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心の時空

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a day in my life

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a0212807_2252847.jpg現在の中国建国の礎(いしずえ)を築いたのは、孫文です。
孫文(1866~1925)は、“中国革命の父”として二つの中国、中華人民共和国(北京政府)と中華民国(台湾政府)双方の中国人民から最も崇められ敬愛されている指導者です。
孫文率いる漢民族の中国革命グループは、1911年辛亥革命(しんがいかくめい)を起し清朝(満州民族支配)を滅亡させました。
現在、中国(共産党北京政府)は、アメリカ覇権(ドル)の凋落を受けて、跡目(世界覇権の座)を虎視眈々と狙い、できれば中国元を世界通貨のドルに代わる基軸通貨にして世界のパラダイムを中華思想で統一しようと、せっせせっせとドル(アメリカ国債)を貯め込み、今や世界一のドル保有国になりました。
私たち日本人は、‘中国’と一口に言いますが、中国は、いまでも二つの国家に分裂しています。
中華人民共和国(北京政府)と中華民国(台北政府、台湾)、二つの中国が、国家として存在しています。
国連にも別々の独立国家として加盟、国際外交も北京政府・台北政府それぞれが、自らを正当な中国政府と主張しているので、日本政府(外務省)も二つの中国との間で難しいお付き合い(外交)をしてきました。
a0212807_22282190.jpg1949年、中国共産党は、国民党との内戦に勝ち政権を奪うと中華人民共和国(北京政府)を樹立しました。
日本は、当初共産主義国家の中国を承認せず、台湾に逃れ台北で樹立した国民党の中華民国政権を中国としてきましたが、1972年9月、わが国と中華人民共和国(北京政府)との国交回復により、台湾と国交断絶、以来北京政府を中国と呼ぶようになりました。
1979年から日本は、中国に対しODA(開発援助)を開始、現在までに政府・民間合わせて6兆円以上の経済支援・資金援助をして来ました。 (上図:国民総生産GDPで日本を追い越した中国)
日本国民の税金による中国ODA(開発援助)は、中国国内の道路・空港・港湾・発電所といった大規模な公共インフラ事業や人民の医療・教育・環境分野でのインフラ整備に活用され、中国の近代化と経済成長のために多大な貢献を果たしてきました。 (コメント:もはやGDPで日本をしのぐ経済大国中国に経済援助する日本国)
a0212807_22285841.jpg中国共産党政府は、日本のODA(開発援助)を人民に伝えず、81年前の1931年、当時日本の植民地であった満州で起きた不幸な過去=満州鉄道爆破事件(満州事変)だけにこだわる反日教育を行ない、天安門事件以降民主化を求める20代・30代勝ち若年層の鬱積した不満のガス抜きにこれを利用、‘愛国無罪’と日系企業への破壊活動を煽り、尖閣列島の領土問題を民意と称して、中国の主要100都市で反日過激デモを演出・主導しました。
この破壊活動により焼け焦げた日系企業の映像が、メディアのニュースとインターネットサイトの動画で流れると中国の社会治安の悪さを露呈し、中国政府の面子は丸つぶれになりました。
a0212807_23491590.jpg中国外務省トツプ(外相)が、国連で「中国の反日デモは“反ファシズム”の表明である」とコメントしたとの新聞記事を読んで‘プッ’と吹き出しました。
民主主義も言論の自由も認めない共産党一党独裁国家(ファシズム国家の典型)の中国外務省トップ(外相)の口から“反ファシズム”というセリフが出るなんざぁ噴飯もの、笑えない質の悪いジョークです。
現在もアジア開発銀行を経由して国民総生産(GDP:国民の稼ぎ)で世界第3位の日本から第2位の中国へのODA(開発援助)は続いており、日本国政府(外務省)と政治家たちの外交センスを疑います。
待て、待て、そんな政府と政治家を選んだのは、ダレ?‥そう、私たち有権者、選挙民‥ということは、あれま、一番おバカさんなのは、私たち日本国民でした。(続く
by blues_rock | 2012-09-30 00:53 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)
もうずいぶん昔の話ですが、黒木和雄監督(1930~2006没、享年75才)のATG作品「祭りの準備」(1975)を見て感動し何度もこの映画を見ました。
それ以降、黒木監督の作品に駄作はないと新作映画もまだ見ぬうちから思ってきました。
「美しい夏キリシマ」(2003)は、黒木監督が少年のころ過ごした宮崎県小林市の霧島の見える故郷を舞台に、自らの戦争体験を脚本にして監督した作品で期待どおりの秀作映画でした。
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戦争末期の荒んだ時代に生きた黒木監督自身の少年時代を、名優柄本明の長男柄本佑(えもとたすく、1986~)が、映画初出演(オーディションに合格)ながら主演し、多感な少年時代を初々しく演じています。
中学生で学徒動員された少年は、労働奉仕していた工場が空襲され、隣りにいた友人が頭を撃たれ、自分に助けを求めたのに逃げ出した自分を苛み、自責の念に苦しんでいました。
肺を患っている少年は、宮崎の祖父に引き取られ霧島に近い田舎で暮らしていました。
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元軍人で厳格な祖父(原田芳雄)には、自宅療養中の孫(少年)が自堕落に映り、何かにつけ厳しく接します。
空襲で撃たれた友人を助けず逃げ死なせたと自責する少年は、友人の妹に会いに行き、許しを乞いますが、妹は謝るくらいなら兄の仇を討つよう言いました。
何を相手に戦えば良いのか、判らないまま少年は、竹ヤリでワラを突き、竹林に穴を掘り戸板を被せ、その中で生活します。
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やがて終戦となり、少年は進駐して来たアメリカ軍を相手に竹ヤリを振り回しながら突進しますが、彼らの一人が笑いながら威嚇発砲した銃音の大きさに驚き卒倒してしまいました。
1945年夏8月、霧島を眺める故郷は、その日も美しく輝いていました。
映画の中で、出撃を前に特攻隊の青年将校が、少年に磔(はりつけ)にされたキリスト像の絵の美しさ、花の美しさに感動する心、聖なる気持ちの理由について語るシーンには、胸打たれました。
a0212807_124933.jpg主人公である少年の脇を原田芳雄・左時枝・香川照之・石田えり・宮下順子と錚々たる芸達者の名優たちが固めているので見応えあるお薦め映画のひとつです。
モンペ姿の小田エリカと中島ひろ子が、清純でチャーミングでした。
by blues_rock | 2012-09-29 00:08 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_2342039.jpgコーエン兄弟(左写真)が、監督・脚本・製作した1996年映画「ファーゴ」を久しぶりに見ました。
コーエン兄弟の映画では、脚本を共同で執筆し、監督ジョエル・コーエン(兄、1954~)、製作イーサン・コーエン(弟、1957~)と一応クレジットされてはいますが、撮影現場では、いつも一緒に監督しているので、コーエン兄弟監督の作品と言って良いでしょう。(参考:2011年作品トゥルーグリッド
コーエン兄弟の映画は、どれもコクのあるシリアスなストーリー展開で、キッチリとした脚本と場面(シーン)効果を計算し尽くした映像、複雑なカット割りなのでしっかり見ていないと見失うときがあります。
映画「ファーゴ」のファーゴとは、アメリカ中北部ノースダコタ州のファーゴ市に由来しています。
映画のストーリーは、真冬のファーゴ市郊外で発生した狂言誘拐と殺人事件をめぐるサスペンス映画です。
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この事件の捜査にあたる妊娠数カ月の大きなお腹をした警察の女性署長マージ役のフランシス・マクドーマンド(1957~、ジョエル・コーエン夫人)が、片田舎の小さな警察署で署長兼捜査員をじつに印象的なキャラクターで演じています。
映画「ファーゴ」は、アカデミー賞脚本賞と最優秀主演女優賞を受賞しています。
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とくにアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドの演技が秀悦で、ファーゴ市郊外の片田舎に実在するのではないかと思えるくらい存在感のある女性署長マージ役でした。
きっと映画史の中で、映画に登場した人物像としてフランシス・マクドーマンド演じる女性警察署長マージは、語り継がれていくと思います。
映画の冒頭に「This is a true story.(これは実話である)」と字幕が出ますが、これもコーエン兄弟の演出です。
by blues_rock | 2012-09-28 00:26 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
1968年ビートルズ9作目のオリジナル・アルバムが、「ザ・ビートルズ」です。
a0212807_0581859.jpg真っ白なジャケットに「The Beatles」とエンボス(浮き彫り)加工されただけのアルバム・ジャケットなので通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれています。
2枚組30曲を収録、4人の多種多様な楽曲で構成されており、現代音楽のすべてが、入っていると言っていいくらいバラエティ溢れるアルバムです。
a0212807_0585590.jpgビートルズとプロデューサーのジョージ・マーティンは、「ホワイト・アルバム」のレコーディングに8トラック・レコーダーを使用、ビートルズが4人そろって演奏する必要もなくなりました。
そのため4人それぞれの楽曲を集めたアルバムで、ビートルズとしてのコンセプトがないと評されました。
そんな批評に対して、ポール・マッカートニーは、「ビートルズのホワイト・アルバムだぞ。黙れってんだ。」と言っています。
ポールが、言っているように、このアルバム2枚組全30曲を聴くと正しくビートルズの「ホワイト・アルバム」でした。
アルバム「ザ・ビートルズ」は、ビルボードで9週第1位を獲得、キャッシュボックスでは、12週第1位を獲得しました。
by blues_rock | 2012-09-27 00:56 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)
日本にも映画センスのいい若手の映画監督がいます。
内田けんじ監督(1972~40才)もその一人で、彼の最新作「鍵泥棒のメソッド」を見て、これは海外でも受けるだろうなと思いました。
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映画文化に伝統があり、数多くの名作を見慣れ、映画に対する批評眼をもつ国‥たとえば「最強のふたり」を大ヒットさせたフランスの映画好きな人たちには、きっと受けるだろうと思います。
来年2013年のカンヌ国際映画祭に、ぜひ出品して欲しいと思います。
a0212807_23204750.jpg内田監督は、2002年に友人たちと自主製作した映画「ウィークエンド・ブルース」が、ぴあフィルムフェスティバルで入選、映像に粗さはあるものの、すでに脚本と構成に映画センスを感じます。
2005年の内田監督(脚本)作品「運命じゃない人」が、カンヌ国際映画祭批評家週間で脚本賞他3賞を受賞し一躍注目されました。
この映画の脚本も練りに練られており、映画の筋立てが、凝っていました。
a0212807_23292882.jpg当然のことながら、最新作の「鍵泥棒のメソッド」も内田けんじ脚本ならではのエスプリの効いたおもしろい映画です。
ストーリーは、予告編(こちら)をご覧ください。
「鍵泥棒のメソッド」の「メソッド」とは、演技法のマニュアルのこと、主演の堺雅人(1973~39才)と香川照之(1965~47才)二人の名優が、さすが!という役者ぶりを披露しています。
堺雅人を初めて知ったのは、NHKドラマ「篤姫」の徳川家定役で、病弱で人嫌い、脳に疾患をもち暗愚、それはa0212807_23302749.jpg暗殺(毒殺)を警戒しての家定の演技だったのではないか‥という家定像を‘顔の表情’で演じる彼の演技力に感心しました。
堺雅人は、喜怒哀楽の感情をすべて笑顔で表現できる俳優と言われています。
彼は、微笑んでいるような目の表情で‘喜び’‘怒り’‘哀しみ’‘やさしさ’‘切なさ’を表わすことができます。
彼の趣味は、苔の栽培と観賞とか、自然(神)は、細部(苔)に宿ることを知っているのでしょう。
香川照之もまた目の表情による演技がすばらしく、私の好きな俳優の一人です。
a0212807_23372169.jpg彼は、役者としてオッファーがあれば、つまらない作品の端役でも何でも引き受けているようで、すでに数多くの映画に出演者として香川照之の名前がクレジットされています。
香川照之の名優としての本領は、クセのある演技が要求される個性的な役で発揮され、2003年「故郷の香り(ヌアン)」、2006年「ゆれる」などで、彼のすばらしい演技を見ることができます。
映画の良し悪しは、脚本(シナリオ)・監督・役者(キャスト)の三つでほぼ決まり、あとは見た人の判断です。
by blues_rock | 2012-09-26 00:12 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
ビートルズ8作目のオリジナル・アルバムで、世界初のコンセプト・アルバムとしてロック史に残るメモリアル・アルバムです。
1967年グラミー賞の最優秀アルバム賞ほか4部門で受賞、「ビルボード」で15週連続第1位、「キャッシュボックス」では14週連続第1位を獲得しています。(注:アルバム・ジャケットのBの上に‘福助人形’が写っています。)
a0212807_051347.jpgアルバム「サージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は、今までに全世界で3,200万枚のセールスを記録しています。 ビートルズの「ラバー・ソウル(1965)」に大きな刺激(ショック)を受けたビーチボーイズのブライアン・ウィルソンは、スタジオに籠もり1966年ロック史に残る名盤「ペット・サウンズ」を発表しました。
アメリカでの「ペット・サウンズ」の評価は低く、当時すでに不安定な精神状態にあったブライアン・ウィルソンの精神状態は、さらに悪化し引き籠もってしまいました。
天才を知るのは、天才なのか、ビートルズ(とくにポール・マッカートニー)とプロデューサーのジョージ・マーティンは「ペット・サウンズ」を大いに評価、「ペット・サウンズ」は、全英アルバム・チャートで26週連続トップ10入りするなどイギリスで大ヒットしました。
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このビーチボーイズのアルバム「ペット・サウンズ」にインスパイアーされたポール・マッカートニーとジョージ・マーティンは、急きょ「サージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のトータル・コンセプト・アルバムの制作に入りました。
当初ビートルズは、4トラック録音機で収録していましたが気に入らず、複雑な音の重ね合わせをしていくうちに、4トラック録音機2台同期させて録音する方法など画期的なミキシング技術を生み出していきました。
by blues_rock | 2012-09-25 00:25 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)
  後編 : 「ヘボ役者」
日本国民主党政府の内閣総理大臣以下閣僚たちは、政治家として国家大計のポリシーも見識もない本当の木偶(でく)の坊か、大向うの国民観衆(有権者)を愚弄するヘボ役者ではないかと、つくづく思います。
つい先日、民主党政府が、鼻高々に公表した原子力発電所政策「2030年原発ゼロ」の致命的な欠陥については、拙ブログでも意見を申しあげましたが(こちらの「シリーズ もっと皆なで考えよう‥原子力発電所」)、「2030年原発ゼロ」の舌の根も乾かないうちに「2030年稼働ゼロを目標にし、閣議決定見送り」にするなんざ、政治家の資質ゼロ・責任ゼロ‥こんな人たちが、どう言い繕おうと私は、信じることができません。
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私ごとき凡夫でも、わが国の原発政策は、「国家エネルギー戦略」において安全保障上極めてデリケートで重要な問題であるとことを承知しており、この国の行く末を心底から不安に思っています。
日本国政府の閣僚に、混沌とした世界の現実に対する危機感と危機管理への認識が、すっぽり欠落しており、「国家エネルギー戦略」の不在(頼りなさ)に、私は愕然とします。
軍事同盟国のアメリカ政府は、日本政府が公表した「2030年原発ゼロ」に、いち早く「あんた、何言ってんの?気は確か!?」とメッセージを送りました。
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原発を抱える自治体も「ウッソォー!今ある原発関連施設や建設中の原発施設は、一体どうするのさ?」と尻をまくり、異例の経済三団体トップがそろう共同記者会見で「電力不足と高コストで経済が低下、企業は海外へ移転し、税収が減り国力衰え、失業者が増えてもワシら知らんよ。」と啖呵(たんか)を切りました。
民主党政府は、慌てふためいき、政調会長を急きょワシントンへ出張させ、産業経済大臣は、原発のある各県に「2030年の稼働ゼロは単なる目標だから気にせんといてね。」と説明してまわり、「閣議決定見送り」について
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は、「見送りは、国家戦略の内容を変えるものではない。不断の検証と見直しを行ないながら遂行する。」と国家戦略担当大臣は、ネボケたような意味不明のトンチンカンな釈明をしていました。
要するに「わが民主党の選挙対策として表向き‘2030年原発ゼロ’とするが、選挙結果や国内外の情勢でいつでも変えますので、取り敢えず、いまは原発ゼロ目標ということで、なんとか理解してくれませんか?」ということ?‥世界中から日本人が、ますますルーピー(とんちんかん)な国民と思われるの、私は心底不愉快です。
by blues_rock | 2012-09-24 00:53 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
  前編 : 「下手な芝居」
中国共産党の下手な芝居でボロが出た‘マッチポンプ’の反日過激デモは、いきなりピタッと止みました。
中国共産党指揮下にある青年部組織の各都市党員が、動員され党中央から指示されたとおり「日本政府の尖閣列島国有化」を巡り、反日過激デモを実施、過激デモ隊は、日本国民を牽制し怖気づかせるために、日本企業ばかりを狙って破壊略奪を行ないました。
中国政府も各都市の警察には、「デモの取り締りは、取り締まるフリだけにせよ」・「日本企業は損害保険に加入
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しているので、デモ隊の多少の破壊略奪は見逃せ」・「保険対象外となる社会暴動は、国際問題となり中国の国際的評判を失墜させるので止めよ」と命令していたに違いありません。
中国政府は、この兆発による日本国内の反応と日本政府と国民の動きを探っていましたが、中国のような過激な行動はなく、反中国を叫びけたたましい大声を出したり、愛国を叫び猛々しくわめいたり、ヒステリックなナショナリズムの金切り声をあげたりする連中が、以外に少なく中国共産党中央政治局は、ガッカリしたことでしょう。
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残念なのは、日本でも、神戸市で華僑子弟の通う中国人学校に放火事件が発生したこと、私の住まう福岡市でも中国領事館に発煙筒が投げ込まれ、中華料理店(経営者は日本人)の窓ガラスが割られたこと、です。
日本人として、嘆(なげ)かわしく、情けなく、恥ずかしいかぎりです。
どこの国にも愚かで卑劣な連中はいるものの、神戸と福岡の卑怯者たちが、日本の同胞でないことを祈ります。
いずれにしても中国での反日過激デモの一部始終は、テレビ映像とインターネット動画で世界に配信されましたので、一党独裁国家の欺瞞と不気味さを世界に露呈した事件でもありました。
by blues_rock | 2012-09-23 00:43 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
ビートルズのオリジナル・アルバム7作目が、「リボルヴァー」で1966年8月にリリースされました。
「リボルヴァー」のアルバム・ジャケットは、ドイツ人画家クラウス・フォアマンでビートルズの4人とはハンブルグ時代からの友人でした。
ビートルズ4人の写真が、コラージュされ芸術性高いユニークなジャケットとして「リボルヴァー」発売当時から大きな話題となりました。
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アルバムは、14曲収録され、ジョージ・ハリスンの曲が3曲収録されています。
とくに有名な曲が、アルバムA面冒頭1曲目の「タックスマン」で、当時ビートルズに課せられた税率95%の超高額の税金にジョージ・ハリスンは、怒り心頭でイギリス労働党政府に対し皮肉を込めてユーモアたっぷりにブチ切れた気持ちを歌っています。
この曲では、ベースとリード・ギター二つのパートをポール・マッカートニーが1人で担当し録音しています。
a0212807_02868.jpgレコードに針を落とすと、声を押し殺した(たぶん)ジョージの声で「ワン・ツー・スリー・フォー」のカウントで始まり「ウォッホン」と咳払いが入り「ワン・ツー‥」とイヤミな皮肉たっぷりの歌が始まります。
その左右両サイドで弾く(実際は別テイク)ポールのベース(左)とリード・ギター(右)の上手いこと、上手いこと、ポールの演奏者として非凡な能力に改めて驚くとともにポールの才能の面目躍如です。
ビートルズは、「リボルヴァー」から次第にレコーディング・バンドに変化していきます。
ビートルズ(とプロデューサーのジョージ・マーティン)は、アルバム「リボルバー」で自分たちの音楽コンセプトを高めるために、録音技術を革新的に前進させ、一つの音を微妙にズラして、音と音を重ねる‘Artificial Double Tracking’(ADTという前衛的技法)が、ロックで初めて導入されました。
「リボルヴァー」は、その後のロック音楽を飛躍的に拡大し前進させたアルバムとして、ロック史の中で重要な意味を持つアルバムに位置付けられています。
「ビルボード」のアルバム・チャートで6週連続第1位、「キャッシュボックス」では、8週連続第1位を獲得しました。
by blues_rock | 2012-09-22 00:44 | ビートルズ(Beatles) | Comments(0)
デンマーク映画界を代表するラース・フォン・トリアー監督(1956~)の新作映画(2012年日本公開)「メランコリア」(脚本と監督を担当)を紹介いたします。
トリアー監督の前作「ANTICHRIS♀(アンチ・クライスト)」を見終わったとき、鉛を呑み込んだような気分になる映画だと感想を書きましたが、新作「メランコリア」もまた見る人の気持ちを重くするような映画でした。
a0212807_2238645.jpgトリアー監督の映画に対する信念(ポリシー)は、「映画は靴の中の小石でなければならない」ですが、「メランコリア」でもそのポリシーは立派に貫かれていました。
トリアー監督は 人の心を重くさせる天才です。
「メランコリア」も見終わると余韻に前作と同様、足の裏で靴に入った小石を踏んでいるような、なんとも気障りな感触が残ります。
トリアー監督の言う「映画は靴の中の小石」とは、人間の赤裸々な本能と独り善がりのエゴを教える表現手段と言いたいのではないかと私は思います。
映画を見る人に小石を容赦なく投げつけたいというトリアー監督の願望は、二本の映画「ANTICHRIS♀(アンチ・クライスト)」・「メランコリア」を見ると良く分かります。
「メランコリア」は、惑星メランコリアが、地球に衝突することで “世界の終わり”に直面する姉妹の物語です。
トリアー監督の美しい映像美を堪能しながら“地球の終焉”を見るというのも映画とはいえ複雑な心境でした。
映画は二部構成になっていて第一部は、妹ジャスティンを主人公にしています。
心の病(うつ病)を抱えた妹ジャスティン役のキルスティン・ダンスト(1982~)が、実にすばらしく、見事な演技を見せてくれました。
a0212807_22423032.jpg「メランコリア」撮影当時、トリアー監督も持病のうつ病に苦しんでおり、まさしくその心境を代わりに演じたようなキルスティン・ダンストのうつ症状の表情が真に迫り、カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したのも頷けます。
第二部は、姉クレアが主人公、富豪の夫・息子と幸せに暮らし、何一つ不自由のない姉クレアをシャルロット・ゲンズブール(1971~)が、好演しています。
ある日、うつ病が悪化し憔悴しきった妹ジャスティンが訪ねて来ると姉クレアは、彼女をやさしく迎え支えてあげますが、地球に異常接近して来る惑星メランコリアの存在を知るとクレアは、恐怖と不安でパニックを起こすようになりました。
反対に妹ジャスティンは、月よりも大きくなったメランコリアに見惚(と)れ、顔には微笑みを浮かべています。
a0212807_2255430.jpgジャスティンの表情からうつ症状が消えていました。
反対に夫も息子の存在も忘れ、怯(おび)える姉クレアに妹ジャスティンは、「地球は邪悪よ。消えても嘆く必要はないわ。」と静かに淡々と語ります。
姉クレアの夫をキーファー・サザーランド(1966~)、姉妹の母親役をシャーロット・ランプリング(1946~)が演じています。
自分の家族や親族・知人に嫌われながら、憎々しい毒を吐き、悪意に満ちた行動をとる母親シャーロット・ランプリングのイヤミな存在感が、抜群で映画史に残る‘悪意’の名演技として残るだろうと想像しています。
映画は、妹ジャスティン、姉クレア、彼女の夫と息子の4人が、手をつなぎ惑星メランコリアの衝突を迎える瞬間に終わります。
「メランコリア」の不条理な心理描写に退屈し、居眠りモードに入っても、映像が美しいので、薄目を開けて見ておいて損はないと思います。
by blues_rock | 2012-09-21 00:18 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)