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ブルゴーニュで会いましょう  シネマの世界<第707話>

ジェローム・ル・メール監督・脚本のフランス映画「ブルゴーニュで会いましょう」は、ワイン好きの方、ワインを学びたい方に最適の映画です。
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映画のタイトル「ブルゴーニュで会いましょう」は、ブルゴーニュの観光ガイドブックのようながら さにあらん、ワインにどっぷり浸かる映画です。
a0212807_17543392.jpg原題の「Premiers crus」(プルミエ・クリュ)は、ワインを格付するときの専門用語で高品質ワイン原料ブドウ(ピノ・ノワール)を生産する「第一級畑」の土壌格付のこと、ブルゴーニュのワイン畑 11%に与えられている名称だそうです。
ワインについて何も知らない門外漢の私なのでボロを出さないうちに映画「ブルゴーニュで会いましょう」の紹介に移りたいと思います。
a0212807_182471.png映画の冒頭にパリの風景が、チラッと出る以外は、全編‘ブルゴーニュ地方’での撮影なので景色が、すばらしくワインのことは、知らずとも美しい映像を見ているだけでブルゴーニュに行ったような気持ちになります。
主人公のシャルリ(ジャリル・レスペール 1976~ 2014年映画「イヴ・サンローラン」の監督・脚本)は、二十歳のa0212807_185533.jpgときブルゴーニュでワイン造りをしている実家を離れ、パリで著名なワイン評論家として活躍していました。
ある日、シャルリは、実家のワイナリーが、多額の負債と3年分以上の在庫を抱え経営危機に陥り日本の銀行か、隣の名門ワイナリーに買収されようとしていることを耳にしました。
a0212807_1862964.jpg久しぶりに実家に帰りワイナリー主で父親のフランソワ(ジェラール・ランバン 1950~)と再会しますが、家業を捨て出て行った息子のシャルリを許さず、シャルリも疎遠にしていた父親との溝は、埋まらず父親を疎ましく思っていました。
そんな時、シャルリは、ブランシュ(アリス・タグリオーニ 1976~)という美しい女性と出遭いました。
a0212807_1865839.jpgシャルリは、ブランシュが、隣のワイナリーの一人娘で幼馴友だちと知らずに一夜の関係を持ちました。
シャルリには、マリー(ローラ・スメット 1983~、女優ナタリー・バイ 1948~の娘)という気丈な妹がいて父親の仕事を手伝う夫ともども父親の面倒を見ていました。
a0212807_189123.jpg妹のマリーからシャルリは、父親が、数年前の母親との離婚以来仕事への情熱を失っていること、ブランシュは、マリーの親友で隣の名門ワイナリーの一人娘でありシャルリの幼馴染みであること、父親とブランシュの母親である隣のワイナリー主とが、犬猿の仲であることを聞きました。
ワインのテイスティングは、一流のシャルリですが、ブドウ栽培やワイン醸造のことは、何も知りませんでした。
a0212807_18104186.jpgシャルリは、悩みながら妹夫婦やブランシュの協力を得てワイナリー再建を決意しました。
ブランシュを愛するようになったシャルリですが、ブランシュは、すでにアメリカ人の恋人との結婚が、決まっていました。
ブドウ栽培やブドウ畑の管理に試行錯誤しながらも投げ出さずに悪戦苦闘する息子シャルリを見るうちに頑なだった父親の気持ちも次第に変わり始めました。
シャルリが、自分の「第一級畑(Premiers crus)」で大事に育てたブドウの収穫時期を見極め切れず迷っているときブランシュは、電話でシャルリに祖父が、教えてくれたという(一子相伝の)「ブドウの種を噛み砕いたとき後味にリコリスの味がしたら収穫時期である」とアドバイスしました。
アメリカに嫁ぐブランシュにも名門ワイナリーの後継者としてワイン醸造に頑固な母親との確執が、ありました。

by blues_rock | 2017-05-17 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)