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心の時空

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a day in my life

<   2013年 09月 ( 30 )   > この月の画像一覧

a0212807_7534388.jpg蒔絵(まきえ)師 松田権六(1896~1986)の展覧会を見たのは、いつの頃だったか‥どこの美術館だったか博物館だったか、憶い出せませんが、大変感動したことだけは、はっきりと記憶しています。
松田さんは、当時私が使っていた‘能率手帳’と同じものを使用されており、手帳の紙面にいろいろな蒔絵の図案を描いておられました。
松田さんは、いつも‘能率手帳’を持ち歩かれ、蒔絵のイメージが頭に浮かぶと図案にされていたのだろうと推察します。
日本伝統の漆工芸は、漆の特性を知りぬいた技術の高さと併せ、漆芸作品の芸術性も高く評価されています。
蒔絵師 松田権六は、近代漆芸の礎を築いた重要無形文化財保持者(人間国宝)として日本漆(うるし)工芸史に名を残す稀代の漆芸家です。

蓬菜之柵(1944) 石川県立美術館所蔵
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by blues_rock | 2013-09-30 23:49 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_055680.jpg黒澤明監督(1910~1998)の代表作でもある1950年映画「羅生門」は、ヴェネツィア国際映画祭でグランプリを受賞、日本映画を有名にした作品です。
黒澤監督は、脚本家橋本忍(1918~)と共同で、小説家芥川龍之介(1892~1927)の短編小説「藪の中」と「羅生門」をベースに映画「羅生門」のシナリオを書きました。
もう一人、黒澤映画を有名にしたのが、カメラの宮川一夫撮影監督(1908~1999)です。
a0212807_0155343.jpg黒澤監督が絶賛した宮川撮影監督の太陽光線を多用したモノクロの映像と画期的なカメラワークは、映画「羅生門」に迫力を与えました。
映画のストーリーはあってなきようなもの‥平安時代の京の都、朽ちかけた羅生門の下で雨宿りしている三人の男たち(志村喬1905~1982、千秋実1917~1999、上田吉二郎1904~1972)による‘盗賊(三船敏郎1920~1997)が殺した武士(森雅之1911~1973)と諍いの元になった武士の妻(京マチ子1924~こちら)’を巡る奇怪な三者三様の話で映画は、始まり‘盗賊が殺した武士と諍いの元になった武士の妻’それぞれの証言、また事件を目撃したという男の証言
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など次々に語られて行きますので見る者は、どの証言が本当か自分で推理しなければなりません。
63年前に撮影された有名な映画なので多くの方が、ご覧になっていることと思います。
私は、見るたびにこの映画のもつダイナミズムに感心します。
a0212807_0165157.jpg聡明な小説家であった芥川龍之介の問うた「人間が何もない乱世を生き抜くため、その業と言うべきエゴイズムによる行為は、悪なのか、正義とは何なのか」を黒澤明監督は、ダイナミックな演出で見事に表現しています。
今は亡き名優たち(京マチ子さんだけご健在)の好男子ぶりと若さ溢れる名演技も必見です。
by blues_rock | 2013-09-29 23:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_21493113.jpgシャンソンの名曲「枯葉」は、イブ・モンタンのシャンソンとして有名ですが今では多くのJazzミュージシャンにカヴァーされJazzの名曲としても有名になりました。
今夜は、6人の名Jazzミュージシャンによるパフォーマンス「枯葉」をご紹介いたします。
いずれ劣らぬJazzの名演奏に私の拙いコメントは、邪魔で無粋というもの、興味ある方は、ご自分の耳で名演奏をじっくり聴いていただき、秋の夜長をじっくりお楽しみいただけたら光栄です。
Miles Davis
Keith Jarrett
Chet Baker
John Coltrane
Ron Carter Trio
Joe Pass
by blues_rock | 2013-09-28 23:45 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
a0212807_218151.jpg日本を代表する反骨の名映画監督、新藤兼人監督(1912~2012)の1960年モノクロ作品「裸の島」は、日本ネオレアリズモ映画の傑作です。
映画の主人公は、小作農夫婦二人と子供二人の家族4人、舞台は、瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島で一周500㍍の海岸は岩だらけ、島に平地はなく生活に必要な水も畑に必要な雨水を溜める池もありません。
炊事と焚き木を集めるのは、小学校低学年くらいの子供の仕事です。
映画は、小さな無人島(裸の島)を借りて家族4人で移り住み、島の海岸から頂(いただ)きまでの急斜面を開墾しながら段々畑に‘水を撒く’小作農夫婦(乙羽信子 1924~1994、殿山泰司 1915~1989)の姿を、ただ無言で黙々と働く様子をドキュメンタリーのような映像で撮影し続けています。
a0212807_2116351.jpg太平洋戦争の無残な敗戦から10年、昭和30年代前半の日本にあって住む場所も財産も何もない極貧の家族4人が食べて生きていくために四の五の言わず働かなければならなかった当時の日本社会のリアルな現実を乙羽信子(当時36才)と殿山泰司(当時45才)の名優は、無言で働く小作農夫婦を見事に表現しました。
a0212807_21232063.jpg俳優2人(子役やエキストラ含まず)とスタッフ11人、低予算ながら新藤兼人監督(当時48才)が、すべてをなげうって撮った映画でした。
映画にセリフはなく、映画音楽(サウンド・トラック)と併せ「波の音」・「舟の櫓を漕ぐ音」・「水の音」・「足音」・「雨の音」などが聴こえるだけです。
a0212807_21243774.jpg夫婦の日課は、隣の島まで小舟を漕いで、生活水と畑の作物に撒く水を汲みに行くことでした。
日のあるうちに桶に入れた水を舟にのせて何度も運び、島の急斜面を夫婦二人それぞれに天秤棒で担ぎ運ぶ毎日、妻が急斜面で足を滑らせ桶の水を零(こぼ)すと夫は、無言のまま容赦なく妻を平手打ちにしました。
a0212807_21251418.jpgある日のこと、子供(幼い兄弟)が海で大きな鯛を釣り上げ家族4人は大喜び、家族それぞれ満面の笑みを見せるこのカットは、映画で唯一‘家族の幸せ’を映すシーンで感動、さっそく家族そろって巡航船に乗り最寄りの街尾道で鯛を売り、手にしたいくらかのお金で少し日用品を買い、家族4人一緒にカレーライスを食a0212807_21274097.jpgべることができました。
幸せもつかの間、小学校低学年の長男が高熱を出し父は、あわてて隣の島へ医者を迎えに行きましたが、間に合いませんでした。
長男の葬儀が終わると夫婦は、隣の島への舟での水汲みと海岸から天秤棒で急斜面を運び上げる厳しい労働の毎日に戻りました。
だが妻は、畑の作物に水をやっているとき突然、桶の水をひっくり返し狂ったように育ち始めた作物を引き抜き、畑に腹ばいになり顔を畑地に擦りつけて号泣しました。
夫は、妻の心痛が良く分かるので、声をかけるわけでもなくじっと見守るだけでした。
a0212807_21305399.jpgやがて妻は、気持ちを落ち着かせ、残った作物への水やりを再び始めました。
小作農夫婦にとって今日も明日もこの小さな島(裸の島)で生きてゆくしか家族の暮らせる場所はありませんでした。
「裸の島」は、モスクワ国際映画祭・メルボルン国際映画祭・マンハイム映画祭などでグランプリを受賞、他の国際映画祭でも多くの賞を受賞しています。
by blues_rock | 2013-09-27 23:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
ブルースの名曲中の名曲「Summertime」を稀代のJazzミュージシャン4人(トリオ・カルテット含む)が演奏、それぞれ個性あふれるパフォーマンスをぜひご自分の耳で聴き比べてみてください。
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この4人(トリオ・カルテット含む)を聴き比べるなんぞ、無礼でおこがましい!とJazzファンの皆様方のお叱りは、百も承知ですばらしい音楽や美しい芸術を比べることの無意味さをお伝えしたくて敢えて書きました。
心に沁みる‥じんじん沁みるJazz「Summertime」の名演奏です。
◇ マイルス・デイビィス、1958年の演奏です。‥こちら
トランペットのキレの良い済んだ音色が「Summertime」の哀感を奏で切なくなります。
a0212807_16453216.jpg◇ キース・ジャレットの宙を舞うような陶酔感溢れる「Summertime」のピアノの音がすばらしい!‥こちら
◇ オスカー・ピーターソン・トリオは、「Summertime」をブルージィにノリノリで演奏しています。
ピアノ・ベース・ドラムスの何んという気品あふれる融合、Beautiful!‥こちら
◇ モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)は、「Summertime」をリリカルな音で、ジャージィにブルースっぽく美しいハーモニーで演奏しています。‥こちら
by blues_rock | 2013-09-26 22:30 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
映画「東京オアシス」(2011)の監督は、松本佳奈・中村佳代という女性二人が担当、脚本を白木朋子・松本佳奈・中村佳代の女性三人が、映画のストーリーごとに分担し、出演者とスタッフには荻上直子監督映画の常連たちが、挙(こぞ)って参加しています。
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大都会東京の空の下で暮らしている人たちの普段何気に繰り返している出会いと別れが映画のプロットながら、映画にストーリーらしいものはありません。
映画のコピーに「見つめてみよう、きっと誰かがみえてくる」とありましたが、ラブ・ロマンスもなく哀しい別れもなくa0212807_212899.jpg淡々と、大都会東京のどこかで出会い、そして別れていく人たちを映画は、退屈するくらい静かに描いています。
深夜のコンビニ前でレタスをワンボックス・カーに乗せどこかへ運ぶ青年(加瀬亮1974~)と女優らしき女性(小林聡美 1965~)が偶然出会い二人は、取りとめのない話をしながら深夜の高速道路を走り、途中パーキングエリアの食堂でうどんを食べ早朝、東京湾の海辺で別れます。
a0212807_2128351.jpg深夜のパーキングエリア食堂店員(市川実日子 1978~)の「きつねうどん、できましたァ」との声かけに少し離れて座っていた二人が、同じうどんを注文していたと知り、何気に顔を見合わせるシーンに女性二人監督の細かい演出を感じました。
レイトショウの終わった映画館の中で眠っていた女優らしき女性(小林聡美)は、映画館のスタッフ(原田知世 1967~)から名前を呼ばれ起こされました。
a0212807_2129287.jpg彼女は、昔の知り合いで元脚本家でしたが、小さな映画館で働いていました。
元脚本家(原田知世)の女性は、脚本が書けなくなった理由(わけ)を女優らしき女性(小林聡美)に話しました。
映画館の観客役で、もたいまさこがワンシーン出演していました。
さわやかな午後の動物園で、女優らしき女性と動物園のアルバイト面接に来た五年浪人中の美大志望女性(黒木華 1990~)とが、ツチブタ檻の前で偶然出会い、二人の話すやりとりにペーソス漂う浮遊感がありました。
a0212807_2135596.jpg動物園での面接シーンのワンカットに光石研が、出演しています。
東京の大空の下で暮らしている人たちの何気ない一期一会の中に誰にでも小さなドラマがあると「東京オアシス」は、伝えたいのだと思います
by blues_rock | 2013-09-25 23:24 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
練馬少年鑑別所で唄われていた歌が採譜(アレンジ)され、1966年に園まり・緑川マコが唄いヒットしました。
1967年には、ヘレン・メリル(こちら)もカヴァーしていたとか、ぜひ聴いてみたいと思います。
a0212807_22541248.jpg1970年藤圭子がカヴァーするや大ヒット、現在までに50人くらいの歌手や俳優にカヴァーされ歌詞の数は、20詞以上あります。
私の好きな「夢は夜ひらく」2曲を紹介します。
何んと言ったって1971年にリリースされた三上寛ヴァージョン(こちら)が、私の好きな「夢は夜ひらく」です。
三上寛ヴァージョンは、放送禁止になりました。
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梶芽衣子は、生まれながら幸薄い女の情感を渋くアンヌュイに唄っています。
クエンティン・タランティーノ監督(こちら)は、梶芽衣子の熱狂的なファンで映画「キル・ビル」のサウンド・トラックに梶芽衣子の歌を2曲挿入しています。
by blues_rock | 2013-09-24 00:41 | 音楽(Blues/Rock) | Comments(0)
職人気質の相米慎二監督(1948~2001没、享年53才)が、35才の時に撮った「魚影の群れ」(1983)は、相米監督の最高傑作で、日本ネオリアリズモ映画の傑作です。
a0212807_4475936.jpg30年前の作品ながら今でも新鮮で瑞々しく2時間15分の上映中に映画が緩むところは、まったくありません。
物語は、本州最北端下北半島の漁港大間でマグロ一筋の漁師小浜房次郎(緒方拳 1937~2008)と一人娘トキ子(夏目雅子 1957~1985)、恋人でマグロ漁師を目指す依田俊一(佐藤浩市 1960~)、夫と幼いトキ子をおいて男と逃げた房次郎の妻アヤ(十朱幸代 1942~)が、織りなす人間模様です。
映画の舞台は、大間漁港とマグロを追って津軽海峡の荒海を走る小さな漁船の上です。
出演時46才で実在感のある緒方拳(こちら)、26才の美しい夏目雅子、23才の初々しい佐藤浩市、41才の円熟した十朱幸代4人の名優たちが、相米監督のワンカット・ワンシーンの長回しに挑むように‘体当たり’の演技をしています。
映画の中で針にかかった200㌔近いマグロを引き寄せ、モリを打ち込もうとする房次郎とマグロとの長い死闘シーンが、数カットあります。
相米監督は、小さな漁船上で房次郎(緒方拳)が、大きなマグロと死闘する数シーンのすべてに本間沖で釣れa0212807_4484274.jpgた本物のマグロを使い、緒方拳を本当にマグロと格闘させ、カメラは、時に水中カメラも使い、そのシーンを長回しで執拗に撮り続けました。
撮影監督長沼六男(1945~)の迫力ある映像は、こうして生まれました。
房次郎とアヤが、再会し係留している漁船の中での官能的なラブシーン(十朱幸代の乳房を晒した体当たりの演技がすばらしい)、妊娠したトキ子と漁師に成りきれない俊一の苦悩の中でお互い激しく求め合うラブシーンは、相米監督の日活ロマンポルノ時代のキャリアが生かされ、長沼撮影監督のカメラとも息が合いリアルなラブシーンでした。
a0212807_4505299.jpg長沼撮影監督の映像は、美しく雨の中で偶然房次郎を見かけたアヤが逃げ、気づいた房次郎がアヤを追いかけるシーンをズームイン・ズームアウトしながら撮った長回しの映像や津軽海峡の荒海を撮った映像などとくに印象に残りました。
長沼撮影監督の撮った映画で私が印象に残るのは、2002年「たそがれ清兵衛」、2009年「沈まぬ太陽」、2010年「最後の忠臣蔵」です。
a0212807_4511685.jpg「魚影の群れ」に出演した2年後、夏目雅子は、白血病で28才の若さで亡くなりました。
相米監督は、夭折した夏目雅子の女優としての才能を高く評価していました。
そして相米監督は、次回作に予定された自分の出身地岩手県盛岡市(南部藩盛岡)を舞台にした「壬生義士伝」(滝田洋二郎監督に引き継がれ2003年に完成、滝田監督は「おくりびと」こちらも秀作)の撮影準備に入るため、病気入院中の病室に資料を持ち込み企画していたそうですが、病気(肺ガン)悪化のため、2001年53才の若さで亡くなa0212807_15184230.jpgりました。
私は、相米慎二監督(左写真)メガホンによる日本リアリズモの「壬生義士伝」(滝田洋二郎監督の「壬生義士伝」も良かった)を何としても見たかったと今でも惜しまれてなりません。
by blues_rock | 2013-09-23 00:44 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_21433074.jpgスウェーデン映画「サウンド・オブ・ノイズ」は、わずか1週間の上映それもレイトショウ(21:15~)の1日1回、上映する映画館も九州で1か所、福岡市天神のKBCシネマだけの公開でした。(「サウンド・オブ・ノイズ」公式HP こちら
この映画の監督は、オラ・シモンソンとヨハネス・ニルソンという共に1969年スウェーデン生まれの幼なじみ二人です。
美術家・映画監督のオラと音楽家・作曲家のヨハネスは、ポップなノリのアンダーグラウンド・ロックを感じさせるユニークでシュールな映画をリリースしました。
‘サウンド・オブ・ノイズ’とは、雑音のこと、音楽嫌いの人間には、華麗なクラシックの名曲も拷問でしかありません。
主人公アマデウス(モーツァルトと同じ名前)は、有名な音楽一家に生まれながら、大の音楽嫌いで、音アレルギー(大きな音を聴くと耳から出血する)体質です。
音楽のテンポを合わせるメトロノームのタンタンタンという単調な音にも我慢なりません。
a0212807_2144458.jpg音楽に必要なこのメトロノームが、映画の各シーンで重要な小道具としての意味をもちます。
刑事となったアマデウスは、街で発生した奇怪な音楽テロ事件を担当することになりました。
街のとんでもない場所に突然現われ、あらゆるものを楽器に見立て、いきなり演奏する前代未聞の6人組音楽テロリストを追う刑事アマデウス‥ある日、音楽テロリストたちは、街中の建物に4つのテロ予告を貼り出しました。
a0212807_21445149.jpg1.病院の手術室で患者とあらゆる手術器具を楽器にして演奏する
2.強盗のように銀行を襲い、シュレッダーで札束を刻みハンコで音を奏でる
3.クラシックコンサート会場の外でブルドーザーシャベルを使い、大地を鳴り響かせる
4.高圧電線に音符のようにぶらさがり‘本物の電子音’を街中へ響き渡らせる
彼らの目的は、何か? そして刑事アマデウスは、音楽テロを阻止できるのか?
a0212807_2147132.jpg映画の中に前衛アニメーション作家であった久里洋二(1928~)の作品を思わせるシーンが登場、美術家オラ・シモンソン監督の久里洋二へのオマージュと私の目には映りました。
映画のラストで音楽テロリスト6人の奏でるボサノバは、すばらしい音楽でした。
by blues_rock | 2013-09-22 00:41 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
黒澤明監督の1952年名作映画「生きる」の中で主人公を演じる志村喬(1905~1982)が、雪の降りしきる夜の公園でブランコを揺らしながら「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは、あまりにも有名です。
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1915年「ゴンドラの唄」は、作詞 吉井勇、作曲 中山晋平により発表され、新劇女優松井須磨子(1886~1919)が、自演劇の中で歌い一世を風靡しました。(松井須磨子のオリジナル「ゴンドラの唄」こちら
          ゴンドラの唄
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   1.いのちみじかし  恋せよおとめ
     あかきくちびる  あせぬまに
     熱き血潮の  冷えぬまに
     あすの月日の  ないものを
   2.いのちみじかし  恋せよおとめ
     いざ手をとりて  かの舟に
     いざ燃ゆるほほを  君がほほに
     ここには誰も  来ぬものを
   3.いのちみじかし  恋せよおとめ
     波にただよう  舟のように
     君が柔手(やわて)を  わが肩に
     ここには人目の  ないものを
   4.いのちみじかし  恋せよおとめ
     黒髪のいろ  あせぬまに
     心のほのお  消えぬ間に
     きょうはふたたび  来ぬものを
by blues_rock | 2013-09-21 00:33 | 人生/愛(Love) | Comments(0)