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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:金継ぎ/古美術/漆芸( 149 )

何焼きか、どこの窯かも分からない、新しくもなければ、そう古くもなさそうな、摩訶不思議な共継ぎの菓子鉢を赤漆で直しました。
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径は、横20㌢、縦18㌢、高さ5㌢で、手に持てば、ズシリと重たくて、柔らかい粘土質の陶土(つち)で焼成されています。
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釉薬も水彩絵の具を流したような自然文様を見せています。
どなたか陶芸(土もの)に詳しい方が、おられましたら、この菓子鉢(重いのでもしかしたら菓子鉢ではないかも
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しれません)の素生を教えてください。
by blues_rock | 2016-07-15 00:05 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
九州日韓経済交流会の主催で開催された「金継ぎ工芸会作品展」(釜山市庁舎2階ギャラリー、186点展示)に参加して来ました。
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海外で初めて開催する「金継ぎ工芸会作品展」が、わが国陶磁器の故郷、朝鮮半島なのも何かの縁(えにし)かもしれません。
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韓国の伝統工芸に‘金継ぎ’という漆芸はなく、金継ぎに興味をもたれた方々が、たくさん来場されました。
作品展の開催期間は、2016年(平成28年)7月5日(火)から7日(木)までの3日間でしたが、遠くキョンジュ(慶a0212807_11163794.jpg州)から金継ぎ技法を学びたいとご夫婦で来られた方もおられました。
古の陶磁器のキズの修理しながら海外の方々と親しく交流が、できて日本の漆芸文化「漆麗(うるしうるわし)の心」を通して精神のコミュニケーションできたら金継ぎの徒の冥利に尽きます。
この作品展をご支援いただいき、広報・通訳・搬入搬出でたいへんお世話になったプサンの皆様方に厚くお礼申しあげます。
カムサハムニダ。
by blues_rock | 2016-07-09 11:00 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
瓢箪(ひょうたん)の形をした木皿(栃、径30㌢)に惹かれ、拭き漆の2作目にトライ( 1作目は焼杉盆拭き漆)‥
これは、まあまあイメージどおりに出来たように思います。
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拭き漆は、良い木地の素材と漆が、あれば、どなたでもできます。
メールいただければ、にわか拭き漆師が、ワンポイントアドバイスしますのでトライしてみてください。
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近所のユーズトショップでサカナの形をしたおもしろい木鉢(25㌢、輸入材ワニス塗り)を見つけました。
悪戦苦闘している金継ぎ作業の合間に気分転換しようと表面のワニスをペーパーで砥ぎ落とし根来塗りの魚鉢
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にしようとトライするも今一つの出来でした。
再度、呂漆を塗り、赤の色を変え、本朱漆を塗ったら深い朱の色が、やけにきれいなので本朱漆の魚鉢に早変
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わり、漆遊びの好いところは、いつでも心変わり OKで自由に遊べること‥されど根来の魚鉢にもまだ未練がありますので、これからも二転三転していくでしょう。
by blues_rock | 2016-06-14 00:04 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
金継ぎをするようになって私は、古(いにしえ)の陶磁器に愛着を感じるようになりました。
古い道具類を愛でる骨董趣味は、私にありませんが、古陶磁器の美しいものには、つい目が、向いてしまい触a0212807_18561063.jpgれるものなら触らずにおれない衝動に駆りたてられます。
さりとて昨今、美しい古陶磁の器類は、博物館・美術館・陶磁資料館のガラス越しにしか見られず、当然のことながら現物に触ることなど夢のまた夢‥手で弄れるはずもありません。
だから、博物館・美術館・陶磁資料館に行くとき私は、必ずモノキュラー(愛用の Nikon 5倍単眼鏡)を持って行きます。
a0212807_18571836.jpgそして、魅力的な古陶磁器に出遭うとモノキュラーの焦点を合わせ、ガラス越しにゆっくり堪能、それを心の中で自分の手に持ち金継ぎなどの修理からカケ・ニュウ・ホツに至るまでじっくり見ています。
とくに私の好きな古唐津・古志野・初期伊万里・古伊万里の逸品のほとんどは、博物館・美術館・陶磁資料館のガラス・ケースにあるか、数寄者の個人コレクションに収まっており、必然的にガラス越しに見るか図録などの写真で見るだけ、実物を手にもち触れて見ることができません。
ならば‥と市場に出回る古唐津・初期伊万里・古伊万里などのワレ・カケ・変形した古陶磁を求め自分で修理しa0212807_18584185.jpg自己満足しているみみっちい趣味というわけです。
初期伊万里の特長は、生産された期間が、① 江戸時代初期のわずか27年間と極めて短いこと、② 器を素焼きせず呉須(コバルト)で絵付けすると釉薬を生掛けし焼成しているので表面に何とも言えないとろりとした釉に情緒があること、③ 初期伊万里の高台に付いた砂跡、指跡、そして窖窯(あまがま)焼成時の変形が見られること、などその個性a0212807_1902614.jpg豊かな表情に感動します。
初期伊万里のカケ皿が、これからどう生まれ変わるか、乞うご期待、です。
古伊万里錦手色絵蕎麦猪口、古伊万里輪花錦手膾皿、共に無疵なので金継ぎ修行者として少して迷いましたが、先日 ジャンコ で見た古伊万里色絵蕎麦猪口のことを思い出し古伊万里色絵(錦手)の魔力に負けつい購入してしまいました。
by blues_rock | 2016-06-08 00:08 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(4)
くっきりと目跡のある古唐津 陶片は、物原(ものはら)から発掘されたそのままでも野趣豊かで風情あるものですが、この三つの陶片は、側縁部にそれぞれ青貝・銅(ブロンズ)・銀を蒔いて梨子地漆で仕上げました。
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三つとも高台のある陶片なので、刻苧(こくそ)で器を形成し茶碗なり皿なりにすることもできますが、底の部分だけ残す高台なので刻苧元年の私にはムリと判断し梨子地漆による青貝・銅(ブロンズ)・銀直しにしました。
a0212807_1253239.jpg小皿代わりの薬味入れか干菓子皿にするのも面白いかもしれません。
ユーズドショップで見つけた焼き杉盆で初‘拭き漆’に挑戦しました。
拭き漆のコツは、生漆を沁み込ませた綿布でとにかく何度も拭くこと‥初心者なので結果オーライながら“トライして初めて気付くこと、分かること”数多く、反省点は、最初にペーパー砥ぎ(120番・240番・800番)しなかったこと、サビ漆で目止めしなかったことです。
とくに材質の柔らかい杉なので、やはりこの二つは、丁寧に下地作りをしておくべきでした。   (下写真 : 拭漆焼杉盆と黒薩摩筒茶碗
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もう少し漆の艶(光沢)が、欲しいところながら漆の乾き具合(漆が完全に乾くのは半年から一年後)を見ながら気長にトライしたいと思います。
by blues_rock | 2016-05-21 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
唐津市のアーケード街(中心街)で一週間開催しました「金継ぎ工芸会 2016作品展 in 唐津」(出品点数170口)
a0212807_10221982.jpgが、好評のうちに無事終了しました。
7日間で3,500名くらいの方にご来場いただき厚くお礼申しあげます。
作品展は、私にとっても講師や会員皆さん方の作品を一つひとつ自分の手にとりゆっくり研鑽できますから千載一遇のチャンスです。
私は、15口出品いたしましたが、その一部を掲載したいと思います。a0212807_10241468.jpg

Ⅰ.古唐津 無地釉
  青金呼び継ぎ皿
‥ 形、色合い、厚さの合う陶片を選び、ルーターでカットし、ぴったり合わせるのが、難儀で四苦八苦しました。






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Ⅱ.古絵唐津
  梨子地銀に金網
  文(あじろもん)
  蒔絵
‥ 蒔絵名人講師の作品をお手本に四苦八苦して描いた三つ目の網文(あじろもん)です。





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Ⅲ.古絵唐津
  錫地に銀網文
  蒔絵
‥ これもⅡと同じく四苦八苦した二つ目の網文皿です。
参考: 網文デビュー作はこちら






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Ⅳ.古唐津 無地釉
  梨子地銀継ぎ皿
‥ 金継ぎのほうが良かったかなと思っています。









唐津市近代図書館で開催の「古唐津のぐい呑み展」も逸品ぞろいでなかなかの見応えでした。
a0212807_1045655.jpg私は、単眼鏡を持参し弩アップで眺めました。
古唐津のぐい呑みは、4百年の歴史の中で愛用され伝承されてきたので半数近くに‘金継ぎ’ ほか修理跡が、見られその直しも含め一点一点じっくり鑑賞しました。
by blues_rock | 2016-05-09 00:59 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
来たる4月29日(金、祭日)から5月5日(木、祭日)の連休(ゴールデン・ウィーク)期間中、唐津市で開催される「唐津やきもん祭り」に私たち‘金継ぎ工芸会’が、招聘され初参加いたします。
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金継ぎ作品展の会場は、唐津市中心市街(アーケード街) の空き店舗(元、帽子の東京堂、安楽寺の西)です。
電車を利用される方は、地下鉄に連絡しているJR筑肥線のJR唐津駅で下車、北口から徒歩200㍍です。
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自動車を利用される方は、唐津市内を通る唐津街道の大手口交差点からすぐのところです。
唐津のあと、7月に九州日韓経済交流会主催により海外で初めての金継ぎ作品展をわが国伝統陶芸の故郷a0212807_11425149.jpgである朝鮮半島(韓国プサン市)にて開催いたします。
唐津からプサン‥これも何かの縁(えにし)かもしれません。
今日ブログをご覧になって「金継ぎ?何それ?」と思われた方は、こちら をご参照ください。

(お知らせ)
「唐津やきもん祭り」の会期中に開催されている 「古唐津のぐい呑展」(唐津市近代図書館 美術ホール)では、400年前に焼成された古唐津ぐい呑の名品・逸品50点を見ることができます。
by blues_rock | 2016-04-21 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_10371464.jpg手間のかかる漆工芸‘金継ぎ’の伝統技法から脱線し、このところ‘漆遊び’ばかりしていた私ですが、蒔絵名人の講師の方から教わった網文蒔絵にトライしました。
蒔いて(描いて)眺めては、消しを繰り返し、やっと完成した処女作が、「古唐津銅継ぎ網文(あじろもん)蒔絵小皿」です。
いま他にも二つ古唐津皿の網文を仕かかっていますが、さてどうなることやら?‥無事、完成した暁には、ご紹介したいと思います。
手元にあったきれいな古絵唐津の陶片をしばらくそのまま眺めていましたが、漆遊び好きの悪いクセで何かしたくなり、まわりをルーターで整え、錆漆の下地に弁柄漆で仕上げました。
a0212807_10381410.jpg陶片そのままが、良かったかもと迷いつつ、変形の古絵唐津小皿として使えば、それはそれでおもしろいかな‥と思っています。








金継ぎ工芸会からのお知らせ
来たる4月29日~5月5日(ゴールデンウィーク期間中)「唐津やきもん祭り」に “金継ぎ工芸会作品展”(唐津市中心市街地 アーケード街)を開催いたします。
金継ぎに興味のある方は、百聞は一見に如かずと申しますから、ぜひこの機会にご覧ください。
詳しくは、金継ぎ工芸会HPでご確認ください。
by blues_rock | 2016-04-14 00:04 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
アバンギャルド漆芸と云うより‘漆遊び’です。
壊れた旧いパソコンの基盤(マザーボード)をマグネットにしました。
a0212807_014753.jpg普通、廃棄するパソコンの基盤は、個人データ流出防止(個人情報管理)のため本体から取り出したら粉々に粉砕して廃棄します。
壊れた旧いパソコンの基盤を保管していましたので、そろそろ捨てようかと思案しているときマグネットを付けたらおもしろいかもしれない、オブジェのようなあるいはタブローのような前衛的な作品になるかもしれないと思いました。
さっそく、麦漆(強力粉+砥の粉+生漆=糊漆)でマグネットを基盤の裏に接着し、2週間くらい風呂(室)に入れて漆を乾かし、完成したのが、このマザーボード・マグネットです。
a0212807_041144.jpgいま月2回(第2、4土曜日15時~17時)福岡市南区屋形原のカフェ閏日(うるうび 福岡病院 東隣り)で自主漆芸サークル(漆で遊ぼう会)を開催していますので興味ある方は、気軽にお立ち寄りください。
by blues_rock | 2016-04-01 00:00 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
古陶の山盃は、小さく素朴なところに人気があり、割れたり欠けたりしていても引く手数多なので、見かけよりずっと価格は、高く馬鹿にできません。
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青金の呼継ぎにしようと古唐津山盃を砥いでいるうち、ふと黒漆で仕上げるもいいかもしれないと思いました。
もう一つは、複雑に割れた高取耳付き茶入の陶片を共継ぎの猪口(ぐい呑み)にしたものです。
a0212807_10542559.jpgいただいた高取耳付き茶入の陶片を集め、共継ぎの茶入にしようなかとしばらく眺めていましたが、肩から胴にかけて欠損している箇所もあり、私の手に負えないと分かり、茶入の腰から糸切り高台の底までを共継ぎしてベンガラ漆の共継ぎ猪口(ぐい呑み)にしました。

                                              (上参考写真:高取耳付き茶入)
by blues_rock | 2016-03-29 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)