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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:経済/政治/世界( 49 )

二年前の2012年11月10日、拙ブログで「1949年建国の中華人民共和国(中国共産党独裁の北京政府)も今年で建国63年‥そろそろ耐用年数を超えて‘終わりの始まり’のような兆候(ほころび)が、あちらこちらで噴き出し始めました。 軍事超大国のソ連の寿命は、69年でしたので、中国も‘そろそろ寿命’ なのかもしれません。‥以下省略、続きは、こちら」と書きました。
a0212807_23145985.jpgあれから2年、かって共産党一党独裁で市民を恐怖支配したソ連は、建国から69年で体制崩壊しました。
ソ連共産党政権の耐用年数は、わずか69年でした。
中国共産党の一党独裁もやがてソ連共産党と同じ命運を迎えるでしょうから、その耐用年数69年まで、あと4年に迫りました。   (上写真:香港加油のプラカードをもって座り込みする香港の若者たち)
香港が、イギリスから中国に返還されて17年、香港の金融資本と経済市場が魅力だった中国共産党は、香港の資本主義を容認し、中国の社会主義体制と共存させるため「一国二制度」という‘奇策統治’を行ないました。
a0212807_23153367.jpg中国共産党政府は、香港市民の要求に折れ、香港政府トップの行政長官を市民の直接選挙で選べるよう2017年選挙から改革すると発表しました。
現在(いま)、新聞やテレビのニュースで盛んに報道されている香港の「雨傘革命(アンブレラ・レボリューション)」は、行政長官選挙の改革と唱っていても中国政府が、‘香港の民主化を推進する’候補者の立候補を認めないなど事実上の立候補制限したことから香港市民は、怒り‘香港加油’(香港がんばろう)のプラカードをもってデモ行進しました。
中国では、中国共産党の発布した憲法を認める穏健な人たちが、平和的な民主活動を行ないながら、少しずつa0212807_23175772.jpg社会の矛盾を改革したいと行動しただけで(共産主義の否定となり)公安警察に自宅監禁されるか、国家反逆罪で逮捕され、カタチだけの裁判にかけられ長い過酷な獄中生活を科せられます。
(参考事例 「中国の良心~許志永」こちら
さて、現在香港の学生や市民は、次期行政長官選出の民主的選挙実施を求め、インターネットを自在に駆使しながら抗議活動やデモ行進への参加を呼びかけ、治安警官隊に挑発されても冷静に対処するよう注意しています。
香港の次世代である十代の学生たちも制服姿で大勢参加、ボランティアの若者たちは、飲み物やお菓子を配り、音楽コンサートに参加した者同士のような和(なご)んだ雰囲気と落ち着いた行動で参加しています。                          (上写真:香港「雨傘革命」のシンボルマーク)
中国政府にとっては、むしろその方が、より神経を逆なでされ頭に来ているのかもしれません。
「雨傘革命(アンブレラ・レボリューション)」と呼ばれているのは、集会やデモに参加した市民が、警官隊の催涙a0212807_231991.jpg弾を防ぐため雨傘をもって行動しているからです。
中国政府は、現在の香港情勢にぴりぴり神経を尖らせ情報を統制、中国国内で受信できるNHK海外放送、イギリスBBC、アメリカCNNなど衛星テレビ放送のニュースを中国国民に見せないよう受信妨害し、テレビ放送を遮断したりしています。 (上写真:薄汚れた北京の空はいつ奇麗になるのだろうか?)
中国は、世界総人口の20%を占める大国ですが、14億人の自国民を賄うに必要な食料生産可能な農地は9%、飲み水たるや6%しか国内にはなく供給不足分は、何が何でも外国から輸入しなければなりません。
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中国国内に一触即発の国家崩壊に至るような危機を抱えながら中国共産党は、相変わらず現状を認識しない民主化弾圧‥「共産党の耐用年数69年」まであと4年‥中国の習さんに、歴史が今に教えるソ連のゴルバチョフさんの勇気と聡明さを学んだらどうですか?とも言えず‥ロシアと国名が変わっても、元KGBの根っからソ連人プーチンさん(こちら)には、‘ウクライナの雨傘’は、見えないようですね。
by blues_rock | 2014-10-04 00:04 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
アメリカ映画「シリアナ(SYRIANA)」(こちら記事後半)は、2006年日本公開のスパイ・サスペンス映画です。
映画が、製作された9年前の2005年当時よりアラブ世界は、さらに血生臭くなりより複雑に捻じれています。
a0212807_1541842.jpg映画「シリアナ」が、示唆した当時のアラブ世界は、油田争奪を巡りさらにパワーポリティックス化し、絵空事ではないのかもしれません。
いまアラビア半島では、イスラム教シーア派とスンニ派の宗教対立(シーア派とスンニ派の違いが分からない方はこちら参照)に、遊牧民族クルド人の独立運動が、重なりイスラム世界は、骨肉の争いというか‥宗教・民族戦争状態です。
イラクでは、イラク戦争後、国内のシーア派とスンニ派が、イスラムの主導権争いで激しく対立、イラク国家分裂の危機に瀕しています。
a0212807_155780.jpgそのイラク(アラブ人)シーア派をイラン(ペルシャ人)シーア派が支援する一方、北部イランで暮らすスンニ派のクルド人たちは、自分たちの遊牧エリアの地下に膨大な油田があることを知り、その原油利権をめぐりシーア派イラク政府とこれまた激しく対立、クルド人国家「クルディスタン」建国を目指し内戦状態です。
a0212807_15123123.jpgイラクと国境を接するスンニ派の多いトルコ・シリア領内にいるクルド人もこれに連帯しゲリラ活動で参戦、アラブイスラム世界は、混沌としてまったく先の読めないカオス状態となりました。
さらにイスラエルとパレスチナ・レバノンの紛争激化が追い打ちをかけるようにアラブ世界は、火薬庫でマッチを擦るような危険極まりない一触即発の危機状態が、現在(いま)も続いています。
a0212807_1519896.jpgイスラム国家の中でアメリカと友好的なのは、トルコ、エジプト、サウジアラビアなどで「敵の敵は味方」戦略を行使しながら、映画「シリアナ」のプロットでは、アメリカ政府(=アメリカ石油資本)が、アラブ諸国を支配する国家戦略として「イラン+イラク+シリア(こちら)を統合した新国家‘シリアナ’建国」を画策するストーリーでした。
私は、映画を見て余ほど興奮したのか翌日の2006年(平成18年)3月10日、友人に映画「シリアナ」についてメールa0212807_1519532.jpgしていました。
(以下メール)昨日、通勤帰り銀座で道草し封切りを心待ちにしていた「シリアナ(SYRIANA)」という映画を見ました。
覇権国家アメリカを知るだけに、「シリアナ(SYRIANA)」は、映画ながらリアリティのあること、驚きました。
他のどんな芸術表現や画像媒体方法をもってしても決して表現できない映画ならではの映像表現をフルに生かした真実(リアル)がありました。
a0212807_1525985.jpg10年に一本の傑作というに値する映画でしょう。
「アラビアのロレンス」が、今でも(名画を超える)傑作であるのと同じ意味合いです。
「アラビアのロレンス」は、何度見てもピーター・オトゥールのゲイっぽいロレンスの名演もすばらしいのですが、現代中近東の混沌を招いたヨーロッパ、とくに日沈むことのない大ブリテン帝国イギリスVS新興ナチスドイツ第三帝国、そして滅亡a0212807_15341557.jpg寸前のオスマントルコ帝国VS部族抗争アラブ遊牧民を操り、国益(油田確保)というエゴイズムから戦争する政治家(=利権資本家)たちには、愛国も真実も宗教も存在せず‘利権こそ正義’という厳然たる事実が、国家の現実であることを教えてくれます。
「SYRIANA」という単語は、辞書には載っていません。
アメリカの国家戦略シンクタンクが、イラン+イラク+シリア=新国家‘シリアナ’を創るべく画策・陰謀・謀略するa0212807_1535234.jpgための隠語だとか‥それを映画にするアメリカという国の懐の深さと「本当の表現と言論の自由」の存在、そのためのリスク、例えば自らが選んだ大統領さえ暗殺するという民主国家アメリカは、ものすごいパワーをもった多民族・多宗教・多価値観の合衆国です。
a0212807_1653887.jpg湾岸戦争での海兵隊の疲弊を描いた「ジャーヘッド」、イスラエルのアラブに対するサイコな怨念と国家執念を描いた「ミュンヘン」(こちら)など‥国家の陰謀を主題にしたおもしろい外国映画は、結構ありますが、日本映画にこの種のダイナミックな映画はなく、あったとしても子供ダマシのような薄っぺらでリアリティのまったくない映画なので見る気になりません。 
その点、有事の朝鮮半島にある韓国の映画人は、時おり凄身(すごみ)のあるスパイ・サスペンス映画を製作していますね。 ではまた。
by blues_rock | 2014-08-10 00:10 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
a0212807_13949.jpg欲のカタマリのような人がお金に困りバタバタすると大方ボロを出すものです。
そんな時、昔の人は‘貧すれば鈍す’と小バカにして分かりやすく表現しました。
前東京都知事の5千万円もみんなの党党首の8億円も口の軽い相手に借金したものだからペラペラ舞台裏のナイショ話をバラされて冷や汗かきながらシドロモドロの言いわけをしていました。
2年前、旧態依然の既存政党にウンザリしていた私は、みんなの党のポップな政治感性に興味を持ち「ポップな政党~みんなの党」(こちら)と題してブログを書きましたが、どうやらはじけてポップコーン政党みんなの党になるようです。
この7か月後の2012年12月16日衆議院議員選挙で当時の民主党政権は、自民党に惨敗し下野しました。
私は、2012年12月4日のブログで「主権者として‘みんなの党’を支持します」(こちら)と書き、「私が政治に求めるマニュフェスト」(こちら)に一番近いみんなの党のウソに今回騙されてやろうと決め、みんなの党を支持することにしました。
1年半前に衆議院選挙で圧勝した自民党政権も当初は、少子高齢化するわが国の構造改革と沈滞する日本の
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デフレ経済改革にアベノミックス‘と称する三本の矢(規制緩和・金融緩和・成長政策)’で私たち国民に目眩(くら)ませしました。
a0212807_1495222.jpgあれから1年半経ちましたが、政府の規制緩和は、未だ遅々として進まず(TPPの進捗を見れば一目瞭然)、日銀のバズーカ金融緩和(1万円札の大量バラまき)は、突風のような株高と円安になったものの伸びると予想された製造業の輸出は振るわず(工場が国内にないのだから当然のこと)、逆に円高により原油・ガスなどの輸入品価格高となり日本の貿易収支は、大幅な赤字となり、借金1,000兆円を抱える日本の未来に暗雲が、広がり始めました。
日本の仕組みを変える構造改革(国の立法府・行政機関をスリムにする)と大胆な規制緩和がなければ、日本a0212807_1502445.pngの成長はあり得ません。
みんなの党もダメとなると‥さて、どうしたものかと思案橋です。
さりとて有権者・納税者の一人として選挙権を行使しないということは、他人に命を預けることと考える私に投票権の放棄(棄権)という選択肢はありませんので、わがマニュフェストのフルイにかけて次の支持政党または無所属の清廉で能力ある政治家を選択したいと思います。
by blues_rock | 2014-03-30 00:05 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
アメリカとEU加盟国は、あえてロシア国民の生活におよぶような経済制裁を避け、プーチン大統領の個人資産を除く(プーチン対する警告)プーチン政権首脳2人(イワノフ大統領府長官とロシア下院議長)ならびにプーチンa0212807_12175922.jpg側近5人の海外にある個人口座・資産を凍結、同時に彼ら7名を渡航禁止(アメリカ同盟国とEU加盟国への入国禁止)にしました。
大たい国のトップ(首脳)や政権中枢にいる閣僚ならびに政治家、関連企業のオーナーが、国内ではなく海外に巨額の金融口座や莫大な資産があること自体、不正な資金(ワイロ・ネコババ公金・脱税した裏金など)を海外送金し(国外に持ち出し)不正蓄財している証拠でしょう。
a0212807_16321638.jpgプーチン側近中の側近5人とは、石油・天然ガスに独占利権をもつチムチェンコ、建設・銀行・化学に利権をもつロッテンベルク兄弟、銀行・保険・マスコミを牛耳るコワリチュク、ロシア鉄道(運輸)を支配するヤクーニンです。
彼らは、プーチンがまだ無名の頃(1991年ソ連崩壊)からの盟友にして20数年来側近中の側近で、プーチン政権に癒着し不正蓄財を成して来ました。
アメリカは、EU諸国と日本など同盟国と連携をとり次の共同制裁として海外にあるロシア政府系機関の資金とa0212807_1635311.jpg資産凍結、プーチン大統領の側近が経営する基幹企業ロスネスチとガスプロム(これらもプーチン財布の一つ)の金融資金と資産を凍結すると警告しています。
このニュースは、ロシア国民もやがて知ることになり、ロシアへの制裁により国民経済が低迷すればロシア国内のプーチン神話も崩れ、プーチン大統領の支持率も次第に低下し、4年後2018年のロシア大統領a0212807_16431225.jpg選挙でプーチン大統領の再選は、危ぶまれるでしょう。
いま強気のプーチン大統領ですが、やがて今回のクリミア半島併合は、自分と仲間にとって高いコストであったと気が付くでしょう。
人類の歴史は、権力と武力(暴力装置=軍)それが齎(もたら)す莫大な富の争奪、権益・利権の支配をめぐる戦争の歴史です。(上写真:インド独立の父 マハトマ・ガンジー)
a0212807_17203178.jpg古今東西、国を問わず権力闘争に勝利した者は、暴力装置(軍・警察)を私物化し国家資金や資産を必ず一人占めにしました。
希有な政治才能と統治能力をもつプーチン大統領には、今からでも遅くないので、インドのガンジーやベトナムのホー・チ・ミンのような心から祖国を愛し一切の私利私欲を捨て、一身を擲(なげう)って歴史に名を残す国家指導者になって欲しいと思います。
プーチン大統領の墓碑銘に「世界とロシアの安寧(あんねい)を願った国家指導者ウラジーミル・プーチン」と刻んで欲しいと思います。
権勢も富も現世での短い夢物語、死後の世界(あの世)では、絶大な権力も巨万の富も無価値・無縁のもの‥ならば歴史に悪名を残す雑魚(ざこ)になるより、後世(歴史)に名を残す英雄になって欲しいと願います。
(右写真:ベトナム統一を指導したホー・チ・ミン)
by blues_rock | 2014-03-25 02:53 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
a0212807_2344249.jpg先日の日本経済新聞(朝刊5面 国際)の見出し記事「対ロシア制裁 大統領周辺に的(まと) 支配層に揺さぶり」を読みながら「クリミア半島のロシア領併合」について今後の行く方を私なりに考えていました。
今度のウクライナ紛争(クリミア併合)の根幹にも国家の資金・資産の争奪を巡る親ロシアと親EU(反ロシア)の利権闘争がありました。
2004年ウクライナ大統領選挙で親ロシア勢力が勝利するも親EU野党勢力による‘不正選挙’抗議デモやストライキでウクライナ国内は混乱、大統領選挙のやり直しが行なわれました。
その結果、今度は親EU野党候補が勝利(シンボルカラーがオレンジでしたので‘オレンジ革命’と称される)するも政権内部の権力抗争に裏切られたウクライナ国民は、ウンザリし(わが国の民主党政権とそっくり)2010年のa0212807_1161418.jpgウクライナ大統領選挙では、前回再選挙で敗れた親ロシア勢力の候補が、再び大統領になるという皮肉な結果になりました。
親ロシアのウクライナ大統領は、破たんした国民経済と国家財政にありながらロシアのプーチン政権を真似たのか国家資金と資産を独占していました。
このこと(一人占め)が貧困にあえぐウクライナ国民にバレでしまい国を追われロシアに軍事的な庇護を求めましたが、さすがに狡猾で強かなプーチン大統領は、‘同類’(同じ穴の貉)と思われるのを嫌い(ソチ冬季オリンピック前でもあり)、親EU(反ロシア)ウクライナに手出ししませんでした。
a0212807_7545877.jpg黒海沿岸ソチでの冬季オリンピックも無事に終わりウクライナ紛争をチャンスと捉えたプーチン大統領は、クリミア自治共和国の民主的を装う住民投票による独立宣言に呼応しクリミア全土を手中に収めました。
そのことと「プーチン大統領の墓碑銘」とどう関係があるの?‥実は、これが日本経済新聞(朝刊5面 国際)に掲載された記事「対ロシア制裁 大統領周辺に的(まと) 支配層に揺さぶり」の内容とリンクします。(後編に続く)
by blues_rock | 2014-03-24 02:52 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
今日の日経新聞朝刊に‘ブラジル’の干ばつと深刻な水不足についての記事がありました。
a0212807_12364499.jpg長い間、農業関係の仕事をしていましたので、新聞紙面を賑わす‘ソチ・オリンピック’記事に目は行かずとも、7面左上の隅っこに掲載された2014年ワールドカップどころではない「ブラジルの干ばつと水不足」の文字に目が止まりました。
記事は‥南米の干ばつは、ペルー沖の太平洋赤道付近の海面温度低下による‘ラニーニャ現象’が原因と推察され、ブラジルでは干ばつによる水不足がとくに深刻で、農業用水確保のため農村で水争奪をめぐる殺し合いが起きている(地元新聞ニュース)と書いていました。
この異常気象を気象専門家は、南米だけではなくアジアにおよぶ可能性があると予想しており、今年‘エルニーニョ現象’が、南太平洋で発生した場合、アジアの農業生産に大きな打撃を与えるであろうと指摘しています。
世界の人口増加を賄うため世界各国の農畜産物の増産が、避けて通れない重要課題となる中で、これまでブラジルは、気候も良く農業に不向きな寒冷地や山岳、砂漠がないので、農地として利用可能な国土面積は、日本の10倍あると推測されています。 (下図:世界の穀物需給推移表)
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さらにブラジルは、熱帯雨林と大河アマゾンを抱え「地球上の水(淡水)の20%を保有」していますので、その“ブラジルが干ばつと水不足”となれば、大袈裟ではなく人類生存の問題となり、世界各国は、目先の民族・宗教・a0212807_12375025.gif利権をめぐり、まったり地域紛争や戦争をしている場合じゃないですぜ!と私は、世界の首脳・リーダーたちに警告したいと思います。
20世紀は、「石油(油田)利権」をめぐる世界大戦でした。
21世紀は、「水と食糧(水源と農地)争奪」の世界大戦となるでしょう。
世界の人口増加と新興国への工場移転(工業化)で、地球規模での深刻な水不足が予想されます。
10年後、地球環境と世界の枠組みがどう変化しているのか‥私は、これこそ極めて重大な「2025年問題」と思います。
ご参考までに関連する記事(コラム)を貼付しますのでご覧ください。
・「“水”のない国‥日本(こちら)」
・「地球温暖化は領土を奪う(こちら)」
・「台風は人類に警告する(こちら)」
by blues_rock | 2014-02-08 12:00 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
a0212807_20352486.jpgアンナ・アーレント(こちらに掲載)は、悪を「根源的な悪と凡庸な悪」と明確に区別し‘凡庸な悪’こそ【究極の悪】であると定義づけました。
その‘凡庸な悪’の一つ中国の裁判所が、厳戒態勢のもと中国の良心ともいえる法学者の許志永氏(40)に懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
法学者許志永氏は、中国憲法を認め、平和的な手段で普通の民主活動を行ない、少しずつ現在の社会を変革していこうという「新公民運動」を2009年から主導していました。
許志永氏は、中国共産党とその指導下にある共産党の一党独裁政権(中国政府)を否定せず、集会もレストランに集まり食事をするだけ、言論活動もメール交換するわけでもなく現在の法律に従い、普通の人権(市民の権利)を求めただけでした。
それも出稼ぎ労働者子弟が、教育を受ける権利を守る「教育の機会均等」、中国共産党トップと政府首脳ほか高級官僚たちが所有する「資産公開」を求める‘横断幕を掲げたデモ’を行なったことが、公共秩序騒乱罪に当たると(‥ならば、あの反日デモで発生した建物破壊・器物破損・略奪行為を公安警察が、公共秩序騒乱罪で取り締まらなかったのは、なぜ? やはり共産党中央a0212807_20393814.jpg政治局の命令でしたね)新公民運動グループ10数人を2013年7月に逮捕しました。
同グループの一人企業家王功権氏は、罪を認め反省しましたので保釈されましたが、法学者の許志永氏は、裁判の手続き自体公正でないと6時間の法廷で黙秘、裁判の最後に中国憲法に基づき法律の専門家として新公民運動の‘自由と公益’を説明しようとしましたが、‘凡庸な悪’である裁判官は、即時閉廷にしました。
中国の歴史は、どの王朝(政権)も‘内部の汚職’と‘外部の侵入’で滅亡したと教えています。
その歴史の教える‘内部の汚職’がすでに蔓延し、昔異民族の侵入で滅びた中国もいまやインターネットによるa0212807_20432762.jpg情報の侵入で滅亡する予兆を見せています。
中国14億の一般人民が、経済と賃金格差と住環境悪化と水汚染など共産党一党支配(独裁特権で恩恵を受けるのは1~2割程度)に不満を募らせています。
そんな中、何かあるといつものことながら、中国人民解放軍の将軍が、日本を火の海にするなどトンチンカンな勇ましいことを叫んでいます。
日本では、昔から臆病者を「幽霊を怖いと思う枯れ尾花(すすきの穂のこと)」とか、水鳥の羽音に驚いて自滅した平家の軍勢に例えますが、私はどうやら中華人民共和国も終わりが始まったように思えてなりません。(私の意見 こちら
1月24日の日経新聞朝刊国際面にイギリス・フィナンシャル・タイムズ記事の紹介として中国共産党による政府幹部・高級官僚の汚職追放運動パフォーマンスが、掲載されていました。
職権乱用による汚職の氾濫に手を焼く中国共産党は、一罰百戎の見せしめとして政府幹部数十名と官僚18万人を逮捕しましたが、共産党首脳や政府要職幹部、高級官僚の資産公開を拒否しています。
すでに主要政治家と軍人の12家族が、イギリス領バーシン諸島に資産を移している事実や中国2万1千世帯がa0212807_20442377.jpgカリブ海にあるケイマン島など税金回避地に口座を設定していることを伝えていました。
‘内部の汚職’につくづく嫌気が差している‘中国人民の堪忍袋の緒’もそう遠くないうちにプツリと切れることでしょう。
(右写真:中国の良心~許志永北京大学院法学博士を審問する裁判所の前で厳戒態勢をとる中国公安警察)
by blues_rock | 2014-01-27 00:27 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
わが国のTPP(環太平洋パートナーシップ)加入をめぐる日本国内での‘侃々諤々’(こちら)に大いに関係する国家間の経済協力の強化を目指すアジア・太平洋諸国で結成した国際機構もすでにあります。
1989年発足の「エイペック(APEC)」(Asia-Pacific Economic Cooperationの略称で「アジア太平洋経済協力機構」)がそれで、大国・小国・先進国・新興国加盟の乗り合いバスのような国際組織なのでフットワーク軽く有効に機能しているかと言うといささか疑問です。
a0212807_20442935.pngエイペック(APEC)の構成メンバーは、アジアと太平洋地域にある21ヶ国で、人口規模は、世界人口の41.4%、GDP(国内総生産)では57.8%、貿易額の47%を占める世界最大の経済圏ながらアメリカ・中国・ロシア・日本が、加盟しているのでエイペックを構成する各国の利害・利権が、真っ向から対立するなど‘同床異夢’で、ただ同じ船に乗り合わせただけという呉越同舟の現況です。
貿易自由化の実現を目指す「FTA(Free Trade Agreement)自由貿易協定」は、現実的で自国内の権益や利権の対立などが、調整可能な二国間の自由貿易協定(FTA)なので条約を批准すれば、即時効力を発揮します。
各国とも自国の利益・権益ばかりを主張していますが、現実の世界はもはやマネー(巨額投資資金)もニュースa0212807_2045397.jpg(情報)も、世界同時にリアル・タイムで動いています。
私のような福岡市郊外の山裾に暮らす小市民でさえインターネットのニュースで世界同時のビッグ・ニュースを知り、世界経済の動きも日中のアジア各市場、夕方のEU市場と続き、深夜のシカゴ・ニューヨーク市場を見て寝ます。
しかしながら現実の世界は、国家・国境に縛られた多くの人々が、汚らわしい支配者たちの煽る偏狭な民族ナショナリズムや排他的な宗教の原理主義に抑圧されて、若者たちは、戦争に徴兵されて‘憎悪が憎悪を生む不幸の連鎖’に苦しんでいます。
a0212807_2047385.jpg世界に蔓延する人類の不幸を少しずつ打破していくために、日本が再び江戸時代のような鎖国をするならいざ知らず私たちが、未来志向で生きて行くならば、当面日本に悪意をもつ三、四の隣国とはしばらく距離を置いて、アジアの友好各国とFTA(自由貿易協定)を包括する「EPA(Economic Partnership Agreement)経済連携協定」条約を早急に批准し2015年誕生の「東南アジア経済共同体」に備えなければなりません
FTAは、加盟する国(や地域)との貿易で課税される関税や企業活動の規制を相互に撤廃し「商品やサービスの流通を自由に行えるようにする」ための条約ですが、EPA(経済連携協定)では、さらに連携を強化し、物流のみならず人の移動・知的財産の保護・投資・競争原理ルールなどさまざまな分野で幅広い相互協力と国家間の連携を行います。
わが国は、国家の持病ともいえる問題先送り病で「TPP」を平成の黒船だの平成の開国だのとカラ騒ぎし、尊農a0212807_20481413.jpg攘夷団体は、省益を守ろうとする農林水産省とタッグを組みWTOのウルグアイラウンド(1986)・ドーハラウンド(2001)と関税自由化反対運動を展開、その度に政治的決着で獲得した巨額の農業予算を農協経由で全国にバラ撒き、農業用飛行場や稼働しない農業施設を建設、国民の血税を湯水のように浪費しました。                          (上写真:ベトナムの陶器 安南染付)
1986年のウルグアイラウンドから34年、2001年のドーハラウンドから12年‥さらに疲弊していく日本農業とますます低下していくわが国の食料自給率の責任を一体どこのダレが、とるのでしょうか?
これが、戦後農政の国策であった以上これまでの責任は、すべて主権者の日本国民ひとり一人にあると言わざるを得ません。                            (下写真:九州ロマンチック街道 棚田から)
a0212807_2112041.jpg
日本農業が、抱える現在の「食と農」の問題や食料自給のこと(こちら)については、これからも‘消費者の一人’として拙ブロクに意見具申(提言)していきたいと思います。
by blues_rock | 2013-12-17 00:37 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
平成25年12月14日、東京でアセアン(ASEAN東南アジア諸国連合)特別首脳会議が、アセアンに加盟していない日本も交えて開催されました。
日本が、アセアン諸国連合と政治・経済をメインに包括的外交を開始したのが1973年、その頃の東南アジアa0212807_20281918.gifは、泥沼のベトナム戦争もアメリカ国内の反戦気運と相俟ってアメリカ軍の支援を受ける南ベトナムの敗戦(1975年サイゴン陥落)は、時間の問題でした。
それから40年、日本がアセアン諸国に推進した積極的な外交は、胸襟(きょうきん)相開いた友好関係となり、東京で‘アセアン特別首脳会議’が開催されるまでになりました。
アセアン(ASEAN)は、2015年「東南アジア諸国連合経済共同体」という経済運命共同体を結成します。
a0212807_20291461.gif日本の首相が、今年2013年年初から一年をかけて、アセアン加盟10か国のすべてを訪問した先手必勝の政治的外交センスは、なかなかのもの(農業・医療に多い旧態依然の族議員政党自民党にあって)、民主党政権時のモタモタした首相とは雲泥の差、大いに評価いたします。
「ASEAN(アセアン)」とは、「Association of South‐East Asian Nations」の頭文字からの略称、東南アジア諸国連合が正式名称、1961年タイ・フィリピン・マレーシア3国で設立、現在東南アジアの10ヶ国(=インドネシア・シンa0212807_20342188.jpgガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジア)で結成し6億人口、本部はインドネシアの首都ジャカルタにあります。
この国家連合が、何よりすばらしいのは、アメリカ・中国・インド・ロシア・日本などいわゆる先進国と呼ばれる大国、とくに覇権国家が、メンバーに入っていないことです。
私が、なぜ「アセアン(ASEAN)諸国と日本の40年」を話題にしたか、その理由を申しあげると日本政府(自民党政権)が、未だ結論を出せない“TPP”が、アセアン(ASEAN)諸国と日本の未来に大いに関係あるからです。
“TPP”については、一昨年来折にふれ、提言してまいりましたので、その時の記事「山裾で思うTPP」をご参考に添付いたします。 (上写真:タイの陶器、宋胡録スンコロク)
この続きは、明日の夜(こちら)にいたします。
by blues_rock | 2013-12-16 00:20 | 経済/政治/世界 | Comments(0)
a0212807_19441571.jpg12月1日(日)日本経済新聞の朝刊「日曜に考える」に稀代の歴史作家塩野七生さんのインタビュー記事が掲載されていました。
私は、塩野七生さんのローマ時代から西欧文明の歴史を俯瞰した慧眼と明晰な知性を尊敬しています。
その塩野七生さんへのインタビュー記事に、私たち日本人への東アジアにおける日本の隣国外交を的確にアドバイスしたすばらしい記事がありましたのでご紹介します。
「近隣国と仲良くあるべきだと言うのは日本人だけだ。近隣とは常に問題があり、摩擦が起きないという方がおかしい。日本人はこれからも絶対の友好はないのだと思えばいい。しかし近隣国ゆえの突破口はある。それは経済関係がより密であるということだ。」とあり「(中韓両国とは)政治的な関係改善を急がない方がいいと思う。イスラムとキリスト教の価値観の違いは、中国や日本に比べるとものすごく大きかったはずだ。十字軍とa0212807_1945623.jpg戦いキリスト教勢力を追い返したイスラムと敗退したキリスト教側は、200年の決裂期間を於いてベネチアやジェノバ商人の交易を通じイスラムとの決裂した関係を修復した。」と続きます。
私は、日本人同胞に1945年の敗戦と東アジアの過去を決して忘れずウジウジ&メソメソした‘自虐史観’とも決別し、されど驕(おご)らず、偏(かたよ)らず100年単位の歴史スパンで国家の未来像や文明の行く末を思考しましょうと提言いたします。
上に貼付した東アジアの地図をよくご覧ください。
日本列島は、環太平洋の国であることが良く分かり、中国大陸・朝鮮半島さらにユーラシア大陸の覇権国家にとって、世界最大の海‘太平洋’に面する環太平洋諸国への影響力行使さらに環太平洋の海洋諸国への政治・経済交流のために主権の及ばない日本列島の存在は、ジャマ(あるいは目障り)なのです。
アメリカにとっても日本は、東アジアへ睨(にら)みを効かす‘監視列島’で、日米軍事同盟の要諦なのです。
by blues_rock | 2013-12-02 00:05 | 経済/政治/世界 | Comments(0)