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心の時空

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a day in my life

カテゴリ:自然/農耕/食料( 45 )

      ときがきて  いのちをもやす  ひがんばな
      ごうかのごとき  こまのうなばら           (埼玉県日高市撮影 : 巾着田彼岸花群生地)
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      うるしぬる  こじきちゃわんの  あいらしき
      いにしえめぐる  きんのよそおい           (骨董じじばば所蔵 : 金継ぎ無地唐津茶碗)           
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      つくつくと  なひてなつこふ  うつせみの
      うきぐもふわり  あかねのそらに                 (骨董じじばば所蔵 : 須惠器平瓶)
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(拙私凡)
by blues_rock | 2012-09-14 00:02 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
a0212807_1613383.jpg阿蘇九重国立公園の中、産山(うぶやま)村に「ヒゴタイ公園」があります。
ヒゴタイを漢字で書くと、平江帯または肥後躰と書きますが、少し憶えにくいので今ではカタカナでヒゴタイと書いています。                
原産地は朝鮮半島(中国大陸という説もあります)で、現在の分布エリアも朝鮮半島の南部、西日本の一部、九州では熊本・大分に連なる阿蘇九重国立公園の周辺に限定されています。
キク科の多年草でアザミのようなトゲが特徴、環境省の‘絶滅危惧種’に指定されています。          (上下写真 : 阿蘇ヒゴタイ公園からの眺望とヒゴタイの花)
阿蘇の「ヒゴタイ公園」では、タネを販売していますので、植物栽培が好きな方は、ヒゴタイのタネを自分の庭に植えられ栽培を愉しまれながら、ヒゴタイを絶滅から救ってあげてください。
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私の働く高齢者介護施設の小さな庭でも「ヒゴタイ公園」直系の子孫たちが、立派に育ち美しく咲いています。
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花は、初夏から初秋まで咲いていますので、ヒゴタイの花を愛でながら往く夏を楽しむのも一興かと思います。
by blues_rock | 2012-08-01 00:50 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
暑中お見舞い申しあげます。
いつも拙いブログ「心の時空」にお立ち寄りくだあり、ありがとうございます。
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福岡市郊外の山の麓(ふもと)で、山の深い緑とその上に広がる青い空にモクモクと立ち昇る入道雲を眺めながら、セミの鳴き声を聴き、ひんやり冷えたスイカを食べて、往く夏を楽しみたいと思います。
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やがて夏も終わる頃、西の空が茜色に染まると夏草の匂いと一緒に、近くの森からカナカナの鳴き声が聴こえ、少し哀しく、ちょっぴり寂しい静謐(しずか)な時間が流れます。
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一時(ひととき)のことながら、私はこの移りゆく季節の哀感が好きです。
by blues_rock | 2012-07-31 07:17 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
日曜日に、前から計画していた会社の親睦日帰りドライブで南阿蘇へ行って来ました。
梅雨空とはいえ、福岡は薄曇りでしたので、日焼けしなくてラッキーと女性陣は上機嫌で、阿蘇の温泉と阿蘇フアームランドでの地元野菜バイキング昼ごはんの話題ばかり‥福岡を出発する前から女性陣は、美容と食欲で盛り上がっていました。 (下写真:阿蘇のこんな風景が、楽しめるはずでしたが‥九州ロマンチック街道から)
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都市高速に乗り、大宰府インターから九州自動車道を一気に南下、熊本インターで高速道路を下りて阿蘇に向かい、黒い土の大地と緑の景観に一同が、歓声を上げ始めた時‥ポツポツと雨が、降り始めました。
せっかく盛り上がっている自分たちの気持ちを慰めるように「梅雨だから仕方ないよねー、雨の阿蘇もいいよねー」と言っていると車のワイパーが、雨を払い切れないくらいの激しい雨となりました。
a0212807_0131737.jpgその時は、まだダレ一人帰ろうよと言い出す者はいませんでした。
阿蘇の外輪山に近づくにつれ、次第に霧が立ち込め始めました。
外輪山の曲がりくねった山道に、激しい雨と霧‥ワゴン車の中が、だんだん静かになってきました。
外輪山の中に入ると霧は、さらに濃くなり、外輪山の中は、すっぽり濃霧に覆われ五里霧中‥車のテールランプの明かりが、やっと見えるくらいの深い霧です。
同乗者の一人が、同行したもう一台の車と携帯電話で連絡を取り始め「どうする?」と出発前とは、打って変わり気弱な声のトーンで相談していました。 (上と下の写真 : 南阿蘇の雨と霧)
車の外は、あたり一面の白い霧、ぼんやり見える目の前の木々の間を気流にのって霧が漂っていきます。
阿蘇の大自然に激しく降る雨と視界ゼロ(せいぜい視界5m)の濃霧に、私はうれしくなって「こんなにすごい濃霧は、めったに体験できるものではないから、今日はラッキーだった。」と感動を口にしました。
a0212807_081855.jpg当然、同僚たちから冷ややかな目で見られたことは言うまでもありません。
ここまで来たのだから、とにかく腹ごしらえの目的地、阿蘇ファームランドまで行こうとなり、前を走る車のテールランプと両脇から道路の左右をしっかりチェックしながら、ソロリソロリ、ノロリノロリの運転でやっとたどり着きました。
帰りの出発時間まで3時間のランチ&フリータイムなので‥私は、南阿蘇のドシャ降りの雨と濃霧を眺めながら、阿蘇の地ビールで昼ごはん、食後は建物の外に出て軒下の雨に濡れないところを探しイスに座り、阿蘇の雨と霧を長い時間見ていました。
いつの間にか居眠りし、気が付いたら集合時間の1分前でした。
福岡に帰り解散する時「今日は、あいにくの天気で残念でしたね。」と同僚たちは言っていましたが、私は雨と濃霧の阿蘇の天候に感謝しました。
by blues_rock | 2012-07-04 00:27 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
能登半島は、伊豆半島には遠く及びませんが、上質な国産原木乾シイタケを生産する産地のひとつです。
伊豆半島については、「独鈷(とっこ)の湯」で書きましたので、そちらをご参考にしていただくとして、どうして日本列島の“半島”に、乾シイタケの生産地が多いのかと不思議に思われる方も多いと思います。
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二、三ポイントを上げれば、まず山にシイタケ栽培に必要な原木林それもシイタケを栽培するのに最適なクヌギ・コナラなど広葉樹の原林木が豊富にあること、シイタケの榾木(ほだぎ)を伏せこむ丘陵地があること、四季折々に十分な雨量(積雪)があることなどがあげられます。
a0212807_19161338.jpg昭和30年代まで乾シイタケは、お盆の精進料理用か、めでたいハレの日のご馳走用、正月のおせち料理用の高級食材で庶民には高根の花でした。
昭和30年代に入ると日本も敗戦から立ち直り始め、高度経済成長が始まり、日本人の暮らしに燃料革命が起きました。
日本人は、それまで毎日の生活に必要な、たとえば食事のための煮炊きや風呂を沸かす燃料として藁(わら)、薪(まき)、木炭(クヌギ・コナラなど落葉広葉樹の炭)を利用していました。
やがて日本各地の炭鉱から石炭を掘り出し石炭・練炭・コークスなどが、燃料の主流となりました。
a0212807_1917377.jpgさらに家庭にプロパンガスが、普及するとガス化が進み、いまでは都市ガス・オール電化の時代になりました。
その燃料革命で大量に余剰となり全国の山々に放置されたのが、それまで家庭用燃料として使用されていた広葉樹林でした。
その中でもクヌギ・コナラ・ブナ・ミズナラ・クリなど落葉広葉樹は、シイタケ栽培には最適な原木でしたから、昭和30年代になると中山間地や山麓(やまふもと)の農家は、一斉に高価な現金収入作物として乾シイタケ生産を始め、まわりの山々に豊富にある広葉樹を原木用に伐採、品種改良されたシイタケ種菌を植菌しました。
a0212807_19492445.jpg現在、日本産原木乾シイタケの生産量は、1984年(昭和59年)の国内生産量16,000トンのピーク時に比べ5分の1に落ちましたが、当時は現在の全生産量を上回る量を香港ほか外国に輸出していました。
とくに香港の中国人にとって日本産乾シイタケは、垂涎の的で人気が高く「花冬菇(はなどんこ、上から2番目の写真)」規格(2㎝~4㎝)の商品は、漢方薬品店で朝鮮人参と並べ売られていました。
a0212807_1953293.jpg中国が、改革開放(1978年)に向かうと元来乾シイタケ好きの中国人たちは、一斉に日本から密輸したシイタケ種菌をコピー(培養)し、雑木・トウモロコシの芯を粉砕した菌床培地で大量生産を開始しました。
やがて、中国産の安価な乾シイタケ(菌床栽培品)が、大量に世界中に出回るようになると日本産の世界市場シェアは、激減していきました。
日本産乾シイタケの生産量が、ピーク時の5分の1に落ちた今でも中国人にとって「冬菇(どんこ)」といえば日本産乾シイタケ高級品の代名詞で、日本産のブランド力は、衰えておりません。
a0212807_20115116.jpg新聞では、TPPについて将来の日本繁栄のために賛成だ、いや国内農業・医療は大打撃を受けるから絶対反対だ、と騒いでいます。
国(農林水産省)は、40万ha(農地だけ集めて埼玉県の広さ)を減反させ(コメの作付放棄をさせ)、減反した農家には、専業・兼業問わず一律1a当たり5万円の所得補償をする‥これだけで毎年2,000億円の税金が、コメの作付放棄(休耕田)のためにバラまかれていることになります。
a0212807_20123769.jpgそれでも家庭で食べるご飯(コメ)の消費量は減り、日本経済新聞の朝刊記事に、パンの消費金額が、ついにご飯(コメ)を上回ったとありました。
日本の肥沃な大地で、意欲のある農家や農業法人が、自由な立場で農業を消費者の視点からのアプローチし、需要のある農産品を品質・価格(コスト)と国内外の消費市場で評価され期待される農業を目指してほしいと思います。
能登半島は、今ごろ新緑の清々しい季節と思います。
輪島の棚田も田植えが終わり、棚田の水面も美しく見ごろでしょう。        (上写真4枚・下写真1枚 : 輪島の棚田、白米千枚田)
山々の落葉広葉樹は、成長したらシイタケ栽培の原木資源として伐採し、伐採した木の根元からは“ひこばえ”が生え成長(萌芽更新、上から3番目の写真)し、次の原木に育ちます。
a0212807_20224176.jpgその次も、その次も地域の自然環境が変わらないかぎり原木資源が枯渇することはありません。
能登半島や伊豆半島のような自然と気候の環境があり、乾シイタケ生産にに意欲ある担い手がいれば、世界市場で競争できる日本産原木乾シイタケを海外輸出することは、今でも可能です。
日本の‘半導体’や‘テレビ’のように海外のメーカーと同じ規格・同じ機能・同じデザインであれば、材料費・人件費・為替などコスト競争の同じ土俵で生き残れるはずもありません。      (下写真 : 千里浜海岸)
a0212807_20234140.jpg日本の自然環境と気候風土さらに肥沃な農耕地と水源を、どんなに巨額な投資をして手に入れたとしても海外の自国に持ち帰ることはできません。
世界の食料事情を考えれば、TPPなど一時の騒ぎで、日本の農業改革に必要な洗礼でしょう。
日本産原木乾シイタケも「冬菇(どんこ)」の銘柄で世界のトップ・ブランドであり続けることでしょう。
by blues_rock | 2012-06-16 01:34 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
私は、納税者・選挙民の一人としてTPPに賛成します。
森の小鳥たちも、山麓の新緑の中で、「ティ・ピィ・ピィ‥ティ・ピィ・ピィ‥」と盛んにさえずり啼いています。
普段は、くだらないテレビのバラエティ番組ですら口角泡を飛ばし「ティ・ピィ・ピィ‥ティ・ピィ・ピィ‥」と喧(やかま)しいようですね。
先日、友だちから電話があり「いまテレビでTPPについて言いたい放題のバラエティをやっている。哄笑(わら)ってしまうよ‥面白いから見るといいよ。」と連絡してきました。
残念ながら私の家にはテレビがないので、どのようなTPPネタのお笑い番組だったのか、知る由もありません。
TPPに加盟するとTPP参加国域内の経済活動(生産・流通・市場・消費・情報)は、自由化され加盟国間の互恵互助による発展・繁栄のためのパートナーシップが求められます。
当然、域内での農畜産物は、完全自由化が前提となります。
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やれ‥安い農産物が輸入され、生産コストの高い日本農業は滅ぶ。
やれ‥輸入農産物や食品は安全ではなく、安心できない。
やれ‥地球温暖化・気候変動で外国農産物の輸入に依存するのは危ない。
など将来を心配し、TPP参加に反対する人たちもいます。
反対する人たちの心配は、そのとおりですが、現在(いま)でも食料の60%は輸入(海外)に依存しています。
いずれにしても、日本がTPPに加盟しようが、しまいが、日本抜きで環太平洋圏の経済パートナーシップは、東アジア始め環太平洋圏の国々で強化され発展していくでしょう。
さあ、どうする?ニッポンです。
さて、農畜産物の自由な市場取引には、「安い食べ物には、安い理由」があり、「高い食べ物には、高いコストの理由」があるという“当たり前”のことをまず私たち消費者は学び、本当のことを知らなくてはなりません。
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消費者(つまり国民)は、自分(と家族)の食べ物の確保とその食の安全は、自分で守るという自己責任が、これから必要になります。
それを今まで私たちは、全部“他人まかせ”にしていました。
自分の食、つまり自分の“命の糧”を他人まかせにするということは、他人に自分の命を預けたも同じことです。
つい先ごろまで、消費者は、いいかげんな食品表示に頼りきり、国(農水省の官僚)・食品メーカー・輸入業者・生産者に食品の表示を一任していました。
悪質な表示違反が摘発され、産地偽造・詐称がバレたり、予期しない食中毒事件が発生したりすると、それまで彼らの提供する情報を丸飲みしていたマスコミも手の平をかえたように大騒ぎするとは、笑止千万です。
私の性格は歪み、いささか悪く腹の中で「今ごろ遅いよ‥ずっと以前から業界の常識、知らんかったんね。調べもせず勝手に信じたあなたが悪い。」と独りごとをつぶやいていました。
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私の個人的な意見ながら‘お上’の食と農への行政指導は、これからも鵜呑みにしないほうが良いと思います。
他人の流す調査発表を横流し(スルー)するだけで、裏付けを取らないマスコミ報道も、やはりあまり信じないほうが‥無責任なニュース報道を鵜呑みにして「信じていたのに‥」もないでしょう。
私が、唖然としたのは、記憶に新しい「生レバ刺」食中毒事件でした。
原因は、価格の安さで店を広げた焼肉チェーンが、「生レバ刺」のメニュー値段を下げるために、材料・製造・調理・管理すべての手抜きしたことによる人為的な食中毒事件でした。
「生レバ」に責任はなく、「生レバ刺」が、メニューあることも何ら問題ありません。
日本経済新聞の社会面に掲載された、国(労働厚生省)は「生レバ刺」を焼肉屋のメニューから外すよう行政指導をするという記事を読みました。
反対!私は、絶対反対!ゴマ油をちょこんと浸けて食べる「生レバ刺」の風味と食感の味覚が好きです。
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私には、食べていい「生レバ」と、ん!?これは?‥違うぞ、と思う危険な「生レバ」くらい、色合い・臭い・舌の感覚から、国にいちいち指導されなくても、分かります。
私は、機会があれば、これからも自らの責任で「生レバ刺」を食べます‥いや、食べるぞ!食べ続けてやるとも!と思います。
子供は、どうするかって?そりゃ、もちろん親の責任ですよ。
まず、親が「食べ物」をきちんと知り、それを大事なわが子に教えなくてはなりません。
それが、子供を育てる親の責任です。
国(労働厚生省)が、「生レバ」に難クセつけて、流通・販売を禁止するなど、「生レバ」を民族の伝統食品とし栄養源にしているエスキモーの人たちに無礼千万、失礼です。
つい「生レバ刺」が、普通に食べられない腹いせで、話が脱線してしまいました。
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国家予算(巨額農業補助金・交付金など)のバラ撒き農政で日本農業の衰退をくい止めることはできません。
いま地球規模での気候変動が常態化し、先年もオーストラリア・ブラジルに豪雨による大洪水が発生、一方暖かいはずのインド・パキスタンを寒波が襲い、多くの人たちが凍死しました。
北半球の国々では、大雪による穀物の作柄不良が報じられ、食料品の国際価格が、高騰しました。
それでも私は、日本国民の未来ため、国家の繁栄ために‥TPP加盟を主張し、世界の中で産業として持続できる日本農業への再生を心から願います。
私は、農業に情熱をもつ若い後継者たち、農業に誇りと農業者としての覚悟をもった専業農家から、国内は言うに及ばず遠く外国にまで名を轟かす優秀な生産者が、必ず現れると確信しています。
(コメント)写真は「九州ロマンチック街道」(右の外部リンク参照)からオーナーのご了解を得て掲載しました。
「棚田の写真」を探していたら「九州ロマンチック街道」サイトに出会い、写真を見て感動しました。
九州をこれほど美しく写真に撮れるのは、心から九州を愛しておられるからでしょう。
by blues_rock | 2012-05-30 01:04 | 自然/農耕/食料 | Comments(1)
昨年3月11日午後に発生した東日本大地震以降、全国の新聞・テレビのニュースは、大津波の被害の惨状、被災者の悲嘆、福島原子力発電所事故の不安など【不幸】な出来事をことさら強調、被災者ばかりか国民を沈鬱にし不安を増長するよな報道ばかりしていました。
a0212807_13475578.jpg報道各社で働く人たちは、他人(ひと)の【不幸】の強調が、新聞購読数の増加、テレビ視聴率アップにつながるとでも本気で考えているのでしょうか?
CMスポンサー企業もまた、世の中の【不幸】をネタにした新聞の購読数拡大やテレビのワイドショー視聴率アップで自社商品の売り上げが伸びるとでも思っているとしたら、先行き暗雲立ちこめる会社になること請け合いです。
マスコミ各社が、‘これでもか、これでもか’と他人の【不幸】を論(あげつら)うのが、「公共の利益」や「事件の真実」に託(かこつ)けた自社利益のためならば、その責任は、購読者と視聴者にあります。
毎日【不幸】のテンコ盛り‥これでは、ただでさえ苦痛に耐えている被災者の心理、不安な国民の気持ちは、沈み滅入るばかりです。
a0212807_13504214.jpgさらに、善良な市民の悲痛・不幸に、平気でカメラを向けたり、目の前にマイクを突き出したり、さらにドカドカ土足で他人の家(うち)に押し入る傲慢で無神経なマスコミにもウンザリです。
いま外は、新緑の清々しい季節です。
悲しみ・苦しみを乗り越えるには【希望】が、必要です。
いつまでも俯(うつむ)き自粛しているふりをしても、東日本の復興にプラスになるものは、何一つありません。
新緑に覆われた自然の中で思う存分生命(いのち)を感じながら、いま生きている一人ひとりが、元気に暮らすことこそ一番の東日本復興応援になると思います。
前置きが、長くなりました。
前文とはあまり関係ありませんが、大震災報道ばかりの新聞記事にあって先日の日本経済新聞に「農業の新規参入増加」と書かれた小さな見出しの記事を見つけました。
a0212807_0114168.jpgいま農業へ新規参入しているのは、企業や農事組合法人など‥記事には、休耕田や放棄農耕地を離農農家からまとめて借りて、食料油(ナタネ油)用のナタネを作付している地域の食用油メーカーや水源保全のため山里の水田利用に取り組んでいる公益財団法人を紹介していました。
既成政党の党利党略のバラまき農業政策は、愚策‥「農」への新しい視点こそ必要です。
この閉塞した旧態依然の「農」を打破するのは、生産現場の改革です。
ここを乗り越えて、初めて「農」の未来が、見えてくるでしょう。
一人でも多くの消費者(賢い国民)が、この国の食料と飲料水を取巻く厳しい現実に気がつけば「農」への視点も自ずと変わってくると思います。
by blues_rock | 2012-05-13 23:30 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
TPP賛成の私が、わが国食料自給率の低さを嘆き、農業生産の経営効率の悪さを悲しむなどナンセンスと、
TPP絶対反対で農業予算(税金)バラまき推進派の人たちから糾弾されそうですが、TPPは国家100年のグランド・デザイン(国益・国策)の道具、農業生産の自由化を先送りすることはできません。
a0212807_22543769.gif石油は、全量輸入に依存していますので、石油の輸入がストップしそうになると私たちは、国を挙げて大騒ぎします。
食料需要の61%は、すでに輸入に依存していますが、TPPにより農業を自由化し、食料品の関税をゼロにしたとしても石油と違い、食料の全量輸入はないでしょう。
わが国に農地がある限り、食料の生産(農業)は、需要に適合しながら存続していくでしょう。
さて、まず国連による今の世界人口のリアルタイム変動をご覧いただきたいと思います。
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いまご覧のパソコンに世界の人口統計カウンターが表示され「世界の人口は、1分に137人、1日で20万人、1年で7千万人、増えています。世界中で、1年に6千万人が亡くなり、1億3千万人が産まれます。」というメッセージを読まれたと思います。
a0212807_232135.jpg現在の世界人口70億人が、住む地球の自然生態系の悪化や食料・資源エネルギーの枯渇など生活環境は、ゆっくりと確実に人類として生存できなくなるであろうという方向へ動いていることは、まず間違いありません。
地球環境の悪化や気候・気象変動をマスコミ(報道メディア)は、ニュースの売りネタにし大騒ぎしますが、問題解決のために何かを実践するわけではありません。
100年に一度の大恐慌と大騒ぎした世界経済パニックの後遺症は、先進国・新興国世界中のいたるところに残り、国のデフォルト(債務不履行)危機、深刻な経済不況が続いています。
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話を戻して「世界の人口」サイトは、有意義な情報が、分かりやすく図解され、たくさん掲載されていますので、ぜひ一度ご覧いただくようお奨めいたします。
たとえば、こんなことが書いてありました。
a0212807_23243059.jpgいまから50年前、1960年の世界人口は、30億人、10億人増えるには、60年かかりました。
1974年に世界人口は40億人となり、10億人増える年数は14年でした。
1987年に世界人口は、50億人を超え10億人増える年数は13年でした。
1999年に60億人となり10億人の増加に12年、そして2011年、世界人口は70億人を超えました。
世界の人口が、10億人増えるスピードは加速し、年数も短くなっています。
そんな世界の現実をアタマの片隅に置いて、少子高齢化する日本‥円高なのに内需不振で経済収縮(デフレ)する日本‥高騰する世界穀物市場にあって40万ヘクタール(埼玉県を一つにした広さ)の農地を放棄している日本‥▲1,000,000,000,000,000円(1千兆円=国家予算の11年分)の借金を抱えた日本‥これでは、これからこの国に生まれる新しい日本人が、あまりにかわいそうです。
a0212807_23372359.gifともあれ、私たち古い日本人として、私たちがタレ流した目の前にある山のような問題から逃げずに、一つ一つ解決して少しでも軽くしようではありませんか?
日本が、TPPに参加してもしなくても、アジアも世界も、EUもアメリカも何ら困ることはありません。
TPPに絶対反対を叫び、農業鎖国するにしても、ほとんどの農家に後継者がいない現在(いま)、わが国の食料自給率39%は、ジリジリと下がり続けるのは間違いありません。
日本の食料問題もイザという時を想定し、消費者として考えてみる良い機会かもしれません。
身土不二‥自分の身体と大地を切り離す(二つに分ける)ことはできません。
a0212807_23383851.jpg人の食べ物が、体内で消化され血となり肉となるのなら、その食べ物を生産した大地の影響を身体が受けないはずはありません。
食べ物の安全や安心は、他人(製造者・販売会社)が、保証するものではなく、私たち自身の価値観の問題です。
自分の命は、自分で守る‥自分の食べ物は、自分で農地(田畑・庭)を耕し、川や海で魚を獲り‥と自給自足する日が、到来するかもしれないと想定しておくことも大切なことと思います。
by blues_rock | 2012-03-14 00:26 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
カササギは、佐賀平野と筑後平野‥筑後川の中流域から有明海沿岸域にかけて生息するカラスの一種です。
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九州に住んでいても、いや福岡県内ですら筑後地方以外に住まう人でカササギを知っている人、見たことがあると言う人は、少ないと思います。
a0212807_2084170.jpgカササギは、カチガラスや高麗カラスとも呼ばれ、佐賀平野に暮らす人たちは、今でもカチガラスと呼んでいます。
日本国内でカササギの生息域は狭く、九州北西部の有明海を取り囲む特定地域に棲むローカルな鳥(カラス)なので、大正時代にはすでに国の天然記念物に指定されていました。
私の子供のころには、すでに国の天然記念物に指定されていたカラスでしたが、家のまわりの電信柱やクスノキに小枝・ワラで巣をつくり、田んぼや野原にたくさんいましたので、イタズラに小石を投げて遊んでいました。
a0212807_20131893.jpg私が、当時幼くイタズラ盛りで天然記念物という貴重な鳥であることを知らなかったとは言え、十代半ばに成り、その知識も得て大いに反省しました。
それくらい私にとって身近な鳥でカラスと言えばカササギのこと、私の田舎ではカササギのことを啼き声から「キショキショ」と呼んでいました。
大人になり都会で初めて見た不気味な黒いカラス(ハシブトガラス)の群れにビックリしたことを憶えています。
カササギは、豊臣秀吉による朝鮮出兵で、佐賀藩主鍋島直茂や柳川藩主立花宗茂が、ペットとして持ち帰られたという説もありますが、魏志倭人伝(ぎしわじんでん)の中に「鵲(カササギ)」の漢字があることや奈良時代に編纂された万葉集の大伴家持(おおとものやかもち)の和歌にカササギが、すでに詠まれていたことなどから、これはどうやらウワサの伝承でしかありません。
a0212807_2015257.jpg中国では、カササギを喜鵲と書き、古い陶器の絵付けとして描かれていますので、古代中国でも大切にされたことが推察されます。
カササギは、たぶん遠い昔、カラスながら越冬のため海を渡るミヤマガラスの群れに混じり、朝鮮半島から日本列島へ飛来、古代日本とくに九州北西部の自然環境が、カササギにとって繁殖適地であったため、棲みついたのだろうと私は推察しています。
by blues_rock | 2012-03-05 02:02 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)
a0212807_23202080.jpg昨年の秋10月20日のブログに「きのこは木の子が本当のキノコ」と題して書きましたが、今夜はその続きです。
立春を過ぎ、山裾の梅林では、梅の花が咲き始めました。
春の北上と合わせ、梅の花が、咲き始める候(ころ)から、桜の花が、散る候(ころ)まで、全国各地の山里に、乾シイタケ生産シーズンの到来‥農家の人たちが、原木シイタケを収穫する季節になります。
山里の森や林の中で自然栽培され、春に収穫される原木シイタケのことを“春子”と呼び、日本産乾シイタケの90%が、春に収穫され乾燥された原木シイタケです。
山裾の林や山里の森に入ると、榾場(ほだば)と呼ばれる原木栽培のシイタケ畑があります。
この季節、榾場(ほだば)にあるシイタケの榾木(ほだき)からきのこ(シイタケ)が、一斉に発生します。
a0212807_2356373.jpgきのこは、生物分類上では、菌類に属します。
生物は、動物・植物・菌類の三つに大分類されます。
(財)日本きのこセンターによると菌類は45,000種で、きのこが10,000種、そのうち「食用きのこ」として1,000種くらいあるそうです。
日本で発生する「食用きのこ」は200種くらいありますが、そのうち流通しているのは20種くらいです。
きのこには、死物寄生菌(腐朽菌)・活物共生菌(菌根菌)・活物寄生菌(寄生菌)の3タイプがあります。
きのこ(茸)の生態は、菌糸が生長し、原基(菌糸体)を作り、それが子実体(きのこ)となり、胞子(種)を森の中に飛散させて、次の世代へ受け継がれていきます。
シイタケには「乾シイタケ」と「生シイタケ」があり、生産方法は「原木栽培」と「菌床栽培(人工培地)」の2タイプがあります。
a0212807_23335118.jpg乾シイタケ(国産原木)の食品として優れているところは
○完全無農薬・有機質(原木)栽培であること
○食物繊維が40%~43%と多いこと(食品成分表による)
○シイタケの「グアニル酸」、昆布の「グルタミン酸」、カツオ節の「イノシン酸」は‥日本食の三大うまみ成分であること
○シイタケ成分の「エルゴステロール」は、紫外線(日光)でビタミンDに成分変化、ビタミンDはカルシュウム吸収に必要不可欠なこと
○シイタケ含有「エリタデニン」の血圧降下作用(個人的に実証済み)
○シイタケ(きのこ類)含有「レンチナン」(βグルカン多糖類)は、免疫活性療法剤(抗がん・抗HIV)として承認されていることです。
日本の原木シイタケの歴史は古く、遠い昔、遠く東南アジアの高地‥ボルネオ・スマトラ・雲南あたりの山岳高地からシイタケの胞子が、台風(や偏西風)に乗って日本列島にやって来ました。
a0212807_2334334.jpgそして日本の温帯モンスーン気候(四季の気象条件)は、シイタケ菌にとり生育し子孫を残す条件として、このうえない環境でした。
かって日本の国土を一面に覆(おお)った落葉広葉樹林の生態系は豊かな山林を育み、山で暮らす人たちの生活を支えていました。
山里の農家にとって冬季(秋~春)の原木椎茸栽培は、夏場(春~秋)の棚田での稲作と合わせると、一年を通した農作業の平準化が可能で、換金作物として格好の農作目でした。
たとえ山での暮らしは貧しくても、老人・子供も一緒に棚田や狭い畑で働きながら、知恵と力を出し合い、適地適作の農作物を大切に育て、収穫した農産品をお金に換える喜びの中に家族の営みがありました。
by blues_rock | 2012-02-15 00:05 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)