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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:美術/絵画/彫刻( 117 )

a0212807_2013534.jpg来たる2015年8月8日から9月20日まで福岡市美術館で開催の「肉筆浮世絵の世界」展に併せ特設会場で「春画を展示」と美術館案内リーフレットにありました。
「エライぞ!福岡市美術館」と福岡市民として思いました。
喜多川歌麿ほか浮世絵師30点(180図)の春画を展示するとか、私は、必ず見ようと思っています。
私が、過去に春画浮世絵(春画の画集を除く)を見たのは、確か一回だけ‥ずいぶん昔のことなので、記憶も極めて曖昧でおぼろ、東京のどこかの美術館で開催された(東京国立博物館だったかも‥)浮世絵展の中に何枚かあったように薄っすら記憶しています。
福岡市美術館では、春画展示の特設会場への入場を18才未満不可にするとか、まるで映倫のR18映画のよう、18才未満の彼ら(未成年)のほうが、ずっとリアルに現実を見ていると私は思います。
大英博物館(ブリティッシュ・ミュージアム)で開催された特別展‘春画、日本美術における性と喜び展’が、なぜ日本でa0212807_20175439.jpg開催されないのか、私には、理解できませんと以前拙ブログ(こちら)に書きましたが、変化の兆しも見え始めました。
東京の永青文庫美術館が、2015年 9月19日から12月23日まで日本初の「春画展」と銘打って国内の美術館や個人コレクション、海外からは、イギリス(大英博物館)・デンマーク所有の春画を集めた展覧会を開催するそうです。   葛飾北斎肉筆画 「酔余美人図」(紺本着色 タテ26.5cm×ヨコ32.4cm)
福岡市美術館でも春画オンリーで大々的に開催して欲しいものです。
付 録: ジャパンクール 肉筆浮世絵の世界福岡市美術館の野外彫刻 
by blues_rock | 2015-06-18 00:08 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(1)
福岡市天神新天町の‘ギャラリーおいし’で、3月24日から29日まで「島村安一 絵画展」が、開催されています。
a0212807_206224.jpgアクリル技法で絵を描く方、テンペラ絵画に興味のある方に、ぜひご覧いただきたい展覧会です。
前回は、2011年11月の開催でしたので、3年4か月ぶりの個展(画家のプロファイルは こちら)で、オール女性像です。
by blues_rock | 2015-03-26 00:06 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
私たちの高齢者介護施設では、毎週火曜日の午後「絵画教室」(こちら参照)を開催しています。
昨年のこと、その日のテーマは、自画像ということになりました。
ご利用者の方が、「アタシしゃ、描けん。 アンタ、描いて見せてよ。」と描きかけの画用紙を私に渡されました。
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その紙を裏返し、この自画像を描いて、皆様方に見ていただくと、私の顔と見比べ、プッと噴く方、爆笑する方、いずれにしても認知症を患う方々とスタッフ一同 ‘大笑い’ で、しばし盛りあがりました。
施設の管理者が、サインは、「yo」なのに、イヤミなのか単なるミスなのか、「ま」の落款を押しましたので、私は、この絵を「マヌケの自画像」と銘(な)付けました。
by blues_rock | 2015-01-25 00:05 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(3)
a0212807_144514.jpgいまから20数年前、三重県津市に出張した折、訪問先会議室に「阿修羅像」を撮った全紙サイズの白黒写真が掛けられていました。
その凛とした美しさに目を奪われ会議中も上の空で眺めていました。
こちら参考)
「阿修羅像」(国宝 興福寺蔵)は、奈良時代天平六年(734)に「脱活乾漆(だつかつかんしつ)」という技法で彫塑された仏法守護神八部衆の一体です。
阿修羅の手が、六本あるのは、釈尊に刃向かう邪神であったころの名残です。
「阿修羅像」は、粘土に4〜6枚の麻布を重ね彫塑、成形し粘土を抜いて心木を入れ、木屎漆(こくそうるし)とニレの樹皮で硬め、錆漆(さびうるし)で仕上げ乾燥を待って最後に色彩を施し完成しています。(参考貼付:脱活乾漆像の詳細はこちらをご覧ください。)
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脱活乾漆(だつかつかんしつ)「阿修羅像」を彫塑できる高度の知識と技術さらに洗練されたすばらしい美意識をもった作者が何者で、モデルは誰であったのか‥私は、仏教とともに中国大陸を経て渡来した西方人の集団
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ではなかったろうかと推理しています。
脱活乾漆(だつかつかんしつ)阿修羅像のミステリーは、永遠に続きます。
by blues_rock | 2014-05-22 01:22 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
福岡市美術館の2階ドアから外に出て左のほうに「若い女性のヌード立像」彫刻があります。
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彫刻家佐藤忠良(1912~2011)の1974年作プロンズ像です。
春の午後あいにくの曇り空ながら「若い女性のヌード立像」の逆光気味のシルエットが実に美しく(上写真)見惚
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れてしまいました。(上写真:美術館2階野外広場から大濠公園を望む、サイトから転載)
彫刻家佐藤忠良の作品は、宮城県立美術館の佐藤忠良記念館に多数常設されています。
by blues_rock | 2014-03-20 00:44 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
奈良、東大寺南門に左右から向かい合う高さ8.4㍍もある木造の仁王像(金剛力士像 国宝)があります。
鎌倉時代、奈良を拠点に活動した天才仏師「運慶」(生年不詳~1224年)と兄弟子「快慶」、運慶の弟「定覚」、運慶の息子「湛慶」による傑作の木造彫刻(代表作)です。
彼らを育てた師匠が、平安末期から鎌倉時代初期(1100年代)にかけて、奈良の仏師を率いた「康慶」(支援者は後白河天皇 こちら)で、運慶と定覚は、康慶の息子、湛慶は孫、快慶は弟子でした。
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康慶は、高僧にして興福寺の再興を担う仏師でもありました。
‘阿形’像(あぎょう、南門左側)は、運慶と快慶の製作で、‘吽形’像(うんぎょう、南門右側)を定覚と湛慶が、
製作したと伝えられています。
阿吽(あうん)両像とも運慶が、製作の指揮を執った(製作監督であった)であろうと完成度の高さや当時の奈良仏師の仕事ぶりから推察されています。
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私は、この巨大な(8.4㍍)二体の木造仁王像を見るたびに、ルネッサンス期(日本史では室町時代後期南北朝のころ)の天才ミケランジェロ(1475-1564)に300年の時空を超えて見てもらいたかったと思います。
ミケランジェロの大理石彫刻ダビデ像(1501-1504製作 フィレンツェ アカデミア美術館所蔵)もまた巨大で高さは、5.17㍍あります。
ミケランジェロは、衆人の目に晒(さら)されながら仕事することを非常に嫌い、26才から完成するまでの3年間、a0212807_0112146.jpg非公開にして製作しました。
ダビデ像製作のためにミケランジェロは、かなりの枚数の彫刻下絵(エスキース)や素描(デッサン)を準備したと思われますが、ミケランジェロ自身の手で焼却したと推察されています。
嗚呼、天才のすることは、本当に分からない ‥ ミケランジェロは、何とモッタイナイことしたのでしょう。
もし残っていたとしたら、その芸術的価値は、どれほどのものであったでしょうか?
(絵の値段:こちら参照)
美神(ミューズ)に選ばれし天才たちが、芸術を生み、天才たちの傑作が、時空を超えて後世の衆生(凡人たち)の心を癒してくれます。
凡人の戯言(たわごと)は、さて措くとして、天才彫刻家ミケランジェロに「これが、あなたの生まれる300年前、日本という国の彫刻家(仏師)運慶さんたちが、製作した木造の仁王像です。」と紹介し「ご覧になった感想は、いかがですか?」と質問してみたいもの、これも戯言(たわごと)かもしれませんね。
by blues_rock | 2014-01-11 00:11 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
a0212807_958117.jpg私の職場(高齢者在宅介護施設「デイサービス」と「小規模多機能ホーム」)では、毎週火曜日の午後、お客様(80代~90代の高齢者)介護サービスの一つとして絵画教室を開催しています。
絵画材料費を月400円負担していただき週1回1時間の創作ながら時々、認知症を患う高齢芸術家たちの個性あふれるビックリする傑作(こちら)に出遭います。
私が、高齢芸術家たちの絵を‘世界に1枚しかない傑作です’とその価値を伝え、自宅に帰られたらすぐに額に入れて、できれば壁に掛けて楽しむか、遠くに住まう親族あるいは友だちにプレゼントしてくださいと褒めても当のご本人は、照れながら「何がね、こげなヘタ絵、恥ずかしゅうて、他a0212807_1024147.jpg人(ひと)に見せられんばい。」とニベもなく、皆様方全員が、自分の絵を素人のヘタな絵と過小評価されます。
そこで昨年12月24日の絵画教室では、大型テレビ画面(モニター)に映した‘世界に1枚しかない傑作’を見ていただき、その価値と「絵の値段」の話をしました。
この話題に関心をもっていただくため、今年ビッグ・ニュースになったフランシス・ベーコンの絵(上の3点)を皆様a0212807_1051023.jpg方に見てもらい「もしあなたが、巨万の富をもつ大金持ちなら、この絵を買いますか?」と私が質問したところ「(やると言われても)要らない!」と皆様方の大声に大笑いです。
フランシス・ベーコン(アイルランド、哲学者フランシス・ベーコンの直系子孫 1909-1992 左最上段の写真)の作品「ルシアン・フロイドの三習作」は、今年2013年ニューヨーク・クリスティーズのオークションで落札価格が、141億円であったことを伝えると「エーッ!ワタシャいらん!」の一言でまた大a0212807_10133394.jpg笑いです。
次に、ムンク(ノルウェー 1863-1944)のパステル画「叫び」(右の絵)を見てもらい、2012年ニューヨーク・サザビーズの落札が、96億円であったと説明すると「こげな気色の悪い絵、私は買わん。」とニベもなく、同サザビーズの2006年オークションでクリムト(こちら最下段の絵)の「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」が156億円、他にも参考に、ピカソ(こちら最上段の絵)の油絵「ヌード、観葉植物と胸像」が、ニューヨーク・クリスティーズで101億円、ゴッホ(こちら最下段の絵)の「ガッシェ博士の肖像」は、推定価格で132億円くらい、彫刻では、ジャコメッティ(スイス 1901-1966)の「歩く男」(下の彫刻)が、先日ロンドン・サザビーズのオークションで91億円の落札価格で取引されたことを話しました。
絵画教室に参加された皆様方、一様に首を捻るばかり、私から「最後に質問します。もし1点差しあげるので、どの作品が1点選んでください、と言われたら、どの作品にしますか?」と尋ねたところ異口同音に「どれも、いらん!」と一言でバッサリ‥私が「差しあげa0212807_10143161.jpgると言うのだから‘ありがとう’といただいて、そして売れば100億ですよ。」とイジワルな突っ込み入れても皆様方、100億円という‘日常生活で必要としないお金’つまり自分の価格体系でイメージできない金額にピンと来ないのか、まったく無反応でした。
大富豪が、オークションで有名な芸術家の作品を1点100億円、200億円でセリ落とし、大邸宅の居間に飾りニンマリ眺めるのも楽しい趣味かも知れませんが、私は、絵画・彫刻の真の数寄者なら巨万の富を利用して‘無名の若き芸術の天才たち’の優れた作品を自分の美意識(目利き)で発掘し若き天才たちの行く末を見守る趣味のほうが(道楽かも知れませんが)、ずっと楽しいだろうと思います。
貧乏な私には叶わない夢ではありますが‥コジモ・メディチ、エカテリーナⅡ世も、松方幸次郎、大原孫三郎も、我がコレクションを眺め芸術の美に耽る時間は、至福であったろうと推察します。
by blues_rock | 2014-01-03 00:03 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(1)
世界に現存するフェルメールの絵は30数点といわれ、世界中の美術館にとって絶対所蔵したい作品です。
3年前フェルメール絵画30数点のうちの7点を東京都美術館で見る機会に恵まれ非常に幸運でした。
これまで何度もフェルメールの絵は、ヨーロッパの美術館や日本での特別企画展で見てきました。
画家ヨハネス・フェルメール(1632~1675、43才没)や彼の絵画について遺された記録はきわめて少なく、まして彼のデッサン・下絵の類は、まったくありません。
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そんな背景もあってフェルメールの絵については、いまでもまだ世界中の美術史研究家の間で真贋論争が続いています。
私は、フェルメール絵画の真贋を論じることなどあまり意味がないように思います。
フェルメールの絵には、独特の空気感と色合い(光)がありますので、フェルメールが描いた絵に静謐(しずか)で透明な空間を感じない作品は、フェルメールの絵画とはいえません。
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フェルメールは、カメラ・オブスキュラ(暗い部屋の意)を活用、光の点綴画法(ポワンティエ)という技術を駆使し、絵を描いています。
フェルメールの数枚の名画には、ピンの穴が、いくつも残っているものがあるそうなので、それを確認したくて絵の前の大勢の人をかき分け絵に近づいて単眼鏡で見ましたが、見つけることはできませんでした。
もっと近づこうと思いましたが、監視員の私を警戒した射るような視線に阻まれてしまいました。
フェルメールの絵画は、人類永遠の至宝です
by blues_rock | 2013-12-06 00:06 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
5年前2008年の晩秋、東京の練馬区立美術館で開催されていた石田徹也展を見ました。
その感動を思い出しながら2年前に「石田徹也の世界」(2011年10月18日)を書きました。
a0212807_15423265.pngその拙ブログ記事(石田徹也展)に毎日少しずつお立ち寄りくださる方の数が増え、夭折の画家石田徹也に興味をもつ方々の拡大に内心うれしく思っておりました。
さらに先月9月29日突然びっくりするくらい多くの方々が、拙ブログの「石田徹也展」記事をご覧くださり何ごとかと驚きました。
その理由は先週日曜日朝9時放送のNHK-ETV「日曜美術館」で石田徹也遺作展が特集されたからでした。
私は、テレビ嫌いなので自宅にテレビがなく、時としてこのようなテレビの良い番組を見逃してしまいます。
有名なグラフィックデザイナーの亀倉雄策(1915~1997)は、初めて石田徹也の絵を見たとき、「何を食べたらこんなa0212807_1601174.jpg絵が描けるんだ?」とその才能に驚いたそうです。
石田徹也の遺した51冊のノートやスケッチブックには、数多くの下絵(デッサンやエスキースなど)と絵の構想(アイデア)が、描かれていました。
石田徹也の絵を見ていると彼の31年の人生は、何かに急(せ)かされて才能と命を引き換えに クロスロード を渡ったブルース&ロック・ミュージシャン(こちら)のように思えてなりません。
by blues_rock | 2013-10-02 23:54 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)
ピエール=オーギュスト・ルノアール(1841~1919)は、フランス印象派を代表する画家として日本でもモネとならびファンの多い画家です。
ルノアールの描く若い女性の肖像や裸体像は、この「ピアノに寄る少女たち」(1892 オルセー美術館)を見ても
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分かるとおり生命力に溢れ、張りのある白い肌と健康的な肢体が、女性特有の美しさを際立たせています。
スイスのオスカー・ラインハルト・コレクションの「眠る裸婦」(こちら)は、ルノアールの傑作で、ルノアール作品の中で私の一番好きな絵です。
by blues_rock | 2013-08-11 00:30 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)