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心の時空

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a day in my life

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福岡市の中心地、博多駅から徒歩15分のところに818年前の1195年、栄西(1141~1215)によって創建された古刹「聖福寺」があります。
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博多の「聖福寺」は、日本最初の禅寺(禅道場)として有名です。
聖福寺については、拙ブログ「絵の話‥□△○(仙厓)」(こちら)のところで、江戸時代後期の禅僧にして聖福寺
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住職であった仙厓和尚のことと併せて紹介していますのでご覧いただけると光栄です。
栄西は、平安時代末期、南宋に渡り禅を修め、聖福寺を創建しました。
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中国から‘茶の木’を持ちかえり、禅の「喫茶去 (きっさこ)」を日本に広めました。
日本曹洞宗の開祖道元(1200~1253)は、「正法眼蔵」夜話で栄西にふれ、栄西を「僧正様」と称し尊敬していたa0212807_23515534.jpgそうです。
地図(右)は、博多駅を起点にした福岡市中心地で、聖福寺のあるところを「御供所(ごくしょ)町」といい、その昔、筥崎天満宮への御供え物を調えた所からその名は、由来しています。
今は、福岡市民に「寺町」の名で親しまれ、御供所(ごくしょ)町には、聖福寺と聖福寺塔頭(たっちゅう)のほか古刹「東長寺」、御供所町と道路を挟んだ東隣りに古刹「承天禅寺」があり、日本人の宗教観や日本の伝統的な食生活のa0212807_23552682.jpg原点、さらに今では、博多初夏の風物詩となった700年の伝統をもつ「博多祇園山笠」の源流を知ることができますので、古刹の続きでご紹介したいと思います。
(左写真:聖福寺裏の静寂な博多土塀の佇まいです。)
by blues_rock | 2013-06-30 00:44 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
a0212807_22473776.jpg愛知県小牧市の職場にいた1987年から1994年までの7年間、愛知県北設楽郡の豊根村と津具村には、よく行きました。
名古屋市郊外の長久手から猿投グリーンロードを通り、足助から別所街道を長野県飯田市に向かう途中の長野県と愛知県の県境に茶臼山があり、その茶臼山の麓(ふもと)に豊根村と津具村があります。
この豊根村と津具村の間を通るルートは、昔より尾張と信州の交易の重要な街道として栄えました。
私が、この奥三河の村によく出かけたのは、一つは仕事で、当時担当していた‘原木椎茸の生産振興推進’のための出張でした。
もう一つが、アユ漁の解禁シーズンに、地元の渓流で捕れる天然アユを食べるためで、小ぶりのアユながら、食べたときに口の中に広がる水苔の香味と一緒に味わう天然アユの美味しさに感動しました。
さらに奥三河で忘れられない憶い出が、椎茸農家を訪ねたときに、御馳走になった「蜂の子料理」です。
椎茸農家のご主人から「遠くからよく来てくれた。獲って来たばかりの‘蜂の子’があるので、一杯やろう。
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さあ、上がってくれ。」と居間に通されました。
大きな蜂の巣から取り出したばかりの蜂の子の料理に、初めて食べることもあり、躊躇(ためら)いながら、一口頂くとその美味しさに、ご主人の「遠慮するな。」の言葉にすっかり甘え、お腹いっぱいご馳走になりました。
by blues_rock | 2013-06-29 00:20 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
BASTONI(バストオニ)とは、イタリア語で「棒」のこと、転じてイタリアでは、男性性器を指す隠語だとか、アダルトビデオの助監督や鬼才石井隆監督の助監督として映画製作のキャリアを積んだ中村和彦監督の初監督作品「棒 BASTONI」は、AV業界を舞台にした売れっ子AV男優とスターAV女優夫婦のユニークな愛の物語です。
この映画「棒 BASTONI」は、アダルトビデオの類いではないものの、当然AVの現場や撮影風景が、映画のシーンとしてふんだんに登場しますので、この手の映画が、キライな方にはお薦めできません。
売れっ子AV男優とスターAV女優の恋愛さらに職場結婚は、共にアダルトビデオの製作現場を知っているだけに、お互い仕事上の性的関係と分かっていながら相手によっては公私の境がなくなり、嫉妬心から夫婦げんかも絶えず、売れっ子AV男優とスターAV女優夫婦に切ない哀感が漂います。
AV撮影の風景やAV現場のセット、AV小道具など見ていて可笑しく、コメディを見ているようでもありました。
映画の劇中に、撮影現場の横でAV監督が、モニターの映像を見ながらAV女優とAV男優にあれこれ演技指導し、その回りを囲む撮影カメラ・音響マイク・照明などのスタッフに指示を与えるシーンは、とても愉快です。
a0212807_18125852.jpg人気AV女優のマネージャーから彼女の相手する格下AV男優が、下半身の触り方について細かく注意されて頷(うなず)きながら聞いているシーンは、ペーソス漂い哀感がありました。
売れっ子AV男優も次から次のAV撮影の連続に職業病なのか、生理的にキライなタイプの女優に彼の棒が、反応せず、しーんと静まり返える撮影現場に監督が「休憩!」と叫ぶシーンも笑えました。
主人公の売れっ子AV男優に松岡俊介(1972~)、変態ものか代役ばかりのベテランAV男優に田口トモロヲ(1957~)、アダルトビデオ会社のプロデューサー役を奥田瑛二(1950~)が、友情出演し中村監督の劇場映画監督デビューを応援しています。
余談ながら、松岡俊介が、黒木和雄監督(こちらを参考)の遺作「紙屋悦子の青春」(2006)の特攻隊員役で見せた凛とした印象と打って変わって、本当に居そうな売れっ子AV男優ぶりを怪演、そのリアルな演技は、存在感があって見事です。
田口トモロヲは、多くの映画に出演している名優(怪優かも)で、パンクロックバンド‘ばちかぶり’のヴォーカリストでもあります。
田口トモロヲを一躍有名にしたのが、NHK総合テレビのドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち」(2000~2005)のナレーションでした。
奥田瑛二は、映画監督としても活躍、三作目の2006年作品「長い散歩」(主演 緒方拳)は、すばらしくモントリオール国際映画祭でグランプリを受賞した秀作映画です。
中村監督は、大変なサッカー狂らしくライベート・ブログ「サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ(こちら)」を開設しており、映画の中に随所に挿入された主人公たちが、サッカーするシーンやサッカーのニュース映像は、映画の展開に変調のリズムが生まれ、ストーリーを面白くする役割を果たしています。
by blues_rock | 2013-06-28 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
福岡県大宰府市の「光明禅寺」は、大宰府天満宮に向かう参道を抜け、鳥居の前を右方向に行くとあります。
1273年に建立された古寺名刹で「苔寺」とも呼ばれています。
この古刹の見どころは、何といっても九州隋一の枯山水(かれさんすい)庭園にあります。
「苔寺」の名のとおり、苔で蔽(おお)われた庭園は、美しい碧(みどり)が、目に美しい古刹です。
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前庭を七五三の十五石で、光の字に配石した仏光石庭にし、裏庭は、青苔で陸と島、白砂を海に見立て、汀(なぎさ)と浦浜を見事な曲線で描き、枯山水の‘一滴海庭’を表現しています。
「光明禅寺」の縁側に座り、春の新緑を眺め、夏の蝉しぐれに心を休め、秋には、庭に溢れる紅葉(こちら)を愛でながら四季折々を楽しめる絶好の古刹です。
by blues_rock | 2013-06-27 00:23 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
a0212807_15163122.jpg映画監督にして劇画家・脚本家の石井隆監督(1946~)が、2010年に撮った映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」は、1993年作品「ヌードの夜」の続編として製作され前作で主演した竹中直人(1956~)を主演に残し、相手役の主演女優にグラビアモデル出身の佐藤寛子(1985~)を起用、お互い‘気合いの入った演技’を見せていました。
映画の冒頭から女三人による保険金目当ての殺人とその死体を風呂場で女三人血まみれになってバラバラに解体するシーン、さらに富士山麓山中に「福は内、鬼は外」と叫びながら死体を遺棄するシーンは、同じ2010年に公開された園子温監督の映画「冷たい熱帯魚」の同じようなシーンを彷彿とさせ、いきなりの過激なシーンに「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」に見入りました。
保険金目当てに殺人を重ねるワルの女三人、母親役を大竹しのぶ(1957~)、長女を井上晴美(1974~)、次女を佐藤寛子が、演じています。
石井監督の強烈な演出に応える女優三人の悪女は、迫力満点でした。
a0212807_19211818.jpgとくに映画上映時間2時間7分の中に佐藤寛子のヌードシーンが、数多く登場し、陰毛も隠さず自然に見せる体当たりの熱演は、光りました。
佐藤寛子が、女優として石井監督の演出に応え撮影カメラに向かい、全裸の伸びやかで美しい肢体を様々な角度から収められるように演じられたのは、グラビアモデルとしてカメラ撮影に慣れていたからかもしれません。
大竹しのぶの貫録の悪女ぶりは、さすが名女優です。
映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」のキャッチコピーに「女は汚れた自分の人生をどんな手を使っても削除したかった。男は、たとえ女に殺されても女を救いたかった。」と書かれていましたが‥その顛末は、映画をご覧になって確かめてください。
by blues_rock | 2013-06-26 00:50 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_1523356.jpg地下鉄半蔵門線か、大江戸線を利用して「清澄白河駅」で降り、地上に出てすぐ目の前に「清澄庭園」は、あります。
初めて「清澄庭園」を訪ねたのは、2003年初夏に東京現代美術館で開催された「舟越桂1980-2003作品展」を見ての帰りでした。 (下写真:東京現代美術館)
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隅田川に近いこの一帯は、深川と呼ばれ、江戸庶民の下町として栄え、今でもその面影を偲ぶことができます。
「清澄庭園」の敷地は、紀伊國屋文左衛門の屋敷跡で、明治時代になり三菱財閥の創始者岩崎 弥太郎が、
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三菱財閥の迎賓館建設と併せ、隅田川から水を引き入れた池泉回遊式の日本庭園を造園しました。
深川から隅田川に架かる清洲橋を渡ると河岸向こうは、日本橋です。
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この辺りに宿をとり、ゆっくり江戸の面影を捜して散策するのも、粋な東京の楽しみ方かもしれません。
by blues_rock | 2013-06-25 00:20 | 社会/歴史/思想 | Comments(1)
a0212807_22354483.jpg小林政広監督(1954~)の原作・脚本・監督による2010年作品です。
北海道増毛(ましけ)と宮城県の仙台・気仙沼・鳴子温泉を舞台に高齢者介護(看取り)をテーマにした家族の物語です。
映画「春との旅」のロケ地であった気仙沼と鳴子温泉は、この映画の撮影の後に東日本大地震と大津波で壊滅的な被害を受けました。
この映画のシーンに当時の街の風景が、撮影されており、当時を偲ぶ貴重な映像の記録にもなりました。
a0212807_2236457.jpg映画は、年老いた元漁師役の仲代達矢(1932~)が、とにかくすばらしく、孫娘役の徳永えり(1988~)も‘おじいちゃん’の名優仲代達矢に喰らいつき渾身の力で‘孫娘春’を演じています。
新進女優の徳永えりは、‘春’を演じるに当たって自分を一切出さず、自分の意見も言わないで、小林監督の演出する‘春’に応えるよう必死でしたとインタヴューに答えていました。
a0212807_22361737.jpgその演出は、足の悪い‘おじいちゃん’の後を必死で追う‘春’の歩き方などに見てとれます。
主人公の祖父(仲代達矢)と孫娘(徳永えり)は、本物の祖父と孫娘のようにリアルで、二人に関わる家族を演じる大滝秀治(1925~2012)、菅井きん(1926~)、田中裕子(1955~)、淡島千景(1924~2012)、柄本明(1948~)、香川照之(1965~)など名優たちが、映画のそれぞれ重要なシーンに登場して二人を相手に渋く見事な演技を披露してa0212807_22372227.jpg
います。
二人が、家族を訪ねる途中、気仙沼の空き地で一升瓶を抱え茶碗酒を飲んでいる漁師に住所を尋ねますが、そのワンシーンだけに登場する漁師は、なんと小林薫(1951~)でした。
映画「春との旅」は、良質な監督・脚本・俳優の三つが揃えば、良い映画になることを証明してみせた作品です。
by blues_rock | 2013-06-24 00:22 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
福岡市城南区にある旧黒田藩主の別邸「友泉亭」を福岡市が、管理している公園です。
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江戸時代に造営された池泉廻遊式日本庭園の歴史公園で、茶室二庵が設えてあります。
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庭園の緑が美しく、ゆっくり庭を眺めていると時間が過ぎて行くのを忘れてしまいます。
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木々の間から見える池の景色も見どころです。
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木洩れ日が地面に美しい陰影のコントラストを作り、池面は、森のシルエットを淡く映しています。
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池の緋鯉・真鯉・錦鯉が、人影を見たら歓迎の挨拶に寄って来ます。
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四季折々に訪ね、庭園内を散歩しながら季節の風情を楽しむのも一興かとお薦めします。
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平成25年6月22日土曜日の午後、梅雨の晴れ間に写しました。 [友泉亭にて]
by blues_rock | 2013-06-23 20:53 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
是枝裕和監督の映画を続けます。
是枝監督は、2009年映画「空気人形」も自ら監督・脚本・編集・製作を担い、映像という表現媒体をフル活用し映画「空気人形」というシュールでファンタジックな映像詩にしました。
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撮影監督李屏賓(リー・ピンビン 「トコッコ」の撮影監督)も、是枝監督の意を受けて、撮影した東京湾沿いのうらびれた下町風景の侘(わび)しい風景に、映画の主人公‘空気人形’に絡む登場人物たちの心に淀む空虚・孤独・寂寥感を重ね合わるように映画「空気人形」を切なくも美しい映像詩にしています。
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「空気人形」とは、ラブドールのこと、男性の性欲を発散させるために作られた空気を入れて膨らます等身大女性人形のことです。
一昔前までは、ビニールで製造されダッチワイフと呼ばれていました。
a0212807_2161033.jpg主人公の‘空気人形のぞみ’役を韓国の若手女優ペ・ドゥナ(1978~)が、抜群の存在感を以って‘心をもった空気人形’に成りきっています。
私が、ペ・ドゥナを初めて見たのは、2005年映画「リンダ リンダ リンダ」( 山下敦弘監督 1976~ こちら)で、韓国からの留学してきた女子高生でガールズロックバンドのヴォーカリスト役として出演していました。
a0212807_217084.jpg是枝監督は、ペ・ドゥナの演じる性処理の道具‘空気人形のぞみ’が、ある朝突然心をもったことで、生きていく寂しさ、哀しさ、切なさ、苦しさを感じ、人の孤独感や喪失感に触れていくというシュールで毒のあるファンタジックな映画を撮りました。
映画のプロローグで‘空気人形’の役割を伝えるシークエンスがあり、その次の朝‘空気人形’は、瞬きを始めます。
彼女は、ゆっくり動き始め、窓の外の水滴に生まれて初めて触れ「キレイ」とつぶやきます。
a0212807_2172439.jpg‥私は空気人形、性欲処理の代用品です ‥私は空気人形、型遅れの安物です‥と‘空気人形のぞみ’(ペ・ドゥナ)のナレーションに続き、レアリズム溢れる切ないラブストーリーが、展開していきます。
是枝監督の演出は、ペ・ドゥナを美しい‘空気人形’に作りあげました。
‘空気人形’の裸体とペ・ドゥナのヌードを重ね合わせたシーンもエロティックですばらしく、‘空気人形’ペ・ドゥナの恍惚とした顔の表情と美しいヌードに見とれてしまいました。
by blues_rock | 2013-06-22 23:13 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
東京都心から少し西に行った小金井市を中心にして小平市・西東京市・武蔵野市の4市にまたがる敷地面積24万坪を有する小金井公園が、あります。
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すでに掲載しました日比谷公園(こちら)の4.8倍、上野公園(こちら)の1.4倍の広さを持ち、公園すぐ南の五日市街道に沿って玉川上水が、流れています。
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玉川上水の両岸に桜並木があり、小金井は、江戸の昔から桜の名勝として知られていました。
現在は、小金井公園内の1,800本の桜と併せ「小金井桜」の名称で日本桜名所100選の一つとして有名です。
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西東京市に住んでいるころ、自転車でサイクリングに行っていました。
広々としてとても気持ちの良い公園です。
by blues_rock | 2013-06-21 00:20 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)