語で小説を書くときのペンネームでカレン・ブリクセン(1885~1962)が本名です。
カレン・ブリクセンは、デンマークの著名な作家で、小説をデンマーク語で発表する時は、本名をペンネームにしています。
主人公のバベットを演じるのは、フランス人女優ステファーヌ・オードラン(1932~)、私が見たステファーヌ・オードラン出演映画は、「バベットの晩餐会」だけなので、私にとって、いまでは主演女優バベット・ステファーヌ・オランドンとファースト・ネームに‘バベット’が付く女優です。
「バベットの晩餐会」は、アカデミー外国語映画賞を受賞、その他イギリス始め各国の映画祭で作品賞・監督賞・主演女優賞など受賞しました。
a0212807_21164535.jpg映画の時代と舞台は、19世紀後半、デンマークの辺境にある海辺の小さな寒村です。
キリスト教の教義に従い信仰に生きる牧師の老父とその美しい姉妹、牧師の教えに従い清貧に暮らす10人くらいの村人たち全員が信者でした。
美しい姉妹を見染め求愛する二人の若者、一人は、姉に魅かれた軍人(後年将軍になる将校)、もう一人は、妹に魅かれたフランスの高名なオペラ歌手(後年バベットをこの村に亡命させた)が、現れました。
しかし、キリスト教の教義を信じ清貧に禁欲的な暮らしを続ける姉妹は、二人の若者の求愛を受け入れませんa0212807_21173426.jpgでした。
それから長い歳月が過ぎた雨の降る寒い夜、辺鄙な村で暮らす姉妹の家に憔悴し疲れ切った女性バベットが訪ねてきました。
驚く姉妹にバベットは、昔妹に求愛したオペラ歌手からの手紙を渡しました。
手紙には、バベットが貴族の未亡人であること、貴族の夫と子供は、パリ・コミューンで殺され失意のうちに亡命しなければ処刑されること、バベットに身寄りがなく亡命できるところは、姉妹の住む地しかないことが書いてありました。(後編に続く)
by blues_rock | 2013-11-23 23:11 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_1472927.jpgアメリカの映画監督ウォルター・ヒル(1942~)が、1978年に監督2作目の映画として撮った作品が、「ザ・ドライバー」です。
映画「ザ・ドライバー」のプロットは、単純なストーリーながらフィルム・ノワールとクライム・サスペンスを融合した現金強奪犯と警察との攻防劇です。
映画の見どころは、逃走請負のプロフェッショナル‘ドライバー’によるカー・アクションです。
この映画の面白さは、登場人物が固有名詞ではなく一般名詞で呼ばれること、現金強奪犯の逃走請負人(逃がし屋)を‘ドライバー’(ライアン・オニール、1941~)、ドライバー逮捕に執念を燃やす刑事のことを‘デイテクテイブ’(ブルース・ダーン、1936~)、現金強奪犯が賭博場を襲撃した時、ドライバーの顔を見た女賭博師を‘プレイヤー’(イザベル・アジャーニ、1955~)、現金強奪犯呼び名を‘ギャング’、ギャングからの逃亡請負依頼をドライバーへつなぐ仲介役を‘コネクション’とお互いを呼んでいました。
現金強奪事件が発生すると犯人(ギャング)たちの逃走を請負う逃がし屋(ドライバー)が現われ、警察パトカー総出の追跡を巧妙にかわし逃亡、成功報酬を受け取ると無表情で消え去りました。
a0212807_1485210.jpg事件のたびに煮え湯を飲まされていたデイテクテイブは、いつも捜査線上に浮かぶドライバーの逮捕に執念を燃やしていました。
デイテクテイブは、賭博場襲撃犯を乗せて逃走したドライバーの顔を見たプレイヤーに容疑者として出頭させたドライバーの首実検をさせますが、彼女は「彼ではない。」と否定しました。
ドライバーとプレイヤーは、お互いの視線を感じ合いキスしてベッドインの予感はありますが、ウォルター・ヒルa0212807_1525011.jpg監督の演出は、極めてクールでお互いハグもなしキスもなしで別れます。
ドライバーの犯行現場と逃亡共犯の証拠(シッポ)をつかめないデイテクテイブは、ドライバーを執拗に追いかけ同僚の制御も無視し、ウソの捜査名目で銀行を騙し、ギャングを脅してオトリの200万ドルを強奪させ、ドライバーに犯人を逃亡させ、待ち伏せてドライバーだけを現行犯逮捕するというワナを仕掛けました。
ドライバーとデイテクテイブの面子を懸けた意地の張り合いが、映画に最後まで緊張感を持たせています。
「ザ・ドライバー」のリメイクが、デンマークのニコラス・ウィンディング・レフン監督(1970~)による2011年映画「ドライブ」です。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督は、「ドライブ」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞しました。
映画のプロットは、概ね同じながら構成と脚色と演出が違い、ライアン・オニールの役をライアン・ゴズリング(1980~)が、ニヒルかつクールに好演しています。
主演のライアン・ゴズリングと共演したキャリー・マリガン(1985~、イギリスの女優)との色っぽいシーンも多く、a0212807_1534117.jpg何よりレフン監督の上手い演出と映像センスが、「ドライブ」をオリジナルの「ザ・ドライバー」とは一味違ったクライム・サスペンス・アクション映画にしました。
by blues_rock | 2013-11-22 23:58 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
ビートルズが、続き恐縮です。
私は、ビートルズのLPレコード、ライブ・ビデオ、CD、DVDと持っているのに、新しいディスクが発売されるたび無性に欲しくなり、私の中で‘いま持っているものと同じビートルズだからもうこれ以上は要らない’‥との声も虚しく、気が付いたらいつの間にか、私の音楽ラックのビートルズ・コーナーに並んでいます。
a0212807_211527.jpg
「ビートルズ・オン・エア~No.2」(こちら)も同じことでした。
発売1週間でオリコン・チャート第3位とは!?‥ビートルズがBBCラジオ・スタジオでライブ収録してから50年、さらにビートルズ解散から43年が過ぎました。
団塊世代は、懐かしくて‥、団塊ジュニア世代は、ビートルズがロックンロール・バンドと知らなくて、団塊孫世代
a0212807_212458.jpg
は、ビートルズのロックンロールが、クールで新鮮な音楽に聴こえ(これは私の想像です)‥ビートルズの新譜CDを購入しているのだろうと推察します。
やはりビートルズは、いいなぁ‥沁みるなぁ、ワン&オンリー、代わりのいないロック・バンドです。
by blues_rock | 2013-11-21 00:49 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)