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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:柏原生活/博多叙景( 125 )

a0212807_239723.jpg私たちの新しい高齢者在宅介護施設、森の家「みのり荘」の6月1日オープンを記念し、女性8名のグループ「コール・リーベラ」によるコーラス・コンサートを開催しました。
6月27日午後、雨模様の梅雨空ながら、高齢者のお客様20名のほか、ご家族・地域の方々、スタッフも合わせてると57名と予想を上回るコンサートの人数でした。
浦本順子さんという声楽家(ソプラノ)の方をリーダーに、ハーモニーのきれいな楽しいコーラスを1時間ばかり聴かせていただきました。
高齢者のお客様のほとんどは、低中度ながら認知症を患われおり、一つのことになかなか集中できない方もおられますが、この日ばかりは、女性コーラスの美しい歌声にじっと聴き入っておられました。
認知症という病気に記憶の障害はありますが、その感受性にいささかの影響もなく、美しい音楽に我を忘れて素直に感動されていました。
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アンコールの最後に、浦本順子さんのソプラノ(ソロ)で「アヴェ・マリア」(カッチーニ)をお願いし歌っていただきました。
ソプラノの高く美しい声が「アー‥」と静かに始まると、私の体に感動で鳥肌が立ち、会場もシーンと静まりかえり、皆様方も息を凝らして聴き入っておられました。
ご家族には、感激で涙を流して聴いておられる方もおられました。
コンサートの後、お茶を飲みながらの交流懇親会が、楽しかったのは言うまでもありません。
by blues_rock | 2011-07-08 08:05 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
オセロが、拾われ仲間になって1年半・・私の依頼は、平気で忘れる職場の同僚たちも、オセロの朝・夕の食事とトイレの世話は、決して欠かしません。
デイサービスのお客様のダレからも愛され可愛がられ、お客様の「ネコじゃらし」遊び(毎朝の挨拶のようなもの)にもオセロは、均等に相手し、ついにヘトヘトになり、お客様のソファ一つを占拠し朝から寝てばかり。
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午後のレクリェーションのボール・ゲームに出番はないのに、いつも飛び込んで暴れまわり、メチャクチャにしています。
お客様方は、「コラ!オセロ、邪魔するでない!」と叱りつつも、いつも笑顔で楽しそうです。
フラフラになりお客様のゲームの邪魔に飽きると、いつの間にかソファの上で寝てばかり。
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熟睡しているようでグウグウいびきをかいています。
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夕方になると、大きなアクビをして真っ黒な尻尾をピンと立て、忙しそうにトコトコと部屋から廊下とを歩き回ります。
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そんなオセロを見てお客様が「オセちゃん、どこ行くの?」の呼びかけも、知らんふりで行ったり来たりしている様子に・・「アンタも忙しそうだねえ」と話しかけられるお客様の声が、聞こえました。a0212807_16314240.jpg

オセロは、一日中寝てばかり・・それでもダレからも愛され、可愛がられ、疎まれないとは、うらやましいヤツです。
by blues_rock | 2011-06-22 21:19 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
筑紫郡那珂川町の渓流に、ホタル(蛍)を見に行きました。a0212807_2356169.jpg
自宅から車で15分くらい走った山道沿いに、ホタルの群生する渓流があり、漆黒の暗闇の中でホタルの美しい群舞を見ることができました。
清流のせせらぎと河鹿(カジカ)の楚々とした鳴き声に聴きいりながら、ホタルの淡い光をぼんやり眺めしばらく幽玄の世界に浸りました。
突然目の前に一匹のホタルが、ふわりふわりと舞うように現れました。
そおっと手を伸ばすと手のひらに留まりました。
ホタルは、私の手のひらで蛍の光を点滅‥逃げる気配を見せません。
ホタルを見ながら走馬灯のように子供の頃を懐い出しました。
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ホタルをたくさん捕まえてきて蚊帳の中に放ち、裸電球を消して淡く点滅するホタルの光を寝転んでいつまでも眺めていましたっけ。
蝶々の季節には蝶々を、トンボやヤンマが、飛翔する頃はトンボやヤンマを、夏は蝉やカブトムシを、大きな虫カゴいっぱいに捕まえてきては、寝転んで眺めていました。
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今懐えば、酷(むご)いことをしていたものだと、幼い子供の好奇心(エゴイズム)に心が痛みます。
自然の中で正にただ懸命に生きている昆虫たち、小さな動物たちのありのままを眺めているのは、心地よいもの‥そんな気持ちにさせてくれた今夜のホタルたちに感謝します。
by blues_rock | 2011-06-20 23:15 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
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ミルクというその名のとおり、真っ白な毛並みで両耳の内側と鼻先がピンク色のノラ猫です。
目は、黄金色のキャッツアイでその両目でジッと見つめられると美しさでゾクゾクします。
ミルクは、子猫のときから左後ろ足がない三本足で、ノラ母ネコの後を追いかける数匹の子猫たちのさらに後ろからヒョコヒョコと一生懸命に追いかけていたそうです。
私の働く高齢者介護施設近くには、鬱蒼と茂る竹ヤブがありそこを棲み処にして生活しているようです。
五年前まで周りには雑木林もあり、野生のサル・イノシシ・タヌキ・イタチなどの小動物やノラ犬・ノラ猫なども棲み処にしていました。
a0212807_2244472.jpgノラ猫たちは人間をひどく警戒し近寄ろうとしませんし、人が近づくと「ふーっ!」威嚇する声を発し隠れていました。
四年前の冬の寒い日、凍てつく田んぼをヒョコヒョコ健気に走る三本足の白い子猫を見てかわいそうに思ったネコ好きの施設長が、まるでミルクのように白い子猫にミルクと名付け「ミルクちゃん!おいで!」とエサを与えてからミルクは、少しずつ施設のお客様やスタッフたちの「ミルク!」の呼び声に反応するようになり人間との距離を縮めてきました。
いまでは戸を開けていると警戒しながらも家の中に入りお客様やスタッフの差し出す器の中のエサを食べるまでになりました。
しかし、人が器を持ったままではいまでも決して食べようとしませんし、ミルクに触ろうとすると脱兎のごとく逃げていきます。
私はネコ好きではありませんが、近くに来るミルクを眺めているとつくづく美しい猫だと思います。
いわんや愛猫家の施設長にとって真っ白な毛並みで耳の内側と鼻先がピンク色のミルクは愛らしく自宅に連れて帰り一緒に暮らしたいのも分かる気がします。
今日も施設長は、ミルクに向かい「ミルク!ミルクちゃんお願い!一度でいいから抱っこさせて!」と懇願していましたが、どうやら片想いのようです。
by blues_rock | 2011-06-11 23:02 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)
1年半前、私たちの高齢者介護施設のメンバーに、白と黒の毛並みの捨て猫が、一匹加わりました。
拾われてくる1か月くらい前、友人の住むマンション階段の下で寒さに凍えながら、小さなダンボール箱にうずくまるようにして棲んでいました。
犬猫を飼うことを禁止するマンションの規則なので、誰もが可哀想にと思いながら、親切な誰かに拾われることを願いエサを投げ与えていました。
まだ成猫ではなく子猫の時から人に飼われていて、きっと飼い主のエゴで捨てられたのでしょう。
そんな冷酷な人間の都合など知るはずもなく、人懐っこく人を見るとニャンと微かな声で鳴き擦り寄ってきます。
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施設のスタッフも動物を飼うことを禁止されたマンションかアパート住い、あるいはすでに自宅で犬か猫を飼っていて、もうこれ以上飼えない人ばかりです。
しかしながら阿吽(あうん)の呼吸とはこんなことをいうのでしょう。
誰が提案するでもなく、ここ(通所介護施設)で飼おう、人がいない夜や日曜日には皆なで世話すれば何んとかなるのでは‥とその場の空気に、スタッフリーダーの女性が大きな布バッグを肩に飛んで行き、捨て猫をバッグに入れて連れてきました。
拾われてきた猫は、バッグの中から顔だけ出して、グッタリしていました。
白と黒のツートーンでオセロ(ゲーム)のようだから、名前はオセロにしようと全員一致ですぐに決まりました。
あれから1年半、お客様の足元にまとわり付き、下からジッと見上げニャンと甘える素振りに人間を疑う様子はありません。
人懐っこいので声をかけてもらうとうれしいのか、ジッとお客様を見つめます。
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応接イスに座られているお客様のヒザの上で安心しきったように眠るオセロを見て、スタッフが「お疲れになりませんか?下ろしましょうか?」とたずねました。
日ごろ気難しいお客様もいつにない穏やかな顔で「この子(猫)ここに来てやっと安心できたんよ‥そっとしとこう、可愛いね」とオセロを見つめておられました。
捨て猫オセロは、これからもお客様と私たちスタッフの癒しの猫になるでしょう。
もしかしたらオセロが、私たちの心を救ってくれたのかもしれません。
by blues_rock | 2011-06-07 21:53 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)