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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:美術/絵画/彫刻( 116 )

ルネッサンスの天才画家ラファエロ(1483~1520)が、23才の時に描いた自画像(ウフィツィ美術館所蔵)です。
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ラファエロ16才の時の自画像(下写真:1499年頃 アシュモレアン博物館所蔵)を見ていただくとお分かりのとおりラファエロは、十代にしてすでに卓越した素描能力をもつ天才でした。
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ラファエロの絵は、こちらでもご覧いただけます。
by blues_rock | 2013-07-24 22:04 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
ポール・ゴーギャン(1848~1903)の「黄色いキリストのある自画像」(オルセー美術館)は、1891年タヒチ島に渡る直前にパリで描かれました。
欧州文明に失望し、画家の理想を求めタヒチに行く前の‘自信に満ちた画家ゴーギャン’の自画像です。
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ゴーギャンは、株式売買人でしたが、株の大暴落で職を辞め、家族(妻と5人の子供)を捨て画家になりました。
アルルのゴッホを訪ね共同生活を始めましたが、やがて破綻、ゴーギャンは、画家として生活できる自分の居場所を求め、フランス領タヒチ島に渡りました。
タヒチにも自分の理想郷はなく、1893年パリに戻り画家として自立しようとしましたが、彼の絵は、認められず(絵は売れず)、家族に同居を拒否されたゴーギャンは、1895年またやむなくタヒチに戻りました。
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タヒチに戻ったゴーギャンは、貧困と病苦さらに孤独の中で自らの死を覚悟し遺書として大作「我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこに行くのか?」(上:縦139.1 cm×横374.6 cm ボストン美術館 )を描きあげ自殺を図りました。
自殺が未遂に終わったゴーギャンは、タヒチ島からさらに1,500㌔離れたフランス領ポリネシアのマルキーズ諸島に移り1903年に亡くなりました。
ポール・ゴーギャン、55才の生涯でした。
サマセット・モーム(1874~1965 こちら)「月と6ペンス」(1919)の画家は、ゴーギャンがモデルです。
by blues_rock | 2013-07-23 23:35 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
石橋美術館の思い出は、昨年2月17日のブログに「懐かしい石橋美術館(久留米市)」と題して書きましたので、こちらをご覧くださると光栄です。
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今夜は、この美術館のコレクション(所蔵作品)についての憶い出を書きたいと思います。
私の子供心に非常にインパクトがあったのは、青木繁(1882~1911)22才の時の作品「海の幸」(1904)でした。
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夏目漱石も感動したという「わだつみのいろこの宮」(1907)にも神秘を感じました。
藤島武二(1867~1943)の大作「天平の面影」(1902)の前では、天平女性の顔をじっと見ていました。
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石橋美術館は、古賀春江(1895~1933 こちら)のコレクションも充実しています。
「海」 (1929)のシュールな絵も鮮やかに記憶しています。
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       「海」(1929)  古賀春江 詩(原文まま)
   透明なる鋭い水色。藍。紫。
   見透される現実。陸地は海の中にある。
   辷る物体。海水。潜水艦。帆前船。
   北緯五十度。

   海水衣の女。物の凡てを海の魚族に縛(つな)ぐもの
   萌える新しい匂ひの海藻。

   独逸最新式潜水艦の鋼鉄製室の中で
   艦長は鳩のやうな鳥を愛したかも知れない
   聴音器に突きあたる直線的な音。

   モーターは廻る。廻る。
   起重機の風の中の顔。
   魚等は彼らの進路を図る―彼等は空虚の距離を充填するだらう―

   双眼鏡を取り給へ。地球はぐるつと廻つて全景を見透される。
by blues_rock | 2013-04-30 00:26 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
博多から行く場合、JR戸畑駅で降り、バスに乗り換え20分くらいのところに、北九州市立美術館はあります。
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美術館が、オープンした1974年ごろ一度だけ、確か「香月泰男‘シベリア・シリーズ’特別展」を見に行った記憶があります。                          香月泰男「一九四五」(1959)  油彩 72.8×116.2
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公共交通のアクセスが、不便だった印象があるので、次回行くことがあれば、今度は車にします。
by blues_rock | 2013-04-27 00:30 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
下関市立美術館(1983年開館)には、一度だけ行きました。   (下写真:関門海峡大橋の向こうが下関港)
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下関市立美術館周辺のことは、良く憶えていないものの美術館から眺める関門海峡の海が、印象的でした。
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    岡 鹿之助「遊蝶花」(1951)
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    松本竣介「街にて」(1940)
by blues_rock | 2013-04-25 00:26 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
a0212807_58015.jpg山口県立美術館は、1979年に開館、JR山口駅から歩いてすぐのところにあります。
山口県立美術館最大の特長は、香月泰男(1911~1974)と雪舟(1420~1506、室町時代)のコレクションです。
とくに、画家香月泰男のライフワークであった「シベリア・シリーズ」(こちら1969年第1回日本芸術大賞受賞)57点のうち45点が、遺族から山口県立美術館に寄贈され展示されています。
香月泰男は、徴兵(召集令状)により満州に送られ敗戦、ソ連によりシベリアの強制収容所に抑留されました。
シベリアの厳しい寒さの中でわずかな食事と衣服で休養も与えられず、奴隷のような過酷な労働を強いられ、シベリアに抑留された多くの日本人捕虜が、死亡しました。
画家である香月泰男は、生き残った自分の使命(ミッション)であるかのように、苦しみ抜いて死んでいった同胞たちが眠るシベリア大地や脳裏に残る同胞たちの哀しみを鎮魂画「シベリア・シリーズ」として香月泰男独自の表現技法で描き残しました。
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美術館の近くに、国宝「瑠璃光寺の五重塔」がありますので、併せてご覧になることをお薦めいたします。
(参考:私の数寄な絵‥香月泰男「日の出」) 
by blues_rock | 2013-04-22 00:00 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
「ひろしま美術館」は、1978年広島市中央公園内にオープンしました。
近くには、原爆ドーム(平和祈念公園)・広島市民球場・広島城・図書館・体育館などがあり、中央公園の西側を太田川が、広島湾(瀬戸内海)へ流れています。
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「ひろしま美術館」は、フランス印象派を中心にヨーロッパの近代絵画や日本の明治時代以降の近代美術240点余り、名だたる画家の良質な作品をコレクション(こちらの所蔵作品をご覧ください)しています。
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ゴッホの「ドービニーの庭」(1890)は、バーゼル市立美術館(スイス)所蔵の同名の作品と見比べてみるのも楽しいと思います。
by blues_rock | 2013-04-20 00:07 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
窪島誠一郎氏(1941~)が、私財をなげうって1979年(昭和54年)に長野県上田市塩田平の丘陵地に私設した美術館が、「信濃デッサン館」です。
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庭に出て眺める信州の風景も美しく、4回訪ねましたが、いつまでも居たくなる静謐(しずか)な時間に後ろ髪を引かれました。
a0212807_22525553.jpgコレクションは、村山槐多・関根正二・野田英夫・松本竣介など夭折の画家たちのデッサンが、中心です。
近くに窪島氏が、1997年に創設した「無言館」もありますので併せてご覧になると、きっとあなたの心が‘何かに触れる’と思います。
by blues_rock | 2013-04-17 00:10 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
エル・グレコ(1541~1614)の油彩画「受胎告知」2枚を紹介いたします。
     ◇ プラド美術館(マドリッド)の受胎告知
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エル・グレコは、ギリシャのクレタ島出身で、スペインのトレドに移住し、トレドや周辺の教会・修道院のために数多くの祭壇画を制作しました。
エル・グレコの本名(ギリシャ名)は、ドメニコス・テオトコプーロスですが、イタリアに行き、ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマで絵画を学び、イタリアではギリシャ人を意味する‘グレコ’と呼ばれました。
   ◇ 大原美術館(倉敷)の受胎告知
a0212807_1739488.gifグレコは、30代半ばスペイン国王フィリペ2世に招かれトレドに移り、画家(祭壇画職人)となり親しまれ「エル・グレコ」(ザ・ギリシャ人)と呼ばれるようになりました。
クレタでビザンティン美術を学び、イタリアでルネサンスの洗礼を受けたエル・グレコの絵画には、キリスト教(聖書)を主題としながらも、キリストやマリア、二人を囲む人物表現に個性があり、色彩も生き生きとしています。
岡山県倉敷市の大原美術館にエル・グレコの「受胎告知」が所蔵されているのは、今では奇跡的なことと言われています。
大原孫三郎(1880~1943、岡山県倉敷市出身、実業家)は、大原美術館を設立するため洋画家の児島虎次郎(1881~1929、岡山県高梁市出身)にヨーロッパ絵画の収集を依頼していました。
児島虎次郎は、第一次世界大戦後のヨーロッパ経済不況により売りに出ていたエル・グレコの油彩画「受胎告知」をパリで見つけ高額でしたが、この絵の購入を大原孫三郎に強く奨めました。
虎次郎を信頼していた孫三郎は、迷わずエル・グレコの「受胎告知」を購入しました。
私は、トレドに1975年の春、一度だけ訪ねました。
薄っすらと記憶しているのは、バスを降りて川に架かった大きな橋を渡り、旧市街の石畳を登りながら大きな
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カテドラル(大聖堂)に行ったこと、確か旧い街には、金の象嵌細工(彫金)の店が何軒もあったこと、エル・グレコの大きな油彩画(祭壇画)にいたく感動したこと‥くらいです。
1986年、トレド大聖堂など旧市街全域が、「古都トレド」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
by blues_rock | 2013-02-08 01:32 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(1)
ベルギーの古都ブルージュにハンス・メムリンク(1440年頃ドイツ生まれ~1494年)の作品ほかフランドル(北方ルネサンス)絵画を展示したメムリンク美術館があります。
1975年と1980年に2度訪ねました。
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中世の旧い病院であった建物を美術館にしたメムリンク美術館ですが、古都ブルージュの風景に溶け込んで風情がありました。
ハンス・メムリンクは、ヤン・ファン・エイクの影響を受け、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの弟子であり、
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北方ルネサンスを代表する15世紀フランドルの画家です。
宗教的な主題をモチーフに、人物や静物・衣服を華麗な色彩で描き、対象の細部まで徹底して表現しました。
メムリンクの絵には、精密な表現ながら穏やかで甘美な雰囲気があります。
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私の好きなメムリンクの絵は、ルーブル美術館にある「オリーブの枝をもつ天使」や残念ながらまだ見ていませんが、ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の「ポルティナーリ夫妻」など‥メムリンク美術館に展示された私の好きな絵の写真がなく、他の美術館にあるメムリンクの作品を紹介しました。
by blues_rock | 2013-02-06 01:44 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)